最終日は軽めの日程にしていましたので、予定より早めに白馬を発って松本城を見てから帰途に就きました。
【主な経路】
ヴィラれんが亭~白馬ジャンプ競技場~細野諏訪神社~詩の小路~白馬駅
白馬(10:29)~信濃大町(11:05-11:16)~松本(12:24-15:50)あずさ38号~八王子(16:49-16:59)~横浜(18:08-18:17)~追浜(18:43)
「第18回オリンピック冬季競技大会1998/長野」
1998年2月7日~22日、第18回オリンピック冬季競技大会が「長野」において開催され、、白馬の地がスキー競技の舞台となった。長野オリンピックは、この地において、選手のたゆまざる精進と不屈の闘志、大会関係者とボランティアの献身的な努力、大観衆の熱い声援に支えられ、数々のドラマを生み、大成功のうちに終わった。
われわれはこのオリンピックを通じて、スポーツのすばらしさだけではなく、実に多くのことを学んだ。滑降のスタート地点問題は、八方尾根の自然のすばらしさを改めて感じさせ、競技会場づくりからは、貴重な植物や動物の生息を知った。ボランティアの活躍は、奉仕する喜びと、協調の尊さを教えてくれた。
スポーツの祭典オリンピックは、人間の可能性の限界に挑み、その頂点を極めた人に、金メダルを贈る。それは、人類の偉大な歴史と達成とに対する祝福であり、より輝かしい未来への期待である。
日本オリンピック史上100個目の記念すべき金メダルは、白馬ジャンプ競技場で行われた、ジャンプ団体の日本チームによったもたらされた。われわれは大いなる喜びをもって、それぞれの時代に覇を競って、金字塔を打ち立てた人々を語り継いでゆきたい。長野オリンピックが、われわれに残してくれた勇気と感動を永く記憶し、未来への新しい出発点とするために、ここに記念のモニュメントを設置する。
【金メダルの記録:略】冬季金メダル 夏季金メダル
白馬村 協力:㈶日本オリンピック委員会 ㈶長野オリンピック冬季競技大会組織委員会
100 GOLD MEDALS
第18回オリンピック冬季競技大会「1998/長野」(1998.2.7~22)は、白馬ジャンプ競技場で行われたジャンプ団体の日本チームにより、「日本オリンピック史上100個目の金メダル」がもたらされた記念すべき大会となった。この彫刻は、この偉業達成の感動を末永く語り伝え、未来のさらなる栄光のジャンプ台とするべく、今大会で世界の称賛を浴びた聖火台の製作者、情報彫刻家菊竹清文氏により制作されたものである。
モニュメントの総高さは、約8Mで、高さ4Mの三角錐上に設けられた直径2Mのスパイラル状の円に配された100個の光り輝く羽が、100個の金メダルの偉業を祝福すると同時に、そのエネルギーが集中し発散する形態が、さらなる栄光の歴史へ展開を祈念している。また、その足部は、金メダルという栄光の頂点を支えたすべてのオリンピック関係者の力強い貢献を称えている。
情報彫刻家 菊竹清文氏略歴
1944年 福岡県生まれ
1981年 京都国立金出す美術館賞
1985年 文化庁・派遣芸術家在外研究員としてNY在住
1987年 東京国立金出す美術館賞
1989年 フランス芸術文化功労勲シュヴァリエ章
1997年 福岡市文化勲章
1998年 第18回オリンピック冬季競技大会「1998/長野」聖火台製作
1999年9月 白馬村
八方尾根
昭和二十九年十二月 当社がこの地に、八方尾根では最初のスキーリフトを建設して以来、本年で満三十年を迎えた。当初木柱による構造で発足したが、その後改造を重ね、現在では、ペアとパラレルのリフトが各一基を有し、人工降雪設備、ナイター整備をもつ近代的なスキー場に変った。
八方尾根も、この名木山スキーリフトを礎として、スキーリフトの建設が始まり、自然景観の素晴らしさに加え、設備が整い、日本有数のスキー場へと発展した。
ここに当社の創業三十周年を記念し、先達の貢献に感謝の意をこめ、八方尾根スキーリアと発祥の地として記念碑を建立し、八方尾根が永遠に愛され、発展することを願うものである。
昭和五十九年六月十八日
株式会社 八方名木山スキーリフト
白馬村指定・天然記念物 江戸彼岸桜 (白馬村八方区5137番地)
本種は属にヒガンザクラヤアズマヒガンとよばれていますが、交配種のヒガンザクラと区別するためにこの名を用いてします。北安曇地方南部一帯の山野に自然分布する野生桜の一種ですが、白馬では少なく、自然林の中に生えているものも雑木薪炭用材などに使われ、大きなものは残っていません。樹齢数百年にもなるこの樹は、お堂の信仰とも結びついて保護され、八方区の歴史を物語っています。
【薬師堂】
地域の信仰の場として江戸時代初期に建てられ、木食山居上人(1655~1726)作、聖観音菩薩立像(中)、地蔵菩薩立像(右)、阿弥陀如来立像(左)が祭られています。木食仏で三尊が揃っている例はあまりなく、白馬ではここだけです。(現在の建物は昭和30年に建て直されたものです。)
【
山居上人は明暦3年(1657)松本在、山辺細荒井に生まれました。13歳の時、誤って幼児を井戸に墜落死させた責任を感じ、その後仏道に入り虫倉山に籠って木食行に入った人です。
木食行=「貧・瞋・痴」の三毒を除去するため、深山幽谷に分け入り、人間の生命の限界ぎりぎりの生活により不撓不屈の人格を形成するためにする修行のこと。
白馬村指定文化財
細野諏訪社の大スギ(昭和四十九年十月一日指定)
この大スギは旧県天然記念物に指定されたこともある。目通り十メートル余り、高さは四十一メートルに及ぶ県下でも有数の巨木です。推定樹齢は一〇〇〇年余りで、木肌が美しく幹の上部からは数本の緑濃い枝が天空に向かって伸びています。治承元年(一一七七年)ら八田弥五兵衛という地元の人が献木したとの伝承があり、この神社のご神木となっています。
また、この惠で位にはスギの大木が三十本余り林立し、うっそうたるスギ林の景観は神々の地にふさわしいものがあり、風土の森として親しまれています。
二、飢餓道
三、畜生道
四、修羅道
五、人間道
六、天道
我々の住む世界(娑婆)は、この六つの世界から成り立っています。人間は人間界にいますが、この世で悪行を繰り返せば、畜生や地獄に生まれ変わり、善いことを積み重ねれば天(神々の国)に生まれ変わります。これを
地蔵菩薩は、娑婆世界を守ることが使命なので、この六道すべてを守護すると言われており、一つの世界に一体ずつ地蔵を配した六地蔵が作られたといわれています。
道祖神信仰と習合しまして、白馬町の結界の守護神として、また、白馬村を訪れた人々の心の癒しとなればと願い白馬町活性化委員会が建立致しました。
三九郎~ふるさとの川 めとば川~
川辺では、そこを舞台とした、人々の心にいつまでものこる行事や遊びがたくさんあります。
夏には女鳥羽川で、願いを込めた七夕飾りを流し、お盆にはとうろう流しが行われます。川の流れによって別の世界へと通じる、という意識が人の心にはあるのでしょう。冬には河原でお菜洗いをしたり、子供たちし三九郎をやります。
松本地域では、正月の門松やしめ飾り、だるまなどを、子供たちが家々をまわって集め、河原や空地に高々と積みあげて燃やし、無病息災を祈る行事を「三九郎」とよびます。女鳥羽川の河川敷でもいくつもの三九郎が作られ毎年1月14日ごろ燃やします。
このとき子供たちは、お米の粉で作った繭玉型のだんごやおもちを、柳の枝の先につけて、燃やした火で焼いて食べます。大きな火が燃えるのを見ながら、大勢でもちを焼いて食べる子供たちの楽しげな姿は、松本の冬の風物詩として親しまれています。
ここには江戸時代に大手橋と呼ばれた木橋が架けられていた。明治九年松本城大手門石垣の石材を用い石橋に架けえを
長い間女鳥羽川のせせらぎとともに人々に親しまれてきた千歳橋の往時をしのび、石橋の姿をここにとどめて、その由緒を伝えることとした。
昭和三十九年三月
撰立 松本市長 降旗徳弥
制作 上條俊介
御祭神
御神徳
古事記の冒頭に「天地の初発の時、高天原に成りませる神の名は、天之御中主神、次に高皇産霊神、次に神産巣日神」と記されており、我国の歴史の上で最初に出現された神様です。造化の三神とも申し上げるこの神々の御力によって、天地万物が生成されたと言われております。
天之御中主神の御名の示します通り、天の中央に坐します主の神として、産巣日神(産霊神)の御はたらきを統一される神様です。高皇産霊神・神産巣日神は宇宙創造根元の神様で、御神明の「ムスビ」は実をむすぶ、苔がむす等と同様に生産し、果実し、調和させる力を示します。天照大神は、この造化の三神の御神意を地上に顕現させる神様で、伊勢の神宮、宮中賢所に奉斎される最高至貴の大祖神様です。
このような大変に高い御神徳の神様をお祀り申し上げる四柱神社は、すべての願いが相叶うという意味から「願いごとむすびの神」として全国各地より語崇敬をいただいております。
その昔。「繩手」は松本城のお堀と女鳥羽川の清流にはさまれた“縄のように細く長い土手”でした。明治12年に四柱神社が建立され、繩手はその参道として発達してきました。車馬通行止め(今でも歩行者天国)の通りは、祭事にはずらりと露店が並び。通りに沿って流れる女鳥羽川の水辺では、「河鹿蛙」が美しい鳴き声をかなでていました。境内から流れる太鼓の音、アセチレン灯の臭い、啖呵売の声、金魚すくいに打ち上げ花火など、独特の情緒がただよう通りでした。
しかし、いつの頃からか、川が汚れ河鹿蛙は上流に追いやられ、通りも活気を失った時期がありました。昭和47年「かえる大明神」を祀り、もう一度、水清く・活気ある通りにカエようと新たなとりくみが始まり、以来「かえねの街」として、市民や旅の人々がホッとできる通りとして現在に至っています。
平成の名水百選
東門の井戸 Higashimon no Ido Well
冷たくてきれいな松本の自然の水です。大切にご利用ください。
松本市役所 都市政策課
Japan’s 100 remarkable waters. Please rnjoy pure spring water. Let’s keep the place clean and orderly.
国宝松本城天守
所有者 国(文部科学省)
管理団体 松本市
名称構造 建築
天守 五重六階本瓦葺 指定文禄二~三年 城主 石川康長
乾小天守 三重四階本瓦葺 上(右)に同じ
渡櫓 二重二階本瓦葺 上(右)に同じ
辰巳附櫓 二重二階本瓦葺 寛永年代 城主 松平直正
月見櫓 一重地下一回附本瓦葺 上(右)に同じ
特徴
五棟の建物は天守を中心に北には乾小天守を渡櫓でつなぎ東には辰巳附櫓と月見櫓ほ付属させたいわゆる連結複合式と呼ばれる独特の構成で、その外壁は各重とも白漆喰の大壁で腰には黒漆喰塗りの下見板を張ってある。月見櫓は天守建築にし珍しい殿舎風造りで三方に朱塗りの回縁をめぐらしてある。
国宝指定
昭和十一年四月二十日(国宝保存法)
昭和二十七年三月二十九日(文化財保護法)
修理
昭和二十五~三十年度(全建物解体修理)
塩市と(飴市)と牛つなぎ石《町内古老口伝》
永禄十一年(一五六八年)一月十二日、本町と伊勢町との辻角に建つ「牛つなぎ石」に越後の武将上杉謙信公の義侠心に依る塩を積んだ牛車が塩の道を通りたどりついたと伝承されて居ります。当時松本地方は甲州の雄武田信玄の支配下にあり、この武田方と敵方に当たる今川・北条方は太平洋岸の南塩の道筋を封じ、甲州。信州の民人を困窮させた。これを知った謙信公は武田方とは敵対関係にありましたが日本海岸の北塩を糸魚川経由で松本方面に送りました。この日を記念して上杉謙信公の義侠心を讃え塩に対する感謝の日として初市の日になったと伝えられて居ります。
塩は明治三十八年(一九〇五年)国の専売となった為、又当時松本地方は飴の生産日本一を誇って居り市内の飴屋さんが塩俵に因んだ飴を作り、爾来飴市の方が通用するに到りました。昔日は一月十日・十一日の初市に行っておりましたが、近頃はこの日に近い一月の第二の土・日に催されます。子供は専らダルマを売り将来の商人の原点を学びます。
本町一丁目
【参考】
石塔群:白馬村八方
馬頭観音:白馬村八方
白馬ジャンプ競技場
ガマズミ Viburnum dilatatum
八方の街並み
八方尾根スキーリフト発祥の地碑(小沢相順書)/作品84-1:丸山譲
イワオトギリ Hypericum scanense subsp. mutiloides syn. H. kamtschaticum var. hondoense
ハリイ Eleocharis pellucida
コヌカグサ Agrostis gigantea
ノゲシ Sonchus oleraceus
ノアザミ Cirsium japonicum
リョウブ Clethra barbinervis
ツルマンネングサ Sedum sarmentosum
コメツガ Tsuga diversifolia
薬師堂:白馬村八方区5137番地
スギ Cryptomeria japonica:細野諏訪社
細野諏訪社拝殿:白馬村北城八方
シバツメグサ scleranthus annuus
サボンソウ Saponaria officinalis
ホソバウンラン Linaria vulgaris
キクイモモドキ Heliopsis helianthoides
ネムノキ Albizia julibrissin
イタドリ Fallopia japonica
タチジャコウソウ Thymus vulgaris
ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva
ウバユリ Cardiocrinum cordatum
キジ Phasianus versicolor
イヌゴマ Stachys japonica
クサフジ Vicia cracca
クガイソウ Veronicastrum japonicum
オオマツヨイグサ Oenothera erythrosepala
カナダアキノキリンソウ Solidago canadensis
セイヨウクサレダマ Tarenaya hassleriana
クモノスバンダイソウ Sempervivum arachnoideum
ヤネバンダイソウ Sempervivum tectorum
アメリカノウゼンカズラ Campsis radicans
ビロードモウズイカ Verbascum thapsus
ハルシャギク Coreopsis tinctoria
コウリンタンポポ Hieracium aurantiacum
スモモ Prunus salicina
木流しかさ地蔵:詩の小径
オニグルミ Juglans ailantifolia
ウワミズザクラ Padus grayana
オオバギボウシ Hosta sieboldiana
オニドコロ Dioscorea tokoro
ニジマス Oncorhynchus mykiss
詩の小径
オオハンゴンソウ Rudbeckia laciniata
大糸線
花いっぱい運動発祥の地碑:松本市大手3丁目3
かえる大明神:松本市中央2丁目10-4
カエルの街ナワテ通り
東門の井戸:松本市大手4丁目10-13
大名井戸:松本市丸の内4
松本城天守
牛つなぎ石:松本市中央2丁目3
七夕の人型
からくり時計:松本市中央1丁目18
車窓より