月別アーカイブ: 2023年5月

瀬戸神社のアジサイ類など

 ウツギ類の花の季節が過ぎていきます。ヤマアジサイに続いてガクアジサイの開花も始まっていますので、今日はアジサイ類の品種が多数集められている瀬戸神社を尋ねました。この神社では数年前から、ヤマアジサイを中心にアジサイ類のコレクションを公開していて、交配種や園芸種を含めると100種以上が栽培されています。
 アジサイ属の6分割 2024年5月26日
【主な経路】
(自宅)-雷神社-上行寺東遺跡-お伊勢山-レイディアントシティ-釜利谷東-泥亀-瀬戸神社-六浦-(自宅)
ヤマアジサイ エゾアジサイ コガクウツギ ヤクシマアジサイ ヤマアジサイ×コガクウツギ ヤマアジサイ×トカラアジサイ ガクアジサイ ガクアジサイ × 西洋アジサイ コアジサイ×ガクウツギ 西洋アジサイ アメリカノリノキ ヤマアジサイ×西洋アジサイ 園芸アジサイ イワガラミ ウツギ類 その他、本日撮影


ヤマアジサイ Hortensia serrata Syn. Hydrangea serrata

 ’白鷺’
 ’富士ナデシコ’
 ’美方八重’
 ’紅風車’
 ’八重白扇’
 ’小町絞り’
 ’美里てまり’
 ’京ノ丈紫紅’
 ’釜無山’
 ’紅月’
 ’姫甘茶'(‘小甘茶’)
 ’KIMONO’
 ’深山八重紫’
 ’伊予丸’
 ’伊予の残雪’
 ’土佐美鈴’
 ’薩摩紫紺’
 ’月ヶ谷てまり’
 ’伊予の薄墨’
 ’倉木てまり’
 ’白風車’
 ’伊予の夕立’
 ’日高新錦山’
 ’山梨黄金’
 ’祖谷の風車’
 ’土佐童’
 ’クレナイ’
 ’紅てまり’
 ’土佐茜’
 ’伊予獅子てまり’
 ’防長の羽衣’
 ’土佐のまほろば’
 ’楊貴妃’
 ’七段花’
 ’花吹雪’
 ’よさこい踊り’
 ’SAKURA’
 ’白舞妓’
 ’普賢の華’
 ’千代の光’
 ’天城甘茶’
 ’紅花甘茶’
 ’木曽変化’
 ’秋篠てまり’
 ’瀬戸のほほえみ’
 ’藤娘’
 ’剣の舞’
 ’由布残雪’
 ’丸山牡丹’
 ’佐賀錦’
 ’白妙’
 ’瀬戸の虹’
 ’紫紅梅’
 ’瀬戸の鶴姫’
 ’御車返し’
 ’肥後絞り’
 ’白雪姫’
 ’七人の小人’
 ’土佐の暁’
 ’紅剣’
 ’美里桜’
 ’九重桃姫’
 ’瀬戸の花嫁’
 ’藍姫’
 ’京ノ丈紫紅’
 ’伊予絞り’
 ’舞妓’
 ’揚羽蝶’
 ’笹の舞’
 ’富士の滝’
 ’光月’
 ’土佐涼風’
 ’津江渦巻’
 ’駿河黄金’
 ’清澄沢’
 ’静香’
 ’紅風車’
 ’瀬戸の夕日’
 ’紅花甘茶’
 ’敬天の華’
 ’瀬戸の夕紅’
 ’美里絣’
 ’胡蝶の舞’
 ’咲耶姫’
 ’瀬戸の春霞’
 ’紅額’
 ’乙姫’
 ’唐津’


エゾアジサイ Hortensia serrata ver. yesoensis

 ’越の粧’
 ’青海’
 ’月の皇子’


コガクウツギ Hortensia luteovenosa ‘桂浜の月’


ヤクシマアジサイ Hortensia kawagoeana var. grosseserrata


ヤマアジサイ × コガクウツギ Hortensia serrata × Hortensia luteovenosa

 ’北川小町’
 ’酔湖の月’
 ’舞扇’
 ’おぼろ月’
 ’酔湖姫’
 ’瀬戸の月’
 ’土佐の蛍’
 ’伊予小紋’


ヤマアジサイ × トカラアジサイHortensia serrata × Hortensia kawagoeana var. kawagoeana

 ’トカラの宝’
 ’黒龍’


ガクアジサイ Hortensia macrophylla f. normalis

 ’蜜柑葉アジサイ’
 ’黒軸’
 ’スターリットスカイ’
 ’墨田の花火’
 ’フェアリーアイ’
 ’八丈千鳥’
 ’卑弥呼’


ガクアジサイ × 西洋アジサイ Hortensia macrophylla f. normalis x Hortensia macrophylla f. hortensia

 ’ダンスパーティー’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’うたげ’


コアジサイ × ガクウツギ Hortensia hirta x Hortensia scandens ‘奥多摩小アジサイ’


西洋アジサイ Hortensia macrophylla f. hortensia

 ’千代女’
 ’シュガーホワイト’
 ’ディープパープル’


アメリカノリノキ ‘ピンクアナベル’ Hydrangea arborescens ‘NCHA1’ ( ‘NCHA1’ (Pink Annabelle))


ヤマアジサイ × 西洋アジサイ Hortensia serrata x Hortensia macrophylla f. hortensia
 
 ’夏祭り’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’BENI’
 ’テマリテマリ’
 ’紫式部’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’初恋’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’未来’


(園芸アジサイ:交配履歴不明) Horensia ×

 伊豆の華は、ウェブ情報では、ガクアジサイ、ヤマアジサイのどちらもあるようですが、それらの情報は『ガクアジサイ』と『額咲きのヤマアジサイ』を区別しているかどうかを判定しがたく、参考にはなりません。ここの伊豆の華はガクアジサイに近いようです。
 ここの清少納言は『加茂花菖蒲園育成品種』との説明書きがあるのですが、当該園のウェブサイトの写真、また横浜イングリッシュガーデンの清少納言とも、あまりにもかけ離れているので、恐らく取り違えと思われます。
 ’ホワイトキング’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’綿帽子’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’泉鳥’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’モナリザ’ (加茂花菖蒲園作出品種)
 ’伊豆の華’ (ガクアジサイ x ヤマアジサイ(?))
 ’清少納言’ (ヤマアジサイ系)
 ’青覆輪清澄沢’ (ヤマアジサイ系)
 ’華あられ’ (谷田部園芸作出品種)
 ’黄金葉’ (渡辺宏欣氏作出品種)
 ’万華鏡’


イワガラミ Schizophragma hydrangeoides

 黄金葉イワガラミ
 屋久島イラガラミ


 サラサウツギ Deutzia crenata f. plena


その他、本日撮影の写真です。

 アカメガシワ(雄花) Mallotus japonicus
 ケイワタバコ Conandron ramondioides var. pilosus
 石塔群:雷神社境内
 上行寺東遺跡
 上行寺東遺跡1・2・3号やぐら
 大島桜(おおしまざくら)Cerasus speciosa
 ノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
 馬頭観世音(六浦山上行寺):昭和四年七月吉日
 ウマノスズグサ Aristolochia debilis
 アカショウマ Astilbe thunbergii var. thunbergii
 マサキ Euonymus japonicus
 キンシバイ Hypericum patulum
 ギンヨウアカシア Acacia baileyana
 タチバナモドキ Pyracantha angustifolia
 シンノウヤシ Phoenix roebelenii
 テッポウユリ Lilium longiflorum
 ブラジルヤシButia capitata
 ワシントンヤシWashingtonia filifera
 ハマナス Rosa rugasa
 ヒマラヤキンシバイ Hypericum hookerianum
 カナリーヤシ Phoenix canariensis
 カシワバアジサイ Hydrangea quercifolia
 アメリカノリノキ Hydrangea arborescens
 クロダイ Acanthopagrus schlegelii
 ヒメイワダレソウ Phyla canescens var. repens
 アカエイ Dasyatis akajei
 ヤノネボンテンカ Pavonia hastata
 霞桜(かすみざくら)Cerasus leveilleana
 トキワサンザシ Pyracantha coccinea
 コモンセージ Salvia officinalis


  上行寺東遺跡
 中世鎌倉における重要な外港であった六浦を見下ろせる小高い丘陵の先端部に位置する上行寺東遺跡は、昭和59年8月・12月と同61年7月~12月の二度にわたる発掘調査によって、鎌倉時代から室町時代にかけての「やぐら群」と「建物跡群」を主体とした遺跡であることが明らかになりました。
 発見された遺跡は、上・中・下段に分かれて存在し、やぐら44基、建物跡10基、土坑墓18基、井戸3基、池状遺構と思われる不定形土坑1基などで、それらとともに多量の陶磁器類・石塔類・古銭・銅製品などの遺物が出土しました。
  令和4年3月  横浜市教育委員会


  上行寺東遺跡1・2・3号やぐら
 やぐらは、鎌倉・室町時代に鎌倉をとりまし山腹に、方形に掘り込んだ火葬骨を納めたお墓で、やもに武士や僧侶など葬られたといわれています。床の中央には納骨穴が掘られ、供養のための石塔婆(五輪塔・宝篋印塔)か残されていたり、壁面に仏像を浮彫りにしたものがあります。
 ここら保存されたやぐら群(手前より3・2・1号)は、本遺跡の下段に位置するものです。1号は複室ををもち、納骨穴から火葬骨とともに瀬戸焼の小壺片が出土しました。また1・3号の入口には、扉を支えたほぞ穴があけられています。
     各やぐらの規模
 1号やぐら 間口2.38mx奥行2.01mx高さ1.55m
 (複室)  間口1.03mx奥行0.72mx高さ1.32m
 2号やぐら 間口1.48mx奥行0.71mx高さ1.20m
 3号やぐら 間口1.45mx奥行0.01mx高さ1.63m
          横浜市教育委員会


  上行寺東遺跡上段遺構の造形保存について
 本遺跡の上段遺構は、考古造形研究所の協力によって、「造形保存」という方法で再生されました。造形保存とは、実物と同じ形態を使って遺構を移動させることです。遺構の形や質、色合いを正確に保存するばかりでなく、耐久性や強度性にも注意がはらわれています。
 保存法は、次の順序で行われました。
 1.合成ゴムと石こう材を用いて、遺構表面型をとります。(凹面)
 2.凹面を他所に運び、そこで、特殊加工されたガラス繊維と色セメント材を注入します。
 3.この加工法(G・R・C工法)によって板状に固められた凸面は、いくつかに分割され、再びこの遺跡に運びこまれました。
 4.それらをパズル合わせのように正確に組み立て、原位置に固定する作業は終了します。
 本遺構の上段遺構で採用されたこのような造形保存は、方法や規模の面において、全国で初めての画期的な試みです。
          横浜市教育委員会


G.R.C. = Glass Fiber Reinforced Cement :セメントモルタルを耐アルカリガラス繊維で補強した複合材料
【文献】
和久井 智(1994)GRCパネル被覆改修工法, Finex, 6:17, 40-43, DOI: 10.14820/finexjournal.6.17_40, Access: 2023-05-28.

アジサイ属が6属に分割?

 クロンキスト体系が提唱された際にアジサイ連などを含むアジサイ類の所属がユキノシタ科からアジサイ科として独立したことには気づいておりましたが、更にアジサイ属を6属に分割する案(大場・秋山、2016)が提出されていました。この提案によれば、Hydrangeaの基準種がアメリカノリノキであるため、我が国の自生アジサイ類は、新称Hortensia等に移されることになります。葉緑体DNAの遺伝子解析の結果(De Smet et al,2015)に基づいた提案ですから、やがて広く受け入れられていくものと思われます。ガクアジサイ、ヤマアジサイなど新アジサイ属の名称がHydrangeaでなくなってしまうのは、聊か残念ではありますが……。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹


【提案されたアジサイ6属分割案】

和名 (Japanese Name) 画像 (Image) 学名 (Latin name) 英語名 (English name)
アメリカノリノキ属 Hydrangea アメリカノリノキ節 Sect. Hydrangea
アメリカノリノキ アメリカノリノキ
Hydrangea arborescens Wild Hydrangea
カシワバアジサイ カシワバアジサイ
Hydrangea quercifolia Oakleaf Hydrangea
アジサイ属 Hortensia アジサイ節 Sect. Macrophyllae
ガクアジサイ ガクアジサイ
Hortensia macrophylla f. normalis Lacecap Hydrangea
ヤマアジサイ ヤマアジサイ
Hortensia serrata Mountain Hydrangea
アジサイ属 Hortensia カラコンテリギ(唐紺照木)節 Sect. Chinenses
ガクウツギ ガクウツギ
Hortensia scandens
ヤクシマアジサイ ヤクシマアジサイ
Hortensia kawagoeana var. grosseserrata
アジサイ属 Hortensia コアジサイ節 Sect. Hirtae
コアジサイ No Image Hortensia hirta
バイカアマチャ属 Platycrater バイカアマチャ節 Sect. Asperae
タマアジサイ タマアジサイ
Platycrater involucrata Tama ajisai tree
ヒマラヤタマアジサイ ヒマラヤタマアジサイ
Platycrater aspera Syn. Hydrangea villosa
クスノハアジサイ属 Cornidia クスノハアジサイ節 Sect. Cornidia
クスノハアジサイ No Image Cornidia integrifolia
ツルアジサイ属 Calyptranthe ツルアジサイ節 Calyptranthe
ツルアジサイ ツルアジサイ
Calyptranthe petiolaris Climbing hydrangea
ノリウツギ属 Heteromalla ノリウツギ節 Heteromallae
ノリウツギ ノリウツギ
Heteromalla paniculata

その他のアジサイ科植物

和名 (Japanese Name) 画像 (Image) 学名 (Latin name) 英語名 (English name)
ウツギ属 Deutzia
ウツギ ウツギ
Deutzia crenata Crenate pride-of-Rochester
マルバウツギ マルバウツギ
Deutzia scabra Fuzzy deutziar
オオシマウツギ オオシマウツギ
Deutzia naseana
バイカウツギ属 Philadelphus
セイヨウバイカウツギ セイヨウバイカウツギ
Philadelphus satsumi
ジョウザン属 Dichroa
ジョウザンアジサイ ジョウザンアジサイ
Dichroa febrifaga Chinese quinine
イワガラミ属 Schizophragma
イワガラミ イワガラミ
Schizophragma hydrangeoides

【参照文献】
大場秀章, 秋山 忍(2016)旧アジサイ属の再分類と学名提唱、植物研究雑誌、91:6、345-350、DOI: 10.51033/jjapbot.91_6_10703, Accesed:2023-05-25.
De Smet Y, Mendoza CG, Wanke S, Goetghebeur P. and Samain M-S (2015) Molecular phylogenetics and new (infra) generic classification to alleviate polyphyly in tribe Hydrangeeae (Cornales: Hydrangeaceae). Taxon 64, 741–753, URL: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.12705/644.6, Accessed: 2023-05-26.
JACOBS, Sarah J(2010) Flag Flower Morphology and Phylogeny of Hydrangeaceae Tribe Hydrangeeae (Thesis for Master Degree), URL: http://www.dissertations.wsu.edu/Thesis/Spring2010/s_jacobs_042110.pdf, Accesed:2023-05-24.
Hirota SK, Yahara T, Fuse K, Sato H, Tagane S, Fujii S, Minamitani T, Suyama Y (2022) Molecular phylogeny and taxonomy of the Hydrangea serrata complex (Hydrangeaceae) in western Japan, including a new subspecies of H. acuminata from Yakushima, Phytokey, 188, 49-71, DOI: 10.3897/phytokeys.188.64259, Accesed:2023-05-24.

鷹取山へ -2023-05-25

 鷹取山では、ウツギ類の季節は過ぎて、アジサイ類やイワタバコの季節はすぐそこです。今一番目に付くのはオニシバリの赤い実でした。


【参考】
 サツキ Rhododendron indicum
 ヒイロタケ Pycnoporus coccineus
 コムラサキ Callicarpa dichotoma
 ミツバアケビ Akebia trifoliata
 ツリージャーマンダー(クリオネ) Teucrium fruticans
 ホタルブクロ Campanula punctata
 タケニグサ Macleaya cordata
 イボタノキ Ligustrum obtusifolium
 ウツギ Deutzia crenata
 ケイワタバコ Conandron ramondioides var. pilosus
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 ウバユリ Cardiocrinum cordatum
 弥勒菩薩磨崖仏
 鷹取山山頂
 ハコネウツギ Weigela coraeensis
 コゴメウツギ Stephanandra incisa
 エンコウカエデ Acer pictum subsp. dissectum f. dissectum
 ガマズミ Viburnum dilatatum
 アジサイ Hydrangea macrophylla f. macrophylla
 エゴノキ Styrax japonica
 クリ Castanea crenata
 マルバウツギ Deutzia scabra
 ウラハグサ Hakonechloa macra
 コマツヨイグサ Oenothera laciniata
 シモツケ Spiraea japonica
 ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis

アジサイ類の季節の始まり

 ヤマアジサイの開花が始まっているようですので、今日はヤマアジサイを数多く栽培しているこども植物園を尋ねました。


【アジサイ類】
 ガクアジサイ(額紫陽花) Hydrangea macrophylla f. normalis
 エゾアジサイ Hydrangea serrata ver. yesoensis
  ヒメアジサイ(姫紫陽花) f. cuspidata
  ユキコモン雪小紋 ‘Yuki-komon’
 ヤマアジサイ Hydrangea serrata
  アマギアマチャ(天城甘茶) ver. angustata
  マイコアジサイ(舞子紫陽花) ver. serrata f. belladonna
 以下、ヤマアジサイの園芸品種
  イヨノジュウジセイ(伊予の十字星) ‘Iyo-no-jujisei’
  イヨノサカズキ(伊予の盃) ‘Iyo-no-sakazuki’
  イヨノザンセツ(伊予の残雪) ‘Iyo-no-zansetsu’
  ヒメベニガク(姫紅額) ‘Hime-beni-gaku’
  フジナデシコ(富士撫子) ‘Fuji-nadeshiko’
  ヒダカシンニシキヤマ(日高新錦山) ‘Hideka-shin-nishiki-yama’
  ムラサキヘンゲ(紫変化) ‘Murasaki-Henge’
  クレナイ() ‘Kurenai’
  フゲンノハナ(普賢の華) ‘Fugen-no-hana’
  オトヒメ(乙姫) ‘Otohime’
  サカタニシキ(坂田錦) ‘Sakata-nishiki’
 アメリカノリノキ Hydrangea arborescens
 カシワバアジサイ Hydrangea quercifolia
 イワガラミ Schizophragma hydrangeoides


ヤマアジサイ Hydorangea serrata
■小さく繊細な、こころに残る美しさ
 ヤマアジサイはガクアジサイやエゾアジサイとともに日本列島に自生している小ぶりのアジサイです。あまり背丈が大きくならず、花が小さく、葉も小さくてやや細長く光沢がないのが特徴です。その楚々とした風情に加え栽培にスペースを取らない手軽さも手伝って、根強いファンを持ち続けています。
■自然が生み出す変異の妙
 ヤマアジサイは沢筋の斜面で地下水が染み出し、午前中の日差しは入るけども午後は日陰になるような環境を好みます。このような場所は離れて点在しがちなため、地域ごとに変異が見られます。伊予、九重、大山、土佐、日向など、地域や山域の名がついた品種名が多いのはそのためです。ヤマアジサイは観察したり育てたりするときには、どの地域で生まれた品種なのか、思いを馳せてみたいものです。
■横浜のヤマアジサイはどんな姿?
 ヤマアジサイには東日本型、西日本型、韓国型の3つがあり、横浜を含む関東地方のヤマアジサイは一重の白花がほとんどです。稀に紅色の覆輪があるものや紅花が発見されます。
 多く見かける青や紫のヤマアジサイは、西日本型や韓国型のものです。


ヒメアジサイ Hydrangea serrata ver. yedoensis f. cuspidata
 植物学者の牧野富太郎は昭和3年に信州から東北にかけての植物採集旅行中ら人家の庭先で見つけたアジサイの一種を昭和4年に「ヒメアジサイ」として発表しました。ヒメアジサイのヒメ(姫)は小さいという意味ではなく、美しいという意味です。本種は学名上、エゾアジサイの品種ということになっていますが、ホンアジサイとエゾアジサイの交雑起源により誕生したと考えられています。庭園や道路沿いの植栽などによく利用されているので、知らずに見ている場合が多いと思われます。
〈特徴〉
■装飾花のひとつひとつはホンアジサイにくらべて小ぶりながらも、花房全体はいくつかの花房からなりボリュームがあります。(栄養状態によります)
■葉はホンアジサイにくわべ明るい緑色でつやがなく、葉脈がくぼんで見えます。
■葉はややしなりその先に花を着けます
■最大の特徴は花色で、赤味のない澄んだ青色をしています。また、アルカリ土壌ではあざやかな桃色になります。(ヨーロッパでは石灰質の土壌が多く、桃色花のアジサイとして知られています。)
西洋アジサイの発色のよさはヨーロッパに持ち込まれたヒメアジサイに起因しているといわれます。
牧野富太郎はこのヒメアジサイを特に気に入っていたそうで、練馬の自宅の庭に植えていました。(現在は絶えてしまっています。)
※アジサイの花の発色の要因のひとつに土壌のPHがあり、酸性よりの場合青色に、アルカリ性よりの場合は赤色に発色する場合が多い。


ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis
■ガクアジサイは日本特有の落葉低木で、潮風や強い陽射しに耐えられる光沢のある大きな厚めの葉が特徴です。樹高は大きいもので3mにおよびます。
 西洋に渡って無数の園芸品種の母種となりましたが、その自生地は限られていて、本州(房総・横浜東南部を含む三浦半島東岸、伊豆半島、真鶴半島)、伊豆諸島、小笠原諸島などです。海が近く朝日があたり、岩の隙間から水が浸み出しているような環境を好みます。
 丈夫で花が大きい反面、花色が薄いため、花色が濃いヤマアジサイやエゾアジサイなどと組み合わせて数々の園芸品種のアジサイが作出されました。
■ガクアジサイのテマリ咲きとは?
 自生しているガクアジサイの殆どは、両性花(中央にあるプチプチ)の周りに目立つ装飾花が配置された「額ブチ咲き」です。このことからガクアジサイと名付けられました。しかし、これらの中には、稀に装飾花が半球状に連なった「テマリ咲き」が生まれることがあり、ガクアジサイと区別するために’ホンアジサイ’と呼ばれるようになりました。ホンアジサイは室町時代にはすでに栽培され、江戸時代に急速に全国に広まったといわれています。欧米ではこの’ホンアジサイ’が先に、ガクアジサイが後から伝わったといわれています。
※ホンアジサイの標準和名は「アジサイ」、学名は下記の通りで、標記上はガクアジサイの母種になっています。
     Hydrangea macrophylla f. macrophylla



バラ Rosa
 ザ・ジェネラス・ガーデナー ‘The Generous Gradener’
 ザンガーハウザー・ユビレウムスローゼ ‘Sangerhauser Jubilaumsrose’
 ローズ・ヨコハマ ‘Rose Yokohama’
 ノヴァーリス ‘Novalis’
 ラ・ローズ・ドゥ・ベルサイユ ‘La Rose de Versailles’
 クレア・オースチン ‘Claire Austin’
 リッチフィールド・エンジェル ‘Lichfield Angel’
 プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント ‘Princess Alexandre of Kent’
 ダーシー・ビュッセル ‘Darcey Bussell’
 シークレット・パフューム ‘Secret Perfume’
 ストロベリー・ヒル ‘Strawberry Hill’
 フロレンティナ ‘Florentina’
 ガーデン・オブ・ローゼズ ‘Garden of Roses’
 ジュビリー・セレブレーション ‘Jubilee Celebration’
 クイーン・オブ・スウェーデン ‘Queen of Sweden’
 アストリッド・グレーフィン・フォン・ハルデンベルグ ‘Astrid Grafin von Hardenberg’
 ボレロ ‘Bolelo’
 セント・オブ・ヨコハマ ‘Scent of Yokahama’
 ジャスミナ ‘Jasmina’
 月光 ‘Gekko’
 バレンシア ‘Valencia’
 春芳 ‘Shunho’
 ノスタルジー ‘Nostalgie’
 桜貝 ‘Sakuragai’
 レッド・シンプリシティ ‘Red Simplicity’
 ガートルード・ジェキル ‘Gertrude Jekyll’
 エグランティーヌ/マサコ ‘AUSmak’
 ローラ ‘Laura’
 マルコポーロ ‘Marcopolo’
 グラハム・トーマス ‘Graham Thomas’
 カーディナル ‘Kardinal’
 ドフトツァーバァ ’84 ‘Duftzauber ’84’
 芳純 ‘Hojun’
 オリンピック・ファイアー ‘Olympic Fire’
 ピエール・ドゥ・ロンサール ‘Pierre de Ronsard’
 クリスティアナ ‘Christiana’
 プリンセス・アイコ ‘Princess Aiko’
 レディ・エマ・ハミルトン ‘Lady Emma Hamilton’
 グレイス ‘Grace’
 伊豆の踊子 ‘Izu no Odoriko’
 ノックアウト ‘Knock Out’
 エリナ ‘Elina’
 イングリッド・バーグマン ‘Ingrid Bergman’
 ボニカ ’82 ‘Bonica ’82’
 ダブル・デライト ‘Double Delight’
 サリー・ホームズ ‘Sally Holmes’
 パスカリ ‘Pascali’
 パパ・メイアン ‘Papa Meilland’
 クィーン・エリザベス ‘Queen Elizabeth’
 ピース ‘Peace’
 アイスバーグ ‘Iceberg’
 つるアイスバーグ ‘Climbing Iceberg’
 フリージア ‘Freesia’
 ロイヤル・ハイネス ‘Royal Highness’
 プリンセス・ミチコ ‘Princess Michiko’
 ランドラ ‘Landora’
 ラ・フランス ‘La France’
 カクテル ‘CockTail’
 彩雲 ‘Sai-Un’
 ホワイト・クリスマス ‘White Christmas’
 シャーロット・アームストロング ‘Charlotte Armstrang’
 ビルゴ ‘Virgo’
 ニュー・ドーン ‘New Dawn’
 たそがれ ‘Tasogare’
 ベスビアス ‘Vesuvius’
 かがやき ‘Kagayaki’
 ブライダル・ピンク ‘Bridal Pink’
 エレン・ウィルモット ‘Ellen Willmott’
 ファンタン・ラトゥール ‘Fantin-Latour’
 ジェネラル・ジャックミノー ‘Général Jacqueminot’
 ロサ ケンティフォリア Rosa x centifolia
 スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン ‘Souvenir de la Malmaison’
 マダム・アルディ ‘Madame Hardy’
 ムタビリス ‘Mutabillis’
 シャルル・ドゥ・ミル ‘Charles de Mills’
 ロサ ガリカ ‘ヴェルシコル’ Rosa gallica ‘Versocor’
 グロワール・ドゥ・ディジョン ‘Gloire de Dijon’
 コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン ‘Comtesse Cécile de Chabrillant’
 シャンプニーズ・ピンク・クラスター ‘Champney’s Pink Cluster’
 クイーン・オブ・デンマーク ‘Queen of Denmark’
 ロサ ダマスケナ ‘トリギンティペトラ’ Rosa x damascena ‘Trigntipetala’
 アンリ・マルタン ‘Henri Martin’
 ブラッシュ・ノワゼット Rosa x niosettiana ‘Blush Noisette’
 メイデンズ・ブラッシュ ‘Maiden’s Blush’
 コント・ドゥ・シャンボール ‘Comte de Chambord’



ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis
エゾアジサイ Hydrangea serrata ver. yesoensis
ヤマアジサイ Hydrangea serrata
アメリカノリノキ Hydrangea arborescens
カシワバアジサイ Hydrangea quercifolia
イワガラミ Schizophragma hydrangeoides
ホタルブクロ Campanula punctata
ヒメジォオン Erigeron annuus
六つ川西小学校
引越坂
ハッカチョウ Acridotheres cristatellus
イモカタバミ Oxalis articulata
ハルジオン Erigeron philadelphicus
キンシバイ Hypericum patulum
アカボシゴマダラ(春型) Hestina assimilis assimilis
アサザ Nymphoides peltata
ユキノシタ Saxifraga stolonifera
ハンゲショウ Saururus chinensis
ハマボッス Lysimachia mauritiana
ヤマアジサイ Hydrangea serrata var. serrata
ヒレハリソウ Symphytum officinale
ダンドク Canna indica var. indica
クララ Sophora flavescens
ムラサキ Lithospermum murasaki Syn. Lithospermum erythrorhizon
セイヨウカノコソウ Valeriana officinalis
シャクチリソバ Fagopyrum cymosum
フタリシズカ Chloranthus serratus
ダイコンソウ Geum japanicum
サイカチ Gleditsia japonica
カラタチ Poncirus trifoliata
ドクダミ Houttuynia cordata
ヒメウツギ Deutzia gracilis
ヤマボウシ Cornus kousa
アメリカシャクナゲ kalmia latifolia ‘Silver dollar’
アマチャ Hydrangea serrata var. thunbergii
ツクシイバラ Rosa multiflora var. adenochaeta
サラサウツギ Deutzia crenata f. plena
シモツケ Spiraea japonica
ユスラウメ Prunus tomentosa
ションバーグキア Schomburgkia sp.
ムサシアブミ Arisaema ringens
ブラシノキ Callistemon speciosus
クロガネモチ Ilex rotunda
オリエンタルリリー Lilium sp.
イヌツゲ Ilex crenata var. crenata
フェイジョア Acca sellowiana
タチアオイ Althaea rosea
シロタエギク Jacobaea maritima
カランコエ Kalanchoe blossfeldiana

追浜から金沢文庫へ

 本日、テレワーク後に、金沢文庫まで買い物に出かけました。この界隈では最も開花の早い雷神社のケイワタバコが咲き始めています。


【参考】
 ヤグルマギク Centaurea cyanus
 ヒメウツギ Deutzia gracilis
 石祠:雷神社境内
 ケイワタバコ Conandron ramondioides var. pilosus
 オリーブ Olea europaea
 ネズミモチ Ligustrum japonicum
 センダン Melia azedarach
 宮川
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 アジサイ Hydrangea spp.

大船から江の島へ-鎌倉西部の石塔など

 現在の鎌倉市でも観光化されている中心部を除けば、それなりに石碑が残されています。今日は特に道祖神碑の密度が高いことで知られる腰越を目指して歩いてみました。
 三浦半島の道祖神と地神 (堅牢)地神塔・道祖神マップ
【主な経路】
(大船駅)-植木-上町屋-深沢-津-腰越-七里ヶ浜-稲村ヶ崎-由比ヶ浜ー材木座-小坪-久木-(逗子葉山駅)
 途中の鎌倉山でみかけたシャクナゲは「’マダムマッソン’」のようで、画像検索するうちに、2016年に出版された国際栽培植物命名規約第9版(International Code of Nomenclature for Cultivated Plants, Ninth Edition)では、『cv.』による栽培種名の表記は有効名ではなくなっていたことに気づきました。


【参考】
 大藤時彦(1981)鎌倉市の道祖神、in 神奈川県の道祖神調査報告書(神奈川県教育庁文化財保護課編)、p.85-95


道祖神:鎌倉市上町屋682-3

 石祠
 双体神像:■■八未(1811)三月吉日
 文字碑


上町屋天満宮:上町屋616

 浅間碑の隣の石祠は道祖神かもしれません。庚申塔の隣の神像は、天満宮ですから道真公だとは思われますが、何も説明はありませんでした。
浅間大菩薩碑、石祠:境内
庚申塔:寛文十庚戌(1670)暦九月吉日
神像:正徳ニ■(1712)七月十五日


道祖神:笛田3丁目6-5


経六稲荷社:腰越1543-6

(左から)
 庚申供養塔各願成就正徳三癸巳(1713)年齋月吉日
 庚申供養塔文政十三(1830)年九月吉日 庚申供養塔:弘化五戊寅(1848)
 青面金剛像:
 石祠:明治十(1877)年十月吉日
 山王大権現


道祖神:津1082



地蔵尊:加持山宝善院霊山寺(腰越5丁目14-9)


 腰越地区の道祖神は現在3か所に集約されていました。
 腰越の道祖神:腰越まちづくり市民懇談会


石塔群:腰越5丁目11

道祖神:昭和六辛未(1931)歳一月吉日


庚申供養塔・道祖神塔・堅牢地神塔
 石塔①は庚申供養塔です。弘化三年(一八四六年)、講中(信者の集まり)による建立です。自然石の真ん中に「庚申」、上部に日月(太陽と月)が掘られています。
 石塔②は道祖神です。道祖神は道路の悪霊を防いで道行く人を守ってくれる神様です。この道祖神は昭和六年(一九三一年)、坂本定吉など七名による建立で、大きく「道祖神」と彫られています。
 石塔③は堅牢地神塔です。堅牢地神は大地をつかさどる神様で、大地を堅牢(かたくて丈夫)にします。天保七年(一八三六年)の建立です。正面に「堅牢地神」、左右に「五穀豊穣」、「天下泰平」と彫られています。
 石塔④は庚申供養塔です。寛政五年(一七九三年)、井上傳兵衛など八名による建立です。正面に六本の腕を持つ青面金剛立像、上部に日月(太陽と月)、下部に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)、左に「天下泰平」、「五穀豊穣」と彫られています。
     (詳しくは「腰越まちづくり市民懇談会」のホームページ)
         腰越まちづくり市民懇話会
         腰越地区町内組組織連絡会


霊光無尽碑
 この塔は、戦没者慰霊のため地区の有志や遺家族が相談し、多くの住民の協力を得て
腰越小学校の一隅に放置されていた忠魂碑を昭和二十五年八月ここに移し霊光無盡塔として再建したものです。
 日清・日露の戦役、第一次世界大戦、太平洋戦争などで戦没された當地出身者並びに当地にゆかりのある者を合祀し、霊光の無盡であることをを祈念し、その使命を銅板に刻み台座下の石室に奉安してあります。


石塔群:腰越3丁目32-9

 道祖神は道路の悪霊を防いで道行く人を守ってくれる神様です。
 石塔①神官姿と考えられる像を浮き彫りにした道祖神です。文化十三年(一八一六年)に氏子(氏神様を信じる人達)らより建立されたものです。腰越にある年号の記載されてある道祖神の中で最も古い道祖神です。
 石塔②も神官姿と考えられる像を浮き彫りにした道祖神です。像の右に「天下泰平」と彫られています。
 石塔③は、「道祖神」と文字を彫った道祖神です。安政七年(一八六〇年)に岡田兵左衛門により建立されたものです。
 石塔④も「道祖神」と文字を彫った道祖神です。慶応四年(一八六八年)の建立です。下の台には「三ケ街」とあり、中原町、下町及び土橋の世話人の名前が刻まれています。
 石塔⑤は上部を欠く、文字を彫った道祖神です。
 小型の道祖神、石塔⑥と⑦があります。毎年一月の左義長(どんと、サイト)の時にはそのうちの一つが海岸に移されお祀りされます。
平成二十九年十二月
     (詳しくは「腰越まちづくり市民懇談会」のホームページ)
         腰越まちづくり市民懇話会
         腰越地区町内組組織連絡会


腰越2丁目25-13

道祖神供養塔・庚申供養塔
 道祖神は道路の悪霊を防いで道行く人を守ってくれる神様です。
 石塔①は冠をつけ、迹(威厳を整えるために手に持つ板)を持つ神官姿の道祖神です。文政五年(一八二二年)、諏訪神社・神戸(ごうど)の氏子(氏神様を信じる人達)らより建立されたものです。
 石塔②は二体並んだ神官と考えられる姿の道祖神です。右側面に「神戸」とあります。毎年一月の左義長(どんと、サイト)の時に、この道祖神の石塔が海岸に移されお祀りされます。
 石塔③は神官姿と考えられる道祖神です。明治九年(一八七六年)に山崎氏が建立したものです。
 石塔④は二体並んだ神官と考えられる道祖神。大正十二年(一九二三年)に井上氏が建立したものです。
 石塔⑤は庚申供養塔です。本尊の青面金剛は病魔・病鬼を払い除いてくれる神様です。 邪鬼(邪悪な鬼)の上に青面金剛立像、上部に日月(太陽と月)、邪鬼の下に三猿を浮き彫りにしています。左側面に「右へかまくらみち」と刻まれています。(みちしるべ)
     (詳しくは「腰越まちづくり市民懇談会」のホームページ)
         腰越まちづくり市民懇話会
         腰越地区町内組組織連絡会


小動(こゆるぎ)道祖神(4基):腰越2丁目6-24

4基ありますが、両脇の双体神像は、平成になって設置されたものの様です。


 道祖神
道路の悪霊を防いで行人を守子護する神
  平成元年八月吉日
   龍護山満福寺
    第十九世住職岡沢嘉春建之


 石碑(道祖神?):七里ガ浜1丁目4


   鎌倉山
 大正十四年、余が二十九才の頃、大船と江の島間を結ぶ世界最初の貸取り自動車専用道を思い立った。明治三年の太政官令によるものでその中間の鎌倉山に日本で初めて丘陵式住宅地をドイツ人マイスナー君の示唆によって計画した。
 鎌倉山住宅地株式会社は昭和三年七月二十五日分譲を開始し、日本自動車道は八月二十四日開通した。深沢村の村長沼上権太郎君の配慮と人情大臣といわれた望月圭介、法曹界の泰斗松本烝治両先生の後援の賜物である。戦道峰の地名によって明らかな如く血なまぐさき古戦場であったが、鎌倉が壊滅して、いばらの地になってより六百年後。車上涼風を満喫したる若き男女の笑語を開く夢の世の中ではある。
  建国記念日の日二月十一日
 今回故あって堤義明氏の好意に甘え、鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の華表の一に「鎌倉山」と望月圭介墨書「建国記念の日二月十一日」佐藤大寛墨書いずれも石に刻み千年も万年も子々孫々に伝え得ることは、こよなき喜びである。後世の語り草となす所以である。
  昭和四十四年二月十一日 建国記念の日
               菅原道濟 記

【参考】
 アレチモウズイカ Verbascum virgatum
 トキワヤマボウシ Cornus hongkongensis
 スイカズラ Lonicera japonica
 サラサウツギ Deutzia crenata f. plena
 アカメガシワ Mallotus japonicus
 湘南モノレール
 ギボウシ ‘ゴールデンティアラ’ Hosta ‘Golden Tiara’
 タツタナデシコ Dianthus plumarius
 チリアヤメ Herbertia lahue
 キンレンカ Tropaeolum majus
 夫婦池
 鎌倉山ロータリー
 (紅茶と焼菓子)ユスラウメ
 ノビル Allium macrostemon
 セイヨウシャクナゲ ‘マダムマッソン’ Rhododendron ‘Madame Masson’
 コボウズオトギリ(ヒペリカム) Hypericum androsaemum
 江の島
 ハマダイコン Raphanus sativus f. raphanistroides
 ニオイシュロラン Cordyline australis
 和賀江島
 白鬚社:小坪5丁目13
 逗子マリーナ
 道祖神:子之神社(小坪5丁目6)
 石塔群:小坪3丁目7-5

大船から逗子葉山へ

 今日は大船地区からさらに南下して逗子まで歩いてみました。今泉では、今まで見たうちで最も色の濃いハルジオンをみかけました。土地の方によれば、このあたりでは色の濃い個体も珍しいものではないようです。
【主な経路】
 (大船駅)-今泉-山ノ内-雪ノ下-小町-小坪-逗子-(逗子葉山駅)


 ハルジオン Erigeron philadelphicus
 ハルジオンというと、Rhodanthe*の「さつきいろハルジオン」を思い出すのですが、歌詞に出てくる『白い花』『5月』というキーワードから、ゴールデンウィークの頃にハルジオンに交代していくヒメジョオンと取り違えている可能性に思い当たりました。


さつきいろハルジオン/Rhodanthe*
 作詞:RUCCA(溝口貴紀)

誰でも知ってるはずさ ちいさな白い花を
名も知られないまま まっすぐ咲く花
すれ違うだけの景色 どれだけあったんだろう
幼い頃きっと出逢ってたもの
ナミダ、流す瞬間(とき)に想い出すんだ
視界の空 彩らせて ぼくに 微笑む
青空まで届きそう 5月のハルジオン
泣いた分 また笑おう 進化してくよ
どんなディスタンスだって”いっせーのっ!” で 越えれる
未来(あす)を迎え行こう
GLORY!? グラマラスな夢を抱いて

雨の日も風の日もグチひとつ(こぼ)さずに
上をただ向いて咲いているキミ
まるで あの空の向こうに誰かを
想うように白やピンク 今日も揺れてる
こころのなか芽吹(めぶ)くんだ5月のハルジオン
何度でも たちあがる キミが好きだよ
あまり派手じゃないけれど 世界で1人の
“キミ”と“ボク”でいよう
TO MY DEAR… いつだってここにいるよ

青空まで届きそう 5月のハルジオン
泣いた分また笑おう 進化してくよ
どんなディスタンスだって”いっせーのっ!” で 越えれる
未来(あす)を迎え行こう
GLORY!? グラマラスな夢を抱いて


離山地蔵尊:大船3丁目11-21


 石造離山地蔵菩薩像
昔、この山の頂には古い塚が十三ヶ所ありました。一七〇〇年(元禄期)頃からか?山上に地蔵が建ちました。それからはこの山を地蔵山と呼ぶようになりました。本来六道の衆生を化導する他に地蔵は徐々に旅行安全、疫病防止、子育て、縁結びなど変容し、この地蔵は「目のお医者」という話が伝わっています。
昭和十三年(一九三八年)山上がくずされ地蔵は今より少し上に移りました。
昭和五十八年四月(一九八三年)現在地に鎮座しました。


この附近は「はなれ山」と称され、最髙約五十米の山が南北一粁ほど
に横たわっていた。鎌倉道に接して古くから史話伝説に富み、最南端
を地蔵山と呼び、山上の十三塚に石の地蔵尊が安置され富士山を仰い
でいた。太平洋戦争中に、ふもとの田を埋めるために地蔵山が崩され
地蔵尊は山裾におろされた。以来地元又供養をつづけて来たが、昭和
五十八年四月道路拡張で地蔵尊はこの場に移された。茲に有志がその
事由を刻み記念碑を建立した。  木村彦三郎 記

庚申塔群:天衛山多門院(鎌倉市大船2035)


地神塔(明治十九戌(1886)年三月吉日):大船熊野神社(大船2033)


鎌倉市今泉1丁目9番地
 今泉1丁目9番地には神社が2于あります。子神社(今泉1-2)前の階段を上った社はGoogleMapでは稲荷社となっていますが、この石祠が道祖神である可能性があります。この社のすぐ下には半分以上埋まっている庚申塔があります。庚申塔と道祖神を兼ねた石碑もあるそうですが、この2基は道祖神ではなさそうです。
 また、子神社前の交差点から北に入った奥にも稲荷社があり、その先の民家にも石碑がありました。こちらも住所は今泉1-9で、この石碑の存在を教えて戴きました周辺にお住まいの御婦人によれば『山の神』とのことで、道祖神は聞いたことがないそうです。上述のどちらかが、昭和後期の調査(大藤,1981)で記録された道祖神かも知れません。

 稲荷社(子神社前の階段上、墓地の下)
 庚申塔
 稲荷社(北奥)
 山の神


鎌倉市今泉3丁目1番地

 (左)道祖神(石祠)
 (中)馬頭観音(明治廿(1887)年亥十月)
 (右)馬頭観音(大正六(1921)年十月)


石塔群:今泉3丁目13
 中央が堅牢地神:文政六癸未(1823)二月吉日


石塔群:八雲神社(山ノ内585)

 石塔が集められていて、左から三番目が地神塔(堅牢地祇)です。右隣の庚申塔は鎌倉市では最大かつ最古の塔として有形民俗文化資料に登録されています。ウェブでは庚申塔が11基となっていることが多い様ですが、庚申塔は現在10基です。
 石塔群の一番左には「明嶽大光尊」と読める碑があるのですが由来等は分かりませんでした。『大光』という名の宗教関係者としては「晦厳大光」という禅僧がいる(佐藤,2015)のですが、碑文はどうみても『晦厳』とは読めません。近隣の円覚寺開山である無学祖元の諡号が『仏国師』なので、なにか関係があるのかも知れません。
 堅牢地祇(文政十一(1824)年戊子二月吉辰)
 庚申塔:市指定有形民俗文化資料 庚申塔(寛文五(1665)年銘) 昭和40年3月30日指定)
 山ノ内八雲神社
 明嶽大光尊碑(?) 由来等不詳
 稲荷社(八雲神社境内)
 清瀧不動尊(八雲神社境内)
 國常立尊御嶽大神/少名彦大神/大己貴大神碑(八雲神社境内)
 安部清明神君碑(八雲神社境内)


【文献】
佐藤秀孝(2015)笑庵了吾と晦厳大光、駒澤大学佛教部研究紀要、73、29-95.


烏森稲荷神社:山ノ内1473

 (左)庚申塔:文化九壬申(1812)年正月
 (右)庚申塔:天保二(1831)年幸卯三月吉日


庚申塔:第六天社(山ノ内1523)


巨福呂坂洞門碑

 この落石防護施設は、鎌倉七切通しの一つである国指定史跡「巨福呂坂」の近くにあることにちんなんで巨福呂坂洞門と名付けられました。
 切通しを歩いている実感が損なわれないようアーチ状の梁、大きな六角形の天井開口部、石積み壁などの工夫をしました。  平成五年六月竣工 神奈川県


道祖神ほか、石塔群:巨大福路坂(雪ノ下2-6)


青梅聖天社(雪ノ下2丁目7-8)


大銀杏跡前の茅の輪:鶴岡八幡宮(雪ノ下2丁目1)


稲荷社:ハト小路(小町2丁目11-19)


道祖神:安政二卯(1855)初夏吉日


道祖神(?):妙厳山本覚寺境内(小町1丁目12)

 説明掲示等はないため、由緒不明。大藤(1981)に該当の記載はないようで、要文献調査の石塔です。


八雲神社(大町1丁目11-20)

 庚申塔:市指定有形民俗文化財 庚申塔(寛文十(1670)年銘) 昭和40年3月30日指定)
 猿田彦大神碑


一夜菜稲荷社:大町1丁目11-3

  一夜菜稲荷(いちやないなり)略縁起
古来稻荷明神は、永く時宗別願寺境内に鎮座ましまして今日に至れり。故に三號を稻荷山と呼ぶ。當寺と稻荷明神との由縁浅からざるもの有るを思はしむるなり。
口碑に曰く、往時當所一帯に惡疫流行し、停止する所を知らず。庶民(ひと)しく憂い悲しめり。時に名越在にかねて當稻荷を信仰せる某の夢中枕頭に白髪の翁立ちて、「我は汝の日頃信ぜる佐竹稻荷の化身なり。此度の惡疫の流行、庶民の難澁まことに不愍のいたり、見るに堪へざる所なり。されば、我が祠前に菜種を蒔き、其れわ摘みて服用すべし。必ず効験あらん。」と、告げて煙の如く姿を消し給ひき。某、喜びて翁の宣べ給ふまゝに祠前に赴き、菜種を蒔くに、一夜にして菜五寸余を得たり。之を用ふれば、罹病の者立ち處に癒して、惡疫夙に止み、効験あらかたなりき。之を聞き傳へ、遠近競ひて参詣して此の菜を頂けりと、之れ當稻荷が一夜菜稻荷の稱を得たる所以なり。
又何時の頃よりか子女の養育に當稻荷明神の加護功験大なりとて子育稻荷の尊稱を得、當地一帯の信仰を得られるに至りて今日に及ほせり。
     鎌倉大町 時宗稻荷山別願寺


庚申塔など石塔群:大黒堂(大町1丁目4-17)

(中央)北斗尊星/猿田彦大神/天鈿女命碑
 北斗尊星は妙見菩薩、猿田彦は天孫降臨の際に道案内をしたとされる国津神、天鈿女(あまのうずめ)は「岩戸隠れ」の伝説で活躍した芸能神で後に猿田彦の妻となり、この二伸が双体道祖神のモデルになったとも言われます。大黒堂のすぐ裏手は日蓮宗の安国論寺ですので、妙見菩薩を重んずる日蓮宗の影響があるものと思われます。


馬頭観音/戦死者供養塔(久木9丁目2-17)


庚申塔群(久木5丁目11)


石塔群:亀岡八幡宮(逗子市逗子5丁目2)
 左から、堅牢地神塔、庚申塔、庚申塔、堅牢地神塔、五輪塔
堅牢地神塔天保三壬辰(1832)年二月吉日:


【参考】
 ハルジオン Erigeron philadelphicus
 クサイチゴハケフシ(?)
 クロホシオオアマナ Ornithogalum arabicum
 ウツギ Deutzia crenata
 エゴノキ Styrax japonica
 コバンソウ Briza maxima
 クサノオウ Chelidonium majus
 ヒメウツギ Deutzia gracilis
【文献】
 池田健一(2021) 奈良県と東京都におけるクサイチゴハケフシの初記録, Ecological Notes Web, URL: https://ecological-information.com/archives/77, Accessed: 2023-05-12.
 大藤時彦(1981)鎌倉市の道祖神、in 神奈川県の道祖神調査報告書(神奈川県教育庁文化財保護課編)、p.85-95

野島、海の公園、八景島

 今日も良い天気に恵まれましたので、野島、海の公園経由で八景島まで行ってきました。クゲヌマランの季節は終わりですが、咲き残っていたギンランを見かけました。
 ギンラン類似種、そしてキンラン



【参考】
 ヤマグワ Morus australis
 テイカカズラ Trachelospermum asiaticum
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 ゲンペイコギク Erigeron karvinskianus
 ノースポール Mauranthemum paludosum
 ヒメウツギ Deutzia gracilis
 チガヤ Imperata cylindrica
 カモガヤ Dactylis glomerata
 マンテマ Silene gallica
 ベニバナシャリンバイ Rhaphiolepis x delacourii
 ハマヒルガオ Calystegia soldanella
 ハマナス Rosa rugasa
 シャリンバイ Rhaphiolepis indica
 マツバギク Lampranthus_spectabilis
 タチアオイ Althaea rosea
 海の公園
 アジサイ ‘エンドレスサマー’
 バーベナ(美女桜) Verbena x hybrida cv. Tapian
 紫陽花 Hydrangea macrophylla ‘エンドレスサマー’
 阿亀(おかめ)Cerasus campanulata x Cerasus incisa cv. ‘Okame’
 ギンラン Cephalanthera falcata
 クゲヌマラン Cephalanthera longifolia
 ドリクニウム・ヒルスタス Dorycnium hirsutum
 八景島バラ園
 バラ sp.
  ルイの涙
  エリナ
  アプコット キャンデイ
  バーガンディ アイスバーグ
  コンスタンツェ モーツァルト
  プリンセス シャルレーヌ モナコ
  オーキッド ロマンス

大船周辺の道祖神、地神塔など

 旧鎌倉郡としては石塔などの文化財に乏しい鎌倉市なのですが、市内でも鎌倉駅を離れるにつれて道祖神、地神塔などが多く残されています。今日は大船駅を起点にして、昨日の戸塚区の南に当たる玉縄城周辺をを歩いてみました。
【主な経路】(大船駅)-栄区長尾台-玉縄-関谷-城廻-植木-(大船駅)
 三浦半島の道祖神と地神  地神塔、道祖神マップ
【文献】大藤時彦(1981)鎌倉市の道祖神、in 神奈川県の道祖神調査報告書(神奈川県教育庁文化財保護課編)、p.85-95.


道祖神(文久三亥(1863)四月吉日):栄区長尾台町5


堅牢地神:岡本神明神社


  神明神社
鎮座地 鎌倉市岡本三一七-一番地
祭神  天照皇大神 伊弉諾尊
例祭日 四月十七日
由緒沿革


石塔群:玉縄3丁目584

 堅牢地神:天保六未(1835)年十月吉日
 正面金剛童子:文政十二(1829)年十一月
 羽黒山/湯殿山/月山三所大権現供養塔:嘉永四年亥(1851)年二月吉日
 道祖神(残欠)


石塔群:谷戸子育て地蔵尊(玉縄2丁目4-6)

 地神(神像碑):天保十己亥(1839)二月吉日春社日
 庚申塔:文政七甲■(1824)年十月吉日
 庚申塔供養塔:安永五丙申(1776)年十一月吉日
 道祖神


関谷384-3

道祖神(双体神像):明治八亥(1875)年四月吉日


玉縄やぎ公園(玉縄5丁目3)

道祖神:明治十二(1879)年四月吉日


関谷742(県道402号線高架下)

道祖神:昭和三十三(1958)年十二月
 造塔年月が一致していることから、大藤()の調査時には「城廻602番地水道路」で確認された塔が移設されたものと思われる。当時確認された道祖神塔の中では最新のものであった。


関谷地蔵堂(城廻(しろめぐり)468-4)


道祖神(?):2基 (城廻456-1)


陽谷山龍寶寺:植木129

道祖神:明治十一(1878)年吉日


 以下、その他の本日撮影分です。

【参考】
 ダーウィニア・タクシフォリア Darwinia taxifolia
 スイカズラ Lonicera japonica
 ケイソウくん
 オボロヅキ Graptopetalum paraguayense
 カキノキ Diospyros kaki
 ひまわり植木
 セイヨウトチノキ Aesculus hippocastanum
 アヤメ Iris sanguinea
 シャクヤク Paeonia lactiflora
 ヤグルマギク Centaurea cyanus
 アレチモウズイカ Verbascum virgatum
 大船観音:佛海山大船観音寺

戸塚区の地神塔など-Part2

 横浜市の泉区、戸塚区などの旧相模国鎌倉郡エリアには、地神を祀る石塔、堅牢地神塔が数多く残されています。今日は戸塚駅を起点に石塔などを尋ねました。
【主な経路】
(戸塚駅)-吉田町-上倉田-下倉田-飯島町-金井町-深谷町-汲沢町-戸塚町-(戸塚駅)
(堅牢)地神塔マップ (作成中)  地神(地天)  三浦半島での分布(まとめ)
戸塚区-Part1(2023-01-21) 緑区、旭区、保土ケ谷区(2022-12-29) 瀬谷区、大和市(2023-01-02) 神奈川区、西区、保土ケ谷区(2023-01-09)


東峯八幡大神(吉田町1263)
 以前にも椎の古木を尋ねたことのある八幡社です。社前に集められた石碑のうち、左から2番目は、醮儀型(五角柱型)の地神塔でした。醮儀型地神塔は、横浜市内ではここの他、旭区にも残されています。
横浜市指定名木古木 No.49566 スダジイ Castanopsis sieboldii
          No.201927 ヒマラヤスギ Cedrus deodara
          No.49567 イチョウ Ginkgo biloba


五角柱地神塔:東峯八幡大神(吉田町1263)、文化十三(1816)年秋社
 春秋社稷塚、天下泰平國土安■、五穀成就百穀豊饒、農業繁盛萬民安■、稽首再拜尊祈祷■、維持文化十三年秋社
  天照大神、倉稲魂命、大己貴神、少名彦命、埴安媛命


旧本殿遺跡之碑

  八幡大神 由緒
祭神 第十五代應神天皇 例祭九月十五日
鎮座地 戸塚区吉田町字東ノ峯一、二六三番地
當地累代の名主・渡邉三左衛門の祖先が永久二年十
一月十五日(紀元一七七四、西暦一一一四)當町字中打越
に勧請したのが始めであって其の凡そ六百五十年後
の昭和二年九月六日現在地に遷座した。爾来東ノ峯
八幡と俗稱し當地一帯を八幡山と呼ぶ。明治までは
東峯山金剛寺寳藏院持 現在は神社本廳所管
本殿は安政五年四月に改築し昭和三十七年にし再建
百年記念祭を行った。拝殿は昭和四十一年四月十六
日の改築である。社前の椎の大木は源義家が東征の
折休息したとの傳承に因み「白旗の椎」と呼び
横浜市指定の名木である。
     昭和四十六年四月十六日

戸塚一里塚跡
 旧東海道の一里塚は江戸日本橋から10里で、慶長9(1604)年街道の付属施設として1里ごとに造られたが、国道拡幅により遺跡保存となった。
     戸塚観光協会


 吉田大橋

歌川広重の「東海道五十三次之内戸塚」に描かれている戸塚宿を代表する場所のひとつです。当時は長さ10軒(18.2m)、幅2間半(4.6m)の板橋でした。現在の橋は昭和61(1986)年に架け替えられたもので、両側に大名行列が持つ馬簾(ばれん)を模した街灯が建っています。


子之八幡社:上倉田町978

 堅牢地神:子之八幡社(子供の遊び場)入口、明治8年3月
 双体道祖神



 堅牢地神:子之八幡社傍らの辻、文久三癸亥(1863)九月吉日
 道祖神:嘉永六癸丑(1853)年正月日


 道祖神(明治三十一(1898)年戊戌十月):戸塚区戸塚町730


南谷戸の大わらじ(戸塚区下倉田町675-1)

 道祖神:昭和三十五(1960)年五月吉日
 馬頭観音
 堅牢地神:明治四十五(1912)年三月立之


横浜市地域有形民俗文化財
 南谷戸(みなみやと)のおおわらじ
     平成五年十一月一日 登録
     所有者 南谷戸(みなみやと) 和楽路会(わらじかい)
「南谷戸のおおわらじ」は、大正初期に土地の青年達が農業に従事する傍ら、副業に藁加工を推奨したのがきっかけとなり、南谷戸の象徴としておおわらじを製作し、松の木に吊るしたのが初めだといいます。
 昭和三十年頃には、松の木が枯れてしまったため、傍らの白檀の古木に替え、さらに、現在は鉄の枠形に編み込んで吊るしています。
 そのおおわらじの規格は、全長三・五メートル、幅一・五メートル、重量二〇〇キログラムを測ります。
 家内安全、五穀豊穣を願って作られたおおわらじも、戦時中は武運長久、戦後は交通安全を祈願するなど時代を反映しながら伝えられ、市内でも大変珍しい行事の一つです。
 なお、現在のおおわらじは、南谷戸和楽路会の手により三年毎に作り替えられ、大切に保存されています。
  平成六年三月
          横浜市教育委員会


下倉田延命地蔵尊:下倉田町615

下倉田延命地蔵菩薩について
一、地蔵のお姿
 お地蔵さんは、御存じのとおり正式には地蔵菩薩と言い、又の名を地蔵尊とも呼ばれています。
 お地蔵さんは、菩薩でありながら御体に首飾りやイヤリングなどを付けることなく、頭も丸く剃ったお坊さんの姿です。
 そして大昔は、左手に宝珠を頂き右手は下に垂れた形でしたが、藤原時代の終わり頃から右手に錫杖を握る像も作られるようになり、二本立てとなりました。特に、右手に錫杖を握る像は鎌倉時代から非常に多く作られました。
 ここに居られるお地蔵さんも錫杖を握るお姿で、造立は江戸時代、正徳三年(今から約二八〇年前)です。ここ、旧鎌倉みちの辻に立たれ、通行する人々はこのお地蔵さんに親しみを持ち、拝んで行かれたことでしょう。
ニ、地蔵という名の起こりと心
 地蔵という名の起こりは、「地」は万物を生じせしめるものであり、種を蒔けば成長して葉、花、実を作り出すように、地は偉大な功力を「蔵」している。これと同じく、この地蔵菩薩は全ての衆生を救えみとを大地のようであることから「地蔵」と言う名が起こったと、仏典に記されています。
 そして、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の六道(りくどう)に姿を現し、永久に苦しむこれら六道の衆生を救おうと言う願いを発せられました。私達人間とすれば、色々の煩悩、悪が常に生ずるが、その時にお地蔵さんの名を呼び一心に拝めば、それらの苦から解脱する事ができるといいます。
 お地蔵さんは観音様と同様、現世利益を説いておられますが、さらに過去に亡くなった人々の罪悪を救う菩薩として信仰されるようになりました。今はなき愛児の未来を救ってもらえる仏として、母親から無限の信仰を得たものもそのためであります。
 一心に拝めば何でも叶えて下さる仏、長寿、延命、子供の幸せ、あの世に行ったものまで救って下さいます。  南無地蔵菩薩
地蔵菩薩の御真言「をん かかかび さんまえい そわか」
                            合掌
          平成四年五月 吉原 勉 記
注:地蔵の真言
オン(Om)カカカ(ha ha ha)ビサンマエイ(vismaye)ソワカ(svāhā)
「ha = ह」は地蔵菩薩(クシティガルバ)の種子(しゅじ)、「vismaye」はヒンディー語で驚愕の意、「Om」と「svāhā」は真言であることを示すタグなので、「驚くべき地蔵よ」の様な意味であるらしい。とすれば、真言に続けて願い、誓いなどを念じない限り、御利益ななさそうである。


堅牢地神:明治八乙亥(1875)歳第九月望日(下倉田町520)


歳来寺(閻魔堂):栄区飯島町1656-1

  歳来寺(閻魔堂)由緒
創建は延宝3年1675年4月25日僧最岸により開基した。


堅牢地神:明治六癸酉仲秋建立(三嶋神社:飯島町2146)

  宗教法人 三嶋神社
鎮座地 横浜市戸塚区飯島町宮前二一四六
御祭神 大山祇命 天照大神 大國主命
例祭日 九月十五日
当社は、元和元年十二月十二日創建と稱せられ飯島村の鎮守として崇敬されて来た。
  明治四十一年七月十四日附神奈川県指令㐧二一三〇号を以て許可を得無格社神明社及び同子之神社の両者を合併せり。
社格の沿革 明治六年十二月村社に列せられ大正十五年九月十四日神奈川県告示㐧三八三号を以て神饌幣帛料共進神社に指定せらる。
社殿工作物 拝殿幣殿大正元年建造昭和四十年
鐘楼 明和七年鋳造であったが大東亜戦争の爲徴発を受け昭和十九年供出す。
石灯籠 元治初午建造大正十二年関東大地震には一基は倒壊し傘及び火袋は大損す昭和二年修理復元す。
鳥居 大正七年建造昭和二十五年修理し昭和五十三年同形で鉄材により改造し現在に至る。
幟枠幟竿 昭和十二年新調す。
太鼓橋 参道右左水田の埋め立てが進み昭和四十四年盛土工事の際撤去す。
樹木明治十二年記録に社地中冠松一本有蓋し四百年餘のものなりと有りこの松も台風で倒れ害虫の被害を受け昭和四十六年には姿を消した。
銀杏 大正四年昭和四年境内に植える(御大典記念)
 昭和五十六年九月吉日  氏子中


 三嶋神社弁財天由来記
弁財天はもとはインドの女神の名で音楽弁舌稽古知恵などを与えるとされる。わが国では琵琶を弾ずる財福の天女とされる。七福神の一神である。なお七福神は福徳の神として信仰される七神を言い、大黒天・恵比須・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋の七神である。
  平成五年九月吉日


長谷久保地蔵尊:飯島町564

道祖神(神像):宝暦五乙亥(1755)正月十四日(栄区飯島町564)
 道祖神碑としては珍しい神像碑です。しかもこの碑は神奈川県による昭和時代の報告書には記載されておらず、年号が正しければ多数の道祖神碑が確認されている旧戸塚区で最も古い道祖神碑です。


道祖神:昭和十六(1941)年一月十四日健之(金井町1622-1)


(金井)八幡神社:金井町1431

 堅牢地神碑:八幡神社(金井町1431)、明治十一年寅(1878)四月吉日


 庚申塔:寶暦九己卯(1759)十一月十四日(金井町1648)


西国秩父坂東百番供養塔:天明ニ壬寅(1782)歳(深谷245)


(深谷)三嶋神社:戸塚区深谷町1026

 地神塔:三嶋神社、文久元酉(1861)年十一月吉日
 (左)富士仙元大菩薩碑
 (右)石尊/御岳大権現、大天狗、子天狗碑
 横浜市指定名木古木
  ヒノキ No.49540
  モミ No.49539
  スダジイ No.50152


 惟我童子/顕夢童子碑:汲沢町348-4

この供養塔は、深谷町565番地に住む山田実さんの墓地にあったものを移したもので、まさかりが淵の民話に登場する主人公「彦八」の供養塔ではないかと語り伝えられてきたものです。


横浜市指定名木古木

No.56021 ケヤキ:汲沢町251
No.48218 イチョウ:宝寿院(汲沢4丁目32-6)
No.48219 シダレザクラ:宝寿院(汲沢4丁目32-6)


五霊神社(汲沢町1273)

 堅牢地神碑(左):明治八■■歳八月吉辰建之
 堅牢地神碑(右):慶応ニ丙年寅八月吉辰
 横浜市指定名木古木 No.54034 モミノキ


双体道祖神:戸塚町4855

 庚申塔の後ろにある社に道祖神が祀られていました。向かって右は双体神像、左側は石祠ですが、道祖神であるかは定かではありません。ここも昭和時代の調査では記録されていません。


庚申塔、地蔵尊:戸塚町4811-1

 左から、道祖神、庚申塔、地蔵尊だったようですが、道祖神は木簡だけを残して消失していました。


 柏尾川の河畔では、モモイロヒルザキツキミソウとその基本変種であるヒルザキツキミソウとが混在していました。

【参考】
 ブタナ Hypochaeris radicata
 ヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa var. speciosa
 モモイロヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa var. childsii
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 ヤセウツボ Orobanche minor
 ヘラオオバコ Plantago lanceolata
 ムラサキツメクサ Trifolium pratense
 ニワゼキショウ Sisyrinchium rosulatum
 ヒメウツギ Deutzia gracilis
 アカシデ Carpinus laxiflora
 ヤグルマギク Centaurea cyanus
 ヘメロカリス Hemerocallis sp.
 キンセンカ Calendula officinalis
 ウスベニアオイ Malva sylvestris
 ヒノキ Chamaecyparis obtusa
 モミノキ Abies firma
 スダジイ Castanopsis sieboldii
 ケヤキ Zelkova serrata
 イチョウ Ginkgo biloba
 枝垂桜(しだれざくら)Cerasus spachiana