今日は、横浜中央卸売市場でよこはま市場まつりが開催され、水産総合研究センターも展示参加しました。お客様が来る前に撮影を試みた二ホンウナギ(Anguilla japonica)のレプトセファルス幼生、改めて撮るのが難しいことを実感しました。
月別アーカイブ: 2012年10月
アブラムシのお引越し
晩秋の称名寺
青砥山散策
国道16号線の青砥坂交差点を東側に折れて坂道を登ると、ほどなく平坦になる部分があり、その少し手前で右に曲がることができます。再び上り坂を登ること1分くらいで、左手に青砥産土社(おおとうぶすなしゃ)の石碑が見え、小さなお社の隣には『青砥藤綱乃墓』と示された石碑があります。住宅街の一角の狭い敷地ではありますが、石碑の後ろにはツツジ、左手にはアジサイが植えられ、手入れも行き届いています。この地には鎌倉幕府で引付衆を務めたと云われる青砥藤綱の居城があったことから、かつて青砥山と呼ばれたそうですが、今では根岸台という呼び名もあるようです。
【参考】
ぶらり金沢散歩道No.20
ようこそ「金沢・時代の小波 富岡地区」へ
イカ墨習字
今日は横浜庁舎の一般公開。双子は友達と一緒に遊びに来てくれました。アメリカオオアカイカ(Dosidicus gigas)は、情報展示室にレプリカ展示もありますが、今年は中庭で解体ショーが行われたほか、同種の墨汁嚢から取り出したイカ墨を使った習字も大人気でした。
夏の七草
今日(10/6)は、まだまだ秋が来たように思われない暖かい一日でした。そこで、夏の七草を探してみたのですが、見つかったのはヒユを除く6種類。半日程度の短い調査期間ではありますが、ヒユはこのあたりには分布していない可能性があります。単に富岡近辺には畑が殆どないためかも知れず、少しは畑のありそうな鎌倉方面や三浦半島も含めて、もう少し範囲を広げて調査する必要があるようです。
–> 三井アウトレットパーク近くのセブンイレブンの前でイヌビユの近縁種ホナガイヌビユ(Amaranthus viridis)を見つけました。(10/21)
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アカザ:(藜、Chenopodium album var. centrorubrum)
アカザ科(ヒユ科)アカザ属の一年草で、同科には、ホウレンソウ、テンサイ、ホウキギ等の食用種が含まれる。種名としてはシロザ。アカザは幼葉が赤みを帯びる変種名。 -
イノコヅチ:(猪子槌、Achyranthes bidentata var. japonica)
ヒユ科イノコヅチ属の多年草。歩いていると実がくっついてくる「引っ付き虫」の代表。夏の七草として採用されたのは、金沢区でもよく見かけるヒナタノイノコヅチ(A. bidentata var. fauriei)を含むイノコヅチ属と思われる。 -
ヒユ:(莧、Amaranthus tricolor)
ヒユ科ヒユ属の一年草で、観賞用品種はハゲイトウと呼ばれる。近年では属名のアマランサスの名でも園芸店等でみかけるが、横浜では野生のヒユは見かけないようである。あるいは、夏の七草として採用されたのは、同属の普通種イヌビユ(Amaranthus blitum)のことかも知れない。 -
スベリヒユ:(滑莧、Portulaca oleracea)
スベリヒユ科スベリヒユ属の多年草。多肉質葉を持ち乾燥に強いため、強い日差しにも負けず生育する。同属には、その属名から近年ポーチュラカの名でも知られるハナスベリヒユがある。 -
シロツメクサ:(白詰草、Trifolium repens)
マメ科シャジクソウ属の多年草。英名のホワイト・クローバーの名でも知られており、近年では、四つ葉の品種も販売されている。金沢区では、同属のムラサキツメクサをよく見かける。 -
ヒメジョオン:(姫女菀、Erigeron annuus)
キク科ムカシヨモギ属の一年草。同属の類似種にハルジオン(春紫苑)があるが、ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。このためヒメジョオンの茎の方が折れにくく、丈も高くなる。 -
ツユクサ:(露草、Commelina communis)
ツユクサ科ツユクサ属の一年草。横浜では、初夏の頃から秋になった今も咲き続けている。万葉集でもツキクサの名で知られており、観賞用の変種に、オオボウシバナ(大帽子花)がある。
追記:本日、下記4種のセミがまだ鳴いていたのを確認しています。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ
追記2: 今日見かけた秋の七草は、クズ、ハギ、ススキの3種類だけでした。