月別アーカイブ: 2015年10月

第10回追浜中文化発表会

 追浜中学校の文化発表会は合唱が中心です。茉莉花は開会の言葉を担当、生徒会のメンバーである絵梨茉莉は裏方でも活躍しました。



【発表曲】
 「あなたへ」2年1組(茉莉花)
 「手紙」 2年3組(絵梨花)
 「海の不思議」2年全員(茉莉花、絵梨花)
 「ヒカリ」 昼休み合唱発表(茉莉花)

ダブルブッキング
 文化発表会の日程公表が遅かったので、『Yokosuka海道ウォーク』にもエントリーしていました。取りあえず、スタートの受付だけしておいて、昼から京急で安針塚までワープ。7つあるポイントのうち4つだけ訪れることが出来ました。

葉山八景を巡る

 葉山八景は他の三浦半島の八景と同じく、あまり知られていない様です。天気に恵まれた今日、往時の面影を訪ねてみました。

1.松久保夜雨
 降る雨を よそに聞く夜や 不如帰


 現在の葉桜団地あたりが松久保の様です。今は、住宅地が並んでいるだけですが、葉桜団地中央園地には、才戸坂上から移転されたという馬頭観音が残っていました。
–> 後日みつけた資料によれば、松久保夜雨は、千光院あたりの情景とされていました

2.名島帰帆
 追い風に はらむ白帆や 春の海


 かながわの景勝50選では、森戸の夕照となっていますが、八景では帰帆となっており、森戸海水浴場の沖に浮かぶ名島あたりに帰ってくる漁船の様子を撰したものと思われます。
 森戸には別途『森戸明神奉納の八景』というのがあると横須賀雑考に記されていますが、こちらは全くの未調査です。森戸神社では折しもビッグハヤマ・マーケットが開催中で大勢の人でに賑わっていました。

3.打鯖晴嵐
 青東風に かはく真砂の 光りかな


 打鯖は葉山御用邸辺りだったようです。晴嵐は晴れた日の山霞を意味するのだそうですが、この辺りも海辺の景色が優れています。近くの神明社には、この辺りにしては大きな庚申塔がありました。煉瓦色の狛犬もちょっと雰囲気が異なっていました。

4.長者崎夕照
 遅き日の 耀く島の 羽音かな


 長者崎は、かながわの景勝50選に入っており、神奈川県が2001年に選定した三浦半島八景にも採用されたので、葉山八景の中では最もよく知られています。観光地に典型的なお土産屋さんは、池沢物産店という名前でした。

5.平越暮雪
 ゆたかさや 雪の山家の 夕煙


 平越は、現在の一色にあった地名の様です。一色小学校近辺の様ですが、正確な場所を特定するには至りませんでした。県道27号線沿いには、ちょっと洒落たショッピングモール『かやの木テラス』がありました。

6.新善光寺晩鐘
 山を洩る 鐘の音うとし 夕時雨


 新善光寺は、かつて鎌倉の名越にあったと新編相模風土記稿に見える古刹ですが、16世紀中ごろに現在地に移転したそうです。晩鐘という事ですので往時を偲ぶ情景とみてよさそうです。

7.沢田落雁
 おろす影 疎らに小田の 雁の声


 木古田辺りの山田に降りた雁の様子を映した一景と思われますが、この地区でもそもそも田んぼが少なくなっており、正確な場所は推定の域を出ません。

8.浅間山秋月
 名月や 潮鳴り遠き 山の腰


 浅間山がどこにあるか未調査でしたが、その後、浅間山=仙元山との情報に接し、10月28日に訪ねてみました。秋月とすべきかどうかは別にして、今でも眺めの良い景勝地と言えます。
霊峰富岳

霊峰富岳


【文献】
 福田勝之発行(1930)葉山郷土史(1994年復刻版)、p.414-418.
 吉川英達(2008)葉山八景の今、歴史トーク湘南・葉山、p.108-115.
 高橋恭一(1968)三浦半島の八景、横須賀雑考、p.466-477.
 高梨 炳(1975)葉山町郷土史、p.182.

霜始降2015

 七十二節季では霜の降り始める時期ですが、良いお天気に恵まれた一日となり、朝比奈まで歩いてみました。
 切通しの入り口付近には大きな榧の樹があるのですが、榧実は小ぶりの様でした。


【参考】
 カヤ Torreya nucifera
 モクセンナ Senna surattensis (シノニム Cassia surattensis)
 ハクチョウソウ Gaura lindheimeri
 キヅタ Hedera rhombea

金沢緑地で…

 今日は、10/4(日)の振替休日。お天気もまずまずでしたので、家内と徒歩で金沢緑地まで行ってきました。秋も深まり、夕日は鷹取山の近くに沈むようになっています。


本日(10月21日)の落日

本日(10月21日)の落日


【参考】
 ペチュニア Petunia spp.
 ペンタス Pentas lanceolata
 キバナコスモス Cosmos sulphureus
 アベリア Abelia x grandiflora
 ローズマリー Rosmarinus officinalis
 コスモス Cosmos bipinnatus
 サルスベリ Lagerstroemia indica
 ジョロウグモ Nephila clavata
 ノコンギク Aster microcephalus
 ジュウガツザクラ Cerasus subhirtella
 ノハラアザミ Cirsium oligophyllum
 オカメザサ Shibataea kumasaca
 ウツギ Deutzia crenata
 シャクナゲ Rhododendron spp.
 ハナミズキ Cornus florida
 クロガネモチ Ilex rotunda
 ユズ Citrus junos
 ヒルガオ Calystegia japonica

菊花開

 今日も良い天気に恵まれ、夕日は随分南に沈んでいく様になりました。


【参考】
 アキノノゲシ Lactuca indica
 ハルノノゲシ Sonchus oleraceus
 ノアサガオ Ipomoea indica

合羽橋道具街へ

 中学校は秋休みという事で、広島へ出かける双子を新横浜で見送った後は、合羽橋へ。帰りは、入谷の鬼子母神を経由して、アメ横にも寄りました。


かっぱ河太郎像の碑

 古来合羽橋は商売とは深い縁で結ばれていた。今から二百年前、商人として財を成した合羽屋喜八は、このあたりの水はけが悪く、僅かな雨で度重なる洪水に人々が難儀をしていることを見かね、私財を投げ出し、治水のための掘削工事を始めた。ところが工事は困難を極めなかなか捗らない。その様を見ていた隅田川の河童達が喜八の狭義に感じ、夜な夜な現れては人知れず工事を進め、さしもの難工事もついに完成した。
そして、その河童をみた人は、なぜかそれから運が開け、商売が繁盛したという。
この故事に鑑み、合羽橋道具街の誕生九十年を迎えるにあたり、ご来街のお客様ともども幾久しい商売繁盛を祈念し、台東区の協力を戴き、この地に「かっば太郎像」を建立する。
  平成十三年十月吉日
         東京合羽橋昇天学振興組合

正岡子規の歌碑(入谷鬼子母仏立山眞源寺)

 漱石来る
(あさがお)や 君いかめしき 文學士
入谷から 出る朝顔の 車哉
朝顔も 入谷へ三日 里帰り

ゆく秋に – 追浜から杉田へ

 今日は家内と一緒に金沢周辺を散策。国道16号線を北上し、侍従川に沿って平潟湾を経由して、海の公園でお弁当、富岡を経て杉田まで歩いてみました。
 富岡の谷戸坂地蔵尊にも立ち寄りつたところ、5月31日にお返しした石は減っていないようでしたが、今日も10個追加しておきました。


【参考】
 ホシアサガオ Ipomoea triloba
 カリン Pseudocydonia sinensis
 ハマボウ Hibiscus hamabo
 イヌマキ Podocarpus macrophyllus
 セイタカアワダチソウ Solidago altissima
 シモツケ Spiraea japonica
 スダジイ Castanopsis sieboldii
 キンエノコロ Setaria glauca
 ハルジオン Erigeron philadelphicus
 スズメノヒエ Paspalum thunbergii
 チョウジタデ Ludwigia epilobioides
 カラスウリ Trichosanthes cucumeroides
 ノネコ Felis silvestris catus
 チカラシバ Pennisetum alopecuroides
 ニチニチソウ Catharanthus roseus
 センニチコウ Gomphrena globosa
 フレンチマリーゴールド Tagetes patula
 クスノキ Cinnamomum camphora
 ラベンダー Lavandula angustifolia
 クロガネモチ Ilex rotunda
 キミガヨラン Yucca recurvifolia
 ビャクシン Juniperus chinensis
 ボケ Chaenomeles speciosa
 トクサ Equisetum hyemale