月別アーカイブ: 2020年2月

初春の鷹取山

 まだ寒い日もありますが、ウグイスカグラにオニシバリと里山ではもう早春を飾る花たちで賑わっていました。
 


【参考】
 ヤブツバキ Camellia japonica
 アオキ Aucuba japonica
 ウラシマソウ Arisaema urashima
 ウグイスカグラ Lonicera gracilipes
 タブノキ Machilus thunbergii
 モミジイチゴ Rubus palmatus var. coptophyllus
 ヤブニッケイ Cinnamomum yabunikkei
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 ヒメカンスゲ Carex conica
 キブシ Stachyurus praecox
 コウヤボウキ Pertya scandens
 沼間のスダジイ Castanopsis sieboldii
 マルバウツギ Deutzia scabra
 シャリンバイ Rhaphiolepis indica var. umbellata
 ナワシログミ Elaeagnus pungens
 アスカイノデ Polystichum fibrilloso-paleaceum
 ツルマサキ Euonymus fortunei
 マルバグミ Elaeagnus macrophylla
 ヒメウツギ Deutzia gracilis
 寒緋桜系の桜 Cerasus spp. (横浜緋桜に似ていますが、花季が早すぎるようです)
 ヤツデ Fatsia japonica
 イワタバコ Conandron ramondioides
 ワイヤープランツ Muehlenbeckia axillaris
 乙女椿 Camellia japonica f. otome
 アメリカフウロ Geranium carolinianum
 アンズ Prunus armeniaca
 ハナニラ Ipheion uniflorum
 スイカズラ Lonicera japonica

サクラの開花状況 ~ 横浜イングリッシュガーデン、など

先週からオカメが咲き始めています。河津桜はそろそろ葉桜、今見頃なのは玉縄桜です。


 阿亀(おかめ)Cerasus campanulata x Cerasus incisa cv. ‘Okame’
 玉縄桜(たまなわざくら)
 河津桜(かわづざくら)Cerasus x kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 寒緋桜(かんひざくら)Cerasus campanulata
 エレガンスみゆき Cerasus x Armenica mume‘Elegance Miyuki’
 ウメ’日光’ Armenica mume

 ハーデンベルギア Hardenbergia violacea
 ツグミ Turdus eunomus
 ロウバイ Chimonanthus praecox
 マンサク Hamamelis japonica
 ギンヨウアカシア Acacia baileyana
 サンシュユ Cornus officinalis
 オオイヌノフグリ Veronica persica
 寒咲花菜(かんざきはなな)Brassica sp.
 スイセン Narcissus ‘February Gold’
 ハクモクレン Magnolia denudata
 シャコバサボテン Schlumbergera truncata
 ペラルゴニウム Pelargonium x Hortorum
 ジャノメエリカ Erica canaliculata
 マユミ Euonymus sieboldianus
 クサノオウ Chelidonium majus


 不明の祠:南区永田南2丁目1-3

サクラの開花状況 ~ 戸塚区2020

 今日は名木古木を訪ねて、戸塚区へ。戸塚区でも開化の始まっているサクラが沢山ありました。
【主な経路】
 (JR東戸塚駅)-品濃町-秋葉町-舞岡-上倉田-下倉田-小菅ヶ谷-(港南台駅)


横浜市指定名木古木



 No.48197 イヌマキ(品濃山北天院
かながわの名木100選 昭和59年12月指定
北天院のイヌマキ 和名:イヌマキ(マキ科)
 幹が大きく3本に分かれ、枝も広がり、情景も整った古木である。
 横浜市の名木古木に指定されている。
 樹高 18メートル 胸高周囲 3.5メートル 樹齢 約500年(推定)
 イヌマキは、関東地方から沖縄の照葉樹林に分布する常緑高木で沿岸地域では庭木として植えられることが多い。
 樹高20メートル、胸高周囲7メートル、樹齢600年に達するものもあると言われている。



 No.201045 ヤマモモ (ニューシティ東戸塚管理センター)
横浜市の名木古木 ヤマモモ(平成22年度横浜市指定)
 本州中部以南の暖地に生える常緑高木で、雌雄異株ですがこの木は雌木なので実をつけます。実は初夏に甘く熟し生食できますが、ジャムや果実酒などにも利用できます。推定樹齢220年の横浜市有数の大木で、この街の移り変わりを今後も見続けていくことでしょう。
     パークヒルズ


 No.2012501 ムクノキ Aphananthe aspera (戸塚区舞岡町21)


 No.49530 ゴヨウマツ Pinus parviflora 長蔵寺(戸塚区秋葉町348)

 現地確認できませんでした。恐らく滅失と思われます。本堂近くに、後継木と思われる若木がありました。


品濃山北天院:戸塚区品濃町1745-1
品濃山北天院由緒
 当北天院の創立年代は不詳だが、佛光國師草鞋ぬぎの古道場
として古くから言い伝えられており、遠く鎌倉時代上期より存
在したものと思われます。今から七百年余前、時の執権、北條
時宗公のお招きによりまして中国より渡来された、佛國光師が
鎌倉入りをされるに先立ち衣替えをされた一庵が当北天院で、
その後建武元年八月(西一三三四年)足利直義、当秋庭の郷(現
品濃、名瀬、秋葉、等)を鎌倉建長寺内に在る正續院に寺領と
して寄進、更に至徳元年七月(西一三八四)後亀山天皇勅を以
て当村を圓覺寺祖塔、正續院に寺領として寄進しておられます
。因に正續院が建長寺より圓覺寺に遷塔せられたのは建武二年
で夢想國師が後醍醐天皇の勅命を仰いで行ったものです。尚、
寛永十年頃の圓覺寺末寺帳に依りますと、当北天院は開山祖塔
正續院の唯一の末寺であり、延宝二年頃は本山直末十ヶ寺の内
に月桂寺、関興寺等と並び挙げられており、又、圓覺寺派で御
本山の開山様を迎え、開山と仰いでいる末寺で当北天院ただ一
ヶ寺で、誠に由緒のある古刹であります。
 この度、日本国有鉄道、東海道本線増線工事(昭和四十八年
頃より)の為、寺墓地を総移転しなければならなくなり、其の
代替地として旧境内地を選び、新たに裏山を開発、諸堂宇の新
築再建と相成り、十年の歳月を以て現在に至ったものです。
         昭和五十九年四月吉日
             当山四世 一渓 謹誌


品濃白旗神社:戸塚区品濃町518-7

御由緒
 康元元年(一二五六)源義経公を御祭神と崇め創建、御社殿は天正三年、天保十一年に夫々改築された。白旗とは源平争乱の際、敵味方を区別するための旗の色、平家の赤旗に対する源氏の白旗、源氏そのものを象徴する名である。
 源氏の武将が祀られる「白旗」の名の付く神社は全国神社本廳傘下八十余社あり、その内「義経公」を祀る神社は八社であるが由緒は不明である。
 天正十九年以来は、當地の知行となった新見(しんみ)氏が明治初頭まで當神社の隆興に尽力した。大正十二年関東大震災の際
には御社殿は倒壊したが氏子には被害が無かったので、時の部落長が「宮柱うちくだけても倒れても氏子の怪我なきぞ尊き」と献詠し、村人たちは「鎮守さまが身代わりににってくださった」と感激して翌年再建に着工、九月二十八日に竣工しこの日に因んで例祭日となる。
 その後八十余年、世の変遷を乗り越えた御社殿も平成十九年十二月不審火により焼失。然しながら氏子への被害も無く、再び御神威に助けられ、平成二十四年十月氏子の尽力により御社殿を再建した。
【白旗神社と新見氏】
 徳川家康との厚い信頼関係を築いていた旗本新見氏は、天正十八年(一五九〇)に新見正勝が相州品濃・山田を領地として家康より賜った後、明治維新に至るまで、変わること
なく領地を治めた。正勝は家督を譲ったのみ品濃に隠居、寛永十九年(一六四二)没後白旗神社脇へ埋葬されたと伝えられている。
 幕末に入り、ペリー来航には新見正興が領主となっていた。安政五年(一八五八)欧米五ヶ国との間に修好通商条約が締結され、翌年、正興は外国奉行と神奈川奉行を兼帯。
幕府の要人を務めながら、白旗神社の隆興にも尽力したと伝えられている。
【御祭神】
 源 義経命(みなもとのよしつねのみこと)  外二柱 天照大神御神(あまてらすおおみかみ) 豊受姫命(とようけひめのみこと)
【年間祭事】
 初詣    一月随時
 祈年祭   四月十一日   (五穀豊穣祈願祭)
 夏越し大祓 六月最終日曜日 (年の前半の清祓)
 例大祭   九月二十八日  (年に一度の神社大祭)
 七五三詣  十一月随時   (人生儀礼)
 新嘗祭   十一二十八日  (五穀豊穣感謝祭)
 年越し大祓 十二月三十日  (年の後半の清祓)


辨財天宮:品濃白旗神社境内社
品濃白旗神社境内相殿
 左から、空き、日本武尊、素戔嗚尊、如来坐像(上品)、空き


地蔵堂、庚申塔、地神塔:戸塚区品濃町518-6


稲荷社:戸塚区舞岡町3709


第六天祠:戸塚区舞岡町3710
 『相刕?岡村金子氏』銘


増威八幡社:戸塚区秋葉町343
j
  増威八幡社 由緒
祭神  品陀別命(ほんだわけのみこと) (第十五代應神天皇)
例祭  七月二十五日  所管 神社廰
鎮座地 横浜市戸塚区秋葉町三四三番地
 当社の創建は古く規模は大きかった。
一 創建は天平元年六月十五日(紀元一、三八九 西暦七二九)宇佐八幡宮創建の四年後であり、石清水八幡宮の百三十一年前である。中川、川上地区内の神社としては最も古い
二 祭神は品陀別命(ほんだわけのみこと)のほか天照大神(あまてらすおおみかみ)天兒屋根命(あまこやねのみこと)を含む八柱であった。之は純朴な崇敬心の表れと言へよう。
三 被災二回の都度御神體は海から出現し給うたとの傳承は海が遠い現状では分かりにくいところであるが最近三十年間の土木工事中に鎮座地周辺は深い入り江であったことが二ヶ所に於て實證された。
四 ゆかりの土地はその昔「秋庭の里」と云い神楽畑が鎮座地に隣接するほか鳥居跡の「鳥居戸」祭禮競馬の「馬場谷」神主横山志摩守の居住地「殿屋敷」が柏尾村に在り祭禮市の「市場谷」が上樫尾に在る。
五 増威八幡は源義家東征の折当社に立寄られ神社名を問われた神職が自分の名前(増井)を答へたところ「威を増すとし幸先が良い」と喜んだと傳へ現用の社號額(明治期の物と推定)は「増威社」である。
特殊神饌としては「十二味供養」があり山菜、野菜の十二種を叮嚀に盛り合せる。尚、当神社には次の俗稱がある。毎年祭禮には、小麦の神饌を現用しているので小麦八幡とも言う。
     平成十年七月二十五日
          寄贈 松井貞雄



堅牢地神塔:戸塚区下倉田町1239



力石:戸塚区下倉田町1231
 昔娯楽の少なかった時代の若者達がここに集まっては石を持ち上げ力自慢をしあったといわれています


【参考】
 イヌマキ Podocarpus macrophyllus No.48197:戸塚区品濃町1745-1(品濃山北天院)
 ヤマモモ Morella rubra No,201045:戸塚区品濃町553-1(ニューシティ東戸塚管理センター)
 寒桜(かんざくら)Cerasus x kanzakura ‘Praecox’
 ウメ Armeniaca mume
 寒緋桜(かんひざくら)Cerasus campanulata
 河津桜(かわづざくら)Cerasus x kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 ひまわり歯科(戸塚区品濃町543-4)
 ミツマタ Edgeworthia chrysantha
 堅牢地神塔:戸塚区下倉田町1239
 力石:戸塚区下倉田町1213

金沢自然公園の梅など

 午後から訪ねた金沢自然公園では梅が見頃を過ぎようとしていました。
【主な経路】
(自宅)-六浦-浄行寺東遺跡-御伊勢山-釜利谷-金沢自然公園-氷取沢-坪呑-(京急杉田駅)



【参考】
 ウメ Armeniaca mume
  紅千鳥(べにちどり)
  光輝(こうき)
  鶯宿(おうしゅく)
  白加賀(しらかが)
  八重唐梅(やえとうばい)
  長谷川寒紅(はせがわかんこう)
  見驚(けんきょう)
  枝垂れ見驚(しだれけんきょう)
  豊後梅(ぶんごうめ)
  佐橋紅(さばしこう)
 オオキバナカタバミ Oxalis pes-caprae
 ヤブツバキ Camellia japonica
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 ヤツデ Fatsia japonica
 シロバナタンポポ Taraxacum albidum
 由緒不明の祠(御伊勢山)
 ルビーネックレス Othonna capensis
 アケボノアセビ Pieris japonica f. rosea
 アセビ Pieris japonica
 スダジイ Castanopsis sieboldii:釜利谷市民の森
 ハナサフラン(クロッカス) Crocus vernus
 ジャノメエリカ Erica canaliculata
 ミツマタ Edgeworthia chrysantha
 寒咲花菜(かんざきはなな)Brassica sp.
 ホトケノザ Lamium amplexicaule
 トサミズキ Corylopsis spicata
 アカバナマンサク Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata
 シャクナゲ Rhododendron spp.
 ヒメウズ Semiaquilegia adoxoides
 蕗の薹(フキ) Petasites japonicus
 キバナアマ Reinwardtia indica
 ビャクシン Juniperus chinensis:牛頭山妙法寺

港区、品川区の神社、など

 今日はCSIRT研修のため麻布十番へ。行き帰りに通りかかった神社などの写真をアップしておきます。
  神社  アート作品


赤羽稲荷神社由来
 是の赤羽稲荷神社は江戸末期芝公園丸山に祀られて有るを当時赤羽の地に二十七番札所として名髙き円明院に勧請され商売繁盛諸祈願成就の御神徳にて大いに繁栄した。又此の時代は神仏混合で神社と寺院と共に護持され明治となり神仏分離仰せ出だされ当時の別当赤羽の姓賜り神耺として神社に尽して有れば社頭賑々しく立栄しも昭和二十年五月の大空襲にて惜しくも全焼御神霊は赤羽氏に守られて家内に安置奉り現在赤羽元子氏に受継がれしも此度赤羽氏よりのお申し出でにて当社境内に新に神殿建立御遷座奉斎申し上げる次第である。
     記
御祭神 宇迦之御魂大神
平成六年五月吉日
    春日神社宮司 三笠季枝


高輪神社
 御祭神 宇迦御魂神(稲荷大神)
     誉田別命 (応神天皇)
     猿田彦神 (庚申様)
     聖徳太子 境内社高輪太子宮に奉斎


品川駅創業記念碑
 品川駅では、明治5年5月7日(新暦6月12日)を駅の開業日にしています。何故かというと、新橋・品川間の工事が遅れたため、この日に品川・横浜間で仮開業したからです。新橋・横浜間で本営業を開始したのは仮営業から4箇月後の明治5年9月12日(新暦10月14日)でした。それを記念して、今日では10月14日を「鉄道の日」としています。品川駅は日本で一番古い鉄道の駅といえます。
 この記念碑は鉄道開通80周年及び駅舎改築を記念して、昭和28年4月に建之されたもので、揮毫者は衆議院議員議長をつとめた大野伴睦氏です。記念碑の裏面には仮開業当時の時刻表と運賃が記載されており、当時の様子を偲ぶことができます。


「品達品川」閉館のお知らせ
お客様各位
平素より「品達品川」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
「品達品川」は、諸般の事情により誠に勝手ながら、2020年3月31日(火)をもちまして、閉館することとなりました。
 2004年12月の開業より長きにわたり、ご愛顧いただき、誠にありがとうございました。          品川品達 Shinatatsu Ramen ~ Japanese Soul Food


白玉稲荷大明神
 改修記念
神社の創祀は詳でないが本殿は明治十三年三月の建造にして其の間小修理は数回行われた様である。昭和四十年二月会員諸氏及び篤志家の浄財により大改修を行うことが出来た。
  昭和四十年二月吉日
   鮫洲南町会


【参考】
 時の標The Mark of Time 2010 高須賀Takasuka 昌志Masashi:港区芝5丁目7
 伏見三寶稲荷神社:港区芝3丁目1-15
 蔵稲荷大明神:港区芝3丁目12-4
 ひかり門 1990 伊藤 隆道:港区芝5丁目7
 三田春日神社:港区三田2丁目13-9
 赤羽稲荷(三田春日神社境内社)
 福徳稲荷(三田春日神社境内社)
 東京タワー
 高輪神社:港区高輪2丁目14-18
 品川駅創業記念碑
 品達跡地:港区港南2丁目
 荏原神社:品川区北品川2丁目30-28
 御嶽稲荷神社:品川区南品川2丁目12-10
 白玉稲荷大明神:品川区東大井2丁目9-15

サクラの開花状況 ~ みなとみらい、関内

 横浜緋桜の蕾はまだ固いようですが、大寒桜はすでに見頃、寒緋桜はやっと咲き始めた所です。


 大寒桜(おおかんざくら)Cerasus x kanzakura cv. ‘Oh-kanzakura'(日本丸メモリアルパーク)
 寒緋桜(かんひざくら)Cerasus campanulata(関内桜通)
 関内大通りの大寒桜は、まだ2分咲きでした。
 大寒桜(おおかんざくら)Cerasus x kanzakura cv. ‘Oh-kanzakura'(本町4丁目:20200219撮影)

サクラの開花状況 ~ 追浜と金沢では

 追浜周辺でも河津桜が見頃を迎えています。瀬戸神社では玉縄桜も五分咲きです。八景島の阿亀、海の公園の里桜の蕾はまだ固いようでした。
 河津桜(かわづざくら)Cerasus x kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 :追浜東町三丁目 追浜本町1丁目 金沢区瀬戸 海の公園


 玉縄桜(たまなわざくら)(登録品種データベース):瀬戸神社


南区でハッカチョウを確認

 写真は撮影できませんでしたが、今朝、横浜市南区井土ケ谷下町の路上でハッカチョウを確認しました。港南区ではもはや普通種のハッカチョウですが、一昨年は金沢区でも見かけました。近年、生息域を拡大しているのかもしれません。

ハッカチョウ Crested Myna Acridotheres cristatellus (2015年11月15日、港南区港南台で撮影)