年末恒例のアルボの丘。今年は仕事が入っていた家内は伺うことが出来ませんでしたが、いつも以上の御馳走を沢山の戴きました。
月別アーカイブ: 2020年12月
歳の瀬の鷹取山
昨日の金沢八景権現山に続いて、今日は鷹取山を歩いてみました。ヤブツバキの花の時期には少し早いので少々淋しい季節なのですが、木本植物の葉など今の季節でないと気づくことの出来なかった彩に気づきます。遠目に白い花のように見えたのは、シロヨメナの総苞片でした。
C-252 シロダモハコブフシ【湯川(1996)を転記】
シロダモタマバエ Pseudosphondylia neolitseae Yukawa(1974) によって葉に形成される虫えいである。展開直後の葉表には直径2~3mmの赤い斑点が現れ、その後急速に生長し、初夏には成熟する。虫えいの葉表部には黒褐色で先端の丸くなった円錐形、葉裏部は茶褐色で半球形を呈する。九州南部では、高さは2.8~5.0mm、直径は2.1~3.5mmで、葉表部の突出の方が葉裏部のそれよりも大きい。暖かい地方ではこの傾向がさらに強くなるが、九州北部などでは、逆に、葉裏の半球形の部分が大きくなり、葉表の円錐形の部分が小さくなる。内部はほぼ球形の幼虫室があり、淡黄褐色の幼虫が1匹入っている。成虫は虫えいの葉裏部から羽化する。多いときには、葉当たりの虫えい数が100個にも達することがあり、葉が折れ曲がったり、捻じれたりする。
生態 基本的には年1世代であるが、まれに2年1世代のものもある(図II-17)。成虫は4月上~中旬に羽化し、20~40mmに伸びた新芽の中に産卵する。羽化した幼虫は新葉に潜入し、その部分が赤斑点になり、初夏には顕著な虫えいとなる。1齢で越夏し、秋には2齢から3齢に進み、翌春、虫えい内で蛹化する。2年1世代のものは2年目の秋まで1齢のままで、その後、年1世代のものと同じような経過をたどる。これまで内部寄生蜂としてコガネコバチ科のGastrancistrus sp.、外部寄生蜂としてシロダモタマバエコマユバチ Bracon tamabae Maetô(1991) (=Ibobracon scurra Fischer)が知られている(436ページ参照)。
分布 本州、佐渡、伊豆諸島、四国、九州、種子島、屋久島、南西諸島。
(参考文献) 井手(1928)、Maetô(1991)、Sunose(1982)、巣瀬(1986d)、鈴木(1980)、Takasu & Yukawa(1984)、薄葉(1977)、山内ら(1982)、矢野(1964)、Yukawa(1974, 1976b, 1983a)、湯川(1979a, 1984a, 1988d)、Yukawa et al.(1976)、湯川・松岡(1992)、湯川・巣瀬(1988)。
※虫癭 = 虫こぶ。
【参考】
イソギク Chrysanthemum pacificum
シロヨメナ Aster ageratoides
ツルマサキ Euonymus fortunei
コゴメウツギ Stephanandra incisa
ナンテン Nandina domestica
カニクサ Lygodium japonicum
イタビカズラ Ficus nipponica
オオバウマノスズグサ Aristolochia kaempferi var. kaempferi
エビヅル Vitis ficifolia
マルバウツギ Deutzia scabra
シロダモ Neolitsea sericea
マンリョウ Ardisia crenata
オニシバリ Daphne pseudomezereum
前浅間
コウヤボウキ Pertya scandens
キヅタ Hedera rhombea
マユミ Euonymus hamiltonianus
ハゼノキ Rhus succedanea
ウグイスカグラ Lonicera gracilipes
トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
ヤマブキ Kerria japonica
ヤマコウバシ Lindera glauca
親不知
子不知
ビワ Eriobotrya japonica
ヤブツバキ Camellia japonica
アセビ Pieris japonica
壁画群
リュウノヒゲ Ophiopogon japonicus
ハリギリ Kalopanax septemlobus
シロダモハコブフシ
ヤツデ Fatsia japonica
コセンダングサ Bidens pilosa var. pilosa
サルトリイバラ Smilax china
アオキ Aucuba japonica
アケビ Akebia quinata
釈迦如来像
ミツバアケビ Akebia trifoliata
ナワシログミ Elaeagnus pungens
サザンカ Camellia sasanqua
セイヨウヒイラギ Ilex aquifolium
ギョリュウバイ Leptospermum scoparium
夕照橋よりみた富嶽
参考文献
渡邉-東間加奈・大井-東間哲雄(2016)日本産オオバウマノスズクサ群の分類学史およびオオバウマノスズクサとアリマウマノスズクサの混同について、Bunrui, 16(2):131-151、URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunrui/16/2/16_01602-06/_pdf/-char/ja、accesed: 2020-12-29.
湯川淳一(1996)日本原色虫えい図鑑、p.201.
歳の瀬の金沢八景権現山
計画から5年以上経ってしまった金沢八景西公園(仮称)は八景権現山公園に名称が決まって、円通寺客殿再建築工事を伴う整備事業が行われています。実際に工事をしている所はあまり見かけませんが、完成予定は2020年3月31日とのことです。
権現山の金沢八景側の上り口は石敢當が守っていたのですが、今日はみつけることが出来ませんでした。ヤブツバキはまだ咲始めといったところです。
八景権現山公園
イヌマキ Podocarpus macrophyllus
ハリギリ Kalopanax septemlobus
ヤマモミジ Acer amoenum var. matsumurae
スエヒロタケ Schizophyllum commune
シロヨメナ Aster ageratoides
ノダフジ Wisteria floribunda
イタビカズラ Ficus nipponica
イヌガヤ Cephalotaxus hamingtonia
ツルマサキEuonymus fortunei var. fortunei
紅葉
サルトリイバラ Smilax china
ヤブツバキ Camellia japonica
シーパラダイス、富津方面
笠森稲荷神社
ヤツデ Fatsia japonica
不動祠(上行寺)
イヌガヤ Cephalotaxus hamingtonia (横浜市名木古木 No.49292):上行寺
11月で廃業したそよ風食堂
大宮を訪ねて-2020年12月
今日は、大宮の母を訪ねました。いつもにも増して元気そうで、孫たちの作った昼食も喜んでくれました。
【参考】
本日のメニュー
オムライス、ジャーマンポテト、サーモン生春巻き付きサラダ、デザート(ガナッシュケーキ、アップルトルテ、焼きプリン)
武蔵一之宮氷川神社で時差初詣
帰りに寄ったアニメイト池袋本店【ベツレヘムの星の代わりにごちうさのティッピー】
池袋のクリスマスイルミネーション
入江川を遡る~西園橋から源流地点まで
今日は先日の続きで入江川の源流近辺まで歩いてみました。
入江川、滝の川マップ 神社 坂道 石塔 ひまわり
西園橋
名称不明の橋 x 2
久保下橋
暗渠流出口
農園橋
暗渠流入口
第一子園橋
名称不明の橋 x 4
第二子園橋
名称不明の橋 x 2
a16-18
名称不明の橋 x 2
第四子園橋
名称不明の橋 x 5
「入江川せせらぎ緑道」と下水処理水を有効に利用して水辺を復活したことで。平成10年度「手作り郷土
下水道局のキャラクター
かばのだいちゃん
名称不明の橋 x 3
向谷橋
名称不明の橋 x4
松蔭橋
名称不明の橋
暗渠流出口
源流噴出モニュメント
白幡下橋
源流地点
名称不明の橋
【入江川支流】
入江川には、入江川遊水地を源流として水道道下の暗渠を介して合流する支流があるのですが、この支流の側道は来春まで工事中(2020.2.26までを予定)で通行禁止となっていました。名前のついている橋はなさそうですが、来年また尋ねたいと思います。
この柵内の入江川遊水地管理地は、地区の運動公園として利用登録団体に午前9時から午後6時まで開放しています。利用時間以外の夜間・早朝には中に入れません。
なお、利用団体の登録並びにご利用申込にあたっては、入江川遊水地多目的広場管理委員会までお尋ねください。
横浜道路局河川管理課 ☎671-2855
◎宋興寺とヘボン博士
曹洞宗宋興寺は、上の『神奈川駅中図絵』では権現山の麓に描かれている。
開港当時、アメリカ人宣教師で医師であったヘボン博士がここに施療所を開いた。これを記念する石碑にたてられている。
このヘボン博士は、「ヘボン式ローマ字」でよく知られ、日本で最初の和英辞典を完成し、聖書の翻訳なども行った。後に、明治学院を創設するなど、わが国の教育にも尽力した人である。
◎慶運寺
慶運寺は、室町時代に芝増上寺第三世音誉聖観
また、浦島寺とも呼ばれている。浦島太郎が竜宮城より持ち帰ったという観音像など浦島伝説にちなむ遺品が伝わっている。
横浜市地域有形民俗文化財
浦島太郎伝説関係資料
平成七年十一月一日登録
所有者 | 宗教法人慶運寺 |
宗教法人蓮法寺 |
所在地 | 神奈川区神奈川本町一八番地二 | 神奈川区七島町二一番地 |
本尊浦島観音(旧観福寿寺 浦島父子塔(旧観福寿寺旧在) 一基 浦島寺碑(旧観福寿寺旧在) 一基 |
登録資料 | 伝供養塔 三基 顕彰歌碑 太田唯助作 一基 |