月別アーカイブ: 2021年9月

近所のヤマノイモ類

 半世紀以上前に世界規模で実施された緑の革命(Green Revolution)により、稲、小麦、トウモロコシなどの品種改良と農業技術の改良が飛躍的に進み、穀物生産性が向上しました。その後も稲や小麦のゲノム研究や経営の集約化をはじめとして、穀物生産を高める努力は続けられていますが、米国農務省(USDA)の今年9月の統計によれば、2021/22年度の世界での穀物生産予測23億3721万トンに対して、消費予測は24憶3331万トンとなっており、既に需要を賄えない状態になっています。
 そのような中、低未利用資源の利用促進がますます大切になっており、温暖化が進む昨今では熱帯起源の植物利用に注目が集まっています。ヤマイモ類もその代表であり、この近所にも自生が見られます。今日は、ヤマイモ類につき少し調べてみました。  ヤマノイモ科の写真整理


【分類】
 ヤマノイモ属(Dioscorea)は、ヤマノイモ科(Dioscoreaceae)に属する蔓植物で、わが国にも10種以上が自生しますが、世界では、西アフリカと東南アジアの熱帯域を中心として約600種あるといわれています。ヤマノイモD. japonicaとヤマイモD. oppositaはしばしば混同されますが、本来は、我が国で食用として利用しているのは主としてヤマイモであり、自生するヤマノイモ(自然薯)は、同属の別種です。吉田(2016)等を参考にして整理すると、主なヤマノイモ類は下記のようになります。


ヤマノイモ属(Dioscorea)
学名 和名 英名
D. opposita
 Syn.D. polystachya
   D. batatas
ヤマイモ Chinese yam
D. japonica ヤマノイモ Japanese yam
D. tokoro オニドコロ(鬼野老) oni-dokoro
D. tenuipes ヒメドコロ(姫野老) sweet mountain yam
D. alata ダイジョ(大薯) violet Yam, greater yam
D. esculenta トゲドコロ(棘野老) lesser yam
D. bulbifera ニガカシュウ(苦荷首烏) aerial yam
D. pentaphylla アケビドコロ(木通野老)  fiveleaf yam

 自生するのは、ヤマノイモ、オニドコロ、ヒメドコロで、このうちオニドコロは苦いので食用には不向きです。


 わが国で食用として主に流通するヤマイモ(D. oppasita)は、芋の形態から ナガイモ(長芋)群、イチョウイモ(銀杏芋)群、ツクネイモ(つくね芋)群の三つの品種群に分けることができ、可食部である芋の粘りはこの順に強くなります。ツクネイモ群よりさらに粘り強いのが自生種のヤマノイモ(D. japonica)であり、このため高値で取引されることがあるようです。
 ヤマノイモ属の植物は基本的に雌雄異株のようですが、イチョウイモ群とツクネイモ群では雌株が栽培されるのに対して、ナガイモ群は殆どが雄株であり、このことは雄株と雌株の両方が普通にみられるヤマノイモとの違いです。ヤマイモは茎が紫色を呈すること、ヤマノイモが対生するのに対して、ヤマイモのうちイチョウイモ群とツクネイモ群では互生であることなども判別するのに役立ちます。ヤマノイモも稀に互生することがあると報告されているようですが、葉の形がヤマノイモのようで互生する植物は、寧ろヒメドコロ(D. tenuipes)ではないかと思われます。


【利用】
 ヤマノイモ属のうち食用種をヤム(Yam)と総称しますが、米国では植物分類では全く異なる系統であるサツマイモまで区別せずにヤムに含めることがあるので注意が必要です。Knoemaの統計によれば、2019年のヤムの生産量は全世界で7,400万トンあまり、そのうち7,240万トンはアフリカ諸国、わが国での生産は15.8万トンと全体の0.2%でした。わが国での生産量はほぼ横ばい状態ですが、世界的には今世紀に入って生産量がほぼ倍増しており、今後も伸びていくことが期待できます。
 ヤマノイモ属の可食部は担根体と呼ばれる組織学的には茎と根にあたる部分が主体で、通常これを芋と称します。また、種や品種によっては零余子むかごを形成し、これも芋と同様に食用になります。わが国では、粘り気の少ないナガイモ群の品種の生産が主体ですので、サクサク感を生かした酢の物、漬物、フライなどでの利用が多いようですが、ツクネイモ群やイチョウイモ群などの品種では、すりおろして『とろろ芋』にする料理も沢山考案されています。粘り気の高いヤマノイモ(自然薯)は『とろろ芋』に適しているほか、鹿児島の特産和菓子『軽羹かるかん』に使用されます。
 二ホンウナギの産卵場は現在では西マリアナ海嶺周辺と推定されていますが、かつてはウナギの故郷がわからなかったため、ウナギはヤマイモから生まれてくるという説も信じられていました。ウナギ価格の高騰する現在では、ヤマイモのウナギ風蒲焼も考案されています。
 中国原産のヤマイモが日本に入ったのはかなり古いらしく、江戸時代には既に栽培されていたようですが、静岡県丸子で松尾芭蕉が食したとろろ汁は、ヤマノイモ(自然薯)だったと考えられています。


梅若菜
 丸子の宿の
   とろろ汁
     松尾芭蕉
東海道五拾三次之内 丸子名物茶店:歌川広重
東海道五拾三次之内丸子名物茶店:歌川広重 (東京富士美術館所蔵)

梅若菜 丸子の宿の とろろ汁
 猿蓑:坤巻5(11p/全26p)所収、芭蕉の死後『笈の小文』を編したことで知られる川合乙州おとくにが江戸に向かって旅立つ際に選別として贈った句だそうです。


【参考】
(午後から出かけようとしたら、雨が降り出したので撮れたのはこれくらいでした。)
 ヤマイモ Dioscorea opposita
 ヤマノイモ Dioscorea japonica
 オニドコロ Dioscorea tokoro
 オキナワスズメウリ Diplocyclos palmatus
 ソライロアサガオ Ipomoea tricolor


【文献】
Bandana Padhan and Debabrata Panda (2020) Potential of Neglected and Underutilized Yams (Dioscorea spp.) for Improving Nutritional Security and Health Benefits, Front Pharmacol., DOI: 10.3389/fphar.2020.00496, accessed: 2021-09-26.
吉田康徳(2016)ヤマイモ類の生態特性と栽培技術等について、URL: http://www.jsapa.or.jp/pdf/seminer/h28yoshida.pdf, Accessed: 2021-09-26.
秋葉隆(1995)食材図典、小学館、東京.
Kenoma(2021)The production of yams in the World、URL: https://knoema.com/data/agriculture-indicators-production+yams, Accessed: 2021-09-26.
米国農務省(2021)世界の穀物生産量
USDA (2021) World Agricultural Supply and Demand Estimates, URL: https://www.usda.gov/oce/commodity/wasde, Accessed: 2021-09-26.
農畜産業振興機構(2016)やまいもの需給動向、URL: https://www.alic.go.jp/content/000143875.pdf, Accessed: 2019-09-26.
松尾芭蕉(1691)、餞乙刕東武行、猿蓑:坤巻5 (向井去来・野沢凡兆編)、URL: https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/bunko31/bunko31_a0383/bunko31_a0383_0002/bunko31_a0383_0002.pdf, Accessed: 2021-10-02.

初秋のイングリッシュガーデン

 やりたいことは沢山あって、いざ時間ができるとなにから始めてよいか迷ってしまいます。今日は、秋薔薇に期待の膨らむ横浜イングリッシュガーデンを下見してきました。秋薔薇はまだ走りですが、早咲きのユキツバキの開花が始まっていました。
【主な経路】
 (横浜駅)-横浜イングリッシュガーデン-浅間町-藤棚-霞ヶ丘-(南太田駅)


【参考】
 モッコク Ternstroemia gymnanthera
 ホテイアオイ Eichhornia crassipes
 ハロウィーン飾りつけ
 シマトネリコ Fraxinus griffithii
 バラ Rosa spp.
 センニチコウ Gomphrena globosa
 ユキツバキ ‘炉開ろびらき’ Camellia rusticana ‘Robiraki’
 ムクゲ Hibiscus syriacus
 薔薇 ‘サー・セドリック・モリス’ Rosa ‘Sir Cedric Morris’
 ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius
 コムラサキ Callicarpa dichotoma
 マルバフジバカマ Eupatorium rugosum
 フサフジウツギ Buddleja davidii
 サルビア・カナリエンシス Salvia canariensis
 カカリア Emilia coccinea
 ペルシカリア Persicaria amplexicaulis
 アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata
 カボチャ(ハロウィーン用)
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 アシ Phragmites australis
 アノダ・クリスタータ Anoda cristata
 クレマチス Clematis spp.
 シュウメイギク Anemone hupehensis
 サルスベリ Lagerstroemia indica
 ハナカンナ Canna spp.
 ピンク・アナベル Hydrangea arborescens ‘NCHA 1’ (‘Pink Annabelle’)
 ジンジャーリリー Hedychium spp.
 フジウツギ Buddleja japonica
 トレニア Torenia fournieri
 キジバト Streptopelia orientalis
 ニラ Allium tuberosum
 ソバ Fagopyrum esculentum
 ヴィオルナ系クレマチス Clematis viorna
 イワガラミ Schizophragma hydrangeoides
 サルビア・ガラニチカ Salvia guaranitica
 ひなたぼっこ:藤棚地区センター
 ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum
 ヒメムカシヨモギ Erigeron canadensis
 セダムの一種 Sedum spp.

六浦界隈を…

 本日も年休消化、仕事するわけにもいかず、近場を少しは歩いてみました。
【主な経路】(自宅)-瀬ヶ崎-六浦-六浦南-湘南鷹取-(自宅)


【参考】
 横浜市指定名木古木 No.201819 サクラ Cerasus sp. (六浦5丁目30)
 カルガモ Anas poecilorhyncha
 小児せき之塚:六浦5丁目36-1
 カキノキ Diospyros kaki
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 ヒヨドリバナ Eupatorium makinoi
 如来像
 キブシ Stachyurus praecox
 ヤブタバコ Carpesium abrotanoides
 アカネ Rubia argyi
 キンミズヒキ Agrimonia pilosa
 シラヤマギク Aster scaber
 イワヒバ Selaginella tamariscina
 セイヨウカラシナ Brassica juncea
 コムラサキ Callicarpa dichotoma

横浜から東神奈川へ

 今日は、横浜駅周辺を少しだけ散策。滝の橋付近の滝の川ではスズキが遡上していました。
【主な経路】(横浜駅)~彫刻通り~高島台~東急フラワー緑道~東神奈川~神奈川公園~(横浜駅)
  街角のアート作品


髙島先生顯彰碑
呑象髙島嘉右衛門先生ハ
壯年明治維新ノ風雲ニ際
會シ志ヲ國運ノ興隆ニ致
シ近代産業ノ先駆ヲ爲シ
就中横浜市發展ノ基礎ヲ
築ケル功績大ナリ殊ニ巷
ノ經論ノ易理ニ鍳テ實践
セラレシハ最モ偉ナルト
稱スベシ仍チ先生幼ヨリ
周易ヲ喜ビ研鑽倦ス其ノ
堂奥ニ㕘ジ是ガ功ト利ト
ヲ公益ニ顯揚セラレ其ノ
學ト術トハ大成シテ髙島
易断ノ著トナル傳ヘテ五
十年茲ニ其ノ稿成ルノ地
ニ記念ノ碑ヲ建ツ
 昭和三十一年五月吉日
  汎日本易學協会

横浜市地域史跡
 弁玉(べんぎょく)歌碑
     平成四年十一月一日登録
     碑高二四六cm
     碑幅一五三cm
     碑厚十五cm
 この碑は、幕末・明治初期にかけて神奈川三宝寺の住職であった歌人弁玉の歌碑兼顕彰碑です。
 弁玉は文政元年(一八一八)江戸浅草俵町に大熊卯八(うはち)の四男として生まれています。天保元年(一八三〇)十三歳で江戸下谷の清徳寺大潮(せいとくじだいちょう)のもとで得度し、下総国飯沼弘経寺で修行したのち、芝の増上寺に入り、嘉永三年(一八五〇)三宝寺(さんぼうじ)に住職に転じ、以後、明治十三年に没するまで神奈川の人となっています。
 和歌は橘守部、岡部東平、普門寺瓊音(けいおん)などに学んだ。とくに長歌に秀れ、文明開化初期には、石鹸王。伝信機などの新事物を巧みに捉えて長歌にうたい注目されています。また、明治一〇年、横浜の発展に尽くした高島嘉右衛門の功績を称え建立された「望欣台碑」の碑文を揮毫し、文明開化期の横浜の発展経路を明確に伝えています。
 長歌集「由良牟呂集(ゆらむろしゅう)」は、明治十二年(一八七九)弁玉が没する一年前に門人によって出版されています。
 文明開化期の横浜の発展を知るうえで貴重な史跡です。
  平成五年三月
          横浜市教育委員会


辨玉師墓碣誌并銘
           従二位藤波大中臣敎忠篆額
我東京之人資竺輕簿雖有才慧不能耐事故於商賈亦難成業況於僧徒呼況於
技藝呼余之雚識僧辨玉者久寓芝山與余來往相熟然不知其善國家不知其為
東京之人也一別杳然絶無信息側聞其隱棲于神奈川又聞其善國家之名余欲
訪之而事業倥偬不得命駕也庚申四月二十五日溘然傾逝現六十三年其徒某
具小行狀而請余碑文余閲之即辨玉為東京淺草之人大熊卯八之次男幼稱鐵
之助十歳投於下谷清德寺就大潮和商受戒祝髪旣長而梵誦之餘暇入橘守部
之問而學和歌又接先輩定玄東平以傳承歌法殆經十六年是故得臻妙域而四
法来學者得敎千百人嗚呼東京之人而成此偉藝豈不奇哉豈不寄哉辨玉長在
芝山僧寮竟住檀林而披香紫至于其極則可箽增上知恩大刹而著朱緋此暇榮
則榮矣然較之善歌不朽之名則固不待言也今春旣巳建碑又無幾而當刻歌集
也辨玉之靈含笑于泉不可知互余於東京會與善歌人締交其尤者為游清遊翁
文雄此三人住京之故其名赫奕然至于伎倆則未勝辨玉也今時現存之歌人碌
碌不足數年余謂辨玉若住東京則其来學之多不止於數十百人呼抑辨玉愛神
奈川之佳景而不欲住東京也可謂清矣可謂高矣余欽仰之餘乃為之銘曰
 神奈川濱 隱殆三紀 梵唄纔終 古歌便起 唯娯水石 豈念桑梓 玩
 東海光 契西行旨 齡欠脩遐 名數遠邇 此勒貞珉 不朽足恃
維跱明治十六年 歳次癸禾春三月東京下谷隠士枕山大沼厚撰并書
                           露木宗吉銘

【参考】
 上昇 高橋秀 1992年:西区北幸1丁目11-20
 作品名不詳:西区北幸2丁目1-22
 ヤマブドウ Vitis coignetiae
 髙島先生顕彰碑
 弁王歌碑
 望欣台の碑
 アケビバナナ Musa velutina
 亀
 スズキ Lateolabrax japonicus

こども植物園へ

 台風一過で秋晴れの今日、柿の実が色づくには少し早かったようです。
【主な経路】(横浜駅)~東神奈川~六角橋~反町公園~幸ヶ谷公園~彫刻通り~浅間下~松原商店街~こども植物園~(井土ヶ谷駅)
  街角のアート作品  名月(2013年9月19日)


【参考】
 ウラギンシジミ Curetis acuta paracuta
 ヘクソカズラ Paederia scandens
 ナガエコミカンソウ Phyllanthus tenellus
 ヒメユズリハ Daphniphyllum teijsmannii
 マメアサガオ Ipomoea lacunosa
 キヅタ Hedera rhombea
 作品名不詳(西区北幸2-3-19)
 作品名不詳(西区北幸2-10-39)
 作品名不詳(相鉄本社前)
 動きだす球 1988 堀内正和
 みんなげんきに 2000 SHIRO HAYAMA:神奈川県国保会館
 石塔群(西区浅間町4丁目365)
 外川商店(松原商店街)
 帷子川よりランドマークタワー
 庚申堂(東海道相州追分)
 仲よし幼稚園
 横浜市立子ども植物園
 ナンバンギセル Aeginetia indica
 サクラタデ Persicaria odorata subsp. conspicua
 シラヤマギク Aster scaber
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 カリガネソウ Tripora divaricata
 カキノキ Diospyros kaki
  水島 ‘Mizishima’
  富有 ‘Fuyu’
  清姫 ‘Kiyohime’
  清白寺 ‘Seihakuji’
 老爺柿ロウヤガキ(衝羽根柿) Diospyros rhombifolia
 ミヤギノハギ Lespedeza thunbergii
 プルメリア Plumeria obtusa
 イビツウツボカズラ Nepenthes ventricosa
 オオタチカラクサ Dichoridanfra thyrsiflora
 金花茶きんかちゃ Camellia petelotii (syn. C. chrysantha)
 (pre)十三夜

初秋の葉山へ

 お天気に恵まれましたので、今日は葉山を歩いてみました。
【主なルート】自宅-深浦-田浦-十三峠-塚山公園-中山-池上-阿部倉-上山口-一色-長柄-(逗子葉山駅)
  白い毒キノコ(オオシロカラカサタケ)


オオシロカラカサタケ(?)
 先週に続いて今週は、オオシロカラカサタケの幼菌と思われるキノコが生えていました。ドクツルタケやシロタマゴテングタケと同様に、一本食べただけでも死亡例が報告されているほどの猛毒キノコですが、最近では野生キノコ食を趣味とする人たちの間で『白いキノコに気をつけろ』という注意喚起が周知されたためか、わが国での中毒例は殆どなくなっているようです。
 オオシロカラカサタケの毒性の主要成分は、テングタケ属(Amanita属)に共通するアマトキシン類ではなく、亜鉛を活性中心に持つ金属エンドプロテアーゼ『Molybdophyllysin』と同定されています。アマトキシンと比べて喫食後症状が現れるまでの期間が最短30分と短いことが特徴です。誤って食べてしまった場合には、胃洗浄等の専門機関での処置が必要ですが、亜鉛の配位がなくなれば無毒化するので、すぐにクエン酸などのキレート剤を摂取しておけば助かる可能性が高まる筈です。
【参考文献】
Yamada M et al. (2012) Molybdophyllysin, a toxic metalloendopeptidase from the tropical toadstool, Chlorophyllum molybdites, Bioorganic & Medicinal Chemistry, 20(22), 6583-6588. URL: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0968089612007481, Accessed: 2021-09-18.
厚生労働省 (2021) 毒キノコによる食中毒発生状況、URL: https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000769303.xlsx, Accessed: 2021-09-18.
水草貴久ら(2001)オオシロカラカサタケ(Chlorophyllum molybdites)による集団食中毒、日農医誌、50(4)、621-624、URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/50/4/50_4_621/_pdf/-char/ja, Accessed: 2021-09-18.


【参考】
 オオシロカラカサタケ(?) Chlorophyllum molybdites
 キンモクセイ Osmanthus fragrans
 コアオハナムグリ Gametis jucunda
 イチョウ Ginkgo biloba
 ツバキ Camellia japonica
 庚申塔(浦郷町)
 ヤノネボンテンカ Pavonia hastata
 坂中山観音寺
 ボラ Mugil cephalus
 イチモンジセセリ Parnara guttata
 日本キリスト教団田浦教会
 ゼフィランサス Zephyranthes pulchella
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 オミナエシ Patrinia scabiosifolia
 キクイモモドキ Heliopsis helianthoides
 アカタテハ Vanessa indica
 ヒガンバナ Lycoris radiata
 シロバナマンジュシャゲ Lycoris x albiflora
 カナムグラ Humulus japonicus
 アカネ Rubia argyi
 カラスウリクキフクレフシ
 八景島方面
 ツリガネニンジン Adenophora triphylla
 アキノタムラソウ Salvia japonica
 ガマズミ Viburnum dilatatum
 タムラソウ Serratula coronata subsp. insularis
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 ジュズダマ Coix lacryma-jobi
 トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
 キバナコスモス Cosmos sulphureus
 ヤナギハナガサ Verbena bonariensis
 馬頭観音(山中町)
 ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum
 クズ Pueraria lobata
 親子梟
 マルバツユクサ Commelina benghalensis
 メリケンガヤツリ Cyperus eragrostis
 エンジュ Styphnolobium japonicum
 ヒロハホウキギク Symphyotrichum subulatum var. squamatam Syn.: S. subulatum var. sandwicensis
 タンキリマメ Rhynchosia volubilis
 イタドリ Fallopia japonica
 阿部倉諏訪神社
 石塔群:阿部倉30-1
 三界萬霊塔(地蔵尊)
 クリ Castanea crenata
 ヒイラギ Osmanthus heterophyllus
 懐古堂:木古庭383
 ママコノシリヌグイ Persicaria senticosa
 日月神社:上山口3029
 キバナサフランモドキ Zephyranthes citrina
 杉山神社:上山口2639
 タカサプロウ Eclipta thermalis
 オッタチカタバミ Oxalis dillenii
 シロバナサクラタデ Persicaria japonica
 ペパーミント Mentha x piperita
 石塔群:上山口2355
 シソ Perilla frutescens var. crispa
 道祖神:上山口1431
 シュウカイドウ Begonia grandis
 シラヤマギク Aster scaber
 ハゲイトウ Amaranthus tricolor
 石塔群:一色1198
 ゴマダラチョウ Hestina persimilis japonica
 ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum

塚山公園へ

 今日は雨が降ったり止んだりだったので、途中で切り上げて逸見から京急本線を使って昼には帰りました。


 ツクツクボウシ Meimuna opalifera
 マルバアサガオ Ipomoea purpurea
 船越8丁目第3公園
 クダモノトケイソウ Passiflora edulis
 イチモンジセセリ Parnara guttata
 ヨウシュヤマゴボウ Phytolacca americana
 イヌツゲ Ilex crenata var. crenata
 道六神:太田坂
 タマスダレ Zephyranthes candida
 カラムシ Boehmeria nivea
 カイガラタケ Lenzites betulinus
 センニンソウ Clematis terniflora
 クコ Lycium chinense
 シロバナマンジュシャゲ Lycoris x albiflora
 ウド Aralia cordata
 カラスウリ Trichosanthes cucumeroides
 タムラソウ Serratula coronata subsp. insularis
 ツユクサ Commelina communis
 ゲンノショウコ Geranium thunbergii
 ヒヨドリバナ Eupatorium makinoi
 キンエノコロ Setaria glauca
 ツリガネニンジン Adenophora triphylla
 ヒガンバナ Lycoris radiata
 キツネノマゴ Justicia procumbens
 マメヅタ Lemmaphyllum microphyllum
 ノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla

秋曇の鷹取山で

 年休取得の本日、久しぶりの鷹取山はすっかり秋の装いです。当団地内では猛毒で知られるドクツルタケの幼菌と思われるキノコが生えていました。なぜ、ハイキングコースでハブランサスが咲いていたかは謎です。


【参考】
 オオミノガ Eumeta japonica
 ドクツルタケ Amanita virosa
 ヒャクニチソウ Zinnia elegans
 カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium
 カワラタケ Trametes versicolor
 カナブン Pseudotorynorhina japonica
 ミンミンゼミ Hyalessa maculaticollis
 コウヤボウキ Pertya scandens
 ヤマハギ Lespedeza bicolor
 イナカギク Aster semiamplexicaulis
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 ハブランサス Habranthus andersonii
 チヂミザサ Oplismenus undulatifolius
 ハブランサス・アンダーソニー Habranthus andersonii
 ガンクビソウ Carpesium divaricatum
 ウバユリ Cardiocrinum cordatum
 キンミズヒキ Agrimonia pilosa
 ツルボ Barnardia japonica
 シロヨメナ Aster ageratoides
 ツクバネウツギ Abelia spathulata
 ノブキ Adenocaulon himalaicum
 ブタクサ Ambrosia artemisiifolia
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 ススキ Miscanthus sinensis
 ベニシジミ Lycaena phlaeas
 ヤブマオ Boehmeria japonica
 コナラ Quercus serrata
 スズメウリ Zehneria japonica
 クロウリハムシ Aulacophora nigripennis
 センニンソウ Clematis terniflora
 キバナコスモス Cosmos sulphureus
 ヤナギバルイラソウ Ruellia simplex
 イヌビワ Ficus erecta
 キブシ Stachyurus praecox
 アオキ Aucuba japonica
 アメリカノウゼンカズラ Campsis radicans
 シュウメイギク Anemone hupehensis
 オリヅルラン Chlorophytum comosum
 ヒナタノイノコヅチ Achyranthes bidentata var. japonica
 トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
 ピンクノウゼンカズラ Podranea ricasoliana
 ハナシュクシャ Hedychium coronarium
 キバラヘリカメムシ Plinachtus bicoloripes
 トベラ Pittosporum tobira
 ミヤギノハギ Lespedeza thunbergii
 キクイモHelianthus tuberosus
 ゴマ Sesamum indicum
 アスパラガス Asparagus densiflorus
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 ハツユキソウ Euphorbia marginata
 タニワタリノキ Adina pilulifera
 マルバルコウ Ipomoea coccinea
 ウラナミシジミ Lampides boeticus (♂)
 モッコク Ternstroemia gymnanthera
 コマツナギ Indigofera pseudotinctoria
【文献】
山浦由郎(2013)日本における最近のキノコ中毒発生状況、中毒研究、26、30-43、URL: http://jsct-web.umin.jp/wp/wp-content/uploads/2017/03/26_1_39.pdf, Accessed: 2021-09-08.
南谷臣昭・登田美桜・大城直雅(2019)質量分析による自然毒中毒の理解:課題と展望、J. Mass Spec. Soc. Jap., 67(2), 71-77, DOI: 10.5702/massspec.S19-15, Accessed: 2021-09-08.