滝の川を遡って

 当初入江川水系を巡るつもりでしたが、雨脚が一向に弱まらず、今日は滝の川のみにしました。準用河川滝の川は、水量はそこそこある河川ですが、国道1号線を潜ると暗渠化していて、地表を流下するのは僅か1kmほどの短い河川となっています。


 万代橋ばんだいばし 幸橋さいわいはし 綿花橋めんかはし 滝の橋たきのはし 土橋どはし (京浜急行本線鉄橋) 慶運橋けいうんはし (私用)橋 (私用)橋 (JR線鉄橋) 境橋 暗渠出口


◎神奈川台場跡
 安政六年(一八五九)五月、幕府は伊豫松山藩に命じ、勝海舟の設計で海防砲台を構築した。
 当時の台場は総面積二万六千余平方メートル(約八千坪)の海に突き出た扇形で、約七万両の費用と工期約一年を要し、萬延元年(一八六〇)六月竣工した。
 明治三十二年二月廃止されるまで礼砲用として使われたが、大正十年頃から埋め立てられ、現在では石垣の一部を残すのみとなった。


◎滝ノ橋と本陣跡
 上の図は「金川砂子」に描かれた、江戸後期の神奈川宿の風景である。現在と同じ場所にあった滝ノ橋を中心に、江戸側には神奈川本陣、反対側に青木本陣が置かれていた。本陣とは、大名や公家などが宿泊したり、休息するための幕府公認の宿である。
 滝ノ橋のすぐ脇には高札場が見える。高札場は幕府の法度や掟を庶民に徹底させるための重要な施設である。この高札場は、現在の地区センターに復元されている。


 孤峯突兀
 聳天涯
 萬里滄濵
 一片霞
 拂檻徐風
 吹不尽
 四時薺發
 滿山花
  釋 玄瑞


【参考】
 街角のアート  滝の川  神社等
 THE・FAMILY:Ettoreエットレ Sottsassソットサス
 蔦金商店
 伏見市場稲荷大神:神奈川区山内町(横浜市中央卸売市場本場内)
 ガトーよこはま(株式会社つま正)
 笠間稲荷大明神:神奈川区神奈川1丁目3-14
 神奈川台場跡
 伏見大漁稲荷神社:神奈川区神奈川1丁目5-21
 滝之橋権現山
 キダチロカイ Aloe arborescens

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