逗子の名木古木を訪ねて

 今日は久しぶりの完全オフ。天気も回復したので、逗子でかまくらと三浦半島の古木・名木50選に選ばれた木々を中心に訪ねてみました。

【主な経路】
(自宅)-沼間のスダジイ-鈴木家・桐ケ谷家のケヤキ-五霊神社-秋元家のクスノキ/タブノキ-福富稲荷社のエノキ-熊野神社のタブノキ-新宿のタブノキ-六代御前のケヤキ-亀ヶ岡八幡宮のケヤキ/イチョウ-(新逗子駅)

【沼間のスダジイ】逗子市沼間
 まずは、浜見台から鷹取山へのハイングコースにある沼間のスダジイです。


スダジイ かまくらと三浦半島の古木・名木50選


【鈴木家・桐ヶ谷家のケヤキ】逗子市沼間2丁目23-24
 今日は鷹取山へは向わずに沼間4丁目に降りて、個人宅のケヤキに向いました。

ケヤキ かまくらと三浦半島の古木・名木50選


【五霊神社の社叢林】逗子市沼間3丁目10-34


 沼間の五霊神社の社叢林は、県の天然記念物に指定されており、20本以上ある主な樹木が、逗子市が指定する保存樹木となっています。逗子市みどり条例施行規則に示されている基準「地上から1.3メートルの高さにおける幹の周囲が3メートル以上であるもの」に相当する保存巨木も4本あります。


神奈川県指定天然記念物『五霊神社の大イチョウとその周辺の樹木』
逗子市指定保存樹木
 巨18 ケヤキ
 巨20 アカガシ
 巨21 イチョウ 樹高25メートル、胸高周囲6.7メートル
 巨22 スダジイ
 木41ケヤキ、木42~46タブノキ、
 木47-1タブノキ、木47-3タブノキ、木47-4エノキ、木47-5ムクノキ
 木47-6タブノキ、木47-7アラカシ、木47-8イヌマキ、木47-9タブノキ
 木47-10ケヤキ、木47-11スダジイ、木47-12イヌマキ


神奈川県指定天然記念物『五霊神社の大イチョウとその周辺の樹木』
          昭和四十二年七月二十一日指定
 五霊神社(ごりょうじんじゃ)の社叢林は、規模こそ約二、三〇〇平方メートルと小さいが、住宅密集地の中にあってひときわ緑が映え、遠くからもそのこんもりとした姿をはっきりと確認できる。タブノキの大木が中心で、スダジイ・アラカシ・シロダモ・ヤブツバキなどの自然生の常緑広葉樹のほか、ケヤキやイヌマキの高木も生育している。林内が遊園地として利用されていることから人の出入りも多く、そのため林床植物の生育は貧弱で、根本が露出している木も少くないが、樹勢は良好である。
 また、この林の中にそびえるイチョウは、樹齢八〇〇~一、〇〇〇年と推定され、樹高二十五メートルに達する高木である。
 自然植生の林は、特に都市部において消滅が著しく、今日、その姿はわずかとか残っていない。貴重な郷土の森として長く後世に伝えるために、県指定の天然記念物として保護するものである。
     昭和五十八年三月     神奈川県教育委員会


【秋元家のクスノキ/タブノキ】逗子市沼間1丁目82
 二双子山へのハイキングコース近くの屋敷林の中の2本です。周囲の木々に埋もれて樹冠は定かでありませんが、樹勢は良好です。


 クスノキ かまくらと三浦半島の古木・名木50選/逗子市保存樹木 保存木12、樹高15m、幹周220cm、平成5年12月13日指定
 タブノキ かまくらと三浦半島の古木・名木50選
 ケヤキ 逗子市保存樹木 保存木11 樹高17m、幹周126cm、平成5年12月13日指定


【福富稲荷社のエノキ】逗子市池子3丁目16
 境内に石抱きのエノキがあったとのウェブ情報がありますが、それらしい木は見当たりませんでした。既に滅失したと思われます。


【熊野神社のタブノキ】逗子市山の根2丁目4-1
 山の根の熊野神社の石段下に二本で一組と思われるタブノキがあります。石段上には逗子市が指定する保存樹木になっているスギ2本もありました。


  熊野神社由来
祭神 伊弉諾尊・伊弉冉尊
社殿 本殿 神明造 二間半x一間半
   幣殿 一間半x一間半
   拝殿 三間x二間
祭礼 初詣 一月一日~三日
   例祭 七月最終日曜日
   七五三祝い 十一月中旬
   年越祭 十二月三十日
由緒
明治二年社殿炎上のため古記録は無いが、源頼朝の勧請と伝えられている。当時荘厳な社殿と松並木が続く参道があったとされる。明治二年廃仏毀釈となった旧松本寺の建物を神社の神殿とした。境内の水鉢は天保四年の銘があり、旧松本寺の遺物である。昭和十二年、氏子の総力で現社殿を再建した。平成十年、本殿屋根の葺替え等の大修理と境内の改修・整備を行った。


 タブノキ 逗子市保存樹木 保存巨木8 樹高25m、幹周620cm、平成5年10月21日指定
 スギ 逗子市保存樹木 保存木3、樹高20m、幹周162cm、平成5年10月21日指定
 スギ 逗子市保存樹木 保存木4、平成5年10月21日指定


【新宿のタブノキ】逗子市新宿4丁目7-32
 私有地内なので、垣根の外から撮影。遠いためか、タブノキとしては、さほど大きいとは思えませんでした。近くにはこれと同じくらいの大きさのタブノキがもう一本生えています。


【六代御前のケヤキ】逗子市桜山8丁目2-1-7
 石段の左右に一本ずつ大きなケヤキが育っています。2本セットでの登録と思われます。六代御前は第六天の関係ではなく、平清盛の曾孫にあたる歴史上の人物とのことです。


かまくらと三浦半島の古木・名木50選 ケヤキ
逗子市指定保存樹木 木16 ケヤキ 樹高8m 幹周500cm (石段に向って右側)
          木17 ケヤキ 樹高8m 幹周430cm (石段に向って左側)


     逗子市指定史跡
      六代御前の墓伝説地
        指定年月日 昭和五十三年二月二十一日
 六代御前は平維盛(たいらのこれもり)の嫡男で、文治元年(一一八五)平家滅亡の時、捕らえられて処刑されるところ、文覚(もんがく)上人のおかげで助けられました。その後文覚の弟子となり、名も三位(さんみ)の禅師と改め、平安の日々を送りましたが、正治元年(一一九九)源頼朝(みなもとのよりとも)が亡くなると、再び捕らえられることになりました(異説もあります)。
 平家物語には、「さる人の子なり、さる人の弟子なり。頭をば剃ったりとも、心をばよも剃らじとて、鎌倉殿より頻に申されければ、安判官資兼(あんほうがんすけかね)に仰て、田越川にて斬られてんげり。」と記されています。桜山柳作(やなぎさく)の、この岡が六代御前の墓とされています。
   平成二十一年三月
             逗子市教育委員会


【亀ヶ岡八幡宮のケヤキ/イチョウ】
 新逗子駅から歩いて1分もかからない場所ですが、ここも巨樹の多いところです。逗子市の定める保存巨木は5本とのことです。


逗子市指定保存樹木
保存巨木
 巨1 ケヤキ 樹高17m、幹周320cm
 巨2 ケヤキ 樹高18m、幹周369cm
 巨3 ケヤキ 樹高20m、幹周347cm
 巨4 イチョウ 樹高26m、幹周570cm(310cm+260cm)
 巨5 イチョウ 樹高25m、幹周370cm
保存木
 木34 クロマツ 樹高26m、幹周150cm
 木35 クロマツ 樹高20m、幹周130cm
 木37 イチョウ 樹高23m、幹周180cm
 木38 ケヤキ 樹高17m、幹周233cm
 木39 クロマツ 樹高18m、幹周120cm
 木40 クロマツ 樹高20m、幹周132cm


 以下、その他本日撮影の植物等の写真です。


【参考】
 スダジイ Castanopsis sieboldii
 ケヤキ Zelkova serrata
 クスノキ Cinnamomum camphora
 タブノキ Machilus thunbergii
 エノキ Celtis sinensis
 イチョウ Ginkgo biloba
 アカガシ Quercus acuta
 スダジイ Castanopsis sieboldii
 コムラサキ Callicarpa dichotoma
 ナミアゲハ Papilio xuthus
 カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium
 コナラ Quercus serrata
 アオバハゴロモ Geisha distinctissima
 ヤブラン Liriope muscar
 キンミズヒキ Agrimonia pilosa
 シラヤマギク Aster scaber
 シロダモ Neolitsea sericea
 マユミ Euonymus hamiltonianus
 クズ Pueraria lobata
 ノブキ Adenocaulon himalaicum
 ヒガンバナ Lycoris radiata
 シロバナマンジュシャゲ Lycoris x albiflora
 ハナカンナ Canna spp.
 クロガネモチ Ilex rotunda
 ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius
 サルスベリ Lagerstroemia indica
 ウチワサボテン(オプンティア) Opuntia sp.

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