6月8日は関東甲信地方での梅雨入り平年日ですが、今日は穏やかな晴れの一日でした。
【参考】
コマツナギ Indigofera pseudotinctoria
ヒメジョオン Erigeron annuus
タマシダ Nephrolepis cordifolia (の貯水球)
ホシダ Thelypteris acuminata
ハマグリ Meretrix lusoria
6月8日は関東甲信地方での梅雨入り平年日ですが、今日は穏やかな晴れの一日でした。
パパイア科(Caricaceae)は、6属約35種が記載されていて、中南米とアフリカの熱帯亜熱帯が自生地です(Carvalho and Renner,2013)。パパイア(Carica papaya)は全世界の熱帯域を中心にして栽培されています。パパイア果実の主な生産国はインドで、未熟な果実を野菜として利用しています。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【アブラナ目(Brassicales) パパイア科(Caricaceae)】
和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
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パパイア属 Carica | |||
パパイヤ ‘ソロ’ |
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Carica papaya ‘solo’ | Papaya |
シクシン科(Combretaceae)は、熱帯亜熱帯域に生育する10属500種以上からなる科で、パンゲア大陸が成立する以前に南半球にあったゴンドワナ大陸に起源すると推定されています(Maurin et al.,2023)。近年、属の統合整理が進んでいる様で、シクンシ属(Combretum)とモモタマナ属(Terminalia)に属する種が多くなっています。モモタマナ(Terminalia catappa)は、琉球、小笠原では自生する他、春に紅葉する街路樹として利用されています。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【フトモモ目(Myrtales) シクシン科(Combretaceae)】
和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
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シクンシ属 Combretum | |||
シクシン(ベニサンゴバナ) |
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Combretum indicum | Rangoon Creeper |
モモタマナ属 Terminalia | |||
モモタマナ |
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Terminalia catappa | Tropical Almond |
オオホザキアヤメ科(Costaceae)は、熱帯域に分布する120種ほどのグループで、13種類の葉緑体遺伝子を用いた解析の結果、科内に3つのクレード(アジアクレード、Costusクレード、南米クレード)が認められています(Li et al.,2024)。わが国での自生はありませんが、熱帯温室では時折見かけることが出来ます。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【シヨウガ目(Zingiberales) オオホザキアヤメ科(Costaceae)】
ミズアオイ科(Pontederiaceae)は、新熱帯区を中心に分布する水草で、Ness et al(2011)によれば、5属35~40種が記載されているのですが、科内の分類については異説もあるようです。観賞用に栽培されるホテイアオイ(Eichhornia crassipes)は南米が原産地ですが、現在では全世界の熱帯域に移入していて、その強い繁殖力のため、しばしば有害草とみなされています。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【ツユクサ目(Commelinales) ミズアオイ科(Pontederiaceae)】
イヌサフラン科(Colchicaceae)は、2亜科19属約250種で構成されており(Nguyen et al.,2013)、かつてはユリ科(Liliaceae )に置かれていましたが、APG体系(APG,1998)では独立した科としてユリ目(Liliales)の所属となっています。この科にはグロリオサ属(Gloriosa)、サンダーソニア属(Sandersonia)などが含まれていて、この界隈での普通種としては、ホウチャクソウ(Disporum sessile)をハイキングコースでよくみかけます。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【ユリ目(Liliales)イヌサフラン科(Colchicaceae)】
みなとみらい54街区の横浜グランゲートは、2020年に竣工したオフィスビルですが、よく晴れた日の朝に東側から見ると、反射光が踊って見えて幻想的です。最初に気づいた時にはプロジェクションマッピングかとも思ったのですが、雲で隠れるとたちまち見えなくなるので、朝陽の反射であると気づきました。
→ 晴れた午後には、西側の窓でも同様の現象が見られることを確認しました。(2024-06-10)
→ よく晴れた日でも無風だとこの現象が見られないことに気づきました。ということは、風を受けることにより窓が微妙に撓むことが原因と推測されます。(2024-07-25)
パナマソウ科(Cyclanthaceae)は、タコノキ科と近縁で12属約230種が記載されています。他のタコノキ目(Pandanales)の科とは、葉鞘が開裂することと、雌雄同株であることで識別されます(Leal et al.,2022)。パナマソウ(Carludovica palmata)は中南米が原産地で高温多湿を好むため、我が国では熱帯温室で見かけるだけです。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【タコノキ目(Pandanales) パナマソウ科(Cyclanthaceae)】
和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
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パナマソウ属 Carludovica | |||
パナマソウ |
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Carludovica palmata | Panama Hat Palm |
ハスノハギリ科(Hernandiaceae)は、5属62種で構成され、モニミア科(Monimiaceae)とクスノキ科(Lauraceae)に近縁と考えられています(Michalak et al.,2010)。本州以北での自生はないのですが、植物園での栽培では見ることが出来ます。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【クスノキ目(Laurales) ハスノハギリ科(Hernandiaceae)】
和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
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ハスノハギリ属 Hernandia | |||
ハスノハギリ |
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Hernandia nymphaeifolia | Buah Keras Laut |
テングノハナ属 Illigera | |||
テングノハナ |
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Illigera luzonensis | - |
クサトベラ科(Goodeniaceae)は、キク科とカリケラ科からなるグループを姉妹群とする12属420種以上を構成種とする科で(Jabaily et al,2018)、三浦半島エリアでは、スカエボラ(ブルーファンフラワー)が栽培されているのを時折見かけます。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【キク目(Asterales) クサトベラ科(Goodeniaceae)】
和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
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クサトベラ属 Scaevola | |||
スカエボラ |
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Scaevola aemula | Blue Fan Flower |