台風一過の大宮で

 北海道に再上陸中の台風18号(タリム)、当初の予測より西側を通過していった関東での被害は大したことなく済みました。家内と二人で尋ねた大宮公園では、ヒガンバナが見頃を迎えていました。


【参考】
 こりすのトトちゃん(大宮駅東口)
 シーサー(実家で)
 ヒガンバナ Lycoris radiata
 クロアゲハ Papilio protenor
 アカシデ Carpinus laxiflora


アカシデ カバノキ科
 アカシデは樹高10~15mになる落葉高木で、北海道南部から九州、朝鮮半島に分布しています。低地から丘陵地の雑木林に生育し、樹皮は灰白色で滑らかですが、幹は肥大成長が均等に行われないため凹凸ができ、老木になると太い脈状の出入りが多くなります。名前の由来は、花穂の垂れ下がる様子が注連縄(しめなわ)に垂れ下がる紙(しで)に似て、新芽が赤いことによります。床柱、家具などに利用される他、盆栽界ではイヌシデとともにソロの名で親しまれています。
 このアカシデの木の樹齢は定かではありませんが、優に百年は超えていると推定され、大宮公園開園以来の歴史を見守り続けてきた木のひとつです。
  平成二十年九月
       埼玉県大宮公園事務所

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