妙音寺のヤマユリ

 毎年この頃になるとヤマユリの開花が気になって訪ねる三浦市の妙音寺なのですが、今年も少し早すぎました。一方で、もうすぐ見頃の終わりそうなアジサイとヤマユリの両方を、今年も見ることが出来ました。
【主な経路】
(三崎口駅)-飯盛山妙音寺-飯盛神社-白山神社(上宮田)稲荷神社-(上宮田)三峯神社-(上宮田)諏訪神社-浅間神社-秋葉神社-稲荷社-稲荷大明神-熊野神社:長沢1-16
マカセ稲荷-八大竜王社-天照大神-浅間神社若宮-浅間神社奥宮(三浦富士山頂)-(京急長沢駅)
【飯盛山妙音寺】初声町下宮田119


【飯盛神社】初声町下宮田282


【白山神社】南下浦149

相州三浦菊名鎮座白山神社はくさんじんじゃ
御祭神
 伊邪那岐尊いざなぎのみこと
 伊邪那美尊いざなみのみこと
合祀神
 天照皇大神あまてらすおおかみ(伊邪那岐尊・伊邪那美尊の御子神)
 水歯別尊みずはわけのみこと
 国常立命くにとこたちのみこと
御由緒

鎌倉幕府を開いた源頼朝に仕えた三浦一族の武将、菊名左衛門重氏により加賀国(石川県)一宮白山比咩神社を勧請したと云われています。
当初は菊名の山林中(現社殿より見える小高い丘付近)に鎮座していましたが、鎌倉幕府の滅亡と同時に三浦一族また菊名左衛門重氏も滅びて、以来久しく社頭も荒廃に任せていました。江戸時代の貞享元年(一六八四年)に村民相謀り現在の地に社殿を造営し、菊名の氏神様として祀られました。
社殿は幾度も改築され、明治四十一年(1908年)に本殿の敷地を掘り下げ、幣殿を新造し拝殿を増築しました。なお石段並びに石垣も同時に新造されました。
現在の社殿は昭和四十五年(一九七〇年)の建造であります。

御神徳

白山神社の御祭神、伊邪那岐尊・伊邪那美尊の二柱の大神は神代の昔に初めて夫婦となられ、日本の国土や天照皇大神をはじめとする八百万の神々をお産みになられた神様であります。
その御神徳は多岐にわたり、「家内安全」「夫婦円満」「子授け」「子宝」「安産」「五穀豊穣」「海上安全」など実に広大無辺なものであります。
また近年では、日本で初めて夫婦になられた神さまを祀っていることから「縁結び」に御利益があるといわれ、男女の良縁をはじめ、家族、友人、仕事などさまざまな良縁を願う人たちのご参拝も多くなっています。

【(上宮田)稲荷神社】南下浦町上宮田3444-2


【(上宮田)三峯神社】南下浦町上宮田3231


当神社は埼玉県秩父市の三峯神社の分院です。
三峯の名は、神社の東方にそびえる雲取山、白岩山、妙法嶽の三つの峰が美しく連なることから呼ばれます。
当社の由緒は古く、景行天皇が、国を平和になさろうと、皇子日本武尊を東国に遣わされた折、尊は甲斐国(山梨)から上野国(群馬)を経て、碓氷峠に向われる途中当山に登られました。
尊は当地の山川が清く美しい様子をご覧になり、その昔伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が我が国をお生みになられたことをおしのびになって、当山にお宮を造営し二神をお祀りになり、この国が永遠に平和であることを祈られました。
これが当社の創まりであります。
其の後、天皇は日本武尊が巡られた東国を巡幸された時、上総国(千葉)で、当山が山高く美しく連なることをお聴き遊ばされて「三峯山」と名付けられ、お社には「三峯宮」の称号をたまわれました。
降って聖武天皇の時、国中に悪病が良好しました。天皇は諸国の神社に病気の平癒を祈られ、三峰宮には勅使として葛城連好久公が遣わされ「大明神」の神号を奉られました。又、文武天皇の時、修験の祖役の小角(おづね)が伊豆から三峯山に従来して修業したと伝えられています。
この頃から当山に修験道が始まったものと思われます。
天平十七年(七四五)には、国司の奏上により月桂僧都が山主に任じられました。更に淳和天皇の時には、勅使により弘法大師が十一面観音の像を刻み、三峯宮の脇に本堂を建て、天下泰平。国家安穏を祈ってお宮の本地堂としました。
こうして徐々に佛教色を増し、神佛習合のや社となり、神前奉仕も神佛分離により寺院を廃して、三峯神社と号し現在に至っています。
            平成二十三年十二月


【(上宮田)諏訪神社】上宮田655


【浅間神社】本院:横須賀市津久井4丁目18-1


 境内社は、稲荷社が3社と金毘羅神社です。

浅間神社由来
 御祭神 木花開耶姫命このはなさくやひめのみこと
     縁結び・安産・子育ての守護神
 社伝によると聖武天皇の天平年中(七二九~七四八)に僧行基(奈良大仏建立勧請の高僧)が当郷に来り、駿河国の浅間神社を勧請し祀ったとある。そこは津久井と長沢の奥にあった高くそびえる浅間山の山頂である。この山は海上からよい目標となり漁場の位置や東京湾に出入りする船のよい目印とすると共に信仰の対象になっている。後に富士山と呼ばれ人々から崇められるようになってきた。当社の奥宮は今も山頂に鎮座している。毎年七月八日山頂にて「お焚き上げ」の神事が盛大に行われ、家内安全・大漁・海上安全・五穀豊穣・病気平癒・交通安全等を祈願する人で賑わう。当社殿は当初「富士入」にあったが、昭和三年十一月現在地に移転鎮座され、毎年七月七日例祭が行われている。
 夏祭り(八雲祭)は昭和四十年代以前は七月七日、八日に行われていたが、現在は八月下旬の土、日曜に行なわれている。当社の境内社として金比羅神社と稲荷神社が祀られている。
 明治四十一年十二月神奈川県令で神社が合祀され、御祭神は相殿に祀られた。
  八坂神社 祭神 素戔嗚尊 横手
  日枝神社 祭神 猿田彦命 川尻
  御霊神社 祭神 稲荷神  安戸
宮司 菊池 恵   高木角次書
 平成十七年八月吉日建立 施工石平石材店


【秋葉神社】津久井4-8


【稲荷神社】津久井2丁目1


【稲荷大明神】長沢1-16-11


【熊野神社】長沢1-56


  熊野神社の由来
 以前は不詳でありますが、文化八歳冬拾壱月?日に建立され、其の後明治弐拾六年貮月?日に改築されましたが、大正拾貮年九月壱日の関東大震災の際に崩壊いたしまして、其の直後切り詰めて再建されたのでございますが、何分にも風雪にさらされし事数拾年、部分的に改修されたものゝ、如何にしとも老朽化し、再建と言う声が叫ばれ、町内の皆様方の御寄進によって、造営する事になり、よって茲に御遷宮を記念して、永く後世に残すため記すものである。
   昭和五十七年三月吂日


【マカセ稲荷】長沢1-12


【八大竜王社】長沢1-56


【天照大神】長沢27-33


     碑文
 当社は、天照大神(あまてらすおおみかみ)を主祭神とし、当地の口承によれば、江戸時代のお伊勢参り盛んな頃、里人の三家(げんぜむ、きゅうぜむ、さんぜむ)が、長沢小字峯の通称お伊勢山のこの地に伊勢の神宮より御分霊を勧請し、長沢の鎮守さまとして、奉斎したのがその始まりと伝えられています。
以来、祖孫、村人、相承け、朝に夕に、広大な御神徳を仰いで、心の安まる神域として、人々の生活の中心として、共に歩んできた長い歴史を有しております。
しかし、最近に至って、本殿、拝殿の老朽化甚だしく、氏子総代並びに関係者一同恐懼して、之が改築の議を決し、天照大神大修理及び境内整備事業奉賛会を結成し、責任役員奉賛会会長山田邦雄氏を始め、関係者各位、日夜魂を傾けて、この推進に力を尽くしました。幸いに、氏子はもとより、崇敬者八百名のご協賛を戴き浄財を奉献せられ。総額伍千四百六十六萬九千円に及びました。
斯くして、拝殿の屋根を銅板に葺き替え、正面を唐破風つくりに改築し、幣殿を新築し、本殿と繋ぎました。更に、裏参道を造成し、玉垣の新設、境内の整備、記念碑の建立等々その諸事業がことごとく、神明の御加護によって、完成致しました。
 平成十一年風薫る五月二十三日、竣工奉祝大祭を関係者多数の御参列の下に盛大に斎行し、稚児五十名をはじめ保護者等三百名の稚児社参を致しました事は、氏子総代役員関係者一同誠に感慨に堪えません。
今、ここに縁深き境内に空高く神殿をアオイで、愈々、神威の弥高を拝し、只管国の隆盛と世界の共存共栄と氏子並びに崇敬者の弥栄を記念して、事業の概要を刻し記念と致します。
   平成十一年五月吉日
      天照大神宮司 早川智好




【参考】
 ヤマユリ Lilium auratum
 アジサイ Hydrangea spp.
 ノウゼンカズラ Campsis grandiflora
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 セリ Oenanthe javanica
 ツワブキ Farfugium japonicum (?)
 ノアサガオ Ipomoea indica
 チコリ Cichorium intybus
 ミソハギ Lythrum anceps
 ビヨウヤナギ Hypericum monogynum
 マスクメロン Cucumis melo
 スイカ Citrullus lanatus
 ヒマワリ Helianthus annuus
 セイヨウカボチャ Cucurbita maxima
 ヤマモモ Morella rubra
 ハマオモト Crinum asiaticum
 ピンクノウゼンカズラ Podranea ricasoliana
 ホルトノキ Elaeocarpus sylvestris
 ナギ Nageia nagi
 ダンドク Canna indica
 ブーゲンビレア Bougainvillea spp.
 クロガネモチ Ilex rotunda
 サルスベリ Lagerstroemia indica
 カラスビシャク Pinellia ternata
 ツルナ Tetragonia tetragonioides
 ヒメマツバボタン Portulaca pilosa
 ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. kwanso
 タイサンボク Magnolia grandiflora
 ハルシャギク Coreopsis tinctoria
 トビ Milvus migrans
 鶴園福禄寿(飯盛山妙音寺)
 都市王像(飯盛山妙音寺)
 飛天像(飯盛山妙音寺)
 月天像(飯盛山妙音寺)
 大日如来坐像(飯盛山妙音寺)
 稲荷社(飯盛神社境内社)
 浅間神社(本宮):津久井4-18-1
 浅間神社若宮:(35.21681, 139.66991)
 浅間神社奥宮:三浦富士山頂(35.21567, 139.66858)
 稲荷大明神:長沢1-16-11
 庚申塔群:南下浦町上宮田
 石塔群:三樹院寂光堂(南下浦町601)
 庚申塔群:南下浦町上宮田463-3
 庚申塔群:津久井浜駅前(津久井2丁目18-23)
 石塔群:岩船地蔵尊:津久井1丁目25-2

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