今日は南下浦へ

 雨はまだ降り続きますが、かえって歩きやすいと思い、今日は三浦市東部の南下浦を訪ねました。
 三浦の社  三浦の石塔


 三浦の社


【水間神社】三浦市南下浦町菊名
 山間の長閑な風景に佇むお社です。側を流れる小川の周辺にはホタルも生息しているとのことです。


【山神神社】三浦市南下浦町金田


【稲荷神社】三浦市南下浦町金田467

 畑の斜面にあった小さなお社です。このあたりでは、シロバナツユクサがツユクサと混在しています。


【走湯神社】三浦市南下浦町金田373
 『三浦市指定保存樹』の指定樹となっているイヌマキなどがある走湯(そうとう)神社です。祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の父神である天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、三峯神社をはじめ境内社多数です。


【丸山神明社】三浦市南下浦町金田


【稲荷社】三浦市南下浦町金田1037

 私有地内にあるらしくアクセスが困難でしたので、塀の外から撮影しました。境内には若くして他界したという菱沼延蔵のことを記した石碑がありました。


  菱沼延蔵君碑
君名延藏氏菱沼相模國三浦郡金田村人父曰三郎兵衛君其第二子
也母福元氏以元治元(1864)年九月二日生幼精敏嗜學在郷校時嶄然
已露頭角明治十三(1880)年五月入吾同人社學英書業駸々追教師期以
大成十五年病肺歴就名醫求治不救十七年五月三十一日遂没于
家嗚呼哀哉年僅二十有一葬于其鄕圓福寺其父悲哀不已欲得余
銘立碑于其所有地爽壇之處其精甚勸余惜君之死甚切于儴其何
已呼言於是爲之辭々曰
礫川同人社設立育英才如農於田畝日夜繁我思嗟君年尚少總明
高天寶學業之日進千里風帆馳身體肥且健過鋤不知疲謂神益邦
國他日在所期何料羅二堅風雨折霊芝海深尚可測孰測雙親悲相
山聳蒼翠矗立一片碑銘辭把筆寫宇々沸涙垂
明治二十年十月 元老院議員従四位中村正直撰并書


【文献】
 中村正直(1903)、敬宇文集第6、吉川弘文堂、東京、URL:http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/893604/4、accessed:2019-07-22.


【稲荷社】三浦市南下浦町金田1910
 海岸近くの小祠です。


【不明の社】三浦市南下浦町金田
 八坂神社近くの小祠です。祭神等は不詳ですが、赤い鳥居がなんとなく稲荷社の雰囲気です。


【八坂神社】三浦市南下浦町金田
 境内に三浦義村の墓や由緒不明の境内社が多数あります。


  三浦義村公の墓
 三浦義村公は三浦一族六代の当主で大介義明の孫にあたり、七百年の昔北条氏とともに鎌倉幕府を二分して活躍した武将として知られています。
 平安の末期から戦国動乱の世まで四百五十年にわたり関東に勢威をふるった三浦一族の中でも義村公はもっとも隆盛をきわめた人であったといわれています。
 義村公自らの数ヶ国の守護を兼ね一門の中には、各地に進出し名を成したものも数多かったといいます。
 また義村公は領内の開拓をいつくしみ領民に慕われその治世には見るべきものがありました。生前、義村公は祖父伝来の地であるここ岩浦の里の要害をたのんで福寿寺を開基、善提寺となし、没後菩提寺に近いこの台地に祀られました。
              三浦市


【山王社】三浦市南下浦町金田


【稲荷社】三浦市南下浦町金田2039


(とがり)神社】三浦市南下浦町金田


【不明の社】三浦市南下浦町松輪


【(松輪)神明社】三浦市南下浦町松輪553


【竜宮祠(稲荷神社)】三浦市南下浦町松輪44
剱埼灯台の南側の海岸に面した社です。グーグルマップでは竜宮祠となっていますが、キツネの置物がありました。


【八ツ堀稲荷神社】三浦市南下浦町松輪344


【房作稲荷神社】三浦市南下浦町松輪1890


【白浜毘沙門堂】三浦市南下浦町毘沙門

     白浜毘沙門天(しらはまびしゃもんてん)
 白浜毘沙門天は、三浦七福神の一つです。ここは持陽山慈雲寺毘沙門堂と称し、本寺は応安元年(1368年)妙謙和尚によって開かれたもので、毘沙門天は行基の作と伝えられ、古来より正月三日酉の刻(午後6時)には必ずありがたい神示があると信じられ、近郷近在から多数の参詣、参籠があり、知恵と武勇の守り神としてあがめられております。特に北方を守る武神とされ、厄除け、恵方の毘沙門天であります。三浦七福神とは、あと金光恵比寿(きんこうえびす)(円福寺)・鶴園福禄寿(かくおんふくろくじゅ)(妙音寺)・筌龍弁財天(せんりゅうべんざいてん)(海南神社)・桃林布袋尊(とうりんほていそん)(見桃寺)・長安寿老人(ちようあんじゅろうじん)(白髭神社)・寿福大黒天(じゅふくだいこくてん)(延寿寺)です。
          環境省・神奈川県


 三浦七福神
   白浜毘沙門天(しらはまびしゃもんてん)     (慈雲寺)
 ここ持陽山慈雲寺の毘沙門堂は、応安元年(一三六八年)妙謙和尚によって開かれたといわれ、本尊の毘沙門天は、行基の作と伝えられています。
 この毘沙門天は、海中出現の像といわれることから漁業者の信仰が厚く、ことに正月一日の酉(十八時)の刻には必ずありがたい示現があると信じられており、近郷近在から多数の参詣、参籠があってあかりの祭典といわれていました。そして、知恵と勇武の守り神としてあがめられています。厄除け、恵方(えほう)(その年の「えと」にもとづいて良いときめた吉祥の方角)の神とされ、また佛の道場を守る毘沙門天は四天王の一の多聞天ともいわれています。
           三浦市


【毘沙門神明社】三浦市南下浦町毘沙門53


【庚申塔、等】
 三浦の石塔
庚申塔:三浦市南下浦町金田
 山上神社の近くの庚申塔です。斬新な三猿なので新しいものかと思いましたが、銘文によれば延宝八(1680)年となっていますので、340年もたっている碑の様です。


庚申塔:三浦市南下浦町金田1037


石塔群群:山王社(三浦市南下浦町金田)


庚申塔群:南下浦町松輪


庚申塔群:三浦市南下浦町松輪745(鈴木豆腐店)


庚申塔群:三浦市南下浦町松輪


庚申塔群:三浦市南下浦町松輪


庚申塔群:三浦市南下浦町松輪


庚申塔群:三浦市南下浦町松輪


庚申塔群:三浦市南下浦町松輪1912-18



馬頭観音:三浦市南下浦町毘沙門


石塔群:三浦市南下浦町毘沙門694


石塔群:慈雲寺


石塔群と地蔵尊:毘沙門神明社


【参考】
 シロバナツユクサ Commelina communis f. albiflora
 ツユクサ Commelina communis
 ハキダメギク Galinsoga quadriradiata
 クサノオウ Chelidonium majus
 キンレンカ Tropaeolum majus
 カタバミ Oxalis corniculata
 ナツズイセン Lycoris squamigera
 グラジオラス Gladiorus ‘hybridus’
 ダリア Dahlia‘hybridus’
 ノボロギク Senecio vulgaris
 スイカ Citrullus lanatus
 トウモロコシ Zea mays
 ナンキンマメ Arachis hypogaea
 マルバアサガオ Ipomoea purpurea
 ボイソンベリー Rubus ursinus × Rubus idaeus
 ノウゼンカズラ ‛マダムガレン’Campsis × tagliabuana ‘Madame Galen’
 ラセイタソウ Boehmeria biloba
 ツルナ Tetragonia tetragonioides
 モミジバヒルガオ Ipomoea cairica
 ノアサガオ Ipomoea indica
 剱埼灯台
 トウオオバコ Plantago japonica
 スカシユリ Lilium maculatum
 ビロードモウズイカ Verbascum thapsus
 ヤナギハナガサ Verbena bonariensis
 アシ Phragmites australis
 メダケ Pleioblastus simonii
 伊豆大島

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です