鷹取山、朝比奈、釜利谷を経由して杉田へ

 緊急事態宣言を受けてテレワーク率が増えた結果、慢性的な運動不足です。今日は買い置きが切れてしまった乾燥豆腐を買い足しに杉田まで、人混みを避けた経路で歩いてみました。帰りは京急本線利用です。
【主な経路】
(自宅)~浜見台~鷹取山~六浦~朝比奈~常林寺跡~朝比奈北市民の森~釜利谷~能見台~氷取沢~上中里~中原~(杉田駅)


 (中原)熊野神社
 カヤ Cephalotaxus hamingtonia:横浜市指定名木古木 No.201801
 イチョウ Ginkgo biloba:横浜市指定名木古木 No.201802
 イチョウ Ginkgo biloba:横浜市指定名木古木 No.201805
   熊野神社縁起
 当社の由来は建久二年(西暦一一九二年)征夷大将軍になった源頼朝が、鎌倉の山崎にあった泉蔵院の僧 真諦知覚法印に治国安民の祈祷を命じたことに遡る。頼朝の命を受けた知覚法印は、我が国第一の霊場とされて居た紀州熊野に参詣して幣帛を捧げ、三所権現の御分霊を樟の船に乗せ、祈りを込めて海に流した。樟舟は御神意のままに中原の海岸に流れ着き、この事が将軍に伝わり、頼朝は御神慮の有難さを感じて、近くの地に神殿を建てるよう知覚法印に命じた。
 知覚法印は、東に海を望む景勝の当地を選び山上に熊野三所権現社を祀り、山裾に紀州山桐谷寺を建立すべく同年五月六日に着工し、十一月十五日に完成させた。
 後に桐谷寺は山号を大霊山泉蔵院と改め、、熊野三所権現社の別当として当社に奉仕し、国家安泰・万民和楽の祈願を続けて来た。その間文禄三年九月(一五九四年)社殿再建、正徳五年(一七一五年)、社殿は改築され規模は九尺に二間であった。その後安政四年(一八五七年)にも再度改築が施された。
 明治初年の神仏分離令により社名を熊野神社と改め、法印は神職となり約七百ねん続いた泉蔵院は廃寺となった。明治四十二年神社統合令により村内の中原明神・諏訪神社の二社が合祀された。大正四年社殿の改築が行われ本殿は二間に一間半の神明造り、幣殿は二間に一間半、拝殿は二間半に二間半向拝付き銅葺きの建物となった。
 昭和六十一年三十五代宮司杉原章夫の折、氏子・崇敬者より社殿新築の議が起こり、氏子総代寺田勝彦氏が建築委員長となり、大同建設株式会社岡田文雄氏・大工棟梁両角賢治氏にて施行され、昭和六十二年(一九八七年)十二月に現社殿が完成した。本殿は二間に一間二五の神明造り、幣殿は二間に一間七五、拝殿は三間半に二間唐破風付き銅葺きである。
 平成四年(一九九二年)には創建八百年の奉祝祭が執り行われた。
          三十六代宮司 杉原博昭
【御祭神】家津美御子大神・伊邪那美大神・事解之男神・伊邪那岐大神
     速玉之大神・天照皇大神・建御名方神・日本武尊命
【境内社】金比羅社・摩利支天社・稲荷社
【祭事】一月一日元旦祭 二月十一日祈年祭 三月初旬泉蔵社祭
    五月下旬摩利支天祭 八月中旬大祭 十一月二十三日新嘗祭


    泉蔵社縁起
 建久二年(西暦一九九二年)征夷大将軍となった源頼朝は、鎌倉の山崎にあった泉蔵院の僧 真諦知覚法印に治国安民の祈祷をさせ、紀州熊野三所権現の御分霊が流れ着いた中原のこの山上に熊野権現社を祀り、山裾に寺を開創するように命じた。
 知覚法印は同年五月六日に着工し、十一月十五日に完成させた。権現社落慶の日、頼朝は梶原を奉幣使として当社に派遣し、山裾の寺に「紀州山桐谷寺」の次号を与え、知覚法印を別当に命じた。
 ニ世栄源法院の折、梵鐘を造立、三世浄奉法印の頃(推定)鎌倉の兵火を避けて山崎泉蔵院を引き払い当地に移り山号を「大霊山泉蔵院」に改めた。五世祐賢法印が正応二年(一二八九年)に社記を書き、二十六世善祐法印がこの社記を書写した。二十八世祐仙法印の折、二間に二間半の観音堂が創建されたが、当時本堂の規模は五間半に五間であった。
 泉蔵院は約七百年らわたり熊野三所権現社の別当として国家安泰・万民和楽の祈願を続けて来たが、明治初年の神仏分離令により、熊野三社権現社は社名を熊野神社と改め、泉蔵院は廃寺となった。
 昭和六十三年(一九八八年)熊野神社御社殿新築落成の嘉き年に当たり、かつて熊野三所権現社に祀られていた大神宮・貴布祢・八幡・牛頭天王・船玉の諸神と泉蔵院に祀られていた不動様・衿迦羅童子・制多迦童子・観音様・お釈迦様・地蔵様・大黒天様・神変菩薩・四天王の諸神をお祀りし社名を「泉蔵社」とした。毎年三月初旬に泉蔵社祭を斎行している。
          三六代宮司 杉原博昭



【参考】
 マルバウツギ Deutzia scabra
 カワラタケ Trametes versicolor
 コウヤボウキ Pertya scandens
 スイカズラ Lonicera japonica
 ヤブヅバキ Camellia japonica
 沼間のスダジイ Castanopsis sieboldii
 シロヨメナ Aster ageratoides
 マンリョウ Ardisia crenata
 アオキ Aucuba japonica
 ヤブコウジ Ardisia japonica
 ヤマコウバシ Lindera glauca
 カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium
 ヘクソカズラ Paederia scandens
 親不知
 子不知
 アセビ Pieris japonica
 釈迦如来像
 アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata
 ルリシジミ Celastrina argiolus ladonidea
 ヒメユズリハ Daphniphyllum teijsmannii
 コカマキリ Statilia maculataの卵巣
 ナワシログミ Elaeagnus pungens
 ツルグミ Elaeagnus glabra
 紫月(ルビーネックレス) Senecio Othonna capensis Syn. Crassothonna capensis
 ジンチョウゲ Daphne odora
 ヒメツルソバ Persicaria capitata
 イヌガヤ Cephalotaxus harringtonia:横浜市指定名木古木 No.48140
 二ホンスイセン Narcissus tazetta var. chinensis
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 ゴモジュ Viburnum suspensum
 カワニナ Semisulcospira libertina
 シマアメンボ Metrocoris histrio (無翅型)
 コサギ Egretta garzetta
 カントウタンポポ Taraxacum platycarpum
 サネカズラ Kadsura japonica の花托
 岩船地蔵尊
 ヤドリギ Viscum album
 水神

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