マツモ科の写真整理

 マツモ科(Ceratophyllaceae)はマツモ属(Ceratophyllum)のみからから構成されていて4種が記載されています(Christenhusz and Byng,2016)。マツモ目(Ceratophyllales)は、主要被子植物(Mesangiospermae)の中では古い時期(白亜紀前期)に分化したとグループだと考えられてきましたが、現在では、センリョウ目(Chloranthales)または真正双子葉類(Eudicots)の姉妹群と考えられています(Kvaček et al.,2016)。
 マツモ(Ceratophyllum demersum)はキンギョモとしても知られる身近な植物でしたが、野生状態では減少の一途を辿っており、三浦半島では既に絶滅しているようです(神奈川県植物誌,2018)。写真は、こども植物園で栽培されていたものです。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹


【マツモ科(Ceratophyllaceae)】

和名 (Japanese Name) 画像 (Image) 学名 (Latin name) 英語名 (English name)
マツモ属 Ceratophyllum
マツモ マツモ
Ceratophyllum demersum Hornwort

【文献】
Kvaček J, Doyle JA, Endress PK, Daviero-Gomez V, Gomez B and Tekleva M (2016) Pseudoasterophyllites cretaceus from the Cenomanian (Cretaceous) of the Czech Republic, Taxon, 65(6), 1345-1373, DOI: doi.org/10.12705/656.8, , Accessed: 2023-10-09.
Christenhusz MJM and Byng JW (2016) The number of known plants species in the world and its annual increase, Phytotaxa. 261(3), 201–217. DOI: 10.11646/phytotaxa.261.3.1, Accessed: 2023-10-05.
The Angiosperm Phylogeny Group and others (2016) An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV, Botanical Journal of the Linnean Society, 181(1), 1–20, DOI: 10.1111/boj.12385, Accessed: 2023-07-11.
神奈川県植物誌調査会(2018)神奈川県植物誌2018(上)、p650.

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