2015年大晦日

 2015年も今日でお終い。双子はいつも通り広島へと旅立ち、私たちは、これまた昨年同様に、金剛山金乗院平間寺(川崎大師)等に詣でました。


稲毛神社の大銀杏すっかり落ち葉となっていましたが、若宮八幡宮の銀杏はまだ見ごろでした。


  御神木大銀杏
  十二支めぐり
 この御神木大銀杏は、樹齢約一千年といわれ、当神社の長い歴史と尊い由緒を物語っています。
 江戸時代には東海道を旅する者に「山王さまの大銀杏」として知られ、安藤広重の「武相名所旅絵日記」などに当時の神々しい姿が描かれています。
 また、別の書物には「この大銀杏の周囲を回りながら願い事をするとことごとく叶う。特に縁結び子授け、子育て、学問・習い事の向上に霊験があり、参拝者が絶えない」と書かれています。
 さらに、色紙に願い事を書いて枝に結び、葉のある頃には一葉をとって御守りとするとよい、と伝えられています。
 戦前は神奈川県指定の天然記念物となっていましたが、惜しくも昭和二十年、戦火を浴びて大きく損傷してしまいました。しかし、年とともによみがえり、その生命力の強さは御神霊のなせるわざと人々はいよいよ篤い信仰を寄せています。と同時に近年、平和のシンボルとしても仰がれるようになりました。
 昭和六十一年、稲毛神社境内整備事業の一環として、この御神木の周囲に十二支のブロンズ(制作川村易)を置き、十二支めぐりとして整備いたしました。
 また、「十二支講」が結成され毎年例祭を行い、動物愛護・自然保護を主題とした集いが開かれています。
 ご自分の生まれ年の神像を通してご祈願ください。

  長念寺の文化財
 当寺は、浄土真宗本願寺派に属しています。絹本着色・秀月禅尼画像は、当寺の中興・秀月禅尼を描いたもので、画像裏側から慶安三年(一六五〇)の制作であることがわかります。(昭和三十六年九月十九日、川崎市重要歴史記念物指定)
 紙本金地着色・鳥合わせ図屏風 六曲一双は、江戸時代初期、京都狩野派の画家による制作で、鳥の鳴きくらべを描いためずらしい作例です。(昭和五十九年十一月二十二日、神奈川県重要文化財指定)
 木造・阿弥陀如来立像は、寄木造、玉眼嵌入で、胎内の墨書銘から天文三年(一五三四)、道仙正蓮の制作であることがわかります。(昭和六十年二月二十四年、川崎市重要歴史記念物指定)
 昭和六十一年十月
   川崎市教育委員会

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