浦賀八景を巡る

 昨年11月にも、家内と訪れた浦賀の町、今日は浦賀八景の地をテーマに歩いてみました。
芝生落雁
 芝生(しぼう)は、浦賀駅の西北側の旧地名です。この辺りには水田や湿地は残されていませんが、川沿いの狭隘な平地に雁が降りたつことがあったかも知れません。


【柳涯夜雨】
 荒巻町あたりには、かつて花街が栄えていたそうです。縁のありそうな遺構は見当たりませんでしたが、老舗のパン屋さんがありました。

【扇海秋月】
 浦賀湾にかかる月ということで、愛宕山の坂本龍馬立像建立予定地から湾を眺めてみました。

【灯台帰帆】
 灯台とは燈明台のことで、2001年に三浦半島八景にも採用されたため、今でも訪れる人の多い地点です。

【館浦晴嵐】
 館浦は現在シティマリーナヴェラシスのあるあたりだそうです。

【平根暮雪】
 平根山にあったという千代ケ崎砲台跡は、私有地となっており入れませんでした。すぐ裏側は、特別養護老人ホーム太陽の家となっていました。

【東林晩鐘】
 浦賀山東林寺は浄土宗の仏教寺院ですが、なぜか鳥居があります。境内にある仏像はまだ新しい様で、どことなく芸術の香りを感じましたので、近くぜひ再訪したいと思います。

【尾村夕照】
 尾村は、山本詔一氏によれば、東叶神社の東側、現在のかもめ団地の「大室(おおむろ)」地区とのことですが、今回は時間切れで辿り着けませんでした。

【参考】
 高橋恭一(1968)三浦半島の八景、横須賀雑考、p.466-477.
 山本詔一氏の講演記録

 以下、本日撮影した写真です。


【参考】
 フチベニベンケイ Crassula ovata
 コバノランタナ Lantana montevidensis
 イヌマキ Podocarpus macrophyllus
 トキワサンザシ Pyracantha coccinea
 ツタバウンラン Cymbalaria muralis
 スイセン Narcissus tazetta
 マサキ Euonymus japonicus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です