11月の三渓園では…

 今年は、紅葉の季節には少し早すぎたようです。
  2016-12-04  2020-11-20  2017-11-5


【参考】
 吊るし柿
 園内遠望
 二子山
 旧燈明寺三重塔
 センナリホオズキ Physalis angulata
 サザンカ Camellia sasanqua
 乙女椿 Camellia japonica f. otome
 亀の子石神社(本牧三之谷37-6)


   亀の子石の由来
 大昔のこと、漁師の網にかかった大亀がそのまま石に化したものだと伝えられる。
いつの頃からかこの亀の子石はのどを守る神、特に百日咳に効験ありとして信仰され、百日咳などを患うと、この神様かせたわしを借りてのどをこすり、また小児の食した茶碗をこのたわしで洗うと不思議に咳が治るといわれている。
三七さんしちの結願で治ると亀の子たわしを倍にして返礼する習わしがある。
  本牧三之谷町内会 横浜本牧観光協会
注:川中島の『歳の神』にも似たような言い伝えがあるのを思い出しました。いずれも『塞の神』→『関の神』→『咳の神』という語呂合わせから来ているものと思われます。

アレカヤシを巡って

 ラゾーナ川崎の室内景観を彩るヤシ科の植物がアレカヤシ(Dypsis lutescens)であることは間違いなさそうですが、この植物には名前の混乱がありそうです。そこで、もう少し調べてみました。ヤシ科に関する手持ち文献は限られていましたので、PALMwebに載録されているDransfield & Beentje(1995)などを主として参考にしました。


【分類】
 ヤシ科(Arecaceae)は、かの大リンネがSpesies of Plantarumを世に問うた際に、植物の24綱分類のどこに入れるかを悩んだ末、同書第2巻の最後に24綱とは別に記載していたほどの、少々位置づけが面倒なグループです。しかし、現在では遺伝子を利用した分類法が導入され、ヤシ科はツユクサのグループに入っており、さらに最近のプラスミドDNAを利用した研究(Asmussen et al.,2006)によりヤシ科には下記の5亜科が識別されています。
 Arecoideae (アレカヤシ亜科)
 Ceroxyloideae (ケロクシロン亜科)
 Coryphoideae (コウリバヤシ亜科)
 Nypoiseae (ニッパヤシ亜科)
 Calmoideae (トウ亜科)
 アレカヤシは、アレカヤシ亜科に位置しており、この亜科はヤシ科の半分以上の属を含む大きな亜科です。『アレカ』は亜科の名称ですので、アレカヤシは、熱帯、亜熱帯域で広く嗜好品として用いられるアレカナッツ(Areca nut)が取れる檳榔樹びんろうじゅ(Areca catechu)とは別属のヒメタケヤシ属(Dypsis)に属します。また、琉球や九州四国に分布しており日本でもなじみ深いことから混同されがちな枇榔びろう(Livistona chinensis)とは、亜科から異なる別属別種です。


【分布】
 アレカヤシの原産地はマダガスカル島東部の海岸線の砂地や岩場で、1000個体以上が原生しており絶滅危機はないとされているそうですが、原生地はかなり限定されています。その一方で、耐寒性、耐陰性が比較的強くて栽培しやすいことから、世界各地で広く栽培されています。
 Areca lutescensのシノニムを持つ、シャンパンパーム(Hyophorbe indica)はアレカヤシとは別属のトックリヤシ属で、トックリヤシのようには幹が膨らまず、葉の様子がアレカヤシと似ていますが、原産地はマダガスカルの東側に位置する西インド洋上の火山島レユニオンです。ウェブ情報によれば、わが国でもシャンパンパームは稀に市場に出回るようです。


 以上、分かったことを表にすると下記の様な感じです。

和名 学名 英名 亜科 原産地
標準名 別名 有効名 シノニム(非有効名)

アレカヤシ

黄金竹椰子
山取椰子
Dypsis lutescens Chrysalidocarpus lutescens
Chrysalidocarpus baronii var. littoralis
Chrysalidocarpus glaucescens
Areca Palm
Yellow Butterfly Palm
Golden Cane Palm
Madagascar Palm
Bamboo Palm
アレカヤシ亜科 マダガスカル島東海岸
シャンパンパーム   Hyophorbe indica Areca lutescens
Hyophorbe lutescens
Hyophorbe commersoniana
Palmier bâtard
Palmiste poison
Champagne palm
レユニオン島
(マスカリン諸島)
ビンロウ
(檳榔)
  Areca catechu   Betel Palm 太平洋、アジア、東アフリカ
ビロウ
(枇榔)
ホキ
クバ
アヂマサ(古名)
Livistona chinensis Latania chinensis
Saribus chinensis
Chinese fan palm
Biro
コウリバヤシ亜科 南西諸島、台湾

【文献】
Asmussen CB, Dransfield J, Deickmann V, Barfod AS, Pintaud J-C and Baker WJ (2006), A new subfamily classification of the palm family (Arecaceae): evidence from plasmid DNA phylogeny, Bot J. Linnean Soc. 151, 15-38. URL: https://academic.oup.com/botlinnean/article/151/1/15/2420456. Accessed: 2021-11-07.
Dransfield J & Beentje H (1995) Dypsis lutescens (H.Wendl.) Beentje & J.Dransf., The Palms of Madagascar, p212-214, URL: http://media.e-taxonomy.eu/palmae/protologe/palm_tc_65478_P.pdf, Accessed: 2021-11-08.
Palm Pedia (2019) Dypsis Lutescens, URL: https://www.palmpedia.net/wiki/Dypsis_lutescens, Accessed: 2021-11-08.
Linné CV (1753) Areca, In Species Plantarum vol.2, p.1189, URL: http://www.botanicus.org/item/31753000802832, Accessed: 2021-11-08.

横浜イングリッシュガーデンでは…

 今日は、そろそろ秋薔薇の季節も終わりの横浜イングリッシュガーデンへ。サンシュユの隣に植えられていた『ハーレシア』はエゴノキ科とのことですが、実がエゴノキには似ておらず、標識がなければ同定できないところでした。庭の中央ではサクラとウメから交配育成された『エレガンスみゆき』が咲き始めていました。どちらも花の季節が楽しみです。



【参考】
 ツタ Parthenocissus tricuspidata
 イワガラミ Schizophragma hydrangeoides
 コスモス Cosmos spp.
 八重咲コスモス Cosmos spp.
 冬桜(ふゆざくら)Cerasus x parvifolia ‘Fuyu-zakura’
 木漏れ日
 セッコク Dendrobium moniliforme
 シュウメイギク Anemone hupehensis
 ペルシカリア・アンプレクシカウリス Persicaria amplexicaulis
 ハーレシア・モンティコラ ‘ロゼア’ Helesia monticola ‘Rosea’
 サンシュユ ‘金時’ Cornus officinalis ”Kintoki
 エレガンスみゆき Cerasus x Armenica mume ‘Elegance Miyuki’
 桜 ‘アーコレード’ Cerasus sargentii x C. subhirtella ‘Accolade’
 ヤマモミジ Acer amoenum var. matsumurae
 ワシントンヤシ Washingtonia filifera
 オーストラリアン・ローズマリー Westringia fruticosa
 ブライダル・ヒース Erica bauera
 グリーン ローズ Rosa chinensis var. viridiflora
 薔薇 Rasa spp.
  エクレール ‘Eclaire’
  スイート マザー ‘Sweet Mother’
  桜木 ‘Sakuragi’
  カレーズ ‘Kaerz’
  イングリッド バーグマン ‘Ingrid Bergman’
  アール ヌーボー ‘Art Nouveau’
  つるフレンチレース ‘Cl. Freanch Lace’
  クロチード・スペール(粉粧楼) ‘Clotilde Soupert’
  ジェイムズ・ヴィッチ ‘James Veitch’
  タルデ・グリス ‘Tarde Gris’
  春の海 ‘Harunoumi’
  ファミー ‘Famy’
  サー・セドリック・モリス Rosa ‘Sir Cedric Morris’
  プリティ・レディ ‘SCRivo PRETTY LADY’
  スヴニール・ドゥ・クロージュ・ペルネ ‘Souvenir de Claudius Pernet’
  アイコニック・レモネード ‘SPRlem’ EYECONIC LEMONADE
  ゴールデン・オールディー ‘FRYescpae’ GOLDEN OLDIE
  紫の園 ‘Murasaki no Sono’
  シスター・エリザベス ‘AUSpalette’ SISTER ELIZABETH
  真宙 ‘Masora’

大船フラワーセンターの秋薔薇など

 管理者が日比谷花壇に代わって手入れがよくなったせいか、大船フラワーセンターでも秋薔薇が楽しめるようになっていました。10年前には立ち入り禁止で確認できなかったムクロジ科の樹木は、やはりオオモクゲンジの様です。行きは電車利用でしたが、帰りは天園ハイキングコースから朝比奈へと辿りました。


 エノキタケ Flammulina velutipes
 アトランティックジャイアント Cucurbita maxima ‘Atlantic Giant’
 ブラジルヤシ Butia capitata
 ソテツ Cycas revoluta
 アレカヤシ Dypsis Lutescenc
 バナナ Musa acuminata
 ソラナム・ウェンドランディー Solanum wendlandii
 リュケツジュ Dracaena draco
 イヌタヌキモ(?) Utricularia tenuicaulis
 桜 ‘アーコレード’ Cerasus sargentii x C. subhirtella ‘Accolade’
 カンレンボク Camptotheca acuminata
 ツワブキ Farfugium japonicum
 イチョウ Ginkgo biloba
 トウジュロ Trachycarpus wagnerianus
 プラタナス Platanus sp.
玉縄桜たまなわざくら
 トチュウ Eucommia ulmoides
 オオモクゲンジ Koelreuteria bipinnata
  (別名:袋実木欒子フクロミモクゲンジ復羽葉木欒子フクワバモクゲンジ)
 冬桜(ふゆざくら)Cerasus x parvifolia ‘Fuyu-zakura’
 ハンカチノキ Davidia involucrata
 シャクナゲ “太陽” Rhododendron cv. “Taiyoh”
 サツキ “紫代神” Rhododendron indicum
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 タイワンホトトギス Tricyrtis formosana
 老爺柿ロウヤガキ(衝羽根柿) Diospyros rhombifolia
 イソギク Chrysanthemum pacificum
 キジツツジ Rhododendron ripense
 Rhododendron cv.”古都の曙” ケラマツツジ x クルメツツジ “紅葉”
 石塔群(庚申塔、馬頭観音)
 ハキダメギク Galinsoga quadriradiata
 ベニバナボロギク Crassocephalum crepidioides
 十王岩
 伊豆大島(十王岩より)
 由比ヶ浜方面(天園より)



 イザヨイバラ Rosa roxburghii
 グリーン ローズ Rosa chinensis var. viridiflora
 薔薇 Rosa spp.
  トゥールーズ ロートレック Toulouse Lautrec
  クイーン エリザベス Queen Elizabeth
  アプリコット キャンディ Apricot Candy
  ブルー ムーン Blue Moon
  プリンセス・ドゥ・モナコ Princess de Monaco
  ブラック バカラ Black Baccara
  アライブ Alive
  かぐや姫 Kaguyahime
  ジュリア Julia’s Rose
  テディ ベアー Teddy Bear
  女神 Megami
  光彩 Kohsai
  ベルサイユのばら La Rose de Vaersailles
  デンティー ベス Dainty Bess
  月光 Gekko
  ブラック ティー Balck Tea
  アンドレ グランディエ André Grandier
  オスカル フランソワ Oscar François
  花山吹 Hanayamabuki
  ピース Peace
  ボレロ Bolero
  琴音 Kotone
  ゴールデン チャッピー Golden Chappy
  プリンセス チチブ Princess Chichibu
  テラコッタ Terracotta
  チャンピオン オブ ザ ワールド Champion of the World
  粉粧楼 Fen Zhang Lou
  レオネ ラメッシュ Leone Lamesch
  ルフス Rufus
  ペネロープ Pennelope
  感謝 Kansha
  グルス アン テプリッツ (日光) Gruis an Teplitz
  スターマイン Starmine
  スノーコーン Snowcone
  ラブ ユー Love You
  ラブ ミー テンダー Love Me Tender
  はまみらい Hamamirai
  キャンディ レッド Candy Red
  キャンディ ルージュ Candy Rouge
  マリアージュ シャルマン Mariage Charmant
  フレンド ソニア Friend Sonia
  バレリーナ Ballerina
  鎌倉 Kamakura
  ゴスペル Gospel
  ピンク・パンサー Pink Pamther
  カナリー Canary
  ホワイト・マスターピース White Masterpiece
  ローラ Laura
  マリア・カラス Maria Callas
  王朝 Ohchoh
  ウィンダミア Windermere
  シークレットパフューム Secret Pafume
  桃花 Momoka
  パパ・メイアン Papa Mailland
  香澄 Kasumi
  夢 Yume
  アカペラ Acapella
  芳純 Hojun
  シャコック Chacok
  オクラホマ Oklahoma
  新星 Shinsei
  マヌウ メイアン Manou Meilland
  ヨハネ パウロ 2世 Pope Hohn Paul Ⅱ
  コンラート・ヘンケル Konrad Henkel
  J.F.ケネディー J.F.Kennedy
  パローレ Parole
  カトリーヌ ドゥヌーブ Catherine Deneuve
  ラブ Love
  ドゥフトボルケ Duftwolke
  宴 Utage
  マーガレット メリル Margaret Merril
  ブラスバンド Brass Band
  うらら Urara
  ホワイト マジック White Magic
  ゴールドマリー’84 Goldmarie’84
  ガーデン オブ ローゼズ Garden of Roses
  アイスバーグ Iceberg
  フレグラント アプリコット Fragrant Apricot
  フリージア Freisia
  プリンセス バビロン Princess Babylon
  ピンク トルマリン バビロン Pink Tourmaline Babylon
  バベル バビロン Babel Babylon
  希望 Kiboh
  オドゥール ダムール Odeur d’Amour
  ファースト・プライズ First Prize
  ケニギン ベアトリックス Königin Beatrix
  ケアフリー ワンダー Carefree Wonder
  ローズうらら Roseurara
  ラブリー メイアン Lovely Mailland
  マスケラード Masquerade
  薫乃 Kaoruno
  ガルテンツァーバァ’84 Gartenzauber’84
  ニコール Nicole
  エンチャンティッド イブニング Enchanted Evening
  サンライト ロマンティカ Sunlight Romantica
  るる Ruru
  ピンク サクリーナ Pink Sakurina
  フラウ ホレ Frau Holle
  マイナーフェアー Mainaufeuer
  イブ ピアッチェ Yves Piaget
  緑光 Ryokko
  金蓮歩 Kinrenpo
  シャルダン ドゥ フランス Jardins de France
  コティヨン Cotillion
  しのぶれど Shinoburedo
  ラベンダー ドリーム Lavender Dream
  プリンセス ミチコ Princess Michiko

初冬の金沢自然公園

 今日は、昼から金沢自然公園を尋ねました。
【主な経路】
 金沢文庫駅-グリーンファーム-釜利谷-氷取沢-富岡西-京急富岡駅


【参考】
 金沢自然公園正面口
 ゲジ Thereuonema tuberculata
 ニーオン Leucophyllum frutescens
 クコ Lycium chinense
 センダングサ Bidens biternata
 クロガネモチ Ilex rotunda
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 コマツナギ Indigofera pseudotinctoria
 ヤクシソウ Youngia denticulata
 トキリマメ Rhynchosia acuminatifolia
 フユノハナワラビ Botrychium ternatum
 アカネ Rubia argyi
 オニドコロ Dioscorea tokoro
 アキノノゲシ Lactuca indica
 横須賀方面を望む
 スダジイ Castanopsis sieboldii 横浜市指定名木古木
 モチノキ Ilex integra
 シラヤマギク Aster scaber
 ミツマタ Edgeworthia chrysantha
 ウスタビガ(繭) Rhodinia fugax
 コクサギ Orixa japonica
 イヌビワ Ficus erecta
 トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
 ヤマノイモ Dioscorea japonica
 ウシハコベ Stellaria aquatica
 コマツヨイグサ Oenothera laciniata
 カマツカ Pourthiaea villosa
 ヤツデ Fatsia japonica
 庚申塔:氷取沢神社
 サザンカ Camellia sasanqua
 常盤山査子(ピラカンサ) Pyracantha spp.
 カヤ Torreya nucifera 横浜市指定名木古木 No.49278
 道祖神:宝勝寺
 ツワブキ Farfugium japonicum
 ヤマハギ(絞り) Lespedeza bicolor
 クルメツツジ Rhododendron x obtusum
 ソテツ Cycas revoluta

ラゾーナのアレカヤシ

 今日は、川崎でショッピング(の同行)。ラゾーナ川崎ではアレカヤシが室内植栽されていました。2006年に沖縄から移植されたそうです。  アレカヤシを巡って



アレカヤシ、Dypsis lutescens
、Syn. Chrysalidocarpus lutescens
別名:ヤマドリヤシ、コガネタケヤシ黄金竹椰子
英名:英名:Areca Palm、Yellow Butterfly Palm, Golden Cane Palm, Madagascar Palm, Bamboo Palm
 マダガスカル産のヤシ科高木で雌雄異株。熱帯域の国々でその実である檳榔子びんろうじ(Areca nut)が嗜好品として利用される檳榔樹びんろうじゅ(Areca catechu)とは別属で、檳榔樹は雌雄同株。ラゾーナ川崎では実がないようでしたから、雄株なのかもしれません。
 別名の『ヤマドリヤシ』の漢字表記を『山鳥椰子』としているウェブサイトもあるようですが、ヤマドリ(Syrmaticus soemmerringii)が本邦固有種であって熱帯域には分布しないことから考えても『山取椰子』が正しいと思われます。種小名の『lutescens』の意味は『淡黄色の, やや黄色い』で、主幹(crownshaft)の色に因んだ命名です。
 なお、観葉植物用に普及しているアレカヤシは、あまり大きくはならない栽培品種が殆どで、その中で最も普及しているDypsis lutescensCompacta‘は、幹だけでなく葉軸も黄色くなるのが特徴だそうです。


【参考文献】
Ellison D and Ellison A(2001)Dypsis lutescens, In Cultivated Palms of the World, p103-104, UNSW Press, Australia.


Dypsis lutescens
SYNONYMS Chrysalidocarpus varonii var. littoralis, Chrysalidocarpus glaucesens, Chrysalidocarpus lutescens
COMMON NAMES Butterfly palm, Golden cane palm
The open forests of Madagascar are the native habitat of this very popular species. A clumping palm of medium height, it is one of the world’s most commonly cultivated palms. Forming thick clumps, it has yellowish crownshafts and a head of arching, pinnate fronds. It prefers subtropical to tropical climates, but will grow in warm-temperature areas with protection and can tolerate full sun and coastal conditions. Mature fruit is yellow and fresh seed germinates readily within 8 weeks.


D. lutescens cv. ‘Compacta
This type has been developed in horticulture and selected as an outstanding dwarf future palm. It is a compact, small clumping palm with yellowish crownshafts and leaf stems. It is one of the most common cultivars and requires a sunny aspect in a warm climate. Propagation is by division.


D. lutescens cv. ‘Nana
This horticultural cultivar is a very dwarf-growing form of D. lutescens. It is very bushy and grows to less than one third of the height of the normal form. It requires an open, sunny aspect in a tropical to warm-temperate climate and makes an ideal container specimen. It is propagated by division.


D. lutescens cv. ‘Rotundum
This rare cultivar was developed from the Golden cane palm, which is native to Madagascar. The variant has longer, much finer leaflets and grows upright. It is an ideal petted plant, as it is a more compact form of D. lutescens, but it id not widely available. It requires a warm-temperate to tropical climate and a sunny position. Propagation is by division.


D. lutescens cv. ‘Sleeping Beauty
Cultivated in Thailand, this palm was bred from D. lutescens, which originated in Madagascar. A small and compact form, it has very dense and pendulous foliage and much paler leaves than D. lutescens. Although rare in cultivation, it makes an excellent container palm and prefers an old sunny aspect in tropical to subtropical climates. Propagation id by division.


D. lutescens cv. ‘Variegata
This palm originated in the forests of Madagascar, but a chance variation of D. lutescens in Thailand brought about the variegated-leaf cultivar. it is a compact and bushy palm with pale green and cream leaves. It is rarely seen in cultivation, but requires a tropical climate and full sun, with plenty of moisture and organic soil. Propagation id by division.


D. lutescens cv. ‘Viroj
Information about this cultivar is unclear and little id known of its origin, but it is a variation of hybrid of D. lutescens. A bushy palm with multiple trunks that form dense clumps, it is cultivated in Southeast Asia and is available there from specialist palm nurseries. It requires a tropical to subtropical climate and an open, Sunny position. It is propagate by division.

雨が降る前に弘明寺から戸部へ

 今日は、午後から雨の予報でしたので、ショートコースです。
【主な経路】
 (弘明寺駅)-永田東-永田南-永田北-保土ヶ谷-神戸-天王町-平沼-(戸部駅)
 永田東でみかけたアサガオは、葉の形からみるとマルバアサガオのようでしたが、念のため萼片をみると毛が全くなかったので、白花のソライロアサガオと思われます。


【参考】
 ソライロアサガオ Ipomea tricolor (白花)
 トネアザミ Cirsium incomptum
 ムベ Stauntonia hexaphylla
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 ガマ Typha latifolia
 スイフヨウ Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
 カキノキ ‘禅寺丸’ Diospyros kaki
 ホソバヒャクニチソウ Zinnia angustifolia
 ハヤトウリ Sechium edule
 フジバカマ Eupatorium japonicum
 ツルムラサキ Basella alba

神奈川区の名木古木、など

 昨日に続いて、今日は神奈川を起点にして歩いてみました。
【主な経路】(東神奈川駅)-白幡-大口-西寺尾-白楽-三ツ沢-松ヶ丘-横浜イングリッシュガーデン-(日ノ出町駅)
  横浜市指定名木古木マップ


横浜市指定名木古木 No.201305,201306 ケヤキ:神奈川区白幡南町35
 近辺でサクラ(201304)を探していて、偶然見つけました。


横浜市指定名木古木 No.48043,48044 タブノキ:神奈川区白幡東町13-6
 銘板は設置されていませんでしたが、おそらくこの2本でしょう。


横浜市指定名木古木 No.200204 コブシ:神奈川区西寺尾3丁目13-35


横浜市指定名木古木 No.51007 ヌマスギ:ガーデン山団地6号棟東側


 その他、本日撮影の写真です。


【参考】
 セイロンベンケイ Kalanchoe pinnata
 ケヤキ Zelkova serrata
 タブノキ Machilus thunbergii
 大口子育地蔵尊:大口通66
 ザクロ Punica granatum
 サクラ Cerasus sp.
 ホソバヒャクニチソウ Zinnia angustifolia
 ヌマスギ Taxodium distichum
 ベニバナトキワマンサク Loropetalum chinense var. rubra
 横浜イングリッシュガーデン
 八重咲コスモス Cosmos spp.
 シュウメイギク Anemone hupehensis
 サルビア・ガラニチカ Salvia guaranitica
 ヤマブキ Kerria japonica

鶴見区の名木古木など

 良いお天気に恵まれましたので、以前に廻り残していた名木古木などを尋ねました。
【主な経路】(神奈川新町駅)-七島-仲手原緑道-上の宮-北寺尾-獅子ヶ谷-駒岡-末吉-尻手-(川崎駅)
  横浜市指定名木古木  訪問済みの神社  石塔など  ひまわりを訪ねる


横浜市指定名木古木 No.201204 サクラ:上郷神明社


 まだ生きてはいましたが、腐朽菌が蔓延していますので、長くは持たないと思われます。


横浜市指定名木古木 No.201210 シイノキ:稲荷社(上末吉2丁目20-6)


 陸の孤島の様になった稲荷神社の森の隅に残されていました。


成田山七島不動堂
稲荷神社:七島不動堂境内
浅間社碑:七島不動堂境内


政所稲荷神社:松見町4丁目
庚申塔:政所稲荷神社境内


 オイラの名前は「ゴン」。ゴン狐って呼んでねッ…!(^^)!
江戸時代の昔、ここ松見村は畑と林ばかリで、子供たちが遊んでいた。狐(きつね)のオイラも、その子たちと一緒に遊んで仲良しだったんだ。こうして、オイラ、ゴン狐は松見村の子供たちの「守り神」になったんだ。明治の時代になって、誰かが、この狐小屋(稲荷神社)を建ててくれたんだ。
 オイラ、また昔のように、皆んなと一緒に遊びたい…!(^^)!
え、ここの来るとバチが当たるって…(゚д゚)!?
そんなこと、誰が言ったのぉ~。オイラ、そんなことシナイよ。
でもぉ、オイラの狐小屋をコワしたり、ご飯の皿を盗む子供にはバチを当てるかもねェ~。
          オイラの名前は、ゴン狐。
     時々、ここに遊びに来てくれると嬉しい…!(^^)!


地蔵堂:鶴見区馬場7丁目13
稲荷社跡地:鶴見区上の宮1丁目5


 稲荷社は、ゴルフ場と一緒に処分されてしまったようです。


(上の宮)八幡神社:鶴見区上の宮1丁目32-2


石塔群(庚申塔1基、巡礼供養塔2基):北寺尾7丁目26


【左】庚申塔 元禄九年11月(1696)、北寺尾別所谷鶴田勘左衛門他、板碑形、六臂青面金剛立像、三猿を浮彫り
【中央】巡礼供養塔 安永九年5月(1760)、施主滝川氏、舟形、地蔵立像浮彫り。四國西國坂東秩父巡礼供養
【右】巡礼供養塔 文化二年六月(1805)、施主滝川氏、撫肩角塔。坂東、西国、秩父巡礼供養
【文献】鶴見区史編集委員会(1982)第三章石碑一覧、in 鶴見区史.


渋澤稲荷神社:北寺尾5丁目2-54


   稲荷神社
鎮座地 横浜市鶴見区北寺尾五丁目二
御祭神 宇迦乃御魂神(うかのみたまのかみ)
例祭日 九月十五日
  由緒沿革
 往古この辺りは、鎌倉鶴岡八幡宮の社領で、文安四年(一四四七)閏二月の
八幡宮文書に「武州寺尾郷内澁澤村」と記されている。
 地域の人々から「渋沢の稲荷様」と呼ばれ。崇敬され親しまれてきた当社の
創建年代等については明らかでないが、新編武蔵風土記稿によると、北寺尾村
の条に「稲荷社、小名澁澤にあり、身體木の立像にして長八寸計、前に木の鳥
居を建、馬場村寶蔵院時」と見え、江戸時代には既にこの地域の守護神として
鎮座していたことが知られる。
 その後、明治初年(六年ころ)稲荷社から稲荷神社と改称した。
 昭和二十四年六月七日不慮の火災に遭い、社殿が焼失するという憂目をみた
が、ご神体は幸い焼け残った。経済の低成長が続く当時の世相の中では速やか
な再建は望みようもなく、規模を縮小して復旧した。
 その後氏子信徒相諮り、同五十一年春新社殿の造営に着手、同年六月旧観に
倍し鉄筋コンクリート入母屋造り、銅板葺きの華麗の中にも荘厳な鎮守社とし
てふさわしい社殿の完成を見、同月二十九日遷宮式が厳かに斎行され、翌五十
二年十一月二十七日竣工式が盛大に挙行された。
 社殿再建にともない、奉賛会設立の機運が高まり、平成三年六月三日渋沢稲
荷神社奉賛会が発足した。
 このような経過をたどりながら五穀豊穣の氏神としてお祀りしてきたが、社
会情勢の推移にともない今日においては商売繁盛、家内安全、無病息災・交通
安全の守護神として信仰されている。
    平成六年四月二日
                渋沢稲荷神社奉賛会


上郷神明社:獅子ヶ谷3丁目16-20
 境内社の多い神明社です。宇賀神と金毘羅神との関係は不明です。「うか(宇迦)」=「うが(宇賀)」の繋がりもありそうですが、境内の石坂供養塔には『辨天講』の字も見えますので、この地域には宇賀神と習合した弁天の信仰があったのかも知れません。


光猶大明神:上郷神明社境内社
山王大権現:上郷神明社境内社
金毘羅大権現碑(宇賀神宮):上郷神明社境内
石塔群:上郷神明社境内
 【左】石坂供養塔、享保5年11月(1720) 願主獅子ヶ谷村 横溝五郎兵衛、撫肩無塔、庚申講、弁天講中および、村中惣氏子の建立である。
 【中央】不詳
 【右】庚申塔、延宝8年11月(1680) 願主源左衛門他、剣型角塔 六臂青面金剛像を浮彫りとする。
【文献】鶴見区史編集委員会(1982)第三章石碑一覧、in 鶴見区史.


獅子ヶ谷鎮守上郷神明社
 鎮座地 横浜市鶴見区獅子ヶ谷町一六六番地
     (住居表示 獅子ヶ谷三丁目十六番地二十号)
 御祭神 天照大神(アマテラスオオミカミ)
 境内社 日枝神社・三峰神社
 往時の領主 小田切喜兵衛光猶候
 例祭日 九月十八日
 社殿 本殿神明造一〇.九坪
    神楽殿     七坪
 境内坪数 二八九坪(日枝神社跡地六四坪合)
   由緒沿革
 当上郷神明社の創建年代は不詳であるが、古来獅子ヶ谷一円
の氏神で、明治六年十二月村社に列した。新編武蔵風土記稿に
「例祭年々發月十二日本覚寺の持、上村の鎮守なり」とある。
 昭和二十年五月大東亜戦火により社殿焼失、同二十二年一月
新築復興した。現在の社殿は平成九年十月に竣功した。
 平成二十二年六月往時の領主小田切喜兵衛光猶(みつなお)候を祀った
光猶大明神石宮、狛犬一対について旧観を保って整備が行わ
れた。同二十三年六月神楽殿造営工事が竣功、加えて境内の
実測を行い日枝神社を法人合祀し、境内地も編入した。
    平成二十四年九月吉日
             上郷神明社奉賛会


     由来碑
 「光猶大明神」は上獅子ヶ谷村の領主小田切家の元祖喜兵衛光猶候
祀った石宮である。喜兵衛光猶候は天正十四丙戌年遠州浜松において
東照神君(徳川家康)の近習として使え、慶長二丁酉年九月武蔵国
小机郷獅子ヶ谷にて百五拾伍石を拝受。同十九甲寅年八月廿六日
四十九歳で卒去、石宮は天保十四癸卯年十一月同村の里正(名主)
横溝五郎兵衛と郷中により発願勧請した。
 「光猶大明神」を守護する狛犬一対は弘化二乙巳年八月小田切八代
領主従五位下土佐守源朝臣猶熈(凞)候三千五百石と名主横溝五郎兵衛
同郷中の奉納によるものである。
     平成二十四年九月吉日
                  上郷神明社奉賛会


 車地蔵尊:鶴見区獅子ケ谷3丁目16
 石塔群:車地蔵尊境内
 十一面観音像:鶴見区獅子ケ谷3丁目19(車地蔵尊の向)


車地蔵
 この地蔵は、享保3年(1718)に建立されたもので、お堂の中で道行く人達を温かく見守り、人々からは、「子授け地蔵」とか「車地蔵」として親しまれてきました。
 お堂の左側の柱には、小さな木の車が取り付けられています。昔から、この峠を通る人たちは、この車を回す習慣が在りましたので、車地蔵の名が生まれたのでしょう。
 この車は、「地蔵車」または「後生車」と呼ばれ、これを回すことによって六道の苦難から救われると信じられ、後生安楽に成仏するといわれてきました。
 伝説によると、時おり、人びとの寝静まった夜半に、この車がひとりで回る音がして、これはお地蔵さんが回されるのだと、久しい間村人たちは信じてきました。
 この車地蔵が建っている峠道は、江戸時代、鶴見から師岡・綱島方面に至る唯一の街道でした。
  平成16年9月    鶴見区役所


   南無車地蔵大菩薩
    子育て・水子・延命地蔵尊
 地蔵歎偈(数ある地蔵経の中で一番短いお経です。)
一、釈迦牟尼如来の付属を受けて
二、此の世に出でし地蔵尊
三、地獄の責苦を代わりに受けて
四、飢えに苦しむ餓鬼共救う
五、あわれ畜生みちびき給い
六、わめき争う阿修羅をさとす
七、生死に迷う間助け
八、清浄世界の人を度す
九、南無地蔵願王尊、合唱礼拝も名唱え
十、此の世次の世しあわせにみつ
  南無地蔵願王尊(三回くり返し)
  真言(おん、かかか、びさまえい、そわか)
地蔵尊建立、享保三年(一、七一八)十月廿日
 総丈一九五糎、身丈一四〇糎、台座直径四九糎
為 滅罪生善、現世安穏後生善處
           施主 獅子ヶ谷村講中
              二世安楽同行二十三人
地蔵堂改修、平成八年(一、九九六)三月廿八日
為 世界平和、家内安全、交通安全、諸願成就
              施主 車地蔵建設委員
                 車地蔵講中一同


   車地蔵
一、建立 享保三年十月吉日
一、由来と伝説
 獅子ヶ谷の地古くは極めて住居少なく鶴見の宿から
師岡・綱島方面に通ずる唯一の街道が此所を通って
居た。約二百六十年前此の街道際に村を挙げて地蔵信仰が
行われて以来「子授け地蔵」或いは「車地蔵」として親しま
れて来たが、時折人の寝静まった夜半この車の廻る音が
するので地蔵菩薩が廻されるものと信ぜられた。
元来この車「地蔵車」又は「後生車」と呼びこれを廻すと
六道の苦患が除かれ後生安楽に成佛出来るというものです。


稲荷社:鶴見区上末吉3丁目11


稲荷社:上末吉2丁目20-6


小土呂橋親柱
かつての小土呂橋(昭和六年撮影 高須氏所蔵)


小土呂橋
 この通りに幅五メートルほどの流れがありました。新川堀と呼ばれ、ここからさらに渡田大島を経て海へ注ぐ用水でした。この堀が東海道と交わるこの地点に架けられていたのが「小土呂橋」です。
 小土呂は、砂子、新宿、久根崎とともに昔、東海道川崎宿と呼ばれた四町のひとつで、古くからの地名です。
 橋の名残は今、バス停や信号の名に見られるばかりですが、この先にあったいくつかの橋のうち、昔の流れに沿って「新川橋」「さつき橋」は今もその名をとどめています。
 この写真にある橋の親柱が残されていたのをここに移設し、当時をしのぶよすがとしました。
昭和五十九年 小川町町内会
市制六十周年を記念して
       川崎市文化財団
       東海道川崎淳2023
       川崎区役所


 その他、本日撮影の写真です。


【参考】
 パンパスグラス(シロガネヨシ) Cortaderia selloana
 ヤマトリカブト Aconitum japonicum var. montanum
 ツノアオカメムシ Pentatoma japonica
 染井吉野(ソメイヨシノ)Cerasus x yedoensis
 ハカワラタケ Trichaptum biforme
 チャノキ Camellia sinensis
 スダジイ Castanopsis sieboldii
 ぱぷすなっく ひまわり:鶴見区駒岡1丁目12-22
 陸橋:駒岡1丁目
 太陽光発電セル(昭和薬品工業:川崎区堤根36)
 小土呂橋:川崎区砂子2丁目: