河津桜に気を取られているうちに、いつの間にかオカメが見ごろを迎えていました。今日は、昨年の経路を参考にして、阿亀桜めぐりをしてみました。
阿亀、Cerasus campanulata x Cerasus incisa cv. ‘Okame’
19世紀にイギリスの園芸家Collingwood Ingramにより、カンヒザクラ C. campanulata(種子親)とマメザクラ C. incisa(花粉親)から作出された品種。
【八景島】
このエリアでは最も本数が多く島内には20本以上あると思います。なかでもセンターハウス北側の2本は、樹勢も旺盛で毎年綺麗な花をつけてくれています。バラ園に至るアジサイの森では、吸蜜に来たヒヨドリを撮影できました。
【長浜】
野口記念公園から坂道を上る途中に2本植えられています。フェンスの向こうで少し遠いのでクローズアップは取れませんでした。
【長浜・花夢スポーツ広場】
今の時期、梅の花が美しい公園の奥の方に2本あります。
【循環呼吸器病センター入口】
この木もなかなか見ごたえがあります。通り沿いでよく目立ちますので、気づいている人も多いと思います。
【聖星学園】
剪定を失敗したのでしょうか。今年は花付きが良くないようでした。
【花翁山慶珊寺】
オカメの母親となったカンヒザクラの奥隣に植えられています。
【新中原橋(大岡川分水路)】
道すがら遠目にみつけた今年新発見の2個体です。
【横浜大通り公園】
市内では一番のオカメザクラ名所です。本数は八景島と大して違いませんが、人通りの多い通りにあるので、沢山の人が集まっていました。
【野毛山公園】
本日9か所目。4本だけですが、すぐ後ろにベンチがあって特等席です。夕日に映えてひときわ鮮やかな色合いでした。
【主な経路】
追浜東町2丁目公園-海の公園-八景島-長浜-船溜まり-花翁山慶珊寺-八幡橋八幡神社-新中原橋-横浜大通り公園-野毛山公園-弘明寺商店街-上大岡駅
その他、本日撮影の写真です。
【八幡橋八幡神社】
この神社には、横浜市名木古木が6種13本ありました。
49268 タブノキ
48119 ケヤキ
48117 ケヤキ
48121 ケヤキ
49262 イチョウ
49263 イチョウ
48116 エノキ
48120 ケヤキ
101510 ムクノキ
49266 タブノキ
49267 タブノキ
201511 カヤ
49265 カヤ
【参考】
タブノキ Machilus thunbergii
ケヤキ Zelkova serrata
イチョウ Ginkgo biloba
エノキ Celtis sinensis
ムクノキ Aphananthe aspera
カヤ Torreya nucifera
寒緋桜、Cerasus campanulata
サンシュユ Cornus officinalis
ニワトコ Sambucus sieboldiana
寒咲花菜 Brassica sp.
タチアオイ Althaea rosea
イヌカキネガラシ Sisymbrium orientalis
キンクロハジロ Aythya fuligula
追浜方面(八景島より)
ムラサキツメクサ Trifolium pratense
ヒイラギナンテン Mahonia japonica
タブノキハウラウスフシ
ヤブツバキ Camellia japonica
アラカシ Quercus glauca の木口
ユキヤナギ Spiraea thunbergii
ハクモクレン Magnolia denudata
土筆(スギナ Equisetum arvenseの胞子茎)
レッドロビン Photinia glabra × P. serrulata
ヤマモモ Morella rubra
ギンヨウアカシア Acacia baileyana
ウメ Prunus mume
トサミズキ Corylopsis spicata
アセビ Pieris japonica
ヒサカキ Eurya japonica
サンゴジュ Viburnum odoratissimum
セイヨウカラシナ Brassica juncea
スノーフレーク Leucojum aestivum
蕗の塔(フキ) Petasites japonicus
ミドリハコベ Stellaria neglecta
ヒメウズ Semiaquilegia adoxoides
エンドウ Pisum sativum
オオイヌノフグリ Veronica persica
クイーンズ・ローズ Kalanchoe blossfeldiana cv.‘Paris Evergreen’
ノボロギク Senecio vulgaris
掘割の櫻(絵葉書)
ハカランダ Jacaranda mimosifolia の木口
シロバナジンチョウゲ Daphne odora cv. Alba
タブノキハウラウスフシ
タブウスフシタマバエ Daphnephila machilicola によって葉裏に形成される臼形の虫癭
【文献】
Yukawa J (1974) Description of New Japanese Gall Midges (Diptera, Cecidomyiidae, Asphondyliidi) Causing Leaf Galls in Lauraceae, Kontyû, Tokyo, 42(3), 293-304.
Tsubota et al.(2013)イヌカキネガラシおよびその近縁種, Hikobia, 16, 321–334.
神奈川県(2015)大岡川水系河川整備計画、http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/768793.pdf, accessed:2018-03-11.