本日は、横浜創学館高等学校の夕照祭の初日でした。午後からは台風15号の爪痕が残る円海山方面へ、帰るころには満月がきれいでした。
朝比奈でみつけたナガサキアゲハは、同種の分布域拡大(Yoshino & Ishii,1998)の証拠になりそうです。
南側から見た円海山
夕照祭2019-合唱部『歌声を届けます』プログラム
(一日目:9/14)
1.銀河鉄道999:奈良橋陽子 英語作詞、山川啓介 日本語作詞、タケカワユキヒデ 作曲
2.すみれの花咲く頃:白井鐵造 作詞、Franz Doelle 作曲
3.ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-a-Dee-Doo-Dah): レイ・ギルバート 作詞、アリー・リューベル 作曲
4.チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee):The Sherman Brothers 作詞作曲
5.ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World):ティム・ライス 作詞、アラン・メンケン 作曲
6.どこまでも(How Far I’ll Go):Lin-Manuel Miranda 作詞・作曲
7.いのちの名前:覚和歌子 作詞、久石譲 作曲・編曲
(二日目:9/15)
1.ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World):ティム・ライス 作詞、アラン・メンケン 作曲
2.チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee):The Sherman Brothers 作詞作曲
3.銀河鉄道999:奈良橋陽子 英語作詞、山川啓介 日本語作詞、タケカワユキヒデ 作曲
4.すみれの花咲く頃:白井鐵造 作詞、Franz Doelle 作曲
5.いのちの名前:覚和歌子 作詞、久石譲 作曲・編曲
6.虹:森山直太朗・御徒町凧 作詞作曲
夕照祭
円海山方面(京急富岡駅より)
鉄塔(左から)
東京ガス円海山無線中継所
NHK横浜FM放送&横浜FM放送共用鉄塔
関東地方整備局雲海山中継所
移動無線センター円海山無線中継所
岩船地蔵
氷取沢高等学校
関東地方整備局雲海山中継所
マキエハギ Lespedeza virgata
クズ Pueraria lobata
ミヤギノハギ Lespedeza thunbergii subs. thunbergii f. thunbergii
シダの谷
サンゴジュ Viburnum odoratissimum
アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum
シンテッポウユリ Lilium x formolongi
ナガサキアゲハ Papilio memnon ♂
(浄林寺跡の)イヌガヤ Cephalotaxus harringtonia
満月:月齢15.69(北緯35.320095、東経139.621405、2019年9月14日19:00)
地蔵様の由来
この地蔵様は岩船地蔵と申して、ご本尊は栃木県下都賀郡岩船町の岩船山高勝寺にあります。岩船山は霊魂の集まる所といわれ、関東の高野山あるいは善光寺ともいわれて地蔵信仰が宝亀年間(西暦770年)以降関東一円に、ひろがっていました。
ご本尊は生身の地蔵ともいい、死者を暖かくふところに抱いてくれると同時に子授け・子育て・安産の地蔵様で舟型の台座に乗っています。当地に勧請されたのも子授け・子育て祈願・水子の霊を供養する、又、海が近いことから漁の安全を祈る等が考えられます。
余談ですが、三代将軍家光の頃大奥に岩船地蔵を迎え、願をかけ四代将軍(家綱)が寛永8年(1641年)に出生したとあり、それ以後高勝寺は葵の紋の使用を許されています。 岩船地蔵尊御和讃
帰命頂礼岩船の 地蔵菩薩の蓮の池
水は無くとも船走しる 船は白金ろは黄金
金銀帆柱おしたてて 六字名号帆にあげて
観音菩薩はかじの役 勢至菩薩はみなわ役
地蔵菩薩はさおの役 あまたの仏をみな乗せて
極楽浄土へすらすらと 極楽浄土の大門は
金銭づくではこらかねが 念佛修行でおしひらく
念佛修行はありがたや
(創建の時代について)
このお地蔵様の創建時期は、地蔵尊の表面左り上の享保が欠け落ちていますが、(保のつくりが残っていて)その下に
四己
亥十二月吉日 同行八人 と、はっきり刻まれています。
四 己亥(干支の つちのと の いで)享保四年(1719年)を意味して、八代将軍吉宗の時代です。
その年の12月吉日に中里村の有志の方々が、村人の供養や日々の安穏無事を願って建立したのでしょう。そして、290数年の歳月を越えて今も尚、地元の皆様に支えられてお地蔵菩薩様は生き続けておられます。
合掌
【参考文献】
Yashio & Ishii (1998) Geographical variation of pupal diapause in the great mormon butterfly, Papilio memnon L. (Lepidoptera : Papilionidae), in Western Japan”, Appl. Entomol. Zool., 33(2): 281-288, DOI:10.1303/aez.33.281, Accessed 2019-09-15.
北原 正彦, 入來 正躬, 清水 剛(2001)日本におけるナガサキアゲハ(Papilio memnon Linnaeus)の分布の拡大と気候温暖化の関係、蛾と蝶、52:4、253-264、DOI:10.18984/lepid.52.4_253、Accessed:2019-09-16.