桜花爛漫

 染井吉野の満開期が近づいています。野毛でランチの後、二人で大岡川を散策。昼から仕事がある家内とは別行動で、子ども植物園を尋ねました。
【主な経路】
 (上大岡駅)-大久保-東永谷-芹が谷-六ッ川-永田台-永田南-(弘明寺駅)



【参考】
 染井吉野(ソメイヨシノ)Cerasus x yedoensis
 横浜市指定名木古木 No.202023 イチョウ Ginkgo biloba :青木神社
 シャクナゲ Rhododendron spp.
 ソメイヨシノ:西岸山千手院蓮華寺
 ボケ Chaenomeles speciosa
 ドウダンツツジ Enkianthus perulatus
 アケビ Akebia quinata
 マメカミツレ Cotula australis
 キクザキリュウキンカ Ficaria ficarioides
 アメリカザイフリボク Amelanchier sp.
 口紅スイセン Narcissus poeticus
 モッコウバラ Rosa banksiae
 ハルジオン Erigeron philadelphicus
 オニタビラコ Youngia japonica
 大島桜(オオシマザクラ) Cerasus speciosa
 アカメガシワ Mallotus japonicus
 メタセコイヤ Metasequoia glyptostroboides
 ニリンソウ Anemone flaccida
 タチツボスミレ Viola grypoceras
 ムラサキケマン Corydalis incisa
 シャガ Iris japonica
 スモモ Prunus salicina
 プリムローズ Primula vulgaris
 プリムラ・プルホニキアナ Primula x pruhoniciana ‘Wanda’
 プリムラ・ポリアンサ Primula x polyantha (P. vulgaris x P. Veris)
 プリムラ・エラティオル Primula elatior
 シベリアツルボ Scilla ciberica
 アオキ Aucuba japonica
 キケマン Corydalis heterocarpa var. japonica
 ヤマブキ Kerria japonica
 横浜市指定名木古木 No.59002 クスノキ Cinnamomum camphora :子ども植物園
 ユズリハ Daphniphyllum macropodum
 ヒイラギ Osmanthus heterophyllus
 セイヨウヒイラギ ‘アルゲンテア マルギナタ’ Ilex aquifolium ‘Argentea Marginata’
 アマミヒイラギモチ Ilex dimorphophylla
 バイモ(アミガサユリ) Fritillaria thunbergii
 ハチジョウイチゴ Rubus ribisoideus
 乙女椿 Camellia japonica f. otome
 キバナオドリコソウ Lamium galeobdolon
 クリスマスローズ Helleborus sp.
 イロハモミジ Acer palmatum
 シナレンギョウ Forsythia viridissima
 クレマチス Clematis spp.
 横浜緋桜(よこはまひざくら)Cerasus jamasakura cv. Kenrokuen-kumagai x C. campanulata
 ウバメガシ Quercus phillyraeoides
 カリン Chaenomeles sinensis
 ニワウメ Prunus japonica
 ツタバウンラン Cymbalaria muralis
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 カラスノエンドウ Vicia sativa
 ヤエムグラ Galium spurium


【説明文より転記】
プリムラ ポリアンタ
 Primula x Polyantha
分類学上の「プリムラ ポリアンタ」はイチゲサクラソウ Primura(プリムラ) vulgaris(ウルガリス) (プリムローズ)とキバナクリンザクラ Primura(プリムラ) veris(ウェリス) (カウスリップ) との自然交雑種をさし、日本でも庭先などに植えられているのを見かけることがあります。セイタカセイヨウサクラソウ Primura(プリムラ) elatior(エラティオル) (オクスリップ) に似ているため間違われることが多く、イギリスでは「フォルスオクスリップ」 False Oxlip「False(フォルス)=偽の」と呼びます。


 ヒイラギ(柊) Osmanthus heterophyllus モクセイ科
原産地 日本(本州…福島県以西・四国・九州・沖縄)/台湾
 古くより節分にヒイラギにイワシの頭をつけたものを門戸にかけて、魔よけとする風習があります。
 山地に生える。高さ4~8mになる常緑樹。葉は、老木では全縁(鋸歯がない)のものが多くなります。11月頃、香りのある花を咲かせる雌雄異株。果実は6~7月に黒紫色に色着きます。キンモクセイなどと同じ、モクセイ科の植物です。クリスマスに飾る「セイヨウヒイラギ」や「ヤバネヒイラギモチ」はモチノキ科です。なお、葉の付き方が違うので、すぐ見分けることが出来ます。
 「ヒイラギ」…対生
 「セイヨウヒイラギ」など…互生


 セイヨウヒイラギ(西洋柊)イングリッシュホーリー Ilex aquifolium モチノキ科
原産地 ヨーロッパ~アフリカ北西部、アジア南西部
 ホーリーともよばれる常緑小低木です。葉の縁のするどくとがった鋸歯や冬でも葉が青いこと、そらに赤い果実を着けることから、ヨーロッパでは古くから邪悪なものをとおざけると信じられてきました。また、キリストが十字架にかけられた時の荊の冠に用いられたという言い伝えがあり、神聖な木とされています。
 雌雄異株、高温多湿な日本では旺盛に育ちにくく、実も成りにくいため、育てやすく実着きの良い中国原産の「ヤバネヒイラギモチ I. cornutaをクリスマスホーリーとして利用します。
 これらヒイラギモチの仲間は木が成熟すると葉の鋸歯はなくなります。(全縁という。)


 アマミヒイラギモチ(奄美柊黐)Ilex dimorphophylla モチノキ科
原産地 日本…奄美大島(湯湾岳固有)
 近年、「ヒメヒイラギ」などの名前で園芸店に並ぶのはこの「アマミヒイラギモチ」で、セイヨウヒイラギなどと同じモチノキ属の植物です。奄美大島の湯湾岳(ゆわんだけ)のみに自生しますが、もともと自生地が限られているうえ乱獲されたため、現在、自生地では若木が数本確認されているにすぎない危機的状態です。種小名domorphophyllaは2型のという意味で、樹が若いうとは葉の鋸歯がとがっていますが、成熟すると鋸歯が無くなり全縁となるためです。この性質は「セイヨウヒイラギ」などほかの多くのヒイラギモチも同様です。雌雄異株で、雌木に赤い実を着けます。
 希少種が人の手によって大量に増やされた稀な例と言え、容易に求めることができる植物ですが、大変貴重な植物です。

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