コショウ科(Piperaceae)は、熱帯起源のあまり大きくならない草本と木本で、つる性木本の中には、コショウや八重山に産するヒハツなど有用植物が含まれています。関東地方の路地では生育しないので、写真は温室栽培のキンマと観葉植物として栽培されるペペロミアだけでした。キンマは、生薬として利用される(Dwivedi & Tripathi,2014)ほか、その葉をビンロウの実と石灰を一緒にして噛むという嗜好習慣ベテルに利用されます。
南インドのタミールナド州で薦められるままにベテルを試したことがあるのですが、少なくとも美味しいものではありませんでした。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【コショウ科(Piperaceae)】
【文献】
Dwivedi V and Tripathi S (2014) Review study on potential activity of Piper betle, J Pharmacol Phytochem, 3(4), 93-98, URL: https://www.phytojournal.com/archives?year=2014&vol=3&issue=4&ArticleId=419amp/, Accessed: 2023-07-10.
The Angiosperm Phylogeny Group and others (2016) An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV, Botanical Journal of the Linnean Society, 181(1), 1–20, DOI: 10.1111/boj.12385, Accessed: 2023-07-09.