今日も一日猛暑。暑さが落ち着いた夕方に少しだけ歩いてみました。
【参考】
トウネズミモチ Ligustrum lucidum
シチヘンゲ Lantana camara
ハマオモト Crinum asiaticum
スイレンボク(水蓮木) Grewia occidentalis
アサリナ・バークレイアナ Asarina barclaiana
アオギリ Firmiana simplex
今日も一日猛暑。暑さが落ち着いた夕方に少しだけ歩いてみました。
今日は暑さのせいか、撮影数が激減しました。
→ 暑い日だと思っていたら翌27日に関東甲信越地方で梅雨明けしたとみられるとの発表がありました。まさかの史上最速でした。
【主な経路】
(屏風浦駅)-清水坂-日野-丸山台-上永谷-大久保-(上大岡駅)
馬洗の名の由来は、「新編相模国風土記稿」の永谷上村の項に「馬洗川南北に貫けり、幅三間、元禄国図にも馬洗川と載す。鎌倉古路係りし頃、此流れにて馬を洗いしにより、此名ありと伝ふ」とあるように、鎌倉時代尼将軍といわれた北条政子が騎馬を疾駆してこの地を通り、汗と塵にまみれた騎馬を洗ったひとによると言い伝えられている。
この辺りは、永谷と野庭の境になる「鎌倉下の道」と、日限山方面から丸山台を抜けてくる古墳、更には馬洗川沿いの道が交差する交通の要路であり、また、鎌倉の外境の
『
2021年6月28日 2019年6月30日 2017年6月30日
大宮公園の青木昆陽先生の碑のすぐ後ろに一等水準点があったことには、今日の今日まで気づきませんでした。
さくら横ちょう
青木昆陽先生之碑
昆陽青木先生ハ元禄十一年江戸日本橋ニ生ル學東西ヲ兼 ネ篤行大ニ聞エ偶大岡越前守ノ知ル所トナリ徴サレテ幕 府ニ仕ヘ甘藷栽培ノ暜及ヲ圖リテ民生ヲ濟フ所多ク甘藷 先生ノ名遠近ニ髙シ我縣亦其惠澤ニ浴シ遂ニ特産地トナ レリ我組合ハ先生ノ遺徳ヲ敬慕シ地ヲ氷川公園ニ相シ碑 ヲ建テ以テ其徳ヲ頌シ之ヲ不朽ニ傳フト云爾 昭和四年八月 埼玉甘藷商同業組合 顧問正七位勲五等澁谷周藏撰倂書 |
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注:長州緋桜は、淡紅色で大輪半八重の花をつける里桜で、同一クローンとされる兼六園熊谷は横浜緋桜の育成に使用されたことで知られている。
【文献】
森林総合研究所多摩森林科学園(2014)サクラ保存林ガイド、111p.、東京.
注:『さくら横ちょう』は、『マチネ・ポエティク』ムーブメントの一環として加藤周一によって創作された(和製)ソネットで、中田喜直作曲の『マチネ・ポエティクによる四つの歌曲』の第2曲、別宮貞雄作曲の「二つのロンデル」の第2曲、神戸孝夫作曲による通称「三番目のさくら横ちょう」の三つのエディションで知られる歌曲だそうです。
ソネット形式は、4行-4行-3行-3行が基本形式ですが、これを4行-4行-6行(5行)とみればロンデル形式でもあり、「花ばかり さくら横ちょう」の繰り返しはロンデル形式に合致しているということの様です。
マチネ・ポエティクによる四つの歌曲(1950年):中田喜直作曲
〔1.火の島(Island of Fire):福永武彦作詞、
2.さくら横ちょう(Cherry Alley):加藤周一作詞、
3.髪(Trees of Hair):原條あき子作詞、
4.真昼の乙女たち(Maidens in Broad Daylight):中村真一郎作詞〕
二つのロンデル(1951年):別宮貞雄作曲
〔1.雨と風:加藤周一作詞、2.さくら横ちょう加藤周一作詞〕
さくら横ちょう : 神戸孝夫歌曲集(2012年出版)
鷹取山ではミズヒキが密かに花盛りでした。でも、(日陰で風に揺らめくので)今日もうまく撮影できません。
【メモ】(写真はありませんが)6/18(土)大宮、6/19(日)夕飯は安々
梅雨は始まったばかりですが、横浜新港あたりで激しい雷雨に遭いました。「雷が鳴ると梅雨が明ける」という諺通りであれば今年の梅雨明けは早いのでしょうか? 気圧配置から見る限りでは、まだまだ雨は続きそうですが……。傘は持っていなかったのですが、気付くのが早かったので、ワールドポーターズに避難することが出来ました。
【主な経路】
(金沢文庫駅)-グリーンファーム-釜利谷-阿王ヶ台公園-能見台森-(能見台駅)
(黄金町駅)-大通公園-新港中央広場-高島-戸部-(日ノ出町駅)
Madleine Flynn and Tim Humphrey
The Megaphone project
The Megaphone project is an interactive sound field, and as an installation allows people to discover a game of sound and physical play: a world of private and public broadcast. In the field of mefaphones, the audience creates a lively envoronment of play and enjoyment that is all their own invention.
関東甲信地方は例年より少しだけ早い梅雨入りでしたが、本日、梅雨の晴れ間でしたので少しだけ散策してみました。団地内では、法面緑化由来と思われるヒメヨモギに2種類の虫癭をみつけました。
【参考文献】
湯川淳一(1996)日本原色虫えい図鑑、p.303-304, 307.
今年の誕生日には、娘たちが米焼酎を贈ってくれました。今、丁度、鑑賞時期を迎えている蛍に因んだ命名で、飲んでしまうのがちょっと惜しい気もします。ヤマホタルなので、陸生のヒメボタル(Luciola parvula)がモチーフなのかもしれません。 【2024年】
『山ほたる』案内文より
2021年商品・手造り『山ほたる』のご案内
~高田酒造場の限定品です~
この度は手造り焼酎『山ほたる』をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。せっかくですから、私どもがどんな蔵で、どのようにして焼酎をつくっているのか、ほんの少しご案内させていただきます。
伝統を守る石蔵の麹室、かめ仕込み
高田酒造場は熊本県球磨郡あさぎり町深田におる小さな蔵です。まわりを1000m級の山々に囲まれ、すぐ近くを日本三大急流の一つ球磨川が流れ、初夏にはたくさんのホタルも飛び交うところです。
藏は19年前に創業100年を迎えました。焼酎はすべて手作りで、もっとも神経を使う麹づくりは昔ながらの石蔵の麹室、仕込みは伝来のカメ仕込みです。
カメの下部は土中に埋められているため温度が一定し、焼き物特有のはたらきで、もろみの発酵に適しています。また夜半や早朝にも経験をつんだ人の手が必要な石蔵の麹室は、九州でもほとんど見かけなくなりました。
自家栽培の山田錦を使用
『山ほたる』は、私が自分の田んぼで育てた酒米の山田錦と酵母の特性を生かしています。本年は17年目、追い求めていた吟醸の香りがただよう焼酎ができあがりました。
720mlで約8700本の限定販売です。
しかし、実は『山ほたる』の吟醸香の原酒は、小さなタンク二つ分しかありません。力不足で、まだまだそれだけしかつくれませんでした。
『山ほたる』という名前には、焼酎づくりはすべてにわたって自然に徹したいという私の思いと、里山に乱舞するホタルたちに寄せる応援の気持ちを込めました。
本年度は、720mlのビンで約8700本の限定販売です、ストレート、ロックがおすすめです。自然が贈ってくれた芳醇な香りをお楽しみください。
高田酒造場 / 高田 啓世
『山ほたる』ラベルより
限定品 高田酒造場
【石蔵の麹室・カメ仕込み】
『山ほたる』の仕込み水は、蔵の中にある井戸から汲み上げられる地下水です。厳選した酒米と清冽な地下水、そして昔ながらの希少な石蔵の麹室とカメ壺で仕込みました。初夏にはホタルの群れが乱舞する里山で、自然の恵みと伝統の技が調和した本格※焼酎の逸品です。『山ほたる』の芳醇な香りとやさしい口当たりは季節のいろいろな料理とよく合います。ロック、水割り、などでお楽しみください。
【参考】
山ほたる(2021年:1250/8778):高田酒造場製
ゲンジボタル Luciola cruciata 2005-06-25 撮影地:広島市佐伯区湯来町伏谷
YEGでもガクアジサイが咲き始めといったところでしたが、ここではガクアジサイが多いので花自体はともかく、修飾花は見頃の品種も多いようです。ただし、薔薇のハイシーズンと変わらぬ混雑状況でしたので、土日の訪問は避けた方がよかったかも知れません。
そろそろアジサイ類の開花する頃かと思い、久しぶりに尋ねた八景島でしたが、ガクアジサイ、ヤマアジサイや早咲きのアジサイを除けば、開花はもう少し先になりそうです。宮川を悠々と泳ぐ謎の魚は、よく見たら錦鯉でした。鷹取川河口ではクサフグの産卵遡上が始まっています。次の満月は6/14です。
盛夏(8月)の頃、暑さの影響で他の花卉の開花が一休みになる時期に、清楚な花を咲かせる白百合があります。
![]() 花冠に紫褐色の筋のある個体(2018-08-04) |
![]() 花冠に紫褐色の筋がない個体(2020-08-09) |
このユリは、6月頃に見頃を迎えるテッポウユリに良く似ているのですが、テッポウユリの葉は通常幅1cmを超えるのに、このユリの葉の幅は1cm以下です。テッポウユリの花は全体が純白であるに対して、このユリは花冠の外側に紫褐色の筋が入っていることがあるので、タカサゴユリではないかと考えていたのですが、『テッポウユリとタカサゴユリにはハイブリットが育種されていて、シンテッポウユリと呼ばれているが、このシンテッポウユリは形態的にタカサゴユリと区別がつかない』との情報がありましたので、当ブログではこのユリを『白百合 lilium sp.』としてきました。
しかしこの学名では、他のユリ属植物(ヤマユリ、スカシユリ、オニユリなど)との区別がつきませんので、なんとか識別できないものかとウェブを検索していて、木場(2005)の記述をみつけました。この記載の趣旨を要約すると、
1.テッポウユリ Lilium longiflorum (Easter Lily)は、本邦南西諸島に自生する。
2.タカサゴユリ Lilium formosanum (Formosa lily)は、台湾に自生するが、1924年に我が国に導入された。
3.テッポウユリは、タカサゴユリより姿が美しかったが初夏咲きだったため、盛夏に開花するタカサゴユリの形質を導入するべく、1940年代以降、両種の交配がさかんに行われ、成立した交配種はシンテッポウユリとして切り花市場を中心に普及していった。
4.現在野外でよくみられるテッポウユリに似た白百合が分布拡大したのは、1970代であり、タカサゴユリの導入から半世紀が経過している。
(ここまでは事実であると思われ、以降は木場氏の推定が含まれますが……、)
5.上記4により、このユリがタカサゴユリであるとは考えにくい。(市橋加筆:また、テッポウユリとは明らかに形態が異なっているので)現在、野外で見かける白百合の起源は、交配育成されたシンテッポウユリの逸出であると考えられる。
ここで、野外で見かける白百合は自然交雑で形成された可能性もあるのですが、両種は開花期が全く異なります。テッポウユリの花粉を冷蔵保存しておいて、タカサゴユリに授粉するという人為が介在したと考えるのが妥当と思われます。
ウェブ検索したところ、当該種の遺伝子研究は、開花時期をコントロールするために必要な花芽形成にかかわる植物ホルモン(フロリゲンなど)に関する例は多いのですが、分類所属を検討した例はみつけることができませんでした。木場(2005)はいわゆる灰色文献で、正式に出版されているとは言い難いのですが、主張は正しいと思われますので、以降このブログでは当該種に対して『シンテッポウユリ Lilium x formolongi New Easter liliy』を採用したいと思います。
【文献】
木場英久(2005)シンテッポウユリのすすめ、日本帰化植物友の会通信、No.5、p.6、URL: http://www.zennokyo.co.jp/kktmo/kk_pdf/05.pdf, Accessed: 2022-06-01.
神奈川県植物誌調査会(2018)シンテッポウユリ Lilium × formolongo Hort.; L. formosanum Wallace × L. longiflorum Thunb, In 神奈川県植物誌2018(上)、p.283.
Okazaki K(1996)Lilium species native to Japan, and breeding and production of Lilium in Japan. Acta Hortic, 414: 81–92, DOI: 10.17660/ActaHortic.1996.414.8, Accesed: 2022-06-03.
Yu-Fan L, Yu-Qian Z, Meng Z, Gui-Xia J, & Michele Z(2018)Functional and Evolutionary Characterization of the CONSTANS-like Family in Lilium x formolongi, Plant Cell Physiol, 59(9), 1874-1888, URL: https://academic.oup.com/pcp/article/59/9/1874/5033791?login=true, Acceseeced: 2022-06-03.
樋口幸男(2016)恵泉花の文化史(11)帰化植物としてのシンテッポウユリ、恵泉女学園園芸文化研究所報告,12,67-72, URL: https://keisen.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=992&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1, Accesed: 2022-06-03.
注:神奈川県植物誌1988/2018では、シンテッポウユリの学名として『Lilium x formolongo』を採用していますが、その理由(正当性)は今後要調査です。