大楠山から武山へ

 今日は、横須賀の最高峰である大楠山(242m)に加えて武山(200m)近辺を訪ねました。
 後で見てみると栽培が禁止されている種の写真もあったようですので、撮影場所はシークレットです。大津あたりで日も暮れたので、県立大学からは京急利用で帰途につきました。


【主な経路】
 追浜-浜見台-船越-十三峠-塚山公園-大楠山(242m)-佐島しおさいトンネル-小田和湾-長坂-武山(200m)-大塚山(砲台山)(204m)-三浦富士(182.9m)-長沢-久里浜-大津-県立大学駅
【参考】
 オヤブジラミ Torilis scabra
 ゲンペイコギク Erigeron karvinskianus
 ツタバウンラン Cymbalaria muralis
 ナニワイバラ Rosa laevigata
 ウスベニアオイ Malva sylvestris
 アヤメ Iris sanguinea
 馬頭観音(田浦)
 キリ Paulownia tomentosa
 ハナウド Heracleum sphondylium var. nipponicum
 アツミゲシ Papaver setigerum
 モモイロヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa
 マルバウツギ Deutzia scabra
 コウゾ Broussonetia kazinoki × B. papyrifera
 クサイチゴ Rubus hirsutus
 ウワバミソウ elatostema umbellatum
 コクサギ Orixa japonica
 ニリンソウ Anemone flaccida
 大楠山山頂(242m)
 ミズキ Cornus controversa var. controversa Syn. Swida controversa>
 佐島しおさいトンネル
 ハマダイコン Raphanus sativus
 佐島漁港
 マツバギク Lampranthus spectabilis
 オランダガラシ Nasturtium officinale
 躑躅園之碑:武山(200m)
 ホウチャクソウ Disporum sessile
 大塚山(砲台山)204m
 三浦富士(182.9m)
 浅間神社若宮
 尻こすり坂開削記念碑
 オオデマリ Viburnum plicatum
 アイスランドポピー Papaver nudicaule
 JR久里浜駅前のプラタナス Platanus spp.【かまくらと三浦半島の古木・名木50選】
 井田の里の庚申塔群
 大津の夕景
 大津陣屋石橋


(しっ)こすり坂開削記念碑】
 この碑は頭と左肩が欠けている。頭には神奈川県令沖守固(もりかた)の篆額「萬世永頼」の言葉がのっていたが、何回かの移碑で欠けた。明治十七年(1884年)急な坂道だった山道を切り崩し、明治十八年十二月竣工を記念した碑である。神奈川県大書記官田沼健の撰文で、筆者は八幡の名主節操こと長島尚賢(なおかた)である。
 現在碑の位置は頂上より下った位置にあるが、裏手の山を登ると牛頭観音の碑が建っているところがあり、当時の山道らしいふみ固められた跡がある。ここから下を見るといかに急坂であったかが想像できる。工費五千円、三万人がこの工事に関わった。地方の事業としては一大事業で、浦賀から久里浜を通り三崎に至る三崎街道の要所であった。裏面の発起人が三浦半島全域にわたることからもうかがい知る事が出来る。尻こすり坂の所縁や先人の苦労を偲んで欲しい斯里古須利坂開鑿記念碑である。
 平成十七年三月 久里浜地域文化振興懇話会
注:『節操』は『雪操』であるらしい。

【庚申塔について】(根岸二丁目)
 この地、井田の里の庚申塔由来記には、昔から悪疫・災害の因が悪霊の仕業と信じられていた時代、その悪霊をとり除く目的で青面金剛を祀り鎮護しようとした、とある。
 青面金剛は、庚申塔の主尊であり、厳めしい憤怒相の浮彫の像や、青面金剛の文字として刻まれたものがある。日月瑞雲や三猿が刻まれているものもあり、これらはともに五穀豊穣・悪疫退散のご利益があるとして信仰されてきた。
 里人は現世安穏・来世安楽・子孫長栄を祈念して塔を建てた。天和元年(1861)から大正□年までのものが十九基現存する。
 平成二年二月 大津地域文化振興懇話会

【大津陣屋石橋】(大津中学校)
 この石橋は、もと横須賀刑務所正門前官舎の傍に有ったもので、旧大津陣屋構内に掛けられていた遺構のひとつです。
 大津陣屋は天保十四年(1843)に沿岸防備のため築造されたもので、川越、熊本、佐倉などの諸藩が代々詰めていました。慶応三年、浦賀奉行の管轄となりましたが、明治元年に陣屋は廃止されました。
 石橋は昭和五十三年刑務所が移転するさいし、はずされましたが、新たにこの場所に設置されたものです。
 現在、陣屋を物語る遺構として、この地に残された唯一のもので、貴重な郷土の文化財といえます。

大楠山から武山へ” に1件のフィードバックがあります

  1. 神奈川県保健福祉局生活衛生部薬務課 献血・薬物対策グループ 植村

    サイト運営者様

    神奈川県庁薬務課の植村と申します。
    突然のご連絡失礼いたします。
    先日、こちらのホームページに「植えてはいけないけし」であるアツミゲシの、横須賀市内で撮影されたと思われる写真が掲載されていると、県民の方から情報提供をいただきました。
    県や市では、地域住民の保健衛生上発生する健康の被害を防止し、公共の福祉の増進を図るため、自生するけしや大麻の抜去を行っております。
    恐れ入りますが、アツミゲシの生息場所について情報提供をいただきたく、ご連絡をさせていただきました。
    大変お手数をおかけいたしますが、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

    神奈川県保健福祉局生活衛生部薬務課
    献血・薬物対策グループ 植村
    〒231-8588 神奈川県横浜市中区日本大通1
    電話 045-210-1111(代表)内線4972
       045-210-4972(直通)
       平日 8:30~17:15

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