横須賀中央を経て久里浜へ

 本日、横須賀中央に用事があり、いつも通りに十三峠を越えていきました。今日はコロボックルの里が気になり、西逸見の柿の谷戸の下りコースを選んだところ、偶然お会いした著者の方から素敵な本をご恵贈戴きました。


だれも知らない小さな国へ 2017.6.10
【文献】
 コロボックルの里山・散策ガイド『花ってなあに』


 用事が済んでから久里浜まで向かう道すがら途中いくつかお社を尋ねるうちに通りかかった大津の愛染稲荷で、かまくらと三浦半島の名木・古木50選に選ばれているクロガネモチに出会いました。その後、三浦半島最古とも言われる安房口神社を経由して、久里浜ではJR駅前でもプラタナスを撮影、本日のゴールは京急久里浜駅でした。
 今日は気づかず通り過ぎてしまった『大津高校のメタセコイア』と『信誠寺(しんじょうじ)のイチョウ』は次回のお楽しみです。
 愛染稲荷社のクロガネモチ


 JR久里浜駅前のプラタナス


【主な経路】
(自宅)-田浦-十三峠-塚山公園-コロボックルの小径-逸見-三笠公園-よこすかポートマーケット-春日神社-愛染稲荷社-大津諏訪神社-安房口神社-JR久里浜-京急久里浜


【(三春町)春日神社】

 平安時代に春日大社から勧請されたと伝えられる古社で、元は猿島に鎮座したため十嶋(とじま)大明神と呼ばれたそうです。境内社は豊守稲荷神社。この神社で特筆すべきは神輿庫前の狛犬です。なんともユーモラスな造形は、杉田八幡神社、緑が丘の諏訪大神社の狛犬に通じるものを感じます。


【愛染稲荷社】

 この稲荷は、大津村天神坂に住む七兵衛という者が、文化十四年(1817年)七月江戸加賀町日本稲荷総本宮、愛染寺から、農作物の豊作祈願のため、この地に興隆したことが古文書に残されている。
 当時、このあたりは大津村保込(ホゴメまたはホオメ)といわれ、戸数は二十にも満たず、皆田畑を耕作して生計を立てていた。
 創建以来、この祠は傘のように覆う樹齢推定四百年のクロガネモチの銘木ともに地元の人によって大切に守られ、現在も年一回昔ながらの稲荷講が行われ、往時を偲ぶよすがとなっている。
平成二年二月     大津地域文化振興懇話会


【(大津)諏訪神社】

 天長元年に諏訪大神から建御名方命を勧請したと伝えられ、現在は他十柱を合祀しているそうです。境内には、諏訪神社では縁の深い御柱やカジノキを見ることが出来ます。


【阿房口神社】

 社殿を持たない祭祀形式から、三浦半島で最も古いお社ではないかともいわれる吉井明神山に鎮座する古社です。
 安房口神社


【本日見かけた野鳥】

【その他、植物など】

【参考】
 イソヒヨドリ(♂) Monticola solitarius
 カワガラス Cinclus pallasii
 カワウ Phalacrocorax carbo
 ツバメ Hirundo rustica
 クロガネモチ Ilex rotunda
 プラタナス Platanus sp.
 ノウゼンカズラ ‛マダムガレン’Campsis × tagliabuana ‘Madame Galen’
 アーティチョーク Cynara scolymus
 カキ Diospyros kaki
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 アジサイ Hydrangea macrophylla
 横須賀ポートマーケット
 マツバゼリ Cyclospermum leptophyllum
 ニシキソウ Chamaesyce humifusa
 コヒルガオ Calystegia hederacea
 ユウゲショウ Oenothera rosea
 モジズリ Spiranthes sinensis var. amoena
 コノテガシワ Platycladus orientalis
 天神坂庚申塔
 カジノキ Broussonetia papyrifera
 ヤマユリ Lilium auratum
 ハルシャギク Coreopsis tinctoria
 アメリカデイゴ Erythrina crista-galli
 サフランモドキ Zephyranthes carinata

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