本日、訳あって大宮の実家へ…。帰り道に武蔵一之宮氷川神社を通り抜けました。
歴史解説No.1 開園当時の氷川公園
大宮公園のはじまりは、地元の要望により明治十八年九月二二日に誕生した氷川公園です。
開園に向けて県庁に二九名からなる世話掛が設置され。土地の実測や規則の制定等の作業が進められました。
構想作成の過程では、専門家として招いた東京の庭師・佐々木可村の白鳥池周辺の松林を伐採する案に再考を促す一幕もあったそうです。休憩施設の「合翠楼」を建設したほか、四阿、ベンチ、遊歩道等が整備されました。
当初、管理には県勧業課があたり管理費を捻出するため、二万尾の鯉の養殖(水質が合わず失敗に終わりました)や料亭への借地、伐採木の払い下げなどが行われました。
その後、明治二四年九月から一時、管理は大宮町に移りましたが、財政的な配慮により明治三一年四月から再び県営公園となっています。
平成二十年三月 大宮公園事務所
銅版画「氷川公園萬松棲高島之景」明治21年(青木忠雄所蔵)
【参考】
氷川神社神橋
氷川神社神池
宗像神社
氷川稲荷神社
松尾神社
武蔵一之宮氷川神社楼門
土手町の椎の木
イロハモミジ Acer palmatum
メタセコイア Metasequoia glyptostroboides(白鳥池)
イチョウ Ginkgo biloba
スダジイ Castanopsis sieboldii