いつまでも暖かい今年の冬ですが、そろそろツバキも咲き始めたころと思い、くりはま花の国のツバキ園を訪ねてみました。
【本日の主な経路】
(京急久里浜駅)-久比里若宮神社-JR久里浜駅-久里浜八幡神社-御瀧神社-久里浜天神社-くりはま花の国-住吉神社-ペリー公園-(京急久里浜駅)
ヤブツバキ Camellia japonica
中部白鶴
玉霞
八朔絞
桜葉源氏椿
八重侘助
チャイナ・レデイ
曙
白露錦
白玉絞り
数寄屋侘助
白侘助
タイワンツバキ Gordonia axillaris
サザンカ Camellia sasanqua
寒椿
立寒椿
【県木の広場】:くりはま花の国
花の国には、都道府県木の見本園があります。
01北海道 エゾマツ Picea jezoensis
02青森
03岩手 南部赤松(アカマツ) Pinus densiflora
04宮城 ケヤキ Zelkova serrata
05秋田 秋田杉(スギ) Cryptomeria japonica
06山形 サクランボ(セイヨウミザクラ) Cerasus avium
07福島 ケヤキ Zelkova serrata
08茨城 ウメ Armeniaca mume
09栃木 トチノキ Aesculus turbinata
10群馬 クロマツ Pinus thunbergii
11埼玉 ケヤキ Zelkova serrata
12千葉 イヌマキ Podocarpus macrophyllus
13東京 イチョウ Ginkgo biloba
14神奈川 イチョウ Ginkgo biloba
15新潟 ユキツバキ Camellia rusticana
16富山 立山杉(スギ) Cryptomeria japonica
17石川
18福井 マツ Pinus sp.
19山梨 カエデ Acer sp.
20長野 シラカバ Betula platyphylla
21岐阜 イチイ Taxus cuspidata
22静岡 モクセイ Osmanthus fragrans
23愛知 ハナノキ Acer pycnanthum
24三重 神宮杉(スギ) Cryptomeria japonica
25滋賀 モミジ Acer sp.
26京都 北山杉(スギ) Cryptomeria japonica
27大阪 イチョウ Ginkgo biloba
28兵庫 クスノキ Cinnamomum camphora
29奈良 スギ Cryptomeria japonica
30和歌山 ウバメガシ Quercus phillyraeoides
31鳥取
32島根 クロマツ Pinus thunbergii
33岡山 アカマツ Pinus densiflora
34広島 モミジ Acer sp.
35山口 アカマツ Pinus densiflora
36徳島 ヤマモモ Morella rubra
37香川 オリーブ Olea europaea
38愛媛 マツ Pinus sp.
39高知
40福岡 ツツジ Azalea sp.
41佐賀 クスノキ Cinnamomum camphora
42長崎 ツバキ Camellia japonica、ヒノキ Chamaecyparis obtusa
43熊本 クスノキ Cinnamomum camphora
44大分 ブンゴウメ Prunus mume var. bungo
45宮崎 フェニックス(カナリーヤシ) Phoenix canariensis
46鹿児島
47沖縄 リュウキュウマツ Pinus luchuensis
横須賀 オオシマザクラ Cerasus speciosa
【(久比里)若宮神社】久比里1丁目4-8
久比里の鎮守若宮神社です。八雲神社、稲荷神社、他多数の境内社があります。鶴岡八幡宮若宮を勧請したとの記載があり、祭神は八幡神(応神天皇)の子である第16代仁徳天皇です。御神木のイチョウはこの界隈ではかなりの巨木と思われます。
社殿改築記念
鎮守若宮神社御祭神は仁徳天皇に座します。
昭和十年八月 社掌 感見彦治謹誌
御社殿再建記念
昭和五十八年五月二十日の深夜、先人達が永年蓄財して建立した総欅造りの御社殿を不審火により焼失しました。火中御神体を救出して、西叶神社に無事遷し奉りました。これを励みとした氏子並びに崇敬者の早期再建の願いに応えて、町内の有志、七百余名の浄財を受けて、昭和六十年六月竣工七月六日遷座、翌七日神社本庁より献幣使が参向し竣工奉祝大祭を斎行しました。僅か二年の短期間で再建が叶ったことは、当神社の御神威と崇敬者各位の総力の賜ものです。その他、神輿二基及び参道などの工事を実施し、更に篤志の方々より鳥居二基の奉納を受けて再建事業を完了しました。 茲に碑を建て記念します。
昭和六十二年一月吉日 若宮神社 宮司 感見 武
再建委員会
宝暦七丁丑年三月に建立されたこの鳥居は二百三十年の歳月で風化し且つ柱が折損して崩壊の虞があったので、御社殿再建を記念してこれを建て替えて旧社号額および柱の一部を此処に移して保存します。
昭和六十一年十月吉日
鳥居奉納者一同
【不明の社】久比里1丁目3-3
【太刀花稲荷】久比里1丁目2-7
【久里浜八幡神社】久里浜2丁目17-9
拝殿に向って左に豊川稲荷、右側に伏見稲荷の境内社がある他、国津神である猿田彦大神碑、近年造られた海軍工作神社もありました。
八幡神社御由緒
御祭神 応神天皇
配祀御祭神 天照大神 素戔嗚尊
大物主大神 大山衹大神
菅原道真公
縁起
日本書紀が書かれた養老四年(七二〇)当時の武人たちによって創建されたと伝えられております。
応神天皇は仲哀天皇と神功皇后との間の皇子西暦二三九年第十五代天皇であり、大和国と九州を統合し、日本の統一国家の基礎をつくり、その治世に新しい産業文化の育成を図られ、技術導入にも御熱心であったことから、先取的な事、発展的な事に御利益があるとされ、お祀りされております。
当神社境内から弥生式土器が出土しているので古墳が点在していたことが立証されます。
特に前方後円墳(たで原遺跡)の発見は当時有力な豪族のもとで稲作が行われていたと思われ、たで原と八幡地区が生活の中心であり最も栄えたといわれます。
天正十八年豊臣秀吉は天下統一の最後の小田原攻めにより三浦の北条氏を滅ぼし鶴岡八幡宮に祈願し、栗浜(現久里浜)八幡神社には米三石を寄進され、徳川歴代将軍もこれにならい継承し武運長久祈願に武具などを奉納し幕府の直轄地(天領)と定め米三石、社領約千余坪の御朱印を賜りました。
その後明治三十一年黒田内閣により「八幡宮」の御名を賜り大正年間神饌幣帛料供進神社に指定、第二次世界大戦後、日本国憲法の制定により戦前の神道が廃止され、御社名がもとの八幡神社と称して今日に至っております。
海軍工作学校跡:久里浜公園
建設之趣旨
昭和四十六年此の地に建設された海軍工作学校は従来工機学校の一分科であった2作科が始めて独自の教育機関を持った画期的なもので、その後更に沼津分校の設立にまで発展して行ったのであります。その間、数万の学生、練習生に工業技術(金工、木工、潜水)教育を施し大きな成果を挙げました。
此の学校を卒業した若者或は職員として深いゆかりのあった、工作科関係の多数の人達が太平洋戦争に殉じ尊い生命を捧げ、北海の果て又は南冥の戰場に散華されましたことは誠に痛恨に堪えません。戰後復員した者達は、本校等で習得した技術と旺盛な精神力を夫々の分野に於て発揮し祖國復興に大きな役割を果し、平和日本建設の原動力となってものと確信致します。
今此の母校後に祈念の碑を建設し、謹んで海軍工作科関係戰歿英霊のご冥福をお祈りするとともに此の地を訪れる卒業生、遺族並びに関係皆様が當時を偲ぶよすがとし、永くさの業績を称えたいと念願するものであります。
昭和五十二年三月 發起人一同 謹書
【(久村)稲荷大明神】久村655
小さなお社ですが、由緒不明の境内社もあります。
【御瀧神社】久村535
御瀧神社の由来
一、祭神 滝口五郎盛定 速玉男命
相殿 天照大神
二、例祭 九月十八日 (現在八月第一土・日曜日)
滝口盛定は、民部大輔藤原盛重の子として成長し白河天皇に仕え、その後高尾山に登って入道した。
盛定は、後三浦党の幕賓となって平作に居住していた。
その郎党、捨平は、盛定が高尾山の神護寺に参詣してり帰り道拾い上げ養育されていたが、成長するに従い慢心がつのり、主名に逆らって手打ちになるところを海雲和尚の命乞いにより救われた、伴われて久村の草庵に帰り行を修めた。
ある日、捨平が老桜にからむつるを抜き取ると清泉が湧き出て瀧となって流れ落ちた。以前から、水不足で苦しんでいた久村郷民は救われたのである。捨平は新田を開発して名主に挙げられ。瀧本盛兼と名乗った。
この清泉の神木老桜が枯れたおり、盛兼は済戒沐浴の上そのむ神木をもって恩主瀧口盛定の像を彫り祠を建て水神として祀り御瀧権現と称へたとの口碑である。
これが久村の鎮守と崇められた。併せて文治年間開創記との伝えもある。
明治六年六月に村社に列せられ同四十一年十月左記神社と合祀した。
神明社 祭神 天照大神 (由緒不明)
久村町内会
【通信学校神社】久里浜2丁目3-15
亀養山長安字の境内社です。由緒書きなどはありませんでしたが、久里浜八幡神社の境内に座す海軍工作神社と同趣旨で明治の頃に造られた社の様です。
【久里浜天神社】久里浜5丁目19-3
イオン久里浜店の隣に座す天神様です。御神木のケヤキは、推定樹齢300年とのことで、主幹は失われているもののまだまだ元気の様です。拝殿脇の梅の木の洞から芽生えたヤマウルシの色づいていた葉が印象的でした。
天神社 由緒
一、鎮座地 横須賀市久里浜五-十九-三
一、御祭神 菅原道真公
一、相殿神 天照皇大神 八雲大神(須佐之男命)
一、境内社 稲荷社 祖霊社
一、例祭日 八月二十五日(今は十日に近き土、日曜日)
一、由緒沿革
社伝によれば大阪の義人砂村新左衛門、官許を得て往古は
爾来、人々篤く崇敬し。世を豊饒なる一村を興す。諸人神慮の広大無辺なるを奉謝し今日に至る。
現在の当社は、広く三浦半島全域に鎮座する八十余りの神社の内菅原道真公を主祭神として祀る唯一の神社であり、「久里浜の天神さま」と親しまれ。近郷各地よりの参詣も多い
【住吉神社】久里浜8丁目29-1
由緒書きによれば、住吉三神のうち中筒之男命を祭った神社です。他4柱は、合祀によるものでしょう。境内社は、稲荷神社と幸神社です。「幸神社」の読み方は不明ですが、「幸神」は「
ご由緒
創建
年代不詳・吾妻鏡・相模風土記、等により、約千年前と想定されます。
御祭神
金山毘古神・天照大神
表筒之男命・素戔嗚尊
御神徳
禊祓(除災招福)、航海、漁業、産業貿易、和歌の祖神として仰がれ、広くあまねく崇敬されております。
例大祭
七月二十九日、現在は七月末日の日曜日に行われます。
三浦一族と源頼朝の関係(吾妻鏡による)
三浦一族の水軍の船霊として信仰され、治承四年、三浦義澄は、衣笠城々落の前夜、一 族郎党を引連れ、栗濱大明神(現住吉神社)に祈願、山頂の松に幟を立て(旗掛の松)源頼朝と共に房州に渡る。
寿永元年八月。頼家誕生に佐原十郎義連を使者として御馬を奉納。
文治元年一月、源頼朝、政子と共に参詣。
建久六年自由月、北条五郎時連等が参詣。
境内社
稲荷社・倉稲魂命・商売繁盛・家内安全
幸神社・猿田彦命・交通安全
住吉神社
奉納 (有)高橋義弘建設
奉納 萩野工務店
その他、本日撮影の写真です。
【参考】
ベニバナボロギク Crassocephalum crepidioides
ユウガギク Aster iinumae
ヒサカキ Eurya japonica
アフリカン・マリーゴールド Tagetes erecta
プラタナス Platanus sp. (JR横須賀駅前)
ツルムラサキ Basella alba
クロガネモチ(雌) Ilex rotunda (御瀧神社)
カラスウリ Trichosanthes cucumeroides
ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum (天神社)
ツワブキ Farfugium japonicum
クルメツツジ Rhododendron x obtusum
ゴジラ像:よこすか花の国
アジサイ Hydrangea macrophylla
ヒメウズ Semiaquilegia adoxoides
ミツマタ Edgeworthia chrysantha
フラワートレイン
コウテイダリア(皇帝ダリア) Dahlia imperialis
ホソバウンラン Linaria vulgaris
フレンチ・マリーゴールド Tagetes patula
サザンカ Camellia sasanqua
スモモ Armeniaca salicina
ケソケイ Jasminum multiflorum
オキザリスの一種 Oxalis regnellii
デュランタ Duranta erecta
ストレリチア Strelitzia reginae
サキシマフヨウ Hibiscus makinoi
キフゲットウ Alpinia Zerumbet ‘variegata’
ローズマリー Rosmarinus officinalis
ミドリハコベ Stellaria neglecta
ノアサガオ Ipomoea indica
キバナコスモス Cosmos sulphureus
スイセン Narcissus tazetta ‘Paper White’
二ホンスイセン Narcissus tazetta var. chinensis
キダチロカイ(アロエ) Aloe arborescens
旧株式会社ニチロ久里浜工場跡地碑 1961~2007
ペリー記念館:ぺリー公園
ナイトバザール:追浜駅前