マルカメムシの災難

 ようやく寒さが本格化してきた今日、トイレで翅を拡げたまま、お亡くなりになっているマルカメムシを発見しました。(平たくなっているので)誰かに踏み潰されてしまったようです。


マルカメムシ Coptosoma punctissimum
 2013.10.27  2019.10.27


13.マルカメムシ
Coptosoma punctatissima Montandon
 体長 4.5~5.7mm。光沢ある黄褐色で黒色点刻を密布する。頭部側葉は中葉の前方で左右のものが接触し,触角第2節は最短節であるが幅よりも明らかに長い。マメ科植物の雑草,とくにクズの茎上に多く,時にマメ科作物を加害する。初夏の頃2列に並んだ卵塊をを産下する。卵は一般のカメムシ卵と異なり,バナナを短く扁平にしたような形で擬卵蓋のまわりに指状の突起が放射状につく。卵塊の所々に微生物を含んだ排泄物が付着され,孵化幼虫はこれを吸収して腸内に共生させる。幼虫の背面および側縁には長い剛毛を多数生ずる。分布:本州・四国・九州;支那。
[安松京三・朝比奈正二郎・石原 保(1965)原色昆虫大圖鑑第3巻、p75、北隆館、東京.]より転記。
–> 私の恩師でもある石原先生の専門は半翅目でした。

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