ハゴロモモ科の写真整理

 ハゴロモモ科(Cabombaceae)は、2属6種からなる小さな科で、かつてはスイレン科(Nymphaeaceae)とされていたのですが、現在ではスイレン科の姉妹群としてスイレン目(Nymphaeales)の所属となっています(Vialette-Guiraud et al,.2011)。ジュンサイ(Brasenia schreberi)は、粘液に覆われた若芽が汁の実として利用されてきましたが、現在では中国産に押されて国内生産は激減している様です。神奈川県でのジュンサイは既に絶滅したと考えられており(神奈川県植物誌,2018)、写真は大船フラワーセンターで栽培されていたものです。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹


【スイレン目ハゴロモ科】

和名 (Japanese Name) 画像 (Image) 学名 (Latin name) 英語名 (English name)
ジュンサイ属 Brasenia
ジュンサイ ジュンサイ
Brasenia schreberi Water Shield

Vialette-Guiraud ACM, Alaux M, Legeai F, Finet C, Chambrier P, Brown SC, Chauvet A, Magdalena C, Rudall PJ and Scutt CP (2011) Cabomba as a model for studies of early angiosperm evolution, Annal Bot, 108, 589–598, DOI: 10.1093/aob/mcr088, Acessed: 2024-05-14.
神奈川県植物誌調査会(2018)神奈川県植物誌2018(上)、p198-199.
The Angiosperm Phylogeny Group and others (2016) An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV, Botanical Journal of the Linnean Society, 181(1), 1–20, DOI: 10.1111/boj.12385, Accessed: 2023-07-07.

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