アマ科の写真整理

 アマ科(Linaceae)は、約260種により構成され、温帯を中心に分布するアマ亜科(Linoideae)と熱帯を中心に分布するフゴニア亜科(Hugonioideae)の2亜科が識別されていますが、後者については単系ではないことが報告(McDill and Simpson, 2011))されています。アマ亜科の内、約200種はアマ属(Linum)で、アマ(Linum usitatissimum)は繊維(リネン)と亜麻仁油の原料として利用されます。
 この科の我が国での自生種はマツバニンジン(Linum stelleroides)のみですが、神奈川県では既に絶滅したと考えられています(神奈川県植物誌,2018)。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹


【キントラノオ目(Malpighiales) アマ科(Linaceae)】

和名 (Japanese Name) 画像 (Image) 学名 (Latin name) 英語名 (English name)
アマ亜科 Linoideae キバナアマ属 Reinwardtia
キバナアマ キバナアマ
Reinwardtia indica Yellow Flax

【文献】
McDill JR and Simpson BB (2011) Molecular Phylogenetics of Linaceae with Complete Generic Sampling and Data from Two Plastid Genes, Bot J Linn Soc, 165, 64-83, DOI: 10.1111/j.1095-8339.2010.01096.x, Accessed: 2023-08-13.
神奈川県植物誌調査会(2018)神奈川県植物誌2018(下)、p1003.
The Angiosperm Phylogeny Group and others (2016) An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV, Botanical Journal of the Linnean Society, 181(1), 1–20, DOI: 10.1111/boj.12385, Accessed: 2023-07-11.

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