勤め帰りにいつもと少し違う道を歩いていたら、横浜市指定名木古木を発見しました。市のウェブサイトには未掲載分です。
横浜市名木古木 No.201122 タブノキ Machilus thunbergii
【横浜市指定名木古木マップ】
勤め帰りにいつもと少し違う道を歩いていたら、横浜市指定名木古木を発見しました。市のウェブサイトには未掲載分です。
先週の大楠山に続いて今日は武山を訪ねました。途中で見かけたテンニンソウは、文献によると三浦半島からの報告例はないようですので同定間違いの可能性があります。できれば、花の季節にもう一度確認したいと思います。ナガサキアゲハはこの界隈でもすでに普通種なのかもしれません。
神木相生松記(阿部倉諏訪明神社)
【文献】
城川四郎(1987)神奈川県のテンニンソウについて、神奈川県自然誌資料, 8, 53-58.
神奈川県植物誌調査会(2018)神奈川県植物誌2018(下)、1441-1442.
北原 正彦, 入來 正躬, 清水 剛(2001)日本におけるナガサキアゲハ(Papilio memnon Linnaeus)の分布の拡大と気候温暖化の関係、蛾と蝶、52:4、253-264、DOI:10.18984/lepid.52.4_253、Accessed:2019-09-16.
市制施行七十周年記念
横須賀風物百選
武山初不動
初不動は、例年一月二十八日で、縁日商人や近在の善男善女でにぎわいます。
ここに至る参詣道は、南部、一騎塚、須軽谷、北下浦と四方にあります。それらの登山口には、必ず前不動と呼ばれる不動明王像が立っていて、参詣人の案内役を勤めます。
不動明王は、大日如来が一切の悪魔を払うために変身された姿で、災害を除き財宝を得る功徳があると言われています。とくに、武山不動尊は、航海安全の浪切不動として広く知られ、漁業関係者から厚く信仰されています。
沿岸漁業者にとっては、この山頂が漁場を定める基準として、あるいは、港の方向を知る標準として欠かすことが出来ないお山であったことも信仰を深めた一因と思われます。
「武山の不動さん」と親しまれるこの寺院の正式名称は、「龍塚山持経寺武山不動院」で浄土宗です。ここに安置される不動尊は、御小松天皇の御代、応永四年(一三九七)に奈良東大寺の
この山頂には、オオムラサキ、博多白、妙義山のツツジが約二千本あり、毎年四月下旬に「武山つつじ祭」が行われています。また、この山頂は、一騎塚から現在地を経て砲台山、三浦富士、津久井に至るハイキングコースの一拠点でもあります。
武山不動尊縁起由来
当山は浄土宗龍塚山持経寺不動院と称します。武山は昔日本武尊が弟橘比売命妃と共に御登りになられたので其の名がつけられたと謂はれ又三笠山、浩宮様方も学習院に在籍中は御遊覧にお登りになられた由緒ある歴史を持っております。仰も当不動尊は後小松帝の御写応永四年(西暦一、三九七)奈良東大寺門萬務大阿闍梨が諸国行脚の折当地に立寄り創建したもので国家安全萬民福利を祈願とする道場として一刀三禮感応の霊場、霊作たる不動明王を安置し奉り三浦半島の総鎮守として霊場一番の札所であります。
当山の標高は海抜二百余米の髙燥の地位を占め空気清浄閑雅にして遠くには霊峰富士の山を控え眺望絶佳なるをもって善男善女紳士淑女学生団体の参拝あり又航海者漁夫達の目標の場所として特に篤い信仰を寄せられております。 龍塚山持経寺武山不動院
焼火地蔵菩薩
焼火とは、島根県隠岐島の島前西ノ島町にある焼火山(たくひやま海抜452m)のことで北前船が航路の目標としている焼火権現を武山へ移した地蔵菩薩です。焼火山にある焼火神社に伝わる神火に祈念すると、船が遭難しかかった時には神火が出現して、安全な方向を示してくれると信じられ、海上交通に携わる人々の信仰を集めていました。この信仰の有様は、北斎・広重共に画いています。
武山稲荷大明神鳥居破損修理
令和元年十月のおり、台風十五号で御神木が本堂の屋根に倒れかかり、急きょ枝を切り落とし徐々に鳥居の養生もした上で、伐採を始めたのずすが最後に御神木の根元を切り落とした際、鳥居に当たり破損。みの鳥居は、昭和三十九年に信徒の皆様が奉納された貴重な鳥居なので復元したおり、地元の(有)鈴木石材店鈴木俊充氏の協力で復元が完成いたしました。
信徒の皆様方に御寄付のお願いを申し上げます。
令和二年一月吉日 武山不動院
身代り不動尊・筆塚由来
江戸時代末期文化の頃豪雨の中本堂脇のオオキの大木に落雷大木は真二つにさけ焼焦げとなりました。御本尊御本堂も無事なるを見た人々は御身代りと唱えました。その大木年代を経て芽を吹き青き葉枝をささえ旺盛なる力に感動し参拝の有信者が手を合わせ身代り不動尊を唱えこれをまつりました。
合掌
筆塚
人は皆筆により智を幸を知るその筆に感謝し成長する事を念じここに筆塚を信者の賛同御寄附を得て建立されました。
合掌
龍塚山持経寺武山不動院
神木相生松記
本社の背ニ巨枩アリ相傳テ神木トス張根雙幹鬱蒼一畝龍踊リ雲覆フ遠ク近ク
望ハ青幢ノ半空ニ懸カ如シ怪形翁鬱眞ニ愛スヘシ惜哉安政年中己枯レ今終二
朽株ヲ存スル而巳矣頃日予宿志ヲ以テ庚申塔ヲ本社ノ傍ニ建ツ其ノ成ニ及テ里中ノ
老少弓會シテ宴ヲ社前ニ張ル行酒ノ間タリ誇偶マ神木ノ事ニ及テ予卒余曰ク枯松
己成石ト堅客相視テ謁ク翁ノ言謬レリ古言樟樹千歳化石ト未タ松ノ石ニ化スル
ヲ聞サル也予笑テ辨セス杯ヲ挙ケ板ヲ撃テ大歌フ老少和舞社頭湧カ如シ己ニ
シテ夕陽客感帰ル予亦返テ寝ニ記リ恍惚聲アリヨリ翁ノ前言訛ハ則訛ナリ然
陰陽相感シ物類相拓ク古尚ホ非情ノ有情ニ變スル者アリ若春樟ノ化テ石ト為ル
ヲ信セハ松ノ變テ石ト為ルモ亦タ怪二足ラサル也況後人此碑二因テ曽テ巨松有
シヲ知ルヲ得ハ則チ松ノ堅心石ト為ルトヨシモ亦可也予驚テ之ヲ見レハ四壁□然
只タ冷風ノ窓紙ニ吟スル而己矣 關口老夫誌
明治廿二巳丑年六月廿三日
關口佐兵衛治 謹テ
阿部倉の七不思議【横須賀雑考より転記】
10.阿部倉の七不思議
阿部倉の七不思議という口碑が昔からあり今でもこれが伝えられている。その七つとは(一)明神の相生之松、阿部倉の鎮守諏訪明神社境内に新しく松を植えるとこれが必ず相生の姿になるという。(後略)
【文献】
横須賀文化協会(1968)阿部倉の七不思議、横須賀雑考、p.127.
先週に続いて、今日も逸見から阿部倉方面を訪ねました。
【主な経路】(逸見駅)~池上~阿部倉~坂本~ヴェルニー公園~西逸見~吉倉~田浦~船越~(自宅)
今日は、昼から久良岐公園を訪ねました。
【主な経路】(上大岡駅)-久良岐公園-(屛風浦駅)
里桜の季節が過ぎゆく頃は躑躅の見頃でもあります。躑躅を探して訪ねた大楠山の周辺ではニリンソウやナツグミが花盛りでした。
【主な経路】(逸見駅)~沢山~池上~湘南国際村~大楠山山頂~阿部倉~塚山公園~十三峠~船越~浜見台~(自宅)
景観重要樹木指定ツツジ 52株:沢山小学校
ヒラドツツジ Rhododendron x pulchrun
永島家のカヤ:かまくらと三浦半島の古木・名木50選
カヤ Torreya nucifera
葉山町指定重要文化財 天然記念物
木古庭滝不動尊常緑樹林及び境内樹林
昭和四十三年二月二十九日指定 第九号
木古庭神明社
上山口の棚田
この棚田は『にほんの里100選』(2009年)に選ばれた上山口の代表的な棚田で、地域の環境循環型営農(稲作、畑作、酪農、水資源、生活文化)の中核をなしています。また、身近な生き物との共存を目指しています。
2000年には、この棚田で収穫されたお米が皇室の新嘗祭に献上されています。
湘南国際村とは?
湘南国際村は、葉山町と横須賀市にまたがる約200haの区域です。
昭和43年に三井不動産㈱が土地(当時はゴルフ場)を取得し、土砂崩れなどの災害が発生していたこの地域に適切な防災対策を行いながら、緑豊かな国際交流拠点として開発を進め、平成22年1月に整備を完了しました。
現在、湘南国際村には、「湘南国際村センター」をはじめとする11ヶ所の研究施設、2ヶ所の研究機関と住宅が立地しています。
湘南国際村めぐりの森
湘南国際村めぐりの森(約100ha)は、三浦半島最高峰の大楠山(標高241m)に連なる緑のネットワークを掲載する貴重な緑地です。
このかけがえのない自然を保全し、未来に残していくため、三井不動産㈱は、三浦半島在来種の樹種による緑の復元や散策路の整備などを行い、平成22年3月に神奈川県に寄付しました。
現在、神奈川県では、樹種をはじめとする地域固有の自然に配慮した森づくりを、様々な企業や団体と協働により進めています。
※「めぐりの森」は、太陽の恵みを森林資源の活用から植樹・森づくりへの「循環」させていくことをイメージして名付けられました。
モッコウバラ Rosa banksiae
ドクムギの一種(ホソムギ?) Lolium sp.
ダールベルグデージー Thymophylla tenuiloba
コマツヨイグサ Oenothera laciniata
ヤマグワ Morus australis
イタドリ Fallopia japonica
ナガミヒナゲシ Papaver dubium
カラクサナズナ Lepidium didymum
オランダミミナグサ Cerastium glomeratum
ヤエムグラ Galium spurium
馬頭観音:葉山町木古庭1698
シロバナタツナミソウ Scutellaria indica f. amagiensis
アサリナ Asarina procumbens
ヒイラギ Osmanthus heterophyllus
キツネノボタン Ranunculus quelpaertensis
タチツボスミレ Viola grypoceras
大沢の庚申塔:葉山町木古庭761
ホウチャクソウ Disporum sessile
ハルジオン Erigeron philadelphicus
カキノキ Diospyros kaki
チャンチン Toona sinensis
セダムの一種 Sedum oaxacanum (?)
キランソウ Ajuga decumbens
上山口の棚田
ムラサキケマン Corydalis incisa
ヒメオドリコソウ Lamium purpureum
カキドオシ Glechoma hederacea
シロバナヤハズエンドウ Vicia sativa subsp. nigra var. segetalis f. albiflora
ハナヤエムグラ Sherardia arvensis
オオジシバリ Ixeris japonica
江ノ島遠望
カントウタンポポ Taraxacum platycarpum
ブタナ Hypochaeris radicata
湘南国際村
ユズリハ Daphniphyllum macropodum
地球環境戦略研究機関(IGES)
大楠山
ヒメコウゾ Broussonetia kazinoki
ナツグミ Elaeagnus multiflora
スズメノエンドウ Vicia hirsuta
イヌシデ Carpinus tschonoskii
ツボスミレ Viola verecunda
イヌガヤ Cephalotaxus harringtonia
ウワバミソウ Elatostema umbellatum
石塔群:阿部倉30-1
ハゴロモジャスミン Jasminum polyanthum
阿部倉諏訪神社
東京湾の夜景(塚山公園より)
桜の開花の早かった今年ですので、時期を逃さないようにシャクナゲを見に行ってきました。
シャクナゲ Rhododendron sp.
”太陽” Rhododendron cv. “Taiyoh”
”平野白” Rhododendron cv.
“太陽” x “アイベリーズ・スカーレット” Rhododendron cv. “Taiyoh” x “Ivery’s Scarlet”
(“太陽” x “アカボシ”) x (“太陽”) Rhododendron cv. (“Taiyoh” x “R. hyperythrum“) x (“Taiyoh”)
アカボシシャクナゲ Rhododendron hyperythrum
アイスランドポピー Papaver nudicaule
ネモフィラ Nemophila menziesii
タイワンリス Callosciurus erythraeus thaiwanensis
ニオイアラセイトウ Erysimum cheiri
セイヨウカキドオシ Glechoma hederacea
ゲンゲ Astragalus sinicus
モッコウバラ Rosa banksiae
ラムズイヤー Stachys byzantina
マトリカリア “カルロス” Tanacetum parthenium cv. “Carlos”
サクラ Cerasus sp.
プラタナス Platanus sp.
ハナズオウ Cercis chinensis
ムラサキツユクサ Tradescantia ohiensis
ウメ Armenica mume
ハナモモ Amygdalus persica
ヒメシャリンバイ Rhaphiolepsis umbellata var. minor
シダレカツラ Cercidiphtllum japonicum f. pendulum
ヒラドツツジ Rhododendron x pulchrun
コマユミ Euonymus alatus form. striatus
キリシマツツジ ‘
エビネ Calanthe discolor
ヤマモミジ ‘
オオモミジ ‘
イロハモミジ ‘
ヤマモミジ ‘
オオモミジ ‘
オオモミジ ‘
ハナノキ Acer pycnanthum
フラサバソウ Veronica hederifolia
モミジ類
ムラサキケマン Corydalis incisa
アメリカアカバナトチノキ Aesculus pavia
セイヨウキランソウ Ajuga reptans
ツルニチニチソウ Vinca major
ベルベリス・ウィントネンシス Berberis x wintonensis
ベルベリス・アシアティカ Berberis asaitica
ボリジ Borago officinalis
セリンセ ‘ブルーキウイ’ Cerinthe ‘Blue Kiwi’
アメリカザイフリボク Amelanchier canadaensis
ワスレナグサ Myosotis spp.
ヒナギク Bellis perennis
トウカエデ Acer buergerianum
オウゴンマサキ Euonymus japonicus var. aurea
セイヨウヒイラギ Ilex aquifolium
小町ミツバツツジ Rhododendron dilatatum
ヒラドツツジ ’伊豆の輝’ Rhododendron × pulchrum ‘金太陽’ × ‘日の出霧島’
ロウバイ Chimonanthus praecox
クルメツツジ ‘
クレマティス アルマンディー ‘アップル ブロッサム’ Clamatis armandii ‘Apple Blossum’
カロライナ・ジャスミン Gelsemium sempervirens
シャガ Iris japonica
リキュウバイ Exochorda racemosa
リョウブ Clethra barbinervis
ヤマブキ Kerria japonica
ツガ Tsuga sieboldii
クサイチゴ Rubus hirsutus
イヌシデ Carpinus tschonoskii
ニリンソウ Anemone flaccida
ハナニラ Ipheion uniflorum
ナツグミ Elaeagnus multiflora
シロバナタンポポ Taraxacum albidum
ヤクシマオナガカエデ Acer capillipes var. morifolium
ヤエコデマリ Spiraea cantoniensis var. plena
マンサク ‘エレナ’ Hamamelis x intermedia ‘Jelena”
シナマンサク ‘パリダ’ Hamamelis mollis ‘Pallida’
シロヤマブキ Rhodotypos scandens
セイヨウバクチノキ Prunus laurocerasus
オオデマリ Viburum tomentosum
サラセニア フラバ Sarracenia flava
ハナキリン Euphorbia milii var. Splandens
緑の鈴(グリーンネックレス) Senecio rowleyanus Syn. Curio rowleyanus
ウナズキヒメフヨウ Malvaviscus arboreus var. mexicanus
メキシコハナヤナギ Cuphea hyssopifolia
ブッシュミント Prostanthera ovalifolia
グレビレア ‘アメジスト’ Grevillea cv. ‘Amethyst’
グレビレア ‘ピグミーダンサー’ Grevillea cv. ‘Pigmy Dancer’
グレビレア ‘スカーレットスプライト’ Grevillea cv. ‘Scarlet sprite’
レプトスペルムム・フラベスケンス Leptospermum flavescens
オーストラリアン・ローズマリー Westringia fruticosa
ドンベヤ・ティリアケア Dombeya tilliacea Syn. Xeropetalum tiliaceum
ブーゲンビレア Bougainvillea sp.
’オォーラーラ’ ‘Oo-La-La’
’カリフォルニア・ゴールド’ ‘California Gold’
コエビソウ Justicia brandegeeana
ウスムラサキ Strobilanthus auriculatus var. dyerianus
ムラサキヤモメカズラ Petrea volubilis
ペトレア ウォルビリス ‘アルビフローラ’ Petrea volubilis ‘Albiflora’
ツンベルギア マイソレンシス Thunbergia mysolensis
ディスティクティス ブッキナトリア Distictis buccinatoria
ルリイロツルナス Solanum seaforthianum
コプシア フラビダ Kopsia flavida Syn. Cerbera flavida
コダチチョウセンアサガオ Brugmansia x candida
ヒメバショウ Musa uranoscopos
コダチヤハズカズラ Thunbergia erecta
アカサヤネムノキ(エバーフレッシュ) Cojoba arborea var. augustifolia
ネッタイスイレン ‘ドーベン’ Nymphaea spp. cv. ‘Dauben’
マンゴー Mangifera indica
コーヒー Coffea arabica
エリオステモン ディフォルミス Philotheca difformis
ハナマキ Callistemon citrinus
ソテツ Cycas revoluta
オモダカ Sagittaria trifolia
ミツガシワ Menyanthes trifoliata
シダレエンジュ Sophora japonica var. pendula
ドッコンソウ Oresitrophe rupifraga
オキナワチドリ Amitostigma lepidum
シロバナハッカクレン Podophyllum spp.
ムサシアブミ Arisaema ringens
ヒトリシズカ Chloranthus quadrifolius
シュンギク Glebionis coronaria
ショカッサイ Orychophragmus violaceus
ヒメハナビシソウ Eschscholzia caespitosa
キバナヒナギク Coleostephus multicaulis
キンセンカ Calendula officinalis
もち麦(ハダカムギ) Hordeum vulgare var. nudum
アネモネ Anemone coronaria
ケヤキ Zelkova serrata
陽谷山龍寶寺山門:鎌倉市植木129
カラタチ Poncirus trifoliata
(植木)諏訪神社:鎌倉市植木96
ヘビイチゴ Potentilla hebiichigo
キュウリグサ Trigonotis peduncularis
ヤエムグラ Galium spurium
タチイヌノフグリ Veronica arvensis
ヒメウズ Semiaquilegia adoxoides
ヒメオドリコソウ Lamium purpureum
ツゲ Buxus microphylla var. japonica
サンショウ Zanthoxylum piperitum
湘南のぞみキリスト教会:鎌倉市岡本1丁目12-1
ベニバナトキワマンサク Loropetalum chinense var. rubra
ノダフジ Wisteria floribunda
陽谷山龍寶寺案内 根府川石製の案内板
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦牟尼仏
開山 泰?宗榮大和尚
開基 玉縄城主(北条綱成、氏勝)
本堂 木造銅葺重層入母屋造
(昭和三十五年建立) 設計 大岡 実
山門 江戸時代元禄年間造
鐘楼堂 設計 大岡 実
面山瑞方禅師の銘文記す
一、玉縄北条氏の供養塔
一、荒井白石公の碑
一、金比羅宮 一、子育て地蔵堂
一、福徳稲荷堂(天保年間造)
一、弁天堂 一、道祖神
一、玉縄ふるさと館
・旧石井家住宅(国重要文化財)
・歴史民俗資料館(鎌倉市指定)
平成二十七年二月 三十三世 鐵牛良光 代
由緒
この神社は、今からおよそ四百二十年前当時の玉縄城主
北条綱成公が、軍神の称ある信州諏訪の建御名方富命、八
坂刀売命二座の神霊を玉縄城内の諏訪檀に勧請したものと
伝えられている。
その後、神社は元和年間玉縄城の廃城、さらに幾星霜を経
て現在のこの位置に移された。この時すでに鎌倉権五郎景
政一門の霊を祀った御霊神社があり、この神社と諏訪神社
と合祀され村民の両大社への崇敬あつく、五穀豊穣、村内
安全と繁栄を祈願する祭典が毎年行われている。
ちなみに北条綱成公は、黄八幡といわれた有名な武将であ
ったが、天正十五年七十三才で没した。公一門の墓は社殿
脇の山頂にある。
昭和六十三年十二月吉日 諏訪神社
染井吉野の満開期が近づいています。野毛でランチの後、二人で大岡川を散策。昼から仕事がある家内とは別行動で、子ども植物園を尋ねました。
【主な経路】
(上大岡駅)-大久保-東永谷-芹が谷-六ッ川-永田台-永田南-(弘明寺駅)
【説明文より転記】
プリムラ ポリアンタ
Primula x Polyantha
分類学上の「プリムラ ポリアンタ」はイチゲサクラソウ
ヒイラギ(柊) Osmanthus heterophyllus モクセイ科
原産地 日本(本州…福島県以西・四国・九州・沖縄)/台湾
古くより節分にヒイラギにイワシの頭をつけたものを門戸にかけて、魔よけとする風習があります。
山地に生える。高さ4~8mになる常緑樹。葉は、老木では全縁(鋸歯がない)のものが多くなります。11月頃、香りのある花を咲かせる雌雄異株。果実は6~7月に黒紫色に色着きます。キンモクセイなどと同じ、モクセイ科の植物です。クリスマスに飾る「セイヨウヒイラギ」や「ヤバネヒイラギモチ」はモチノキ科です。なお、葉の付き方が違うので、すぐ見分けることが出来ます。
「ヒイラギ」…対生
「セイヨウヒイラギ」など…互生
セイヨウヒイラギ(西洋柊)イングリッシュホーリー Ilex aquifolium モチノキ科
原産地 ヨーロッパ~アフリカ北西部、アジア南西部
ホーリーともよばれる常緑小低木です。葉の縁のするどくとがった鋸歯や冬でも葉が青いこと、そらに赤い果実を着けることから、ヨーロッパでは古くから邪悪なものをとおざけると信じられてきました。また、キリストが十字架にかけられた時の荊の冠に用いられたという言い伝えがあり、神聖な木とされています。
雌雄異株、高温多湿な日本では旺盛に育ちにくく、実も成りにくいため、育てやすく実着きの良い中国原産の「ヤバネヒイラギモチ I. cornutaをクリスマスホーリーとして利用します。
これらヒイラギモチの仲間は木が成熟すると葉の鋸歯はなくなります。(全縁という。)
アマミヒイラギモチ(奄美柊黐)Ilex dimorphophylla モチノキ科
原産地 日本…奄美大島(湯湾岳固有)
近年、「ヒメヒイラギ」などの名前で園芸店に並ぶのはこの「アマミヒイラギモチ」で、セイヨウヒイラギなどと同じモチノキ属の植物です。奄美大島の
希少種が人の手によって大量に増やされた稀な例と言え、容易に求めることができる植物ですが、大変貴重な植物です。
今日は、昼から川崎駅を起点に東側を歩いてみました。この界隈には八幡社が多いのですが、八幡太郎(源 義家)との関係があるようです。
【主な経路】(川崎駅)-鈴木町-大師町-川中島-鋼管通-渡田-小田-菅沢町-鶴見-(花月総持寺駅)
川崎市まちの樹50選 No.1 山王さまの大銀杏 稲毛神社)
御神木大銀杏
十二支めぐり
この御神木大銀杏は、樹齢約一千年といわれ、当神社の長い歴史と尊い由緒を物語っています。
江戸時代には東海道を旅する者に「山王さまの大銀杏」として知られ、安藤広重の「武相名所旅絵日記」などに当時の神々しい姿が描かれています。
また、別の書物には「この大銀杏の周囲を回りながら願い事をするとことごとく叶う。特に縁結び子授け、子育て、学問・習い事の向上に霊験があり、参拝者が絶えない」と書かれています。
さらに、色紙に願い事を書いて枝に結び、葉のある頃には一葉をとって御守りとするとよい、と伝えられています。
戦前は神奈川県指定の天然記念物となっていましたが、惜しくも昭和二十年、戦火を浴びて大きく損傷してしまいました。しかし、年とともによみがえり、その生命力の強さは御神霊のなせるわざと人々はいよいよ篤い信仰を寄せています。と同時に近年、平和のシンボルとしても仰がれるようになりました。
昭和六十一年、稲毛神社境内整備事業の一環として、この御神木の周囲に十二支のブロンズ(制作川村易)を置き、十二支めぐりとして整備いたしました。
また、「十二支講」が結成され毎年例祭を行い、動物愛護・自然保護を主題とした集いが開かれています。
ご自分の生まれ年の神像を通してご祈願ください。
史跡東海道川崎宿
稲毛神社
当社は明治維新まで「山王社」といわれた。鎮座地の「堀の内」は、この付近を開発し「川崎荘」とした在地武士の館跡と推定される地名であり、当社も同荘の鎮守として勧請されたものとみられる。
中世における当社の推移は定かでないが、応永11年(一四〇四)に大般若経書写奉納の動きがあった。近世初頭、伊奈氏による備前検知をうけ、20石の朱印を安堵され、以降川崎宿の惣鎮守として、人々は事あるごとに当社へ詣で地域の精神的紐帯となった。
8月の例祭は宮座の制を残す古式なものである。
川崎市
稲毛神社 御社殿再建記念碑
み氏子が
心ひとつに
香ぐわしく
甍も高く
成りし
新宮
宮司 市川浩之助 撰
万衆 西川光男 敬書
御社殿の概要
設計 文化財専門審議会専門委員
監理 横浜国立大学工学部長
工学博士大岡實
施行 株式会社小川組
起工 昭和三十七年四月二日
竣工 昭和三十八年九月二十五日
總坪数 一〇一.二一坪
棟髙 一一.五メートル(三八尺)
構造形式 神明造り總体鉄筋コンクリート
屋根銅板葺
總工費 四、〇〇〇万円
浅間神社
御祭神 木花咲夜比売命
御神徳 農業養蚕山林
酒造の守護神
縁結び子授け
安産の神
例祭日 六月一日
当浅間社はもと稲毛神社の小高い築山の上にまつられていました。江戸時代末期、川崎の生んだ偉大な宗教家。西川万翁徳行(天保四年・一八三三没)を先達として富士浅間講「タテカワ講」が組織され、当浅間神社が日常活動の拠点であり、富士登拝の出発点でした。幕末、幕府の命により結社が禁止されたためタテカワ講はおとろえましたが、その後も近在の人々から篤く総数されています。左右の石碑に見える元山満行(嘉永二年・一八四九没)は、滿翁の子、明山徳行(明治二年・一八六九没)は滿翁の養子で、ともにタテカワ講の後継者でした。
佐々木神社
御祭神 少名彦名命
宇多天皇
佐々木四郎高綱公
御神徳 武道上達
家門隆盛
心身健康
例祭日 十月十九日
佐々木四郎高綱公は源頼朝の命をうけて稲毛神社(当時河崎山王社)の造営奉行となり、砂子に館をかまえて改修工事にあたられました。公は敬神の念篤い武将で、邸内に祖神を祀る近江の沙沙貴神社を建立し、朝夕尊崇しておられました。公の没後、里人は遺徳をしのんで公の霊をも合せ祀り佐々木明神として崇敬しました。佐々木神社ははじめ街道沿いの宗三寺の斜向いにまつられ、宗三寺の管理のもとにありましたが明治初年、神仏分離令によって稲毛神社の管理となり、さらに、明治末年、合祀令によって当所に遷されました。現在、近郊の佐々木氏の子孫の方々によって例祭が行われています。
川崎天満社
御祭神 菅原道真公
御神徳 学問成就・文芸上達
災難防除
例祭日 一月二十五日
白山神社
御祭神 白山媛神
伊邪那岐神
御神徳 国家安泰 工事安全
子孫繁栄 五穀豊穣
例祭日 五月六日
子神社
御祭神 大国主命
御神徳 商売繁盛、子孫繁栄
例祭日 九月十九日
当子神社は、江戸時代には須
大鷲神社
御祭神 日本武尊
御神徳 五穀豊穣
家内安全
商売繁盛
交通安全
例祭日 十一月酉日(酉の位置)
当大鷲神社がここにまつられた正確な年代は分かりませんが、江戸時代末期か明治初年のことと思われます。日本武尊は父景行天皇の命を受けて熊襲・蝦夷などの征討に当られ、数々の武勲をあげ、偉業を達成された英雄神ですが、死後、その御霊は白い大鳥となって天に昇っていかれたところから尊をまつる神社は大鳥(大鷲)神社と呼ばれます。
大鷲神社のお祭りである酉の市には農具の位置がたち、鶏などが売られていましたが、江戸時代後期におおとりが「大取り」に通じるところから熊手で集め、枡で計らなければならないほど、作物が取れお金が儲かるという民間信仰が生まれ、恵比寿大黒・稲穂、おかめ、千両箱、宝船等々あらゆる縁起のよいものを飾り付けた熊手や枡が売られるようになりました。当大鷲神社の酉の市も例年、生業発展、家内安全、心願成就などを祈る善男善女で夜半までにぎわいます。
福田稲荷神社
御祭神 宇迦之御魂神・豊宇氣比売神
例祭日 四月第一日曜日
御神徳 五穀豊穣・商売繁盛・心願成就
金刀比羅宮
御祭神 大物主神
例祭日 十月十日
御神徳 航海の神、徳福の神
松尾神社
御祭神 大山咋神・市杵島姫神
例祭日 四月二日
御神徳 酒造・土木の神、縁結び、飲食業繁栄、技芸上達
大神宮
御祭神 天照大御神・豊受大神
例祭日 十月十七日
御神徳 国家安泰、五穀豊穣、産業発展、開運招福
八坂神社
御祭神 素戔嗚尊・稲田姫命・八柱御子神
例祭日 六月七日
御神徳 国家安泰、五穀豊穣、除疫病、商売繁盛、縁結び
御嶽神社
御祭神 櫛真知命、大己貴命・少名彦名命
例祭日 五月八日
御神徳 医療・医薬・酒造の神、縁結び、商売繁盛
三峯神社
御祭神 伊弉諾尊・伊弉冉尊
例祭日 十二月二日
御神徳 国家安泰、子孫繁栄、家内安全、商売繁盛
保存樹林
昭和五十年七月 指定第三号
主な樹種 イチョウ・カヤ
所有者の御厚意により保存樹林の指定をしました。貴重な緑を大切にしましょう。
川崎市
慶安二年五月池上太郎右衛門幸広即ち大蛇丸底深はその一統を集め江戸の酒將地黄坊樽次が率いる酒門の猛者たち十七名を迎えて酒合戦に及びしこと天下に著聞セリここにその三百五十年を記念し碑を建立す
平成十一年五月吉日
古江亮仁 誌
建碑者 大蛇丸直系酔翁亭十三世 池上幸政
よ志子
宮司 中村博彦 代
賛助 石渡孝明 舞川扇彩
宮川日佐夫 水鳥の会
大師河原酒合戦三百五十年記念碑
水鳥記
水鳥とは、水 –> 氵
水鳥の祭(十月第二日曜日)
現代に再現した祭りで大本山川崎大師平間寺に大蛇丸底深方十五名、地黄坊樽次方十七名が集結しお互いに名乗り合い酒飲み合戦を繰り広げながら練り歩き、若宮八幡宮で和睦となる。
地元の歴史と酒の文化を顕彰する楽しいお祭りです。
平成十一年五月吉日
宮司 中村博彦
金剛山金乗院平間寺(川崎大師):川崎市川崎区大師町4−48
保存樹林
昭和五十年七月 指定第四号
主な樹種 イチョウ・クヌギ・エノキ
所有者の御厚意により保存樹林の指定をしました。貴重な緑を大切にしましょう。
川崎市
さいの神(川中島神明神社境内)
注:扁額は「賽の神」となっている。
さいの神(歳の神)
延宝七年(西暦一六七九年)川中島村民によって建てられた赤子を抱いている子育て地蔵の御姿の「さいの神」で左側はその木地白衣観音といわれる。その「さいの神」はいつ頃からかかぜ・はやりかぜ・百日咳等の咳に希代にごりやくがあると里人の信仰をあつめ現在でも近在近郊は勿論遠く東京・横浜方面より参詣する人があとをたたない。古いしきたりによればごりやくを受けたい人は堂前の麻をお借りして咽喉(のど)に巻きごりやくを受けてなおると新しい麻や絵馬を奉納してきた。「さいの神」はもともと地境辻の神で悪疫悪霊が村内に入るのを防ぐ神さまだったようだ。いつかこれが咳の神として信仰を集めるようになったものと思われる。このことは全国各地に例がない訳ではない。子育て地蔵のお姿の「さいの神」は珍しい。ちなみにこの地は江戸時代の川中島村と大師河原村藤崎との地境に当たる。
昭和六十年五月吉日
川中島町内会
保存樹林
昭和五十一年八月 指定第十二号
主な樹種 イチョウ・サクラ・シイノキ
所有者の御厚意により保存樹林の指定をしました。貴重な緑を大切にしましょう。
川崎市
八幡神社御由来
御祭神 誉田別命
御祭礼 八月十五日
近年は上旬の土・日曜日
八幡神社は古来から中島の鎮守として、町民の崇敬の中心であります。ご創建の年代は明らかではありませんが、昭和二十年頃までは本殿に二十余枚の棟札が保存されており、その中の文中に「元和二年(西暦一六一六年・徳川時代)初期)社殿修復」の記録がありました。
また古くは十一世紀の頃八幡太郎源義家公による「後三年の役」の功績を後世に伝えるために創建されたとも語られることがありますが確証はありません。
この中島は多摩川下流の堆積地層の中州がやがて小島になり、鎌倉時代に至り、ようやく古地図に記載された程の地域であり、江戸時代初期には戸数わずか十三戸、徳川後期に至っても五十戸たらずでありました。
その頃より村民協力し八幡神社を創建護持し、更に村内の名刹「光明山遍照寺」の庇護もあり、例年御祭礼を執行し、御神輿巡行や村芝居を興行して近隣村落を併せての一大行事が行われてきました。しかし不幸にして、昭和二十年四月十五日第二次世界大戦による戦災を受け、その一切を焼失してしまいましたが、氏子町民の協力により、昭和三十四年八月吉日、現在の御社殿が再建されたものであります。
平成二十一年八月吉日
社殿再建五十周年記念
中島八幡神社 氏子会
天満宮
御祭神 菅原道真公
御祭礼 二月二十五日
稲荷森稲荷神社
御祭神 宇迦御魂神
御祭礼 二月ruby>初午
神明社
御祭神 天照大御神
厳島社
御祭神 市杵島姫命
御祭礼 四月初巳の日
大島新田開拓の碑
埋もれた玉も磨かなければ光を放つことはない。これと同じように大島邑の海辺もこの父に会わなかったら永く不毛の地として終わったのでありましょう。わが家は代々村長をつとめてきたが父の代になってこの石ころの海浜を開拓して村人の為になるようにとのかねてからの思いを村民に訴えた。時の代官も殖産に力を入れていたので村民も卒先してこの計画に賛同した。築提工事は日夜をとわず強行されたが幾度かの山のような大波に襲われ精魂を傾けた長堤も一朝にして烏有に帰した。だが剛直の父は一度や二度で挫けるものでしなかった。村人共に益々奮い立って遂にこの難事業の完成にごぎつけた。宝暦五年から明和七年までに実に十六年を費やしての大事業であった。九年後安永八年視察にみえた代官は測量を命じ境界を正して整然たる神殿にした。それからと言うもの海浜は魚介が沢山取れ塩作りも盛んとなり村民の生活を潤すこと一通りではなかった。父の尽力まことに大であり一詩を石に刻して意中を後世に伝えたい。
枯れ果てた地が一変して魚塩の利をもたらし肥沃な耕地となったのは村民たちが精をつくしそれが神に通じて豊かな生計が約束された益々わが村が繁栄することを願うものである。
文化七年庚午春二月辛亥 武蔵国橘樹郡大島邑
青木 均 (宗碩)
常山 并
姥ヶ森弁財天:川崎区鋼管通3丁目3−13
保存樹林
昭和五十年七月 指定第二号
主な樹種 イチョウ・ケヤキ
所有者の御厚意により保存樹林の指定をしました。貴重な緑を大切にしましょう。
川崎市
新田神社
御祭神 新田義貞
配信 天照大御神 市杵島姫命
宇迦之御魂神
亘新左衛門尉早勝
御神徳 家門隆盛 武道上達 心身健康
御例祭 八月第一土・日曜日(元七月二日、後十月十日)
御由緒御沿革
社伝によれば、新田義貞公が延元三年(一三三八年)七月二日、越前国藤島(現在福井市内)で討死の際、その臣亘新左衛門尉早勝が公の差添の名剣と七ツ入子の名鏡及び錦の陣羽織の三種の品を得てこの地に携えて帰り、ひたすら冥福を祈って供養していたところ、里人らも公の徳を追慕し、その三種の形見を早勝に乞い早勝と共に永和元年(一三七五年)七月二日清浄の地を求め孤松の下に埋納し、廟を営んで新田大明神と崇め、この地の鎮守とし里人武人らの信仰が厚く祭田の寄進もあったと伝えられております。
また俚伝によれば、正月元旦と七月二日の晩にしこの地に軍馬が嘶く声がすることがあり、これは河北矢口村(現在の東京都大田区内)に鎮座されている公の二子義興公が父霊のもとに参るためと言われておりました。
明治六年村社に列格、後幣帛料供進神社に指定。戦禍により建物悉く焼失したが昭和三一年社務所、同三八年社殿、同四三年神楽殿の再建を遂げ、平成三年社務所を改築した
姥ヶ森弁財天
御祭神 市杵島姫命
御神徳 学問・芸術上達 福徳円満
御由緒御沿革
昔「姥ヶ森」あるいは「森山」と呼ばれた地(現在鋼管通り三丁目)に鎮座しておりましたが明治末年合祀令により新田神社に遷されました。その森には新田義貞公寄進の馬場と御手洗の池があったという伝えがあります。
当弁天社と稲毛神社は極めて縁が深く古より同神社祭礼の大神輿巡幸の御旅所で現在も毎年八月三日御巡幸になり、その際御手洗の池の跡と伝える井戸から汲んだ御神水を大神輿に降り注ぎ神霊を鎮めると共に、当神社前で神奈川県の文化財に指定されている宮座式が古式床しく行われます。
稲荷大明神
御祭神 宇迦之御魂神
御神徳 五穀豊穣 商売繁盛
御由緒御沿革
石造の稲荷宮は、基金が続いた江戸時代末期、当寺農村地帯であった渡田村の村民が五穀豊穣を祈願して勧請。当地域では稲荷信仰が盛んで、大正末期まで稲荷講があって近隣互助と当稲荷宮の維持にあたりました。
初午には祠を筵で囲み、その中で子供達がお供物をいただきながらおこもりしてのお祭りが行われ、子供達にとって楽しい年中行事の一つでありました。
稲荷宮の台座には、渡田村村民四八名の氏名が刻まれております。木造の稲荷宮は、氏子会社の敷地内に祀られていましたが、昭和三十年代の移転の際ここに遷されました。
亘新左衛門尉早勝の墓
御由緒御沿革
言伝えによれば、当社創建に深くかかわる新田義貞公の臣亘新左衛門尉早勝が領地であった渡田村で永和三年(一三七七年)七月二日没した後、里人がその旧居跡(現在渡田三丁目)に祠(御霊社)を建立し、傍らに墓石を建てその霊を鎮めていたが明治末年当社境内に遷されました。
亘新左衛門尉早勝は、栗生左衛門尉忠良、畑六郎左衛門尉時能、篠塚伊賀守重廣と共に新田義貞公の勇猛な家臣四天王の一人でした。渡田、小田地区には四天王の末えいと伝える家系があり、また当地区の急速な開発前には四天王縁りの塚もありました。また昔は渡田村を亘田と書いたという伝えもあります。
日枝大神社:川崎区小田2丁目14−7
八王子社(日枝大神社境内社)
旧鳥居と力石日枝大神社境内)
旧鳥居と力石(さし石)
旧鳥居は宝暦六年(一七五六年)に建てられ安山岩製のもので伊豆石あるいは小松石と思われ川崎周辺でも数少ない立派なものでした。新編武蔵風土記稿に「…拝殿の前に石鳥居たつ…」とありますこの旧鳥居は大正十二年関東大震災により倒壊、その後大正十五年に現在の御影石の鳥居が再建されました。明治十七年に当社を訪れた池田忠政は「愚老忠政遊覧記」の中に「山王権現ノ御社有リ今ハ日枝ノ御神ト奉申菅沢村、小田村、下新田右三ヶ村ノ氏神也」と記し鳥居には、菅沢村、小田村、下新田村、氏子中の銘が刻まれているのを絵入りで紹介しています。又現在(平成八年)川崎市域で確認されているものの中では最古のものです。「寶暦六丙子歳十二月現在辨龍代健之」とあるのは円能院八世辨龍和尚です。
力石は寺社でよくみかけるもので祭礼のときなど近郷近在の若者が石を持ち上げ、さし上げると、そこに名前、重さ、年号を刻み改めて神社に奉納されたものとおもわれます。力石の中には元禄十五年の銘があり、これも川崎市で最古の力石となります。
境内社 八王子社
合祀社名
稲荷神社
浅間神社
神明社
杉山社
子神三峯合祀社
大鷲神社
大山祇神社:鶴見区菅沢町13-10
朝陽山八幡神社:鶴見1丁目10-10
【参考】
クリスマスローズ Helleborus sp
イチョウ Ginkgo biloba
ユズリハ Daphniphyllum macropodum
レンギョウ Forsythia suspensa
ハマダイコン Raphanus sativus f. raphanistroides
ヒアシンス Hyacinthus orientalis
クロマツ Pinus thunbergii
寒緋桜
カヤ Torreya nucifera
ナギ Nageia nagi
クスノキ Cinnamomum camphora
モミジ Acer spp.
アイビーゼラニウム Pelargonium peltatum
ひまわり調剤川中島薬局:川崎区川中島1丁目12-9
ハナニラ Ipheion uniflorum
ツゲ Buxus microphylla var. japonica
星乃湯:川崎区追分町15-2
庚申堂:川崎区小田1丁目18-9
伊藤の坂:鶴見区鶴見1丁目
庚申堂:鶴見区鶴見1丁目10-3