弥生朔日

 今日から3月、暖かい日が続きますが、明後日の火曜日は雨の予報です。


【参考】
 寒緋桜(かんひざくら)Cerasus campanulata
 ネモフィラ Nemophila menziesii
 河津桜(かわづざくら)Cerasus X kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 キンカン Citrus japonica Syn. Fortunella japonica
 ニホンスイセン Narcissus tazetta
 オオキバナカタバミ Oxalis pes-caprae
 トウダイグサ Euphorbia helioscopia
 キュウリグサ Trigonotis peduncularis
 ホトケノザ Lamium amplexicaule
 カラスノエンドウ Vicia sativa
 ヒアシンス Hyacinthus orientalis
 ノボロギク Senecio vulgaris

今日は沼間方面へ

 二月最後の本日は、春らしい暖かさでしたので、スギ花粉もかなり飛んでいた様です。


【参考】
 スギ Cryptomeria japonica
 ベニシダ Dryopteris erythrosora
 リョウメンシダ Arachniodes standishii
 イワガネソウ Coniogramme japonica
 フモトシダ Microlepia marginata
 (ふき)(とう) Petasites japonicus
 メジロ Zosterops japonicus
 アンズ Prunus armeniaca
 キクザキリュウキンカ Ficaria ficarioides
 寒咲花菜(カンザキハナナ) Brassica sp.
 ウチワサボテン Opuntia vulgaris
 フイリマサキ Euonymus japonicus cv.
 タネツケバナ Cardamine scutata
 オランダミミナグサ Cerastium glomeratum
 ネモフィラ Nemophila menziesii
 河津桜(かわづざくら)Cerasus X kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 ハーデンベルギア Hardenbergia violacea

早春を彩る花々

 寒いと言っても、春は確実に近づいています。いつの間にかオニシバリは見頃ですし、ウグイスカグラの開花ももうすぐです。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹


【参考】
 河津桜(かわづざくら)Cerasus X kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 阿亀(おかめ)Cerasus campanulata x Cerasus incisa cv. ‘Okame’
 ジンチョウゲ Daphne odora
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 テイカカズラ Trachelospermum asiaticum
 ウグイスカグラ Lonicera gracilipes
 鷹取山山頂
 スイカズラ Lonicera japonica
 ウメ Armenica mume
 弥勒菩薩磨崖仏
 ヤブツバキ Camellia japonica
 アセビ Pieris japonica
 ショカッサイ Orychophragmus violaceus
 キクザキリュウキンカ Ficaria ficarioides
 コモチシダ Woodwardia orientalis
 ペラルゴニウム Pelargonium cv.
 ローズマリー Rosmarinus officinalis

楚辞九歌:山鬼(屈原作)に登場する植物

 高校生時代にお気に入りだった漢籍のひとつが楚辞です。今なら、楚辞に登場する植物の写真も揃っていると思い整理してみました。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹


漢名 (Chinese Name) 和名 (Japanese Name) 画像 (Image) 学名 (Latin name)
薛茘へいれい オオイタビ
バラ目 クワ科
オオイタビ
Ficus pumila
女羅ぢょら ヒカゲノカズラ目
ヒカゲノカズラ科
ヨウラクヒバ
Phlegmariurus phlegmaria
辛夷しんい コブシ
モクレン目 モクレン科
コブシ
Magnolia kobus
けい モクセイ属
シソ目 モクセイ科
キンモクセイ
Osmanthus fragrans var. aurantiacus
石蘭せきらん ヒトツバ
ウラボシ目 ヒメシダ科
ヒトツバ
Pyrrosia lingua
杜衡とこう カンアオイ属
コショウ目 ウマノスズクサ科
カンアオイ
Asarum nipponicum
こう タケ亜科
イネ目 イネ科
モウソウチク
Phyllostachys heterocycla
かつ クズ
マメ目 マメ科
クズ
Pueraria lobata
杜若とじゃく ヤブミョウガ
ツユクサ目 ツユクサ科
ヤブミョウガ
Pollia japonica
松柏しょうはく 裸子植物
球果綱
クロマツ
Pinus thunbergii

  Sanki
山鬼:ゲームソフト『神都夜行录』より


  九歌:山鬼【読み下し】星川(1970)
若に人有り山の阿に、薛茘へいれいを被て女蘿ぢょらを帯とす。
既に睇を含みて又宣く笑う。子予の善く窈窕たるを慕う。
赤豹に乗りて文狸を従へ、辛夷しんいの車にかつらの旗を結び、
石蘭せきらんを被て杜衡とこうを帯とし、芳聲を折りて思ふ所に遣る。
余幽くわうに處りて終に天を見ず。路險難にして獨り後れて來る。
表く獨り山の上に立てば、雲容容として下に在り。
杳として冥冥として羌晝晦く、東風飄として神霊雨ふらす。
霊脩を留めて憺として歸るを忘れしめん。歳既に晏ければ、孰か予を華さかせん。
三秀を山閒に采るに、石磊磊としてかずら蔓蔓たり。
公子を怨んで悵として歸るを忘る。君我を思ひて閒を得ざるならん。
山中の人は杜若とじゃく芳しく、石泉を飮みて松柏しょうはくに蔭はる。
君我を思ひて然疑作りしならん。
雷填填として雨冥冥たり。猨啾啾として狖夜鳴く。
風颯颯として木蕭蕭たり。公子を思へば徒らに憂に離るのみ。


  九歌:山鬼【原文】
若有人兮山之阿 被薜荔兮带女蘿
既含睇兮又宜笑 子慕予兮善窈窕
乘赤豹兮従文狸 辛夷車兮结桂旗
被石蘭兮带杜衡 折芳馨兮遗所思
余處幽篁兮终不見天 路险难兮独后来
表獨立兮山之上 雲容容兮而在下
杳冥冥兮羌晝晦 東風飄兮神霊雨
留霊脩兮憺忘歸 歳既晏兮孰華予
采三秀兮於山閒 石磊磊兮葛蔓蔓
怨公子兮悵忘歸 君思我兮不得閒
山中人兮芳杜若 飮石泉兮蔭松柏
君思我兮然疑作 
雷填填兮雨冥冥 猨啾啾兮狖夜鳴
風颯颯兮木蕭蕭 思公子兮徒離憂


【文献】
星川清孝 (1970) 楚辞, 新釈漢文大系34, 362p, 明治書院, 東京.
神都夜行录:山鬼, Accessed: 202602-26.

山下町公園の天馬と四神獣

 本日(2026-02-20)は春節に合わせた(?)新年会でした。予定の時間まで少しあったので立ち寄った山下町公園では四神獣が飾られていました。
 維管束植物【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)
 哺乳類 生物系統樹 化石動物


 天馬 (Tianma / Pegasus)
 神獣(四神獣)
  玄武 (Xuanwu / Black Tortoise):北:冬:水:黒
  白虎 (Baihu / White Tiger)  :西:秋:金:白
  朱雀 (Zhuque / Vermilion Bird):南:夏:火:赤
  青龍 (Qinglong / Azure Dragon):東:春:木:緑


 ひときわ目立っている天馬につき、中国ではどのように考えられているかを調べてみました。手元にあった山海経の訳本から『天馬』が載っている箇所を特定し、デジタルアーカイブに登録されていた明治時代に刊行された写本に図が載っているのを見つけました。山海経は戦国時代から前漢の時代にかけて成立したと考えられていますが、図については後代の想像画と言われていますので、あくまでも参考にすぎないのですが、いずれにせよ、馬というよりは、ムササビあるいはコウモリのような小型哺乳類であると考えた方がよさそうです。そうしますと、山下町公園の天馬は、ギリシャ神話またはヘレニズムのペガサスのイメージなのだと思われます。あるいは、中国的にはこれは天馬ではなく、竜と馬の交配から生ずると云われる龍馬なのかも知れません。

 Copilotにいろいろと質問したところ、ヒナコウモリ(Vespertilio sinensis)は『体毛に白っぽい毛がまじりあうことが多い』だけでなく、模式産地が北京なので、天馬の正体候補と言えそうです。

山海経第三 北山経(国立国会図書館デジタルアーカイブ)
 又東北二百里ヲ曰馬成之山ト。其ノ上多文石其ノ隂多金玉。有獣焉其ノ状如シテ白犬而黒頭アリ見レハ人ヲ則飛フ(言ハ肉翅飛行自在)其ノ名ヲ曰天馬ト其ノ鳴自䚯。有鳥焉其ノ状如烏首白シテ而身靑シテ足黄ナリ是ヲ曰鶌鶋(屈居ノ二音或作鵈)其ノ鳴自䚺食ヘハ之不饑可以テ巳寓(未タ詳或曰寓猶ヲ缺也)

   
天馬:山海経第二十三圖を元にしたCopilot生成画像
   
天馬:山海経(翻訳本)の挿絵を元にしたCopilot生成画像

【高馬三良訳】
 さらに東北へ二百里、馬成ばせいの山といい、山にはあや石多く、山の北には金・玉が多い。獣がいる。その状は白い犬の如くで黒い頭、人を見れば飛ぶ。その名は天馬。鳴くときはわが名をよぶ。鳥がいる。その状は烏の如く、首は白くて身は青く、足は黄、これは鶌鶋くっきょと名づける。鳴くときはわが名をよぶ。これを食うと飢えず、もうろくをいやすによろし。

 馬成山  :太行山脈の北東部、あるいは山西省や河北省のどこかにあると推測(百度百科)
 文石(紋石):蛇紋石あるいはオニキス類か
 金・玉  :金属資源や翡翠などの鉱物資源
 寓    :耄碌と同じ意味かどうかは不明。缺は『ひび』であり、百度百科は『イボ』としています。

 なお、四神獣は山海経には記載がないようで、前漢(紀元前206年~紀元前8年)以降に成立したとされる四神獣(大杉,1997)は、山海経の起源(臼倉,2008)と考えられている戦国時代(紀元前5世紀~紀元前221年)にはまだ知られていなかったのかも知れません。四神獣については、キトラ古墳の例を挙げるまでもなく、我が国でも広く知られていますので、ここでの詳述は控えます。


【文献】
郭璞 伝ほか (1902) 山海経:18巻 三-四, 文光堂, 東京, 国立国会図書館デジタルコレクション, 山海経第三 北山経, p16, URL: https://dl.ndl.go.jp/pid/3464360/1/2, Accessed: 2026-02-22.
臼倉直樹 (2008)『山海経』の形成過程及びその性質, 立命館文學, (606), 1211~1189, URL: https://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/rb/606/606PDF/usukura.pdf, Accessed: 2026-02-22.
大杉徹 (1997) 四神考-前漢、後漢期の資料を中心として, 人文学論集, 15, 127-143, DOI: 10.24729/00004588, Accessed: 2026-02-22.
高馬三良訳 (1973) 山海経第三北山経, In 中国の古典シリーズ4, 抱朴子 列仙伝・神仙経伝 山海経, 467-472, 平凡社, 東京.


【神異経】(2026-03-05)
 山海経より少し下った時代に成立したとされている神異経にも当たって見ました。(一応)地誌の体裁で著されている山海経と違って、神異経はそもそも奇想天外な小説の類と見做されているのですが、天馬や四神獣と思われる記述はないようでした。なお、ボルヘスの幻獣事典では、最古の類書として知られる『太平廣記』の引用として天馬(Celestial Horse)が記載されていますが、その内容は山海経と一致しています。
【文献】
東方 朔 (前漢) 神異経(漢魏叢書零本, 程栄校訂:明), URL: https://www.digital.archives.go.jp/file/3610849.html, Accessed: 2026-03-04.
神異經 (2023), 維基文庫, Accessed: 2026-03-04.
竹田晃・梶村永・高芝麻子・山崎藍 (2007) 黒田真美子編, 穆天子伝 漢武故事 神異経 山海経他 (中国古典小説選1), 426p, 明治書院, 東京.
ホルヘ・ルイス・ボルヘス:柳瀬尚紀訳 (1974), 幻獣辞典, 225p, 晶文社, 東京.



【参考】
 横浜イングリッシュガーデン(YEG)
 グリフィン Griffin
 イースター・ディスプレイ
 ギンヨウアカシア Acacia baileyana
 スイセン ‘ラインベルト・アーリーセンセーション’ Narcissus X ‘Rijnveld’s Early Sensation’
 マンサク ‘エレナ’ Hamamelis x intermedia ‘Jelena’
 スノードロップ Galanthus nivalis
 河津桜(かわづざくら)Cerasus X kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 山茱萸(サンシュユ) Cornus officinalis
 ツワブキ ‘希木麒麟(きききりん)Farfugium japonicum X ‘Kikikirin’
 福寿草(フクジュソウ) Adonis ramosa
 ウメ ‘紅雲竜(べにうんりゅう)Armeniaca mume ‘Beni-unryu’
 ハヤザキマンサク ‘パープルシードリング’ Hamamelis vernalis ‘Purple Seedling’

こども植物園の福寿草

 横浜こども植物園では、フクジュソウとセツブンソウが開花していました。『福寿海』は最も多く栽培されているフクジュソウの品種のひとつで、同園内の野草園に植栽されているのはすべてこの品種の様です。
 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹
キンポウゲ科


 フクジュソウ Adonis pseudoamurensis Syn. Adonis ramosa
 フクジュソウ X ‘福寿海’ Adonis X ‘Fukujikai’


 フクジュソウ属は30種ほど記載されていて、我が国で自生するのはAdnis amurensis1種とされてきました(牧野,1940など)が、その後4種(A. amurensis, A. multiflora, A. ramosa, A. shikokuensis)が識別される様になりました(米倉,2012)。しかしながら、最近の遺伝子解析の結果によれば、A. amurensisA. ramosaは、我国には自生していない思われていたAdonis pseudoamurensisと違いが少ないことが判明しています(Zhang et al.,2023)。
 そのためかどうかは定かではありませんが、こども植物園での表示は『フクジュソウ(福寿草) Adonis pseudoamurensis』と表示されていました。まだ結論は出ていないのかも知れませんが、我が国でのフクジュソウ類は、下記の4種或いは4亜種というのが現状と思われます。
 キタミフクジュソウ Adonis amurensis Regel et Radde 1861
 アドニス・シュードアムレンシス Adonis pseudoamurensis W.T.Wang 1890
 フクジュソウ Adonis ramosa Franchet 1894
 シコクフクジュソウ Adonis shikokuensis Nishikawa et Koji Ito 2001

A. amurensis, A. ramosa, A. pseudoamurensisの3種が1種に統合されるとすれば、原則としての優先権はA. amurensisにあると思われますので、今後どのように判断されていくかに注目したいと思います。
優先権:第3節第11条 11.4
 属より下位のランクの分類群では、それぞれの分類群の正名は、同じランクの中で最も早く発表された合法名の最後の形容名とその分類群の帰属する属または種の正名との組み合わせである。ただし、……(以下略)
日本植物分類学会国際命名規約邦訳委員会訳・編集 (2019) 国際藻類・菌類・植物命名規約(深圳規約)2018日本語版, p36, 北隆館, 東京.

 なお、東アジアのフクジュソウ類命名の変遷については、Vasques et al.(2025)に詳しく書かれています。因みに手元の図鑑類では下記の様になっていました。

牧野富太郎 (1940) 牧野新植物図鑑, 183, 北龍館, 東京.
 フクジュソウ Adnis amurensis Regel et Radde

北村四郎・村田源 (1961) 原色日本植物図鑑, 234, 保育社, 東京.
 フクジュソウ Adnis amurensis Regek et Radde

出口長男(1968) 横浜植物誌, 89, 秀英出版, 東京.
 フクジュソウ Adonis amurensis Reg. et Rad.

長田武正 (1974) 検索入門野草図鑑6, 152, 保育社, 東京.
 フクジュソウ Adnis amurensis Regel et Radde

田村道夫 (1977) In 世界の植物68, 1605-1606, 朝日新聞社, 東京.
 フクジュソウ Adnis amurensis Regel et Radde

門田裕一 (1996) In 植物の世界93, 8-251, 朝日新聞社, 東京.
 フクジュソウ Adonis ramosa
 キタミフクジュソウ Adonis amurensis
 ミチノクフクジュソウ Adonis multiflora

米倉浩司 (2012) 日本維管束植物目録, 95左, 北龍館, 東京.
 キタミフクジュソウ Adonis amurensis Regel et Radde
 ミチノクフクジュソウ Adonis multiflora Nishikawa et Koji Ito
 フクジュソウ Adonis ramosa Franch.
 シコクフクジュソウ Adonis shikokuensis Nishikawa et Koji Ito

大西亘 (2018) In 神奈川県植物誌2018(上) 686, 神奈川県植物誌調査会, 小田原.
 ミチノクフクジュソウ Adonis multiflora Nishikawa et Koji Ito
 フクジュソウ Adonis ramosa Franch.
 シコクフクジュソウ Adonis shikokuensis Nishikawa et Koji Ito



 フクジュソウ Adonis pseudoamurensis Syn. Adonis ramosa
 フクジュソウ X ‘福寿海’ Adonis X ‘Fukujikai’
 セツブンソウ Eranthis pinnatifida
 ウメ Armeniaca mume
 メタセコイア Metasequoia glyptostroboides
 マツモ Ceratophyllum demersum
 カタヒバ Selaginella involvens
 ツワブキ Farfugium japonicum
 マンサク ‘エレナ’ Hamamelis x intermedia ‘Jelena’
 ミヤマシキミ Skimmia japonica
 慈光錦じこうにしき Aloe striata
 花麒麟(ハナキリン) Euphorbia milii
 錦蝶(きんちょう) Kalanchoe delagoensis
 クラッスラ・ムルティカヴァ Crassula multicava
 五色矢羽蕉(ゴシキヤバネショウ) Calathea makoyana Syn. Goeppertia makoyana Peacock Plant
 トラフヒメバショウ Calathea zebrina
 インコアナナス Vriesea carinata
 ヨウラクツツアナナス Billbergia nutans
 オオカナダモ Egeria densa
 ヤブツバキ Camellia japonica
 黄金伽羅木(オウゴンキャラボク) Taxus cuspidata var. nana cv. Aurescens
 地蔵菩薩立像・道標塔:南区六ツ川1丁目101
 水道橋:南区芹が谷1丁目1


【文献】
Vasques DT, Takahashi D, Ishikawa N, Kurata S, Nanami S and Ikeda H (2025) Genome‑wide analysis confirms the independent origin of the Japanese and Korean Adonis amurensis (Ranunculaceae), Plant System Evol, 311:16, DOI: 10.1007/s00606-025-01943-4, Accessed: 2026-02-18.
Zhang X-Y, Zhang Z-L, Zhang L-Q, Zhang L-F, Zhu J-Y and Xue C-S (2023) Complete chloroplast genome of Adonis pseudoamurensis W.T.Wang (Ranunculaceae), Mitochondrial DNA B, 8(9), 981-984, DOI: 10.1080/23802359.2023.2256493, Accessed: 2026-02-18.
Nishikawa T and Ito K (2001) A New Species of Adonis (Ranunculaceae) from Shikoku, Western Japan, Bull Natn Sci M us Tokyo B, 27(2,3), 79-83, DOI: , Accessed: 2026-02-18.
Shutoh K, Vasques DT and Ikaeda H (2024) Lectotypification of Adonis multiflora (Ranunculaceae), J Jap Botany, 99(5) 325–328, DOI: 10.51033/jjapbot.ID0229, Accessed: 2026-02-19
Son DC, Kim Y-Y, Park BK, Lee BS and Chang KS (2018) An updated checklist of Adonis (Ranunculaceae) from Korea, with a new locality record for Adonis multiflora, J Asia-Pacific Biodiv, 11(3), 462–467, DOI: 10.1016/j.japb.2018.07.001, Accessed: 2026-02-19


【参考】
 フクジュソウ Adonis pseudoamurensis Syn. Adonis ramosa
 フクジュソウ X ‘福寿海’ Adonis X ‘Fukujikai’

春浅いフラワーセンターで

 そろそろ春蜉蝣Spring Ephemeralが咲き始めているかも知れないと思って尋ねた大船フラワーセンターでしたが、玉縄桜が咲き始めていました。温室では金花茶が見頃です。
注:玉縄桜は園内の染井吉野の実生から育成されたそうです。園内には冬から早春にかけて開花するが多く植栽されていますし、遺伝子を調べた例はこれまで無いようですので、花粉親は不明のままと思われます。
 【文献】玉縄桜(登録品種データベース)

 維管束植物の分類【概要小葉植物と大葉シダ植物裸子植物被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹
【本日更新】キジカクシ科 キツネノマゴ科


【参考】
 大船フラワーセンター
 玉縄桜(たまなわざくら) Cerasus X yedoensis ‘Tamanawa-zakura’
 アサザ Nymphoides peltata
 ロウバイ Chimonanthus praecox
 寒桜(かんざくら)Cerasus x kanzakura ‘Praecox’
 プラタナス Platanus sp.
 ハクセキレイ Motacilla alba lugens
 ラッパスイセン Narcissus pseudonarcissus
○ホウチャクモドキ Disporopsis pernyi Evergreen Solomon’s Seal
 オオバノイノモトソウ Pteris cretica
 リキュウバイ Exochorda racemosa
 ソテツ Cycas revoluta ドンベア・ワリッキー Dombeya wallichii
 ブーゲンビリア Bougainvillea spectabilis
  ’サンデリアーナ’ ‘Sanderiana’
  ’オーラーラ’ ‘Oo-La-La’
 金花茶きんかちゃ Camellia chrysantha
○ヒメハアザミ Acanthus montanus bear’s breech
 カエンカズラ Pyrostegia venusta
 カカオノキ Theobroma cacao
 ムシトリスミレ
  ピンギュラ・モクテズマエ X ‘ロツンディフロラ’ Pinguicula moctezumae X rotundiflora
  ピンギュラ ‘アフロディーテ’ Pinguicula agnata X P. moctezumae ‘Aphrodite’
  ピンギュラ ‘セトス’ Pinguicula ehlersiae X P. moranensis ‘Sethos’
 ヒロハザミア Zamia furfuracea
 キンセンカ Calendula officinalis
 リュウキュウアセビ X アセビ ‘スプリング・ベル’ Pieris koidzumiana X Pieris japonica ‘Spring Bell’
 チロリアンデイジー Bellis perennis
 ニワナズナ Lobularia maritima
 念仏講碑:岡本2丁目6-6

グリレス大目(Glires)の系統概要

 大型化することにより、地歩を固めていくことの多かった哺乳類ですが、グリレス大目(Glires)は小型を維持することにより、様々な環境に適応進出して、現在もっとも多様化の進んでいるグループとなっています(Corbert,1978)。旧食虫目(Insectivora)と近縁であると考えられていたこともありましたが、ミトコンドリアDNAの解析結果に基づく系統でも、兎目(Lagomorpha)、齧歯目(Rodentia)のそれぞれが単系で、この2目からなる本大目も単系であることが支持されています(Lacher et al,2016))。
現生生物の系統概要】【植物界の系統概要】【後世動物の系統概要】【化石種
 哺乳類


【グリレス大目(Glires)の系統概要】Lacher et al.(2016)
 以前に参考にしたBlanga-Kanfi et al.(2009)より詳しい系統図を見つけたので、翻訳再掲しました。

兎形目(Lagomorpha) 
┤│┌──────────ナキウサギ科(Ochotonidae)
│└┤          └ナキウサギ Ochotona princeps
│ └──────────ウサギ科(Leporidae)
│            └アナウサギ Oryctolagus cuniculus
齧歯目(Rodentia)
 │┌ハツカネズミ関連系統群(Mouse-related clade)
 │││┌─ビーバー形亜目(Castrimporpha)
 ││││ │┌─────ビーバー科(Castoridae)
 ││││ └┤     └アメリカビーバー Castor canadensis  
 ││└┤  │┌────ポケットマウス科(Heteromyidae)
 ││ │  └┤    └ハーマンカンガルーネズミ Dipodomys heermanni
 ││ │   └────ホリネズミ科(Geomyidae)
 └┤ │        └キガオホリネズミ Cratogeomys castanops
  │ │┌ウロコオリス形亜目(Anomaluromorpha)
  │ │││┌─────ウロコオリス科(Anomaluridae)
  │ └┤└┤     └ビークロフトウロコオリス Anomalurus beecrofti
  │  │ └─────トビウサギ科(Pedetidae)
  │  │       └トビウサギPedetes capensis 
  │  └ネズミ形亜目(Myomorpha) 
  │   │┌─────トビネズミ科(Dipodidae)
  │   └┤     └ヒメミユビトビネズミ Jaculus jaculus
  │    │┌────トゲヤマネ科(Platacanthomidae)
  │    └┤    └ホソオトゲヤマネ Typhlomys cinereus
  │     │┌───メクラネズミ科(Spalacudae)
  │     └┤   └シリアヒメメクラネズミSpalax ehrenbergi
  │      │┌──カンガルーハムスター科(Calomyscidae)
  │      └┤  └カンガルーハムスター Calomyscus bailwardi
  │       │┌─ネズミ科(Muridae)
  │       └┤ └ダイコクネズミ Rattus norvegicus
  │        │┌マダガスカルネズミ科(Nesomyidae)
  │        └┤└サバンナアフリカオニネズミ Cricetomys gambianus
  │         └キヌゲネズミ科(Cricetidae)
  │          └バラブキヌゲネズミ Cricetulus barabensis
  │┌リス関連系統群(Squirrel-related clade)
  ││└───リス形亜目(Sciuromorpha)
  ││    │┌───ヤマネ科(Gliroidae) 
  └┤    └┤   └アフリカヤマネ Graphiurus murinus
   │     │┌──ヤマビーバー科(Aplodontidae)
   │     └┤  └ヤマビーバー Aplodontia rufa
   │      └──リス科(Sciuridae) 
   │         └ジュウサンセンジリス Ictidomys tridecemlineatus
   └テンジクネズミ関連系統群(Cavy-related clade)
    │┌──ヤマアラシ亜目(Ctenohystrica = Hystricomorpha)
    ││  │┌───ディアトミス科(Diatomyidae)
    ││  └┤   └ラオスイワネズミ Laonastes aenigmamus
    └┤   └───グンディ科(Ctenodactylidae)
     │       └アトラスグンディ Ctenodactylus gundi 
     │┌─ヤマアラシ顎亜目(Hystricognathi)
     ││ └────ヤマアラシ科(Hystricidae) 
     └┤      └マレーヤマアラシ Hystrix brachyura
      │┌フィオミス小目(Phiomorpha)
      │││ ┌──アフリカイワネズミ科(Petromuridae)
      └┤│┌┤  └アフリカイワネズミ Petromus typicus
       │││└──ヨシネズミ科(Thryonomyidae)
       │└┤   └ヨシネズミ Thryonomys swinderianus
       │ │┌──デバネズミ科(Bathyergidae)
       │ └┤  └ダマラデバネズミ Fukomys damarensis
     ┌─┘  └──ハダカデバネズミ科(Heterocephalidae)
     │       └ハダカデバネズミ Heterocephalus glaber 
     └テンジクネズミ小目(Caviomorpha)
      │ ┌────アメリカヤマアラシ科(Erethizontidae)
      │┌┤    └カナダヤマアラシ Erethizon dorsatum 
      │││┌───パカ科(Cuniculidae) 
      ││└┤   └ヤマパカ Cuniculus taczanowskii
      └┤ │┌──テンジクネズミ科(Caviidae)
       │ └┤  └テンジクネズミ Cavia porcellus 
       │  └──アグーチ科(Dasyproctidae) Cavia porcellus 
       │     └マダラアグーチ Dasyprocta punctata
       │ ┌───パカラナ科(Dinomiydae)
       │┌┤   └パカラナ Dinomys branickii 
       ││└───チンチラ科(Chinchillidae) 
       └┤    └オナガチンチラ Chinchilla lanigera
        │┌───チンチラネズミ科(Abrocomidae)
        ││   └ベネットチンチラネズミ Abrocoma bennettii
        └┤ ┌─デグー科(Octodontidae)
         │┌┤ └デグー Octodon degus 
         ││└─ツコツコ科(Ctenomyidae)
         └┤  └ボリビアツコツコ Ctenomys boliviensis
          │┌─フチア科(Capromyidae)
          └┤  └デマレフチア Capromys pilorides
           │┌アメリカトゲネズミ科(Echimyidae)
           └┤└ヨロイトゲネズミ Hoplomys gymnurus
            └ヌートリア科(Myocastoridae)
             └ヌートリア Myocastor coypus

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【グリレス大目(Glires)の系統概要】Blanga-Kanfi et al.(2009)

グリレス大目(Glires)
└┬兎形目(Lagomorpha):ウサギ
 └齧歯目(Rodentia):ネズミ
  │┌リス形亜目(Sciuromorpha)
  ││├リス上科(Sciuridea)
  │││└┬リス科(Sciuridae)
  │││ └ヤマビーバー科(Aplodontidae)
  ││└ヤマネ科(Griridae)
  ││  ┌ネズミ型亜目(Myomorpha)
  └┤ ┌┤└┬トビネズミ科(Dipodidae)
   │ ││ └┬メクラネズミ科(Spalacidae)
   │┌┤│  └┬キヌゲネズミ科(Cricetidae)
   ││││   └ネズミ科(Muridae)
   │││└ウロコオリス形亜目(Anomaluromorpha)
   └┤│ └┬ウロコオリス科(Anomaluridae)
    ││  └トビウサギ科(Pedetidea)
    │└ビーバー形亜目(Castorimorpha)
    │ └┬ビーバー科(Castoridae)
    │  └┬ホリネズミ科(Geomyidae)
    │   └ポケットマウス科(Heteromyidae)
    └ヤマアラシ形亜目(Hystricomorpha)
      └┬グンディ科(Ctenodactylidae)
       └ヤマアラシ亜目(Hystricognathii)
        └┬ヤマアラシ科(Hystricidae)
         │┌┬デバネズミ科(Bathyergidae)
         └┤└┬アフリカイワネズミ科(Petromuridae)
          │ └ヨシネズミ科(Thryonomyidae)
          └テンジクネズミ形類(Caciomorpha)
           └┬┬テンジクネズミ科(Caviideae)
            │└アメリカヤマアラシ科(Erethizontidae)
            └┬チンチラ科(Chinchillidae)
             └デグー上科(Octodontoidea)

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【文献】
Corbert EH (田隅本生訳) (1978) 齧歯類と兎類, In 新版脊椎動物の進化・下巻, 85-101, 築地書館, 東京.
日本哺乳類学会分類群名・標本検討委員会 (2018) 世界哺乳類標準和名目録, 哺乳類科学,58(別冊), 1-53, DOI: 10.11238/mammalianscience.58.S1, Accessed: 2026-02-12.
Lacher TE, Murphy WJ, Rogan J, Smith AT, and Upham NS (2016) Evolution, Phylogeny, Ecology, and Conservation of the Clade Glires: Lagomorpha and Rodentia, in Handbook of the Mammals of the World, 15-26, Accessed: 2026-02-11.
Blanga-Kanfi S, Miranda H, Penn O, Pupko T, DeBry RW and Huchon D (2009) Rodent phylogeny revised: analysis of six nuclear genes from all major rodent clades, BMC Evol Biol, 9:71, 10.1186/1471-2148-9-71, Accessed: 2026-02-11.

卒業までの7ヶ月

 本日は2026-02-13。完全退職の最終出勤日まで残り7日となりました。その様なおり、40年ほど前に発売されたCDが手元にあったことを思い出しました。私も再来週からはスーツ&ネクタイで装うことはもうないのだと思います。
Moon_and_Love
(2ndアルバム Moon & Love K32X210 1987)
卒業までの7ヶ月(花王ビオレCMソング)
八木さおり
森雪之丞詞/中崎秀也曲/武部聡志編曲

✽夏のセーラー服を 棚に仕舞った時
 ふっと気づいたの 二度と着ないこと
 寒い風が吹く 季節をふたつ越せば
 卒業が来るわ

 春が近づいたら きっと逢えなくなる……
 そんな哀しみが 胸を熱くして
 不意に立ち止まり 声にならない言葉
 叫んでる

 September 乙女座生まれのあなたに贈るの
      未来を見てね 双眼鏡
 October  「恋する心が覗けたよ」なんて
      頬にくちづけされた
 もっと勇気をだして もっときらめくの
 卒業式までの7ヶ月

 Nobember 枯葉を並べて「ス・キ・ヨ」と書いても
      子犬がじゃれて 読めないの
 December 優しい瞳で 不安を消してね
      心 凍えないうちに
 もっとみつめあって もっとときめくの
 卒業式までの7ヶ月

✽Repeat

 離ればなれになる 朝が来ても平気
 誓いあう愛は 引き裂かれないわ……
 ハートの鏡に お互いの微笑が
 重なっている

厳冬期のイングリッシュガーデンでは、

 一昨日の雪がまだ少し残っていましたが、ミモザに早咲きの桜と、春はすぐそこまで来ていました。
現生生物の系統概要】【植物界の系統概要】【後世動物の系統概要】【化石種


【参考】
 横浜イングリッシュガーデン YEG
 グリフィン Griffin
 ギンヨウアカシア Acacia baileyana
 スイセン ‘ラインベルト・アーリーセンセーション’ Narcissus X ‘Rijnveld’s Early Sensation’
 河津桜(かわづざくら)Cerasus X kanzakura ‘Kawazu-zakura’
 マンサクク Hamamelis japonica
 クリスマスローズ Helleborus orientalis
 スノードロップ Galanthus nivalis
 清水ヶ丘教会:南区南太田1丁目37-10
 二宮尊徳(たかのり)像:西区中央1丁目35-3