ハイキングコースでは、オニシバリの開花が始まっています。
オニシバリ Daphne pseudomezereum
ニホンズイセン Narcissus tazetta
マユミ Euonymus hamiltonianus
カニクサ Lygodium japonicum
コウヤボウキ Pertya scandens
ウメ Armenica mume
ナワシログミ Elaeagnus pungens
大寒桜、Cerasus x kanzakura cv. ‘Oh-kanzakura’
ハイキングコースでは、オニシバリの開花が始まっています。
双翅目(Diptera)は、後翅が退化して棍棒状になっているため二枚翅の様に見えるグループで、ハサミムシ類(革翅目)の姉妹群と考えられています。150科15万種が記載されている(Yeates and Wiegmann,2005)この目には、カ、ハエ、アブの類が属しており、食糧餌料資源として注目が集まっているアメリカミズバエ(Hermetia illucens)(Huis, 2020など)もこの目の所属です。
【昆虫綱の分類概要】【陸上植物の分類概要】【動物界の系統概要】【真核生物(Eukaryota)の系統概要】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| カ科(Culicidae) ナミカ亜科(Culicinae) | |||
| ボウフラ(ナミカ亜科の一種の幼虫) |
|
Culicidae sp. | Wiggker |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| キュリコイデス属 Culicoides | |||
| ヌカカの一種 |
|
Culicoides sp. | Biting Midges |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| オマティウス属 Ommatius | |||
| アオメアブ |
|
Ommatius chinensis | Robber Fly |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| アシディエラ属 Acidiella | |||
| イヌビワハマダラミバエ |
|
Acidiella diversa | Indian Fruit Fly |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| イエバエ属 Musca | |||
| イエバエ属の一種 |
|
Musca sp. | Housefly |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| キンバエ属 Lucilia | |||
| キンバエ |
|
Lucilia caesar | Common Greenbottle |
| ストモリナ属 Stomorhina | |||
| ツマグロキンバエ |
|
Stomorhina obsoleta | - |
毛翅(トビケラ)目(Tricoptera)は、鱗翅目の姉妹群とされるグループで、47科309属1万3574種の現世種が記載されています(Morse,2011)。完全変態することからみても、カゲロウ、カワゲラに比べるとより新しい時期に分岐したグループなのですが、化石の証拠はペルム紀後期まで遡る(Hasiotis
三浦半島でもそれなりに生息してはいるのですが、渓流に生息する種が多いため、写真は巣に入っている幼虫だけでした。
【昆虫綱の分類概要】 【陸上植物の分類概要】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ノトプシュケ属Nothopsyche | |||
| ホタルトビケラ(幼虫の巣) |
|
Nothopsyche ruficollis | Caddisfly |
鱗翅目(Lepidoptera)目は、毛翅(トビケラ)目(Tricoptera)を姉妹群とする基本的に草食性のグループで、15万種以上が記載されています(Mitter et al,2017)。いわゆる蝶と蛾を含む目ですが、その区別は必ずしも明確なものではなく、例えば、熱帯産のシャクガモドキ科はアゲハチョウ上科の姉妹群をなす蛾の一群として配置されていました(Wahlberg et al,2005)が、近年ではアゲハチョウ上科に属する蝶の仲間とみなされるように変わっています(Kawahara et al,2014)。最近の分類体系ではセセリチョウ上科がセセリチョウ科に格下げされている様ですので、今後再編された結果、蝶の系統はアゲハチョウ上科に集約されていくのかも知れません。鱗翅目の多くは蛾ですし、鱗翅目は蛾の仲間であって、その一部のみが蝶だという認識が正解です。蛾のなかで昼行性に特化していったグループが蝶になったと理解しておけばよいようです。雌の生殖孔が受精用と産卵用で分離している二門亜目(Ditrysia)が分岐する以前からの古くからの蛾の系統については、今後の遺伝子解析の進展に伴ってさらなる整理が進められると思われます。
種同定について、特にシャクガ類は全く自信がありません。属レベルまでは当たらずとも遠くはないと思うのですが…。
【昆虫綱の分類概要】 【陸上植物の分類概要】
アゲハチョウ上科(Papilionoidea)周辺の系統概要(Wahlberg et al,2005)
アゲハチョウ上科(Papilionoidea)周辺の系統概要(Kawahara and Breinholt,2014)
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ユーメタ属 Eumeta | |||
| オオミノガ |
|
Eumeta japonica | (Bagworm Moth) |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| イラガ亜科(Limacodinae) パラサ属 Parasa | |||
| ヒロヘリアオイラガ |
|
Parasa lepida | Nettle Caterpillar |
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| マドガ亜科(Thyridinae) マドガ属 Thyris | |||
| マドガ |
|
Thyris usitata | - |
長翅目(シリアゲムシ目,Mecoptera)は、9科約650種からなる昆虫類としては小規模な目です。シリアゲムシ亜目(Bittacida)、ユキシリアゲムシ亜目(Neomecoptera)、ムカシシリアゲムシ亜目(Protomecoptera)の3亜目で構成されるとされてきたのですが、DNA配列情報を用いた系統解析結果によると、隠翅(ノミ)目(Siphonaptera)がシリアゲムシ目内に配置される(Whiting,2002)ので、今後、この二つの目は目レベルも含めた整理が進むと思われます。隠翅目が単系であることは間違いないようですが、目内の入れ子が多数確認されています(Whiting,2008)ので、こちらも上科以下の整理が進むと考えられます。
三浦半島域でのヒトノミ(Pulex irritans)は絶滅状態と思われますが、ヤマトシリアゲ(Panorpa japonica)はハイキングコースでよく見かける普通種です。
【昆虫綱の分類概要】【陸上植物の分類概要】【動物界の系統概要】【真核生物(Eukaryota)の系統概要】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| シリアゲムシ亜目(Eumecoptera) シリアゲムシ上科(Panorpoidea) シリアゲムシ科(Panorpidae) シリアゲムシ属Panorpa | |||
| ヤマトシリアゲ(夏型♂) |
|
Panorpa japonica | Japanese Scorpion Fly |
膜翅目(Hymenoptera)はハチ、アリの類で、15万3000種以上が記載されていて、捕食、寄生、授粉など生態系において重要な役割を果たしている種の多いグループです。(Peters et al.,2017)による分岐年代推定によれば、古生代ペルム紀に現れた祖先種からハバチ類が分岐し、三畳紀中期には胸部と尾部との接合部が縊れている細腰亜目が分岐、さらに被子植物の繁栄が始まった白亜紀にはミツバチに代表されるハナバチ類の分化が進んだと考えられています。
【昆虫綱の分類概要】 【陸上植物の分類概要】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| 広腰亜目(Symphyta) ナギナタハバチ上科(Xyeloidea) ナギナタハバチ科(Xyelidae) ナギナタハバチ亜科(Xyelinae) ナギナタハバチ属 Xyela | |||
| マダラナギナタハバチ |
|
Xyela variegata | (Sawfly) |
| 広腰亜目(Symphyta) ハバチ上科(Tenthredinoidea) ハバチ科(Tenthredinidae) ハバチ亜科(Tenthredininae) ハバチ属 Tenthredo | |||
| クロムネアオハバチ |
|
Tenthredo nigropicta | (Earth Nesting Wasp) |
| 広腰亜目(Symphyta) ハバチ上科(Tenthredinoidea) ミフシハバチ科(Argidae) ミフシハバチ亜科(Arginae アルゲ属 Arge | |||
| ルリチュウレンジ |
|
Arge similis | Azalea Argid Sawfly |
鞘翅目(Coleoptera)は、いわゆる甲虫(Beetles)の仲間であり、前翅が棍棒状になっていて2枚翅の様にみえる撚翅(ネジレバネ)目(Strepsiptera)が姉妹群です。現世種だけでも38万種以上が記載されている昆虫類のなかでも最大の目で、種数では全生物種の4分の1を占めていると言われています(Mckenna et al.,2015)。最も古い鞘翅目化石は古生代ペルム紀初頭の地層で確認されている(Kukalová-Peck and Beutel, 2012)のでペルム紀末の大量絶滅を生き延びた祖先種から分岐したことになります。Mckenna et al.(2015)による分岐年代推定によれば、ジュラ紀初頭には4つの亜目が出揃い、その後白亜紀にかけて爆発的に種分化が進んだと考えられています。
【昆虫綱の分類概要】 【陸上植物の分類概要】
サンショウモ科(Salviniaceae)は、サンショウモ属、アカウキクサ属の2属約21種からなるコンパクトな科です(PPG-I,2016)。かつてはどこの田圃でも見かける雑草だったのですが、近年では絶滅が危惧されるようになっています(神奈川県植物誌,2018)。そもそも三浦半島には水田が殆どないこともあり、唯一の写真はこども植物園の温室で撮影したものです。
上位タクサのサンショウモ目(Salviniales)の種の系統関係は下図のように推定されています。
【サンショウモ科(Salviniaceae)】薄嚢シダ亜綱(Polypodiidae)サンショウモ目(Salviniales)
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| サンショウモ属 Salvinia | |||
| サンショウモ |
|
Salvinia natans | Natant salvinia |
ワスレグサ科(Asphodelaceae)は、旧ツルボラン科12属約1060種に、旧ワスレグサ科19属約117種、また多系であることが判明し解体されたススキノキ科に配されていたススキノキ属約28種を統合して、それぞれツルボラン亜科、ワスレグサ亜科、ススキノキ亜科として再構成された科です。Klopper et al.(2013)による提案が、APG-IV(2016)に採用されて『Asphodelaceae』が現在の正式な科名となっていますが、標準和名としてはツルボラン科のままになっていることもあるようです。
ツルボラン亜科の植物は、ガステリア属(Gasteria)とアトスロロバ属(Astroloba)を除くと単系とは認められず、属間の入れ子が多数認められることが報告されています(Manning et al.,2014)。同報告では、旧アロエ属周辺の属をツルボラン亜科内のアロエ連(Aloeae)として11属に再編することを提案しています。もっとも、このグループには観賞用多肉植物としての愛好家が多い品種が多数含まれますので、今後遺伝子解析による系統に基づいた名称が受け入れられていくのかは定かではありません。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【キジカクシ目(Asparagales) ワスレグサ科(Asphodelaceae)】
今日は久しぶりに横浜市こども植物園を尋ねました。