出かけるまで時間があったので、近くの庭木を見てきました。この団地に越してきて5年がたっていますが、ジューンベリーがあったのに初めて気づきました。
紅吉野は文献情報が少なく、どの様な系統のサクラなのか不明です。陽光の別名とするウェブ情報もあるようですが、萼筒の形から見る限りこのサクラは陽光ではなさそうです。
【参考】
レンギョウ Forsythia suspensa
ユキヤナギ Spiraea thunbergii
ジューンベリー(アメリカザイフリボク) Amelanchier sp.
出かけるまで時間があったので、近くの庭木を見てきました。この団地に越してきて5年がたっていますが、ジューンベリーがあったのに初めて気づきました。
紅吉野は文献情報が少なく、どの様な系統のサクラなのか不明です。陽光の別名とするウェブ情報もあるようですが、萼筒の形から見る限りこのサクラは陽光ではなさそうです。
昨日(3/26)開花を確認できた海の公園の御車返、今日はカメラを持参して撮影してきました。ブログを確認すると昨年の開花は4/1でしたから、昨年比で6日早い開花ということになります。
【参考】
【文献】
森脇和郎・勝木俊雄(2011)遺伝研のさくら、151p.、遺伝学普及会、三島
昨日に続いて今日も金沢区を歩いて廻りました。西柴の神代曙は今まさに満開です。
【鷹取川】
追浜中学校前の鷹取川では、染井吉野と大島桜が3分咲きになっていました。
【寺前さざなみ公園】
寺前の公園では、染吉野に加えて山桜も植えられていました。
【称名寺】
称名寺の桜は染井吉野です。屋台は出ていませんでしたが、沢山の人で賑わっていました。
【西柴】
新金沢八景にも選ばれている西柴では神代曙が満開でした。
【あおぞら谷津保育園】
ここには、横浜緋桜が4本植えられています。
その他の写真です。
【参考】
コブシ Magnolia kobus
カントウタンポポ Taraxacum platycarpum
ニリンソウ Anemone flaccida
ウラシマソウ Arisaema urashima
アオキ Aucuba japonica
ツルニチニチソウ Vinca major
キツネノボタン Ranunculus silerifolius
スダジイ Castanopsis sieboldii :横浜市指定名木古木
ニワウメ Cerasus japonica
カリン Chaenomeles sinensis
良いお天気に恵まれ、横浜緋桜が満開、大島桜、山桜、染井吉野、それに今年は江戸彼岸も咲き始めています。
【平六トンネル上】須賀市追浜東町2丁目
遠目に湯戸の望月桜を思わせる浦郷小学校裏の桜です。
【湘南病院】横須賀市鷹取1丁目1−1
湘南病院には、早咲きの桜が2本あります。一本は横浜緋桜ですが、もう一本は半八重咲で大輪、御車返し(桐ヶ谷)によく似ていますが、満開時期が10日くらい早くなる桜です。
【横浜創学館高校】金沢区六浦東1丁目43-1
同校近くの街路樹の横浜緋桜です。
【野島山染王寺】金沢区野島町5-1
真言宗御室派染王寺の染井吉野です。
【海の公園】
海の公園の金沢区60周年記念樹の山桜です。
【海の公園】
海の公園では、最も個体数の多い大島桜です。もっとも里桜と交雑しているような個体も少なくないのですが、この木は大島桜の特徴がよく出ている個体で、現在2分咲きと言ったところです。
【海の公園柴口】
早咲きの桜(寒桜、小彼岸、河津桜)は葉桜へと移っています。
【横浜市立大学医学部】
同学には横浜緋桜が2本ある他、大島桜と思われる美しい桜が植栽されています。幹や葉の様子から桜属だとは思いますが、大輪で花柄が長く、梨の花を思わせるような花です。
【富岡総合公園】
富岡では屋台も沢山出ていました。こちらはすべて染井吉野と思われます。
【根岸森林公園】
ここにも横浜緋桜がありました。日暮れも近くなったので、本日、ほぼ通過しただけです。
【本牧山頂公園】
丁度日没頃にやっと辿りつきました。横浜緋桜はほぼ満開、染井吉野は2分咲きと言ったところでしょうか。
【JR石川町駅】
帰りに通りかかった石川町の駅前にも横浜緋桜が3本ほど植栽されていました。
【大岡川】
大岡川沿いの桜並木では屋台が多数出ていました。
【今日の木口】
本日、撮影できた木口面は3種でした。
【参考】
ヒメオドリコソウ Lamium purpureum
ムラサキケマン Corydalis incisa
マメカミツレ Cotula australis
ツタバウンラン Cymbalaria muralis
ショカッサイ Orychophragmus violaceus
ドウダンツツジ Enkianthus perulatus
シキミ Illicium anisatum
ナシ Pyrus pyrifolia
タブノキ Machilus thunbergii
ユスラウメ Prunus tomentosa
ユズリハ Daphniphyllum macropodum
モクセイ Osmanthus fragrans
マテバシイ Lithocarpus edulis
セイヨウタンポポ Taraxacum officinale
シロバナアカツメクサ Trifolium pratense f. albiflorum
ナガミヒナゲシ Papaver dubium
タンキリマメ Rhynchosia volubilis
クスノキ Cinnamomum camphora
ホルトノキ Elaeocarpus sylvestris
枝垂れ桜(江戸彼岸)
ヒメスミレ Viola inconspicua
フサアカシア Acacia dealbata
カラスノエンドウ Vicia sativa
ヤマモモ Morella rubra
タチツボスミレ Viola grypoceras
長浜水路の桜 Cerasus sp.
ヤセウツボ Orobanche minor
ムラサキツメクサ Trifolium pratense
ヒメウズ Semiaquilegia adoxoides
ツヤケシハナカミキリ Anastrangalia scotodes
ハ-デンベルギア Hardenbergia violacea
スミレ Viola mandshurica
ミツマタ Edgeworthia chrysantha
ヒュウガミズキ Corylopsis pauciflora
シャクナゲ Rhododendron spp.
コブシ Magnolia kobus
日の出薬局
春の彼岸日の今日、横須賀では雪が積もっています。雪景色となりつつある追浜の街並みをベランダから撮ってみました。

寒い冬だったせいか開花期が少しずつずれた結果、山桜、大島桜、染井吉野に横浜緋桜と一斉に開花が始まったサクラ類の見頃は来週以降に延期になりそうです。
本日、振替休日。でも、朝から雨模様。小止みになった昼から意を決して、以前から気になっていた長浜水路沿いの早咲き桜を見に行ってきました。
20本ほどの水路沿いの並木の桜は、赤みの強い花弁で散形花序、ほぼ満開を迎えていました。恐らく河津桜ですが、この地域の河津桜は葉桜になろうとしているので、葉が出そろった頃に検討の余地がありそうです。
【その他の桜】
海の公園では、カンザクラとコヒガンが見頃です。
【その他の植物など】
逗子、鎌倉、横須賀ではもはや普通種となっているタイワンリス、暫く前から声が聞こえるので、そうだとは気づいていましたが、本日、金沢バイオパークで撮影できました。市大医学部駅のすぐ南側で、街路樹のホルトノキを登って、梢から2メートル程ジャンプして市大医学部のキャンパス内へ去っていきました。
広葉樹材は導管の配置によって、環孔材、散孔材、放射孔材に分けることが出来ますが、今日はアラカシの切り株に、典型的な放射孔材の木口面を見ることが出来ました。

アラカシ Quercus glauca の木口
さらにハカランダの切り株もあり、散孔材のサンプルとして撮影したのですが、ウェブで検索するとハカランダは環孔性散孔材なのだそうです。環孔性散孔材というのは、半散孔材のことだと思います。学生時代、外材の事はあまり学ばなかったこともあり、目から鱗の新発見でした。もっとよく見てくればよかったと、ちょっと後悔です。
–> やはり、キリモドキは散孔材の様です。

ハカランダ Jacaranda mimosifolia の木口
![]() |
| ジャカランダフェスティバル2016 (神奈川歯科大学) |
|---|
【参考文献】 佐伯 浩(1993)この木なんの木、海土社、132pp.
河津桜に気を取られているうちに、いつの間にかオカメが見ごろを迎えていました。今日は、昨年の経路を参考にして、阿亀桜めぐりをしてみました。
阿亀
19世紀にイギリスの園芸家Collingwood Ingramにより、カンヒザクラ C. campanulata(種子親)とマメザクラ C. incisa(花粉親)から作出された品種。
【八景島】
このエリアでは最も本数が多く島内には20本以上あると思います。なかでもセンターハウス北側の2本は、樹勢も旺盛で毎年綺麗な花をつけてくれています。バラ園に至るアジサイの森では、吸蜜に来たヒヨドリを撮影できました。
その他、本日撮影の写真です。
【八幡橋八幡神社】
この神社には、横浜市名木古木が6種13本ありました。
タブノキハウラウスフシ
タブウスフシタマバエ Daphnephila machilicola によって葉裏に形成される臼形の虫癭
【文献】
Yukawa J (1974) Description of New Japanese Gall Midges (Diptera, Cecidomyiidae, Asphondyliidi) Causing Leaf Galls in Lauraceae, Kontyû, Tokyo, 42(3), 293-304.
Tsubota et al.(2013)イヌカキネガラシおよびその近縁種, Hikobia, 16, 321–334.
神奈川県(2015)大岡川水系河川整備計画、http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/768793.pdf, accessed:2018-03-11.
自分でもいつもは忘れているのですが、生まれは新宿です。今日は、この3月で退官される大学時代の先輩の送別会が新宿駅の近くでありましたので、故郷(?)新宿区の天然記念物に指定されている古木を訪ねてみました。
【旧井伊家中屋敷のイヌマキとカヤ】紀尾井町4番1号
現在は、ホテルニューオータニ日本庭園となっている旧井伊家中屋敷のイヌマキ(Podocarpus macrophyllus)とカヤ(Torreya nucifera)で、樹齢は220年を超えるとのことです。
千代田区指定天然記念物 平成21年4月1日指定
旧井伊家中屋敷のイヌマキとカヤ
所在地 千代田区紀尾井町4番1号 ホテルニューオオタニ
大きさ カヤ:目通り幹囲294cm 直径93.6cm 樹高約17.6m
イヌマキ:目通り幹囲298cm 直径85.4cm 樹高約21.1m
旧牛込門から旧赤坂門までの延長4kmの国史跡江戸城外堀跡には、四谷門のムクノキ、真田濠土手のマツなど、その歴史性を伝える特徴的な樹木が生育しています。その中で、ホテル・ニューオータニ敷地内には、明治時代の伏見宮邸の庭園やスダジイ、タブノキ、クスノキなど巨樹がみられます。
正面のカヤと奥の通路にあるイヌマキの2本の針葉樹は、年輪の測定から200年以上の樹齢を持ち、江戸時代中期に遡ることが判明し、この頃屋敷を構えていた近江彦根藩井伊家中屋敷に成育していた樹木であることが確認されました。
千代田区は、かつて江戸城内や大名屋敷の庭園などに多数の樹木が見られましたが、今はほとんど残っていません。そのなかでこの樹木は、ともに天明年間(1780年代)頃から当地に生育していたもので、江戸時代以来の樹木がほとんど確認されない千代田区内にあって貴重なものです。
Designated Natural Monument by Chiyoda city
Trees from the residences of the feudal lord of Ii family
Hotel New Otani is situated within a historical area, what used to be the outer moat of the Edo Castle. Its garden features many trees that date back more than a century,of which two of the most remarkable are the Japanese Nutmeg (Torreya Nucifeta) seen directly ahead, and the Yew Plum Pine(Podocarpus Macrophyllus) standing beside the path further on. From the growth rings, these two trees have been accessed to be over 200 years old. Thus these trees are confirmed to have existed from the time this land was part of the residence of the feudal lord Ii family during the Edo era(1603-1868).
Chiyoda city, being a historical area with the remains of Edo castle and numerous Daimyo residences, had once been lush with greenery and magestic trees. However,today,trees dating back to the Edo era are very scarce and thus these two trees within the grounds of Hotel New Otani are of particular value.
平成21年10月 千代田区教育委員会
『スダジイ』
本州中部以南の暖地に自生するブナ科の常緑高木で、幹は直立し、枝はよく分岐します。高さは二十五メートルに達し、幹廻りは四・五メートルを超えることもあります。六月頃、穂状の花が上向きに咲きます。秋には《どんぐり》がなり食用とします。
この木は幹廻りが約三・六メートルあり、樹齢は三五〇年前後と推定されます。
江戸時代には柳沢吉保
元は新宿区本塩町
都内におけるスダジイの古木として貴重なもので、昭和五十九年(一九八四年)新宿区の天然記念物に指定されました。
『台場石
木の下の大きな石を、通称『台場石』と言います。
徳川幕府は米国艦隊から江戸を防衛するため、嘉永年間(一八五三~一八五四年)東京湾に六基の台場(砲台)を築きました。その石垣として使用されたのが、この角石です。石材は相模・伊豆・阿波方面の各地から調達されたと言うことです。
昭和の年代に入ると、いくつかの台場は海上交通の障害なるなどの理由で、撤去されました。その為、いま残っているのは第三・第六台場のみとなっています。第三台場は現在、『台場公園』として一般に公開されています。
撤去された『台場石』は、公園で再利用されるなど転々とし、その一部がこの地に来たものです。
江戸時代の遺産である『スダジイ』と『台場石』、それぞれ奇数の運命を辿ってここ明治公園で蘇り、互いに寄りそって佇んでいるのも何かの因縁でしょう。
平成九年五月
青山公園・明治公園サービスセンター
東京都新宿区教育委員会
その他、本日撮影の写真です。