気がつくと、今日は6月最後の大潮の日。今年もクサフグの産卵を見に行くことはできませんでした。
【撮影情報】
2018年6月28日21:26 (月齢14.7)、北緯35°18’38.4 東経139°37’42.1
クサフグの産卵2013 地名入りの月 (2013年9月19日)
気がつくと、今日は6月最後の大潮の日。今年もクサフグの産卵を見に行くことはできませんでした。
【撮影情報】
2018年6月28日21:26 (月齢14.7)、北緯35°18’38.4 東経139°37’42.1
クサフグの産卵2013 地名入りの月 (2013年9月19日)
今朝(6/25 8:00頃)、海の公園(金沢区)でニイニイゼミ(Platypleura kaempferi)が鳴いているのを確認しました。少なくとも三ヵ所で鳴いており、本日月曜日につき、あるいは昨日から鳴きだしていたのかも知れません。
ニイニイゼミの抜け殻(2011年8月7日撮影)
横浜市での初鳴平均日は7月14日で、最近の記録では下記の日と場所でニイニイゼミが鳴いていたのを確認しています。今年は、梅雨明けが早く長い夏となりそうな予感です。
【ニイニイゼミ(ほぼ)初鳴日記録】
2016年
6月25日(土)13:00頃:南区上永谷
6月25日(土)16:00頃:栄区上郷町
6月26日(日)15:00頃:金沢区富岡東
2015年
7月4日(土)10:00頃:横須賀市追浜東町
2014年
7月6日(日) 埼玉県白岡市
7月10日(木) 横須賀市夏島町
7月12日(土) 横須賀市鷹取山周辺
2013年
6月22日(土) 横須賀市追浜東町
2012年
7月5日(木) 金沢区富岡東
徒歩で通勤するようになってから『揚げ色こんがりタヌキ色パン粉』という広告付きの配送車を時折みかけるようになりました。これは車体の左側に描かれているのですが、一年ほど前に、右側はなんと『揚げ色ほんのりキツネ色パン粉』になっていることに気づきました。どうにも気になるので、本日、件の会社『横浜食糧』を訪ねてみました。
今日は日曜なので会社はお休み。配送車は3台の様です。このうちのどれかが、はるばる金沢区まで来ているのだと思うと感慨深いものがあります。
同社のウェブサイトには特段の言及はないようですが、糖類の添加量により揚げ色をコントロールしていると思われます。食品は栄養価や味はもちろん大切ですが、食欲をそそる見た目も大切。業務用とのことで普段目にすることはないのですが、用途によってパン粉を使い分けるという発想はさすがプロの仕事です。
たまたま通りかかった
大山夕照 –> 夕照 土峯晴雪 –> 慕雪 鳴澤瞑煙 –> 夜雨 清水鐘聲 –> 晩鐘 島間春耕 –> 落雁 湘浦度船 –> 帰帆 官社秋月 –> 秋月 祇林緑樹 –> 晴嵐 |
三浦半島の八景巡り |
【龍峰寺八景】
大山夕照
遠野煙生晩色濃 遥看大麗夕陽春
半如錦纈半如黛 滿目滄瓏千里重
解釈:大山を臨む夕ばえの景は春のように思われる。野末遠く夕もやが立ちこめて夜のとばりはおりようとしている。見はるかす遠方大山の山麓は夕日が沈むのをためらうがごとく半ばは錦や蝋れつ染めのように美しい色彩を呈しながら、はや半ばはまゆずみのように山の端が黒く細く薄れてゆく。見る見る中に見渡す限りの広い野は青黒く変わって行ってその濃淡が幾重にもかさなりつつ全ての景象を暗黒の中に包み込んで行く。
土峯晴雪
西嶺千秋積雪繁 雲間湧出到銀盆
無涯景況一清絶 倚遍欄干占暁昏
解釈:これは冬晴の早朝の富士の眺めである。
西の峯のいただきには千年の雪が降りつもり、その純白の峯は雲の間を抜け出して丸いお月様にまで届きそう。さえぎるものとてないその景色はまことに清絶の一語につきる。寺の欄干によりそうて暁の暗さの中にくっきりと浮かび上がっているその姿。
鳴澤瞑煙
鳴澤渺茫沙路脩 夕陽瞑色一堆愁
曾從圓位遺歌詠 千古令人傷素秋
解釈:鴨立沢は遥か霧の彼方に薄れて定かにはわからないが、そこに向かうらしい砂浜の道が一すじ長く見える。夕日が沈むにつれて景色はほのぐらくなって秋のかなしびが胸にしみる。昔、西行法師が「心なき身にもあはれば知られけり鳴き立つ沢の秋の夕ぐれ」と和歌を残してから、後世いつまでも俗人の心にまで秋を悲しませている。
清水鐘聲
清水樓臺遠近晴 隔山聽得□華鯨
何人能解發深省 送盡百年是此聲
解釈:清水寺水堂観音の堂宇のあるあたりは遠く近くよく晴れて、この竜峰寺からは一山隔てているがその梵鐘の音に耳をかたむけることが出来る。この金の音で多くの人が深い反省を以て信心の念をいだいていたことであろう。まことにみの鐘の声はもう百年も鳴り続いているのである。(さぞ多くの人々を度脱させたことであろう)
島間春耕
漠々平田接縁蕪 春鴻落處秩初敷
憑誰乞與ニ三頃 兩笠煙蓑了晩途
解釈:果てしなく広がる、天平の昔を偲ぶ一帯の水田は緑の森につづいている。
春になると雁がねが田に下り立つと田仕事がはじまるのである。確か私に二三頃の田をくれる人があれば、私は雨の日も蓑笠を着て耕作に従事し晩年をおえようが、まさかそんな人もあるまいて。
湘浦度船
溶漾滄□水拍天 行人幾度渉湘川
早知世路風波嶮 來往可愛艶預船
解釈:これは夏の景であろう。相模川は水かさも増し、天を打つ程に流れは激しい。旅人達はさぞ幾度かこの川を渡渉したことであろう。
この川を渡りするのを思うにつけても、世の中をわたる道のまことに風波けわしいことが思いやられるのである。しかし今は幸いに渡し船があって行くも来るもエンヨエンヨとこの急流を難なくおし渡ってくれる。まことに愛すべき存在だ。
官社秋月
海嶽雲收轉桂輪 上方秋色最清新
欲求佳句寫幽賞 蘋潦先羞菅姓神
解釈:海上の彼方の雲も山のべの雲もすっかり消えうせて、まん丸い月のみ中天に輝く、まことに空き(秋?)の中空は清新そのものだ。よい句を作ろうとこの月夜の幽賞をほしいままにする道すがら、私はこの天道様まで来てしまつた。それでまず浮き草やにごり酒といった粗末な供物を捧げてどうかよい句が出来ますようにとお祈りをする。
祇林緑樹
鬱密幽叢祇樹林 薫風殿閣滴清陰
區々紫陌紅塵外 來此應須洗客心
解釈:うっそうと緑樹におおわれた聖域。今やさつきの快い風が寺の建物を包んで木陰も清く緑したたるばかり。市街地の紅塵万丈の雑踏から遠く隔たったこの境内こそ、ここに来ればきっと旅にけがれた心もすっかり洗い落とされることであろう。
相模川河畔に生育したと伝えられる『海老名の大欅』を見に行ってきました。既に主幹の多くが失われていますが、樹勢は悪くないようで、環境省巨樹データベースによれば、幹周で比較すると県内では2番目の大木です。神奈川の名木100選には漏れていますが、神奈川県指定天然記念物に指定されています。
神奈川県指定天然記念物
海老名の大ケヤキ
昭和二十九年三月二十九日指定
このケヤキは、かつて船つなぎ用の杭として打ったものが発芽して大きくなり、以来、人々が保護し育てたものと伝えられている。根回り十五.三メートル、目通り七.五メートル、樹高二十メートルに達する大木である。
ケヤキはニレ科の温帯性落葉高木で、県下でも沖積地や台地斜面などに自生しているため昔から植栽されることも多く、しばしばケヤキの見事な屋敷林も見かける。
もともとこのあたりでは、ケヤキ林が自然植生として栄えていた。昔の人が生活の知恵から打ち付けた杭も、ちょうどこの土地に合ったもとを使ったため、現在見られるほどの見事なケヤキに生長したものと推定される。郷土を代表する木として、永く保存する必要があり、県指定天然記念物に指定したものである。
神奈川県教育委員会
【主な経路】
(相鉄線海老名駅)-海老名中央公園-海老名の大ケヤキ-国分八景公園-厚木神社-あゆみ橋-ひまわり公園-横浜食糧-地頭山洞門-イオン厚木店-小田急線本厚木駅(鉄道利用)相鉄線天王町駅-三春台-吉野町-蒔田の森公園-京急線弘明寺駅(鉄道利用)京急金沢八景駅-(自宅)
【文献】
環境省巨樹データベース
【参考】
ケヤキ Zelkova serrata
【その他、本日撮影の写真】
海老名市観光シンボルモニュメント
七重の塔
七重の塔は、七四一(天平十三)年聖武天皇の「国分寺建立の詔」をうけて建立された相模国分寺の伽藍です。
国分寺の塔には、国家の平和を祈る金光明最勝王経が安置されていました。過去2回行われた発掘調査によると基壇(建物の基礎となる土壇)は、一辺の長さが二〇.四mの規模で、残存する基石から塔の初重の広さは一〇.八m四方、塔の高さは六五mにも及ぶものであったと推定されています。
また、貴壇周辺で発掘された石敷や盛り土から、2回の修理もしくは建て替えが行われたことも分かりました。
この塔は、平成四年十二月に故大岡實氏の復元図を基に実物大の約三分の一スケールで建設したモニュメントであります。
じょう橋
相模橋のことを言う。れっきとした名前がありながら庶民の想いにより愛されたじょう橋、昔は渡船で渡ったのが明治末期に常設橋が架かり、常に在る橋、常に渡れる待望の橋、そんな思いから自然に言い伝わってきたロマンを秘めた橋、現在はあゆみ橋。
【じょう橋碑の碑文より】
あつぎお天王様の地
平安時代より疫病除けの神として牛頭天王が祀られ那須与一も眼病祈願をし、厚木のお天王様として親しまれました。
夏祭りはお盆とも重なり近郷近在より、田植え後の老若男女が繰り出し露店や見世物小屋も掛かり、人の波で沸き、賑やかさを呈した。
現在は、厚木神社と称し尊崇されている。
地頭山古墳
この古墳は、江戸時代から地頭山と言われ、この地方では最大の前方後円墳で、五世紀前半に築造されたものと推定されています。
前方後円墳は、相模川左岸には海老名市のひょうたん山古墳や寒川町の大神塚古墳などん゛ありますが、市内ではただ一つのものです。
規模は、全長約七〇メートル、前方部の幅は約二四メートル、高さ約四メートル、後円部の直径は約三〇メートル、高さ約六メートルで、県内にあるものの中では三~四位の大きさを誇っています。
本日、横須賀中央に用事があり、いつも通りに十三峠を越えていきました。今日はコロボックルの里が気になり、西逸見の柿の谷戸の下りコースを選んだところ、偶然お会いした著者の方から素敵な本をご恵贈戴きました。
用事が済んでから久里浜まで向かう道すがら途中いくつかお社を尋ねるうちに通りかかった大津の愛染稲荷で、かまくらと三浦半島の名木・古木50選に選ばれているクロガネモチに出会いました。その後、三浦半島最古とも言われる安房口神社を経由して、久里浜ではJR駅前でもプラタナスを撮影、本日のゴールは京急久里浜駅でした。
今日は気づかず通り過ぎてしまった『大津高校のメタセコイア』と『
愛染稲荷社のクロガネモチ
【主な経路】
(自宅)-田浦-十三峠-塚山公園-コロボックルの小径-逸見-三笠公園-よこすかポートマーケット-春日神社-愛染稲荷社-大津諏訪神社-安房口神社-JR久里浜-京急久里浜
本日、父の誕生日ということで、観音崎京急ホテルへ。附属の温泉施設SPASSOで汗を流した後に夕食会。食事は洋食と和食を選択でき、洋食のメインディッシュはキンメダイと三浦野菜でした。
ちなみに、SPASSOは、SPA of Sea Side Ofuro の略称であることを初めて知りました。
先月からラベンダーピンク色の花を咲かせ始めた不明種は、欧州原産の Iberis umbellataであることがわかりました。和名はイロマガリバナ(=色歪り花)(淵田ら,2017)のようですが、この趣味のよくない(?)ネーミングのためか、市場では属名のイベリス、あるいは英名のキャンディタフトとして流通しているようです。
【参考文献】
Iberis umbellata, Acta Plantarum, accessed 2018.6.9.
淵田早穂子ら(2017)外来種と園芸植物との名称対照表の作成, 日緑工誌、40(2)、352-364.