今日は企画展が自然系に模様替えされた横須賀自然人文博物館を訪ねました。本日、初撮影種が盛りだくさんです。甘夏は、十三峠道の無人販売で買い求めたもので3個で200円でした。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【本日更新】 ハナシノブ科 イラクサ科 ナデシコ科 ベンケイソウ科 キク科 サンショウモ科 節足動物 棘皮動物 カメ目 毛翅目 双翅目
○は、本日初撮影種
【トピックス展示:新着標本2026】
○クロウミガメ Chelonia agassizii Black Sea Turtle
日本では非常に稀にしか見られないウミガメ。
アオウミガメ Chelonia mydasに似るが、背甲と腹甲が灰色から黒色であること、背甲の後方がくびれていることなどから見分けられる。
そもそもアオウミガメと同種であるとの見解もある。今回の剥製は日本爬虫両棲類学会の見解に基づき、クロウミガメとした。
【文献】
Okamoto K and Kamezaki N (2014) Morphological Variation in Chelonia mydas (Linnaeus, 1758) from the Coastal Waters of Japan, with Special Reference to the Turtles Allied to Chelonia mydas agassizii Bocourt, 1868, Curr Harpetol, 33(1), 46-56, DOI: 10.5358/hsj.33.46, Accessed: 2026-04-13.
○オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus
横須賀市域で獲れたオオクワガタ(鞘翅目クワガタムシ科)
オオクワガタと言えば、かつては”黒いダイヤ”とも呼ばれた人気のあるクワガタの一種ですが、神奈川県内では今や野生で見る機会はほとんどなくなってしまった種でもあります。
オオクワガタは、幼虫がブナ科をはじめとした広葉樹の立ち枯れた林内で育ち、成虫が萌芽更新によって大径化した木の樹洞などで暮らすことが知られています。そのため、本種の良好な生息環境は、高度経済成長期以降の各地で顕在化した山林の荒廃や大規模開発にともなって、急速に生息環境を失っていったと考えられます。
その人気の高さゆえ、オオクワガタをめぐっては、おもに2000年以降、飼育や購入由来とみられる大型個体がやがいで見つかるケースが相次いでおり、放虫による本種の自然分布や野生個体群への影響が懸念されています。(以下略)
○ウルトラブンブク Linopneustes murrayi ヘイケブンブク科
どこから説明しよう、と思う名前。「ブンブク」は「分福茶釜」(タヌキが化けた茶釜)に由来しているとされる
「ウルトラ」はその大きさによると思われるが、定かではない。れっきとしたウニの仲間。
展示物は2025年5月に三重大学研究船「勢水丸」によって三重県沖の深海約700mから大量に引き上げられたものを、当時乗船していた中島が貰い受けたもの。相模湾にも生息している。
【文献】
藤岡換太郎、平田大二、大島光春、根本 卓、三森亮介、堀田桃子、野田智佳代、萱場うい子、高橋直樹、森 慎一、柴田健一郎、西川 徹、満澤巨彦 and KO-OHO-Oの会メンバー (2014) 相模湾の海底地形・地質および生物の目視観察 - NT08-21次航海ハイパードルフィン潜水調査報告-, Bull Kanagawa pref Mus (Nat Sci), 43, 73-97, URL: https://nh.kanagawa-museum.jp/assets/icp/contents/1600215058099/simple/Bull43_73-97_fujioka.pdf, Acceseed: 2026-04-13.
○チャイロジャコ Chorisquilla orientalis
2018年に新種として記載された種。実は1927年頃には現在の横須賀市や三浦市から報告されていたが、依頼三浦半島から記録のない謎の種となっていた。昨年、中島の研究によって三浦半島から再発見された。展示物は三浦は城ヶ島産。
【文献】
中島広喜・太田悠造・大澤正幸 (2025) 本州沿岸岩礁域から発見されたフトユビシャコ上科2種の記録, タクサ, 59:19-27, DOI: 10.19004/taxa.59.0_19, Accessed: 2026-04-10.
○シンオキナワシャコ Oratosquillina inornata
もともと国内では「オキナワジャコ」という種が、沖縄~紀伊半島に生息することが知られていた。しかし中島の研究の結果、実は沖縄に生息しているのは「オキナワジャコ」ではないことが分かった。そこで当館の研究報告(2026年3月発行)にて沖縄に生息している種に和名新称「シンオキナワジャコ」を与えた。標本を見られるのはここだけ!
【文献】
Ahyong ST and Chan T-A (2008) A new species of Oratosquillina Manning, 1995 (Crustacea: Stomatopoda:Squillidae) from the Indo-West Pacific region with a key to the genus , Zootaxa, 1775, 61-68, URL: https://d1wqtxts1xzle7.cloudfront.net/121656717/zootaxa.1775.1.520250304-1-sp19xh-libre.pdf, Accessed: 2026-04-11.
○ニッポンシマトラフヒメシャコ Bigeliwina komaii
2025年に中島が新種記載したシャコ。九州から本州の前浜干潟に生息する。日本固有種。神奈川県から2019年に1個体だけ逗子市で発見されたが、その後みつかっていない。
展示物は2026年3月未発行の当館研究報告にて、論文に使用された、新産地から得られた個体。
【文献】
Nakajima H and Naruse T (2025) Description of a New Littoral Mantis Shrimp Species of the Genus Bigelowina (Crustacea: Stomatopoda:Nannosquillidae) from Japan, With a Note on the Identity of a Congeneric Species from the Ryukyu Islands, Species Deversity, 30, 213-224, DOI: 10.12782/specdiv.30.213, Accessed: 2026-04-11.
○コゴメミズ Pilea microphylla
イラクサ科
横須賀市本町1丁目 2025年12月8日
南アメリカ原産で沖縄や九州での分布が知られています。神奈川県では海老名市に続いて2地点目の発見です。
○ベニニガナ Emilia coccinea
キク科
横須賀市野比海岸 2025年10月19日
別名エフデギク。インド原産の園芸植物で、過去に神奈川県内での逸出が確認されています。三浦半島では初記録です。
○ニシノオオアカウキクサ Azolla filiculoides Water Fern
横須賀市光の丘水辺公園 2025年12月4日
【企画展示:昆虫撮り歩き】
○ヤマトシロアリ Reticulitermes speratus Japanese Subterranean Termite
枯れた木の中でくらす。多くの白い働きアリにまじって兵アリも見られる・初夏に羽アリが飛ぶ。
○ミカドガガンボ Ctenacroscelis mikado
林やそのまわりの水辺にくらす。ガガンボのなかまではもっとも大きく、せなかのもようがふくらんでいる。○オカジマ
○オカジマイシノミ Pedetontus okajimae
林のなかなどでみられる。体がずんぐりとしていて触角がみじかい。
○ニンギョウドビケラ Goera japonica
幼虫は川ぞこで砂つぶをつづった巣をまとう。巣の両側には粒のおおきな砂をつける。成虫は明りにあつまる。
○ヤマトクロスジヘビトンボ Parachauliodes japonicus
幼虫は川でくらす。成虫は林のなかやそのまわりでみられ、大きなはねをもつ。
【常設展示】
【岩石壁面】横須賀自然・人文博物館
凝灰岩 大谷石:栃木県宇都宮市
花崗岩 インペリアルレッド:スエーデン
花崗岩 万成石:岡山県岡山市
花崗岩 稲田石:茨城県笠間市
閃緑岩 滝野石:岩手県室根村
斑糲岩 浮金石:福島県小野町浮金
橄欖岩 エメラルド:ノルウェー
蛇灰岩 蛇紋:埼玉県秩父市
砂岩 仙台石:宮城県松島市
砂岩 多胡石:群馬県吉井町
凝灰岩 伊豆青石:静岡県河津町
珪質石灰岩 桑尾:徳島県松島町
石灰岩 土佐錦:徳島県阿南町
石灰岩 トラバーチン:イラン
大理石 あられ:山口県美祢市
大理石 清流:岩手県束山町
石灰岩 雲竜:山口県美祢市
厚歯二枚貝 Hippuritida sp.(?):雲竜壁面
石灰岩 宮古:沖縄県
エノキ Celtis sinensis
トキワガマズミ Viburnum tinus
クロホウシ Aeonium arboreum cv.’Zwartkop’
ツボミオオバコ Plantago virginica
ジュウニヒトエ Ajuga nipponensis
エレモフィラ・ニヴェラ Eremophila nivea
(田浦)馬頭観音
アガベ ‘
○エゾノハナシノブ ‘パープルレイン’ Polemonium ceruleum subsp. yezoense var. yezoense ‘Purple Rain’ Jacob’s-ladder
道六神:
マルバウツギ Deutzia scabra
トゲミノキツネノボタン Ranunculus muricatus
ホタルカズラ Lithospermum zollingeri
タチツボスミレ Viola grypoceras
ハルジオン Erigeron philadelphicus
オニノゲシ Sonchus aspera
チガヤ Imperata cylindrica
クルメツツジ Rhododendron x obtusum
第二海堡(左)、第一海堡(右)
ヤマグワ Morus australis
アカメガシワ Mallotus japonicus
クサイチゴ Rubus hirsutus
ナツトウダイ Euphorbia sieboldiana
カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium
ミツバツツジ Rhododendron dilatatum
カントウタンポポ Taraxacum platycarpum
シラスゲ Carex duniana
○ヒゴクサ Carex japonica East Asian sedge
マツモ Ceratophyllum demersum
バコパChaenostoma cordatum Syn. Sutera cordata
地蔵三尊像:掌悪童子(左)・掌善童子(右):港町公園
大震災遭難者供養塔:港町公園
大正十五年九月一日ノ關東大震災ハ我未國曾有ノ大災禍ニシテ一夕ニ十萬ノ精霊ヲ失ヘリ。本市モ亦其厄ヲ免レス随所ニ悲惨事ヲ現出シタリ而シテ共最甚シキヲ當所トス。茲ニ永ク其諸霊ヲ弔ハンカ爲ニ齋藤仲蔵氏外數氏ノ發願ヲ承繼シ普ク浄財ヲ募リ一萬四千二百三十餘名ノ喜捨ヲ得市費ヲ併セテ本塔ヲ建設シ當市ニ於ケル犠牲者五百十七名ヲ追薦ス
昭和四年九月一日
横須賀市長 小栗盛太郎
ギシギシ Rumex japonicus
ハルジオン Erigeron philadelphicus
ツタバウンラン Cymbalaria muralis
オニタビラコ Youngia japonica
オオキバナカタバミ Oxalis pes-caprae
アメリカフウロ Geranium carolinianum
キケマン Corydalis heterocarpa var. japonica
○アレナリア Arenaria montana Mountain Sandwort
トキワハゼ Mazus pumilus
ヤグルマギク Centaurea cyanus
シンワスレナグサ Myosotis scorpioides
ラッセルルピナス Lupinus polyphyllus
ハナミズキ Cornus florida
ヒメシャリンバイ Rhaphiolepsis umbellata var. minor
護衛艦おおなみ (2026-04-04帰港)
JR横須賀駅
昭和五十二年市制施行七十周年記念
横須賀風物百選 横須賀駅
「汽笛一声新橋を」の歌詞で知られる鉄道唱歌に「汽車より逗子をながめつつ/はや横須賀に着きにけり/見よやドックに集りし/わが軍艦の壮大を」という一節があります。
明治二十二年六月十六日、大船-横須賀間に開通した横須賀線の終着駅、横須賀駅開業当時の駅頭風景を上手に表現しています。
そのころの横須賀は、現在右手に見える米海軍基地内に、明治十七年に設けられた横須賀鎮守府などの諸施設がある重要な海軍基地となっていました。一方陸軍も、明治十三年から観音崎をはじめとして市内の沿岸各所に着々と砲台を築いていました。しかし、人員や物資の輸送は、横浜-横須賀間の船便に頼っている実情でした。
明治十九年六月、陸海軍は鉄道布設の必要性を記した請議所を海軍大臣西郷従道、陸軍大臣大山巌の名を連ねて総理大臣伊藤博文に提出しました。この求めに応じて鉄道局は、翌二十年に測量を開始し、二十一年一月に工事を起こしました。工事費は、明治十九年から始まっていた東海道線建設費から四十万円支出しました。当初終着駅は、観音崎附近へとの要望がありましたが、更に五万円から十万円の予算を必要とするうえ、市街地を通さなければならない等の複雑な問題があり、現在地となりました。
現在の駅舎は、昭和十五年に新築されたものですが、大正三年に改築した駅舎の面影をよくとどめている貴重な建物です。
開業当時、汽車はおよそ一時間ごとに発着し、東京-横須賀間に約二時間を要しました。客車は一・ニ・三等とあり、煙突の長い機関車がそれを引きました。三等運賃は三十九銭で、当時の米価が一升十一銭前後でしたのでかなり高かったようです。乗客数は、明治四十年ごろで一日平均1、843人と記録されています。
横須賀-久里浜間は、軍の求めにより、昭和十九年四月に開通したものです。
コバンソウ Briza maxima
スズメ Passer montanus
アカカタバミ Oxalis corniculata f. rubrifolia
カタバミ Oxalis corniculata
ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia
ラナンキュラス(ハナキンポウゲ) Ranunculus asiaticus
○インカカタバミ Oxalis triangularis Purple Shamrock
○コモチマンネングサ Sedum bulbiferum
ツメクサ Sagina japonica
オランダガラシ(クレソン) Nasturtium officinale
ムラサキカタバミ Oxalis debilis var. corymbosa
ユウゲショウ Oenothera rosea
イモカタバミ Oxalis articulata
アキノノゲシ Lactuca indica
スミレ Viola mandshurica
カワラバト Columba livia
○イワヤツデ(タンチョウソウ) Mukdenia rossii Maple-leaf Mukdenia
ハボタン Brassica oleracea var. acephala f. tricolor
アリアケスミレ Viola betonicifolia
ナツミカン ‘甘夏’ Citrus natsudaidai ‘Amanatsu’
