初夏の鷹取山-2021.6.12

 平年より遅れている梅雨入り前の鷹取山周辺は、すっかり初夏の装いです。形態的にはオニドコロなのに葉柄の赤いつる草がちょっと気になります。


【参考】
 ニワナズナ Lobularia maritima
 アフリカハマユウ Crinum bulbispermum (Syn.Crinum latifolium)
 ヒメヒオウギズイセン Crocosmia x crocosmiiflora
 カワラタケ Trametes versicolor
 ムラサキシキブ Callicarpa japonica
 ムラサキニガナ Paraprenanthes sororia
 がらめき切通し
 オカトラノオ Lysimachia clethroides
 アキノタムラソウ Salvia japonica
 沼間のスダジイ Castanopsis sieboldii
 タカトウダイ Euphorbia lasiocaula
 円海山を望む
 ドウダンツツジ Enkianthus perulatus
 アジサイ Hydrangea sp.
 カマキリ Tenodera sp.
 スターチス Limonium sinuatum
 シュンギク Glebionis coronaria
 ヨウシュヤマゴボウ Phytolacca americana
 ヤブニッケイ Cinnamomum yabunikkei
 ベニシジミ Lycaena phlaeas
 シロタエギク Jacobaea maritima
 マツバボタン Portulaca grandiflora
 ワルナスビ Solanum carolinense
 オトメギキョウ Campanula portenschlagiana
 ダッチマンパイプ Aristolochia macrophylla
 イソヒヨドリ Monticola solitarius、雌
 ザクロ Punica granatum
 ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva
 オニドコロ(?) Dioscorea sp.
 ネジバナ Spiranthes sinensis var. amoena
 ハマヒサカキ Eurya emarginata
 タチアオイ Althaea rosea
 日本バプテスト同盟関東学院教会追浜チャペル

横浜から弘明寺へ-2021.6.6

 午後から小降りになったので、横浜を歩いてみました。岡野公園ではアジサイの開花が始まっていました。春の名残はもう探すのが困難です。
【主な経路】
 (横浜駅)-浅間町-天王町-霞台-瀬戸ヶ谷-永田北-永田みなみ台-(弘明寺駅)


【参考】
 アガパンサス Agapanthus africanus
 タイサンボク Magnolia grandiflora
 アジサイ Hydrangea spp.
 オリエンタルリリー Lilium spp.
 シロタエギク Jacobaea maritima
 オシロイバナ Mirabilis jalapa
 ダンドク Canna indica
 モモイロヒルザキマツヨイグサ Oenothera speciosa
 ウラジロチチコグサ(アメリカチチコグサ) Gamochaeta coarctata
 ツタバウンラン Cymbalaria muralis
 ネジバナ Spiranthes sinensis
 イノモトソウ Pteris multifida (画面中央は胞子葉、周囲は栄養葉)
 タチアオイ Althaea rosea
 サンゴジュ Viburnum odoratissimum
 ルリマツリ Plumbago auriculata
 ミズキ Cornus controversa
 ヤブカラシ Cayratia japonica
 キョウチクトウ Nerium oleander var. indicum
 メキシコマンネングサ Sedum mexicanum
 ヒメイワダレソウ(英名:リッピア) Phyla canescens var. repens
 ルドベキア ‘タイガーアイ’ (アラゲハンゴンソウ) Rudbeckia hirta var. pulcherrima
 ハアザミ Acanthus mollis
 イトバハルシャギク Coreopsis verticillata‘Zagreb’
 ヤマモモ Morella rubra
 オオイタビ Ficus pumila
 タイマツバナ Monarda didyma
 ヒメシャラ Stewartia monadelpha

追浜散策-2021.6.5

 今日は近場で、ナミギセルStereophaedusa japonicaの生息を確認できました。アジサイの修飾花も色づいて開花間近です。


【参考】
 ナミギセル Stereophaedusa japonica
 アカメガシワ(雌花) Mallotus japonicus
 アカメガシワ(雄花) Mallotus japonicus
 コマツナギ Indigofera pseudotinctoria
 クチナシ Gardinia jasminoides
 タチアオイ Althaea rosea
 ブルーベリー(北部ハイブッシュ系) Vaccinium corymbosum
 ルドベキア ‘タカオ’ Rudbeckia triloba ‘Takao’
 アジサイ Hydrangea spp.
 タイサンボク Magnolia grandiflora
 豊海稲荷
 アレチノギク Erigeron bonariensis
 セマダラコガネ Exomala orientalis


【参考文献】
 上島 励・亀田勇一・長谷川和範・齋藤 寛(2019)自然教育園の陸産,淡水産貝類再調、自然教育園報告、51、143-145、URL:https://www.kahaku.go.jp/research/publication/meguro/download/51/ns-r-51_12_p143-146.pdf、Accecced:2021-06-06.
 川瀬基弘・西尾和久・松原美恵子・市原俊・森山昭彦・熊澤慶伯(2018)遺伝子解析に基づく中部・西日本産ナミギセルStereophaedusa japonica個体群の種内多様性と名古屋市の個体群の系統的位置づけ、なごやの生物多様性、5、11-22、URL:https://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000103/103464/03_gencho_kawase.pdf、Accecced:2021-06-06.
 川瀬基弘・横山悠理・松原美恵子・横井 敦史・森山昭彦・熊澤慶伯(2020)岐阜市に棲息するナミギセルの分布と系統関係、瀬木学園紀要、17、9-16、URL:hhttps://mizuho.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=568&item_no=1&page_id=13&block_id=21、Accecced:2021-06-06.
 大西一弘, 三枝篤志, 平口祥邦, 三嶋公明, 杉山日出男, 芹沢大典(2000)誰も見なかったグリーン上での虫たちの夜の戦い―セマダラコガネの生態と天敵―、芝草研究、/29(suppl1)48-49、DOI:10.11275/turfgrass1972.29.supplement1_48、Accecced:2021-06-06.

大宮では…

 ひと月ぶりに尋ねた大宮では、母が元気にしていました。外回りでは、繁茂し過ぎたノアサガオの剪定、季節の終ったアメリカフウロやナガミヒナゲシを処分し、芽生えのうちにヤブカラシ、ヒメムカシヨモギなどを抜き去りました。今年もシンテッポウユリの花を見ることが出来るかもしれません。


 帰りに通りかかった大宮公園では、少なくとも2018年までは生きていたアカシデが枯死していました。
【参考】
 セイヨウヒルガオ Convolvulus arvensis
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 モンシロチョウ(雌) Pieris rapae
 アカシデ Carpinus laxiflora (枯死)

鷹取山-2021.05.29

 少しは運動しようと午後から鷹取山へ。山頂下の公園までなら僅か片道4000歩、あまり運動にはなっていない模様です。ハイキングコースでは、有毒植物オニシバリが赤く美味しそうに熟していましたし、もうすっかり初夏の顔ぶれです。


【参考】
 ホザキシモツケ Spiraea salicifolia
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 ムラサキシキブ Callicarpa japonica
 マルバウツギ Deutzia scabra
 マユミ Euonymus hamiltonianus
 ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis
 サルトリイバラ Smilax china
 ウバユリ Cardiocrinum cordatum
 アカネ Rubia argyi
 オカトラノオ Lysimachia clethroides
 カラスザンショウ Fagara ailanthoides
 メドハギ Lespedeza cuneata
 ウツギ Deutzia crenata
 アカメガシワ Mallotus japonicus
 ケイワタバコ Conandron ramondioides var. pilosus
 ツクバネウツギ Abelia spathulata
 シロツメクサ Trifolium repens
 ツタバウンラン Cymbalaria muralis
 ヤマホタルブクロ Campanula punctata var. hondoensis
 シロバナマンネングサ Sedum album
 ノビル Allium macrostemon
 ドクダミ Houttuynia cordata
 ダイオウグミ Elaeagnus multiflora var. gigantea
 首斬観音
 ヒマワリ Helianthus annuus
 ヤエノドクダミ Houttuynia cordata
【参考文献】
三橋 博 (1966) オニシバリ(ジンチョウゲ科)、有毒植物(8)、牧草と園藝、14(11)、21、URL:https://www.snowseed.co.jp/wp/wp-content/uploads/grass/grass_196611_09.pdf>
小西 天二, 和田 俊一, 清沢 脩 (1993) オニシバリ(Daphne pseudo-mezereum)の成分研究 : 葉について、薬学雑誌、113(9)、670-675, DOI: https://doi.org/10.1248/yakushi1947.113.9_670

野毛から幸ヶ谷へ

 本日、入荷した注文品(テープ型LED)を受け取りにみなとみらいのニトリへ。道すがら名木古木などにも立ち寄りました。野毛の福満弁財天ではクサガメ(在来種)が生息していることを確認できましたが、以前よりアカミミガメ(帰化種)の比率が増えているような気もしますし、何より幼体のみられないことが心配です。
 名木古木 街角のアート 石塔 神社
【主な経路】
 (日ノ出町駅)-野毛-掃部山-みなとみらい-幸ヶ谷-反町-(横浜駅)

【参考】
 沼ガメ(福満弁財天池)
 亀の子塚
 センリョウ Sarcandra glabra
 福満弁財天:中区野毛町3丁目128
 キャンディタフト(イロマガリバナ) Iberis umbellata
 キキョウソウ Triodanis perfoliata
 ビロードモウズイカ Verbascum thapsus
 イヌツゲ Ilex crenata var. crenata
 井伊掃部頭直弼立像
 飯岡幸吉歌碑
 ミズヒキ Persicaria filiformis
 ハアザミ Acanthus mollis
 カルガモ Anas poecilorhyncha
 ホソバウンラン Linaria vulgaris
 水の形:家住利明
 イヌマキ Podocarpus macrophyllus
 センダン Melia azedarach
 シモツケ Spiraea japonica
 ハマヒサカキ Eurya emarginata
 横浜市指定名木古木 No.49025 イチョウ Ginkgo biloba
 横浜市指定名木古木 No.49026 ケヤキ Zelkova serrata
 ヘボン博士施療所跡碑
 稲荷社:幸ヶ谷11-8
 横浜恵み教会:神奈川本町11-5
 ムクノキ Aphananthe aspera
 ビワ Eriobotrya japonica
 横浜市指定名木古木 No.200929 クスノキ Cinnamonum canphora
 横浜市指定名木古木 No.200930 イチョウ Ginkgo biloba
 笠䅣稲荷神社
 板碑:笠䅣稲荷神社
 ヒメジオン Erigeron philadelphicus
 ドクダミ Houttuynia cordata
 陽:井上信道
 キンシバイ Hypericum patulum
 ヤマモモ Morella rubra
 ヤマホウシ Cornus kousa
 マメグンバイナズナ Lepidium virginicum
 カラー Zantedeschia aethiopica “マジェスティックレッド”(?)
 カモミール Matricaria recutita
 ナンテン Nandina domestica
 ビヨウヤナギ Hypericum monogynum
 天狗像:大綱金刀比羅神社
 オトメギキョウ Campanula portenschlagiana


 横浜の開港と掃部山公園
安政五年(一八五八)
 日本の近代に先駆した大老井伊掃部頭直弼はよく内外の激動に耐え機に臨み英断日米修好通商条約を締結した
安政六年
 ここに横浜市未来の発展を予見するかのように世界の海洋に向かって開港した
明治十四年(一八八一)
 井伊大老を追慕する彦根藩士有志により開港に際しての功績を顕彰するため記念碑建立の計画をたて
明治十七年
 この地の周辺の丘を求め掃部山と称し造園を施し
明治四十二年(一九〇九)
 園内に銅像を建立しこれを記念した
大正三年(一九一四)
 井伊家より同地並びに銅像を横浜市に寄贈掃部山公園として公開された
ここに平成元年を以て
 市政一〇〇周年開港一三〇周年を迎えこれを記念してこの碑を建立した
  平成元年六月二日
       横浜市長 細郷道一


 安政五年大老井伊掃部頭直弼は、内外の紛境を排して、日米修好通商条約の調印を決行し、ひろく通商の基を開き、近代日本發展の端緒をつくった。
 明治十四年旧彦根藩有志は、直弼追慕のため建碑の擧を興し、大老の事跡に縁故深き横浜に地を卜し、戸部町に一岡を贖い、掃部山と称してここに造園を施し、明治四十二年園内一角に銅像を建立し、越えて大正三年園地とともにこれを横浜市に寄附した。
 不幸大戦中の金属回収により銅像は昭和十八年撤去の運命に逢い、公園また昔日の儚なきところ、たまたま昭和二十九年開國百年祭を催すに方り、記念行事の一環として、開國に由緒深き井伊掃部頭の銅像再建と掃部山公園の整備を企画し、ひろく市民の協賛を求め、ここに復旧の業を興した。
 昭和二十九年六月二日
        神奈川縣
        横濱市
        横濱商工會議所
          横濱市長平沼亮三書


 飯岡幸吉歌碑:掃部山公園(横浜市西区紅葉ケ丘)


  まちなかに
 緑をたもつ
   掃部山
 ましてや虫を
  聴く夜
   たのしき
     幸吉

作品名:水の形
 ガラスは鉱物と液体の性質を併せ持つ特殊な存在です。本作品は、この二重性を持つガラスを用いることで、自然と人間の一体化を意図しています。神奈川由来の根府川石の石組みから静かに湧き出る水が流れとなり、それに呼応するかの如く、ガラス=動かぬ水は徐々に形を変え、石・水・植栽・人し一体化されます。
          作者:家住 利男
 神奈川大学みなとみらいキャンパスは、多文化共生を実践する場としてこの地に誕生しました。ここに学ぶ人々には、それぞれの個性を尊重し高め合いながら、その柔軟な思考とみずみずしい感性で新しい可能性を生み出してあっほしい。「水の形」はその象徴としてここに設置されたものです。
          学校法人神奈川大学


Artwork : Shape of Water
Glass is special on that it combines the properties of minerals and liquids. By utilizing glass, which has this double character, this artwork intends to bring nature and humanity together as one. Water quietly emerging from a string of Nabukawa Stones, which originated in Kanagawa, becomes a stream and, as if response, the “unmoving water = glass” gradually changes shape and stones, plants, water and humans are integrated into one.
Artist : Toshio Iezumi
The Minato Mirai Campus of Kanagawa University has been born here in order to be a place that puts multiculturalism into practice. We wish that the people who learn here will raise each other to greater heights respecting one another’s individuality and with a flexible mindset and fresh, fluid sensitivity to create new possibilities. “Shape of Water” has been places here as symbol of this.
Kamagawa University


(ヘボン博士施療所跡碑)
      宗興寺
 一八五九(安政六)年ヘボンの来日後、まもなく米宣教医DBシモンズが来日、当、宗興寺を宿舎とした。シモンズはその後、明治初年になって横浜私立大学医学部の前身、十全医院で多数の外科手術を行い、子弟を教育した。また虫下しセメン円でも有名である。
 米宣教師ネビウスも一時宗興寺を宿舎とした。シモンズ、ネビウスが当寺を去ったあと一九六一(文久元)年四月から九月まで宗興寺はヘボンの施療所となった。ヘボンは成仏寺からここへ通い、多数の患者を無料で診察し、入院患者もあった。
 ヘボンのレリーフは幸ヶ谷在住の齊藤由蔵氏の善意で作られたものである。
  昭和五十一年十二月  ヘボン博士顕彰会


 笠䅣稲荷神社由緒


笠䅣(かさのぎ)稲荷神社
 笠䅣稲荷神社は、社伝によると天慶年間(九三八~九四七)に稲荷山の中腹に創祀され、元寇に当っては北条時宗より神宝を奉納されている。元禄二年(一六八九)ら山麓に移られて、霊験ますますあらたかとなり、社前を通行する者の笠が自然に脱げ落ちるということから笠脱(かさぬぎ)稲荷大明神と称された。後に笠䅣稲荷神社と改称され、明治二年二現在地に遷座された。
 また、この神社には土団子を供えれば病が治るとの特殊信仰もある。お礼に(ひとぎ)団子を供えるという。


横浜市指定有形文化財(考古資料) 板碑(いたび)
  平成六年十一月一日指定
  所有者 笠䅣稲荷神社
  所在地 神奈川区東神奈川二丁目九番一号
  時代  鎌倉時代末期~南北朝時代初期
  寸法  高 一七二・五センチメートル
      上幅三十七センチメートル
      中幅三十八センチメートル
      下幅四十一センチメートル

 通称「稲荷山」と称した山の麓に位置していましたが、明治初期に現在地に移されました。碑の頭部を三角形とし、その下部には二条の深い切れ込みが施され、身部(みぶ)は枠線によって長方形に区画されています。身部の上位には阿弥陀如来をあらわす種字「キリーク」を、中位には天蓋を配し、その下位中央には、六字名号「南無阿弥陀仏」の梵字が薬研彫りで力強く刻まれています。
 本板碑は阿弥陀を主尊とする板碑ですが、天蓋を配した六字名号と一対の塔を刻した特異な板碑で、本碑に見られるような変形五輪塔を刻す板碑は極めて少なく、中世の墓制を知るうえで貴重な資料です。
               平成七年三月
               横浜市教育委員会

鷹取山を越えて長柄桜山古墳へ

 霧雨模様の一日でしたが、梅雨入り前に少しは運動しておきました。十州望にある石碑に何やら刻まれている事には以前から気づいていましたが、今日は写真を撮って読み取ってみました。内容は、若き日の大正天皇が訪れたことに因んで石標を建設した事が記されている様です。当時の総門は東逗子駅の踏切近くだったそうですから、表参道口の石碑のことでしょうか?

【主な経路】自宅-浜見台-鷹取山-神武寺-持田遺跡址-桜山-長柄桜山古墳群-(逗子葉山駅-六浦)-自宅


【参考】
 ベッコウカガンボ Dictenidia pictipennis
 ヘメロカリス Hemerocallis spp.
 アイビーゼラニウム Pelargonium peltatum
 ヤマグワ Morus australis
 シラユキゲシ Eomecon chionantha
 ノハタカラクサ Tradescantia flumiensis
 楢葉裏丸玉五倍子(ナラハウラマルタマフシ)
 オニシバリ Daphne pseudomezereum
 ウツギ Deutzia crenata
 ヒイロタケ Pycnoporus coccineus
 マユミ Euonymus hamiltonianus
 カモガヤ Dactylis glomerata
 ナワシロイチゴ Rubus parvifolius
 キツネノマゴ(?) Justicia procumbens
 ムラサキニガナ(?) Paraprenanthes sororia
 ツクバネウツギ Abelia spathulata
 マルバウツギ Deutzia scabra
 ジムグリ Elaphe conspicillata
 ハコネウツギ Weigela coraeensis
 ウメモドキ lex serrata
 ガマズミ Viburnum dilatatum
 十州望の石碑
 アリドオシ Damnacanthus indicus
 醫王山来迎院神武寺本殿薬師堂
 ホルトノキ Elaeocarpus sylvestris (神武寺のなんじゃもんじゃ)
 神武寺山門仁王阿像
 神武寺山門仁王吽像
 六地蔵:沼間2丁目(神武寺)
 ケイワタバコ Conandron ramondioides var. pilosus
 弥勒菩薩像(みろくやぐら)
 神武寺総門
 車地蔵尊(神武寺表参道)
 クサイチゴ Rubus hirsutus
 地蔵尊:沼間2丁目6-1
 クレマチス Clematis spp.
 タチアオイ Althaea rosea
 スイカズラ Lonicera japonica
 友情:岩田実
 ヒマワリ Helianthus annuus
 持田遺跡址
 オオシマザクラ Prunus lannesiana var. speciosa)
 マメカミツレ Cotula australis
 ヒメヒオウギ(白花) Freesia laxa ‘Alba’
 モモイロヒルザキマツヨイグサ Oenothera speciosa
 馬頭観音(葉桜団地中央公園)
 ツタバキリカズラ Maurandya barclayana
 長柄桜山古墳1号墳
 念佛供養塔:長柄桜山古墳群
 シロヒトリ Chionarctia nivea
 長柄桜山古墳2号墳
 ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis
 キバナアマ Reinwardtia indica
 ケヤキ Zelkova serrata 逗子市指定保存樹:木16
 ケヤキ Zelkova serrata 逗子市指定保存樹:木17
 スズキ Lateolabrax japonicus


【十州望の石碑より】
門標建設賛助合名
 攀登神嶽乃東見房總西乃對箱根富
 士北乃望日光筑波海面出没東西間
 四時眺望真箇浄世塵埃明治廿八年
東宮殿下行啓以来貴顕頻登嶽而憾總
 門無標也當山七十二世暢海闍梨募
 賛助七十二名切出巨石於是本宮臺
 之下彫刻神武寺之三宇建之總門傍
 余随喜記事由焉
  明治三十九年丙午十月 鎌倉寶戒寺五十六世慈潤 ㊞


神武寺薬師堂説明文
神武寺奥之院  神武寺の梵鐘  逗子八景  みろくやぐら


  持田遺跡
 持田台地はこの附近まで海が入りこんでいた古代に遠い祖先たちがつくった大きな村落のあったところである。この地が開発されるにあたり、事前に発掘調査をおこない、弥生時代以降平安時代にかけて、祖先が残した家のあとや遺物が明らかにされた。弥生時代中期およそ二千年前にこの台地に村をつくった人々は谷間の湿地に水田を作り、私達の郷土に農業とその文化の基礎を築いていったのである。
 その後も人々がここで長く生活を送ったことは弥生後期から古墳時代を経て平安初期までの遺物が数多く発見されたことによって知られる。
 昭和四十九年十月吉日
     逗子市教育委員会


葉山町指定文化財第30の3号
馬頭観音塔(道標)
          昭和51年6月17日指定
 道標を兼ねた馬頭観音塔で、鎌倉道と金沢道を案内したものです。明治八亥五月吉日(一九七五年)建立。文字塔で、中央正面に馬頭観音と刻み、その両側に道案内の文字を刻んでいます。かつて馬は農耕や運搬に重宝されたことから、近世以降、馬頭観音は動物救済や交通安全を祈願する民間信仰の対象とされました。
 本塔はもとは長柄「しいけいし谷戸」(現在の才戸坂上(さいとさかうえ)付近)の尾根の岐路にあったものですが、葉桜団地開発の際には仙光院境内に移されました。昭和50年、葉桜団地五周年を記念して、現在の場所へ移動されたものです。
 平成27年6月
         葉山町教育委員会


国指定史跡 長柄桜山古墳群第1号墳
 四世紀後半(約一六〇〇年前・古墳時代前期)に造られた、逗子市と葉山町にまたがる丘陵上にある県内最大級の前方後円墳です。墳丘の長さは約九〇mで、山を削って成型した上に約一・五m盛り土ょして築いています。後円部は三段、前方部は二段の段築(斜面に段を設ける構造)になっていますが、第二号墳のような葺石はありません。
 後円部の中央やや東寄りに幅約一・六m、長さ約七mの陥没抗(埋められた木棺が腐って地面が沈んだ窪み)があり、その約一・五m下に粘土槨(棺を粘土でおおった埋葬施設)が一基あることがわかっていますが、内部は調査していなかったため、副葬品などし未確認です。
 周辺からは円筒埴輪や壺形埴輪の破片が数多く出土し、後円部の墳頂部には、埋葬施設を囲うように埴輪が列をなして並べられていたことがわかっています。
     逗子市・自然の回廊プロジェクト


国指定史跡 長柄桜山古墳群第1号墳  平成14年12月19日指定
発見
 平成11年(1999年)3月、地元の考古学愛好家 東家(とうや)洋之助(ようのすけ)さんが、携帯電話アンテナ工事のために伐採整地された山頂で埴輪の破片を発見し、古墳であることがわかりました。
規模と形状
 第1号墳は逗子市と葉山氏の境界線上にあり、全体の長さ約90m、後円部の直径約51m、墳頂部の標高は約127mです。4世紀後半(約)1,600年前、古墳時代前期)に造られた、県内に現存するものとしては第2号墳とともに最大級の規模をもつ前方後円墳です。発掘調査の結果、自然の山を削った後に盛り土をして造られたこと、前方部2段、後円部3段の段築を有すること、古墳の上に円筒形や壺形の埴輪が立てられてたいことなどがわかっています。第2号墳のような葺石は確認されていません。
被葬者
 発揮津調査によって、後円部に粘土槨と呼ばれる埋葬施設が1基存在することも確認されました。当寺この付近で活躍した有力者で、機内とも関係のある人物が葬られている可能性がありますが、具体的なことは残念ながらわかりません。
重要性
 三浦半島西岸に位置する逗子葉山付近は、太平洋の交通の要だったと考えられます。第一号墳から東には、東京湾や房総半島を望むことがてきます。この地に築かれた長柄桜山古墳群は、当時の関東と機内を結ぶ交通や、南関東の地域情勢を考える上でたいへん重要です。
今後
 平成23年(2011年)3月に整備基本計画を策定しました。今後は同計画に沿って古墳が将来にわたって末永く保存されるように整備していく予定です。
                平成23年3月
     逗子市教育委員会・葉山町教育委員会


国指定史跡 長柄桜山古墳群第2号墳  平成14年12月19日指定
発見
 平成11年(1999年)3月に第1号墳が発見されてほどなく、県内の考古学研究者からこの山も古墳でしないかと指摘され、同年6月に神奈川県教育委員会が試掘調査を行った結果、古墳と確認されました。
規模と形状
 第2号墳は逗子市と葉山町の境界線上にあり、全体の長さが約88m、後円部の直径約54m、墳頂部の標高はちょうど100m、4世紀後半(約1,600前、古墳時代前期)に造られた、県内に現存する古墳としては第1号墳とともに最大級の規模をもつ前方後円墳です。発掘調査はごく一部しか行われていませんが、円筒形や壺形の埴輪が立てられていたこと、墳丘の斜面がこぶし大ほどの葺石で覆われていることなどがわかっています。埴輪と葺石の両方をもつ前方後円墳は、南関東では初めて確認された貴重なものです。
被葬者
 当時のこの付近で活躍した有力者で、機内とも関係のあった人物が葬られている可能性が考えられますが、具体的なことは残念ながらわかりません。
重要性
 三浦半島請願に位置する逗子・葉山付近は、太平洋側の交通の要だったと考えられます。第2号墳から西を見れば、相模湾に浮かぶ江ノ島をはじめ、大山や富士山が一望にできます。この地に築かれた長柄葉山古墳群は、当時の完投し機内を結ぶ交通や、南関東の地域情勢を考える上でたいへん重要です。
今後
 平成23年(2011年)3月に整備基本計画を策定しました。今後は同計画に沿って発掘調査を実施し、整備していく予定です。
                平成23年3月
     逗子市教育委員会・葉山町教育委員会


  六代御前の墳墓の由来
      昭和三十六年一月吉日
「六代御前墓」と彫りたる小碑は徳川幕府の末年水戸藩士斎田三左衛門の建てしものにして是れ六代御前の墳墓なり
安ずるに六代御前は桓武天皇十五代の後胤にして三位中将平維盛の嫡男小松内府重盛の嫡孫平相國清盛の曾孫なり榮華を極めたる平家全盛時代に生れ一門没落の際母と共に京洛菖蒲谷に匿れ潜みしが文治元年北條時政に囚へられ東下して駿河の千本松原に至り將に斬首に逢はんとせる際(ささ)に文覺上人の懇請に由りたる將軍源頼朝の赦免狀到着によりて放免せられ文覺上人に伴はれて髙雄山洛西神護寺に入り剃髪して妙覺と曰い三位禪師と呼ばれ専心佛道を修めたり建久五年六代御前の妙覺は文覺上人の添書を(もた)鎌倉に赴き大江廣元に就きて情を陳べ思ょ謝せしに頼朝も深く重盛の舊恩を追懐し厚く之を待遇したり然るに正治元年文覺上人不軌を圖り發覺して流罪に問はるゝや六代御前の妙覺も捕へられたり關東に送られ田越川の畔に於て處刑せられたり行年二十有六村民深く之を憐み遺骸を収めて川の邉に葬り墳墓を築き常に香華を捧げて供養を懈らず以て現今に至れり田越川を御最後川と曰ふは之に原づけり
嗚呼六代御前は綾に畏き皇胤にして平家の嫡統なるも時運非にして一門の凋落に逢ひ一度縲紲斧鑊を免れて佛法三昧に入りしも復罪なき罪に問はれて田越川邉の露と消えたる誰かは同情の涙を揮はざる 星移り物換はりて茲に七百年逗子の浦風今も悲を含み田越川の流猶咽ぶに似たり 有志者(疋+貝)謀り其の墳墓を修理し、其の塋域を擴張し其の遺跡を明にし其の冤魂を慰め併せて地方に仁厚の美風を永久に傳へんとす冀くは江湖諸彦幸に賛助せられんことを

横須賀中央で……

 そろそろ梅雨入りが近いとの知らせを受けて、今日は横須賀のスーパーで買い物。途中で立ち寄ったうみかぜ公園からは、千葉県側がよく見えました。


ストエカス系ラベンダー Lavandula stoechas
イヌツゲ Ilex crenata var. crenata
アリウム・クリストフィー Allium christophii
メリケンガヤツリ Cyperus eragrostis
猿島
日本製鉄の高炉群(君津)
東京湾観音

晩春の鷹取山周辺を歩く

 本日、逗子市立図書館を訪ねた際に撮影した写真です。


【主な経路】
(自宅)-ハイキングコース浜見台入口-船越防災トンネル-沼間-逗子市立図書館-OK逗子店-なぎさ通り-山の根-池子-ハイキングコース池子入口-湘南鷹取-(自宅)


三浦平九郎胤義遺孤の碑由来(逗子5丁目14-4)
 承久三年(一二二一)後鳥羽上皇は鎌倉の執権北条義時を討伐しようと兵を挙げられた。このとき三浦義村は幕府方に、弟の三浦胤義は上皇方にと兄妹敵味方にわかれて戦った。上皇方がやぶれて胤義は死に十一歳を頭に幼い五人が衣笠屋部の祖母のもとに養なわれていたが、十一の子をのぞいて九歳、七歳、五歳、三歳の四人の男の子が義村の郎黨小川十郎によってここ田越川に斬られた。
 嘉禄元年(一二二五)九月北条泰時は三浦義村と共にこの地を訪れて弁僧正や門弟をして八万四千基の石塔を建てて跡を弔ったという。今はそれもほろびてしまってあとかたもない。
 大正十二年石橋敏明氏が建てられた碑がわずかに昔を語っている。
         逗子市観光協会


  東昌寺阿弥陀如来坐像
 青竜山東昌寺は真言宗のお寺で、もと鎌倉葛西か谷にあった東勝寺の歴史を受けついだ古刹であると伝えています。
 境内の阿弥陀堂にまつられている木造阿弥陀如来坐像は高さが2.5m余の大きなお象で、昔からあった古い像が享保十二年(1727)焼失したものを再建、宝暦八年(1757)十月に完成供養が行われました。
 作者は鎌倉扇が谷の仏師三橋宮内忠之です。江戸時代の作品ですが、逗子では珍しい巨像の上、造立の時期や作者も明確で貴重な仏像として市の重要文化財に指定されています。
         逗子市教育委員会


【参考】
 エゴノキ Styrax japonica
 マルバウツギ Deutzia scabra
 ウグイスカグラ Lonicera gracilipes
 ムラサキシキブ Callicarpa japonica
 コゴメウツギ Stephanandra incisa
 ウツギ Deutzia crenata
 ガマズミ Viburnum dilatatum
 ヒミズ Urotrichus talpoides
 マユミ Euonymus hamiltonianus
 クワキヨコバイ Epiacanthus gutttiger
 オニスゲ Carex dickinsii
 ムラサキニガナ Paraprenanthes sororia
 ヤブキリ Tettigonia orientalis
 ホウチャクソウ Disporum sessile
 オニドコロ Dioscorea tokoro
 クサイチゴ Rubus hirsutus
 常盤山査子(ピラカンサ) Pyracantha spp.
 メキシコマンネングサ Sedum mexicanum
 ヒメヒオウギ Freesia laxa
 スイカズラ Lonicera japonica
 トベラ Pittosporum tobira
 サクラ(?) Cerasus spp.(海宝院)
 キウイフルーツ Actinidia chinensis var. deliciosa
 稲荷社:桜山4丁目16
 ハタケニラ Nothoscordum gracile
 ユウゲショウ Oenothera rosea
 桜山庚申塔:桜山4丁目15
 石塔群:池子2丁目1-5
 桜山道祖神:池子2丁目1-5
 マメツゲ Ilex crenata var. crenata f. bullata
 三浦平九郎胤義遺孤の碑
 ヘラオオバコ Plantago lanceolata
 カラタネオガタマ Magnolia figo Syn. Michelia figo
 トケイソウ Passiflora caerulea
 東昌寺阿弥陀如来坐像
 庚申塔:池子神明社
 石塔群:池子神明社
 池子神明社
 地蔵尊:池子神明社
 コバンソウ Briza maxima
 イソヒヨドリ Monticola solitarius、雄
 郵便ポスト:池子2-20-4
 石塔群:旧将監が谷入り口付近
 キショウブ Iris pseudacorus
 アヤメ Iris sanguinea
 サイハイラン Cremastra appendiculata
 マムシグサ Arisaema japonicum
 東京南線1・2号線47より東京南線3・4号線47を望む
 サルトリイバラ Smilax china
 ナツトウダイ Euphorbia sieboldiana
 釈迦如来像
 ゲンペイコギク Erigeron karvinskianus
 ツリージャーマンダー(クリオネ) Teucrium fruticans
 ヤマグワ Morus australis
 モチツツジ Rhododendron macrosepalum