秀樹」カテゴリーアーカイブ

初秋の葉山へ

 お天気に恵まれましたので、今日は葉山を歩いてみました。
【主なルート】自宅-深浦-田浦-十三峠-塚山公園-中山-池上-阿部倉-上山口-一色-長柄-(逗子葉山駅)
  白い毒キノコ(オオシロカラカサタケ)


オオシロカラカサタケ(?)
 先週に続いて今週は、オオシロカラカサタケの幼菌と思われるキノコが生えていました。ドクツルタケやシロタマゴテングタケと同様に、一本食べただけでも死亡例が報告されているほどの猛毒キノコですが、最近では野生キノコ食を趣味とする人たちの間で『白いキノコに気をつけろ』という注意喚起が周知されたためか、わが国での中毒例は殆どなくなっているようです。
 オオシロカラカサタケの毒性の主要成分は、テングタケ属(Amanita属)に共通するアマトキシン類ではなく、亜鉛を活性中心に持つ金属エンドプロテアーゼ『Molybdophyllysin』と同定されています。アマトキシンと比べて喫食後症状が現れるまでの期間が最短30分と短いことが特徴です。誤って食べてしまった場合には、胃洗浄等の専門機関での処置が必要ですが、亜鉛の配位がなくなれば無毒化するので、すぐにクエン酸などのキレート剤を摂取しておけば助かる可能性が高まる筈です。
【参考文献】
Yamada M et al. (2012) Molybdophyllysin, a toxic metalloendopeptidase from the tropical toadstool, Chlorophyllum molybdites, Bioorganic & Medicinal Chemistry, 20(22), 6583-6588. URL: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0968089612007481, Accessed: 2021-09-18.
厚生労働省 (2021) 毒キノコによる食中毒発生状況、URL: https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000769303.xlsx, Accessed: 2021-09-18.
水草貴久ら(2001)オオシロカラカサタケ(Chlorophyllum molybdites)による集団食中毒、日農医誌、50(4)、621-624、URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/50/4/50_4_621/_pdf/-char/ja, Accessed: 2021-09-18.


【参考】
 オオシロカラカサタケ(?) Chlorophyllum molybdites
 キンモクセイ Osmanthus fragrans
 コアオハナムグリ Gametis jucunda
 イチョウ Ginkgo biloba
 ツバキ Camellia japonica
 庚申塔(浦郷町)
 ヤノネボンテンカ Pavonia hastata
 坂中山観音寺
 ボラ Mugil cephalus
 イチモンジセセリ Parnara guttata
 日本キリスト教団田浦教会
 ゼフィランサス Zephyranthes pulchella
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 オミナエシ Patrinia scabiosifolia
 キクイモモドキ Heliopsis helianthoides
 アカタテハ Vanessa indica
 ヒガンバナ Lycoris radiata
 シロバナマンジュシャゲ Lycoris x albiflora
 カナムグラ Humulus japonicus
 アカネ Rubia argyi
 カラスウリクキフクレフシ
 八景島方面
 ツリガネニンジン Adenophora triphylla
 アキノタムラソウ Salvia japonica
 ガマズミ Viburnum dilatatum
 タムラソウ Serratula coronata subsp. insularis
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 ジュズダマ Coix lacryma-jobi
 トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
 キバナコスモス Cosmos sulphureus
 ヤナギハナガサ Verbena bonariensis
 馬頭観音(山中町)
 ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum
 クズ Pueraria lobata
 親子梟
 マルバツユクサ Commelina benghalensis
 メリケンガヤツリ Cyperus eragrostis
 エンジュ Styphnolobium japonicum
 ヒロハホウキギク Symphyotrichum subulatum var. squamatam Syn.: S. subulatum var. sandwicensis
 タンキリマメ Rhynchosia volubilis
 イタドリ Fallopia japonica
 阿部倉諏訪神社
 石塔群:阿部倉30-1
 三界萬霊塔(地蔵尊)
 クリ Castanea crenata
 ヒイラギ Osmanthus heterophyllus
 懐古堂:木古庭383
 ママコノシリヌグイ Persicaria senticosa
 日月神社:上山口3029
 キバナサフランモドキ Zephyranthes citrina
 杉山神社:上山口2639
 タカサプロウ Eclipta thermalis
 オッタチカタバミ Oxalis dillenii
 シロバナサクラタデ Persicaria japonica
 ペパーミント Mentha x piperita
 石塔群:上山口2355
 シソ Perilla frutescens var. crispa
 道祖神:上山口1431
 シュウカイドウ Begonia grandis
 シラヤマギク Aster scaber
 ハゲイトウ Amaranthus tricolor
 石塔群:一色1198
 ゴマダラチョウ Hestina persimilis japonica
 ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum

塚山公園へ

 今日は雨が降ったり止んだりだったので、途中で切り上げて逸見から京急本線を使って昼には帰りました。


 ツクツクボウシ Meimuna opalifera
 マルバアサガオ Ipomoea purpurea
 船越8丁目第3公園
 クダモノトケイソウ Passiflora edulis
 イチモンジセセリ Parnara guttata
 ヨウシュヤマゴボウ Phytolacca americana
 イヌツゲ Ilex crenata var. crenata
 道六神:太田坂
 タマスダレ Zephyranthes candida
 カラムシ Boehmeria nivea
 カイガラタケ Lenzites betulinus
 センニンソウ Clematis terniflora
 クコ Lycium chinense
 シロバナマンジュシャゲ Lycoris x albiflora
 ウド Aralia cordata
 カラスウリ Trichosanthes cucumeroides
 タムラソウ Serratula coronata subsp. insularis
 ツユクサ Commelina communis
 ゲンノショウコ Geranium thunbergii
 ヒヨドリバナ Eupatorium makinoi
 キンエノコロ Setaria glauca
 ツリガネニンジン Adenophora triphylla
 ヒガンバナ Lycoris radiata
 キツネノマゴ Justicia procumbens
 マメヅタ Lemmaphyllum microphyllum
 ノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla

秋曇の鷹取山で

 年休取得の本日、久しぶりの鷹取山はすっかり秋の装いです。当団地内では猛毒で知られるドクツルタケの幼菌と思われるキノコが生えていました。なぜ、ハイキングコースでハブランサスが咲いていたかは謎です。


【参考】
 オオミノガ Eumeta japonica
 ドクツルタケ Amanita virosa
 ヒャクニチソウ Zinnia elegans
 カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium
 カワラタケ Trametes versicolor
 カナブン Pseudotorynorhina japonica
 ミンミンゼミ Hyalessa maculaticollis
 コウヤボウキ Pertya scandens
 ヤマハギ Lespedeza bicolor
 イナカギク Aster semiamplexicaulis
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 ハブランサス Habranthus andersonii
 チヂミザサ Oplismenus undulatifolius
 ハブランサス・アンダーソニー Habranthus andersonii
 ガンクビソウ Carpesium divaricatum
 ウバユリ Cardiocrinum cordatum
 キンミズヒキ Agrimonia pilosa
 ツルボ Barnardia japonica
 シロヨメナ Aster ageratoides
 ツクバネウツギ Abelia spathulata
 ノブキ Adenocaulon himalaicum
 ブタクサ Ambrosia artemisiifolia
 ヒメジョオン Erigeron annuus
 ススキ Miscanthus sinensis
 ベニシジミ Lycaena phlaeas
 ヤブマオ Boehmeria japonica
 コナラ Quercus serrata
 スズメウリ Zehneria japonica
 クロウリハムシ Aulacophora nigripennis
 センニンソウ Clematis terniflora
 キバナコスモス Cosmos sulphureus
 ヤナギバルイラソウ Ruellia simplex
 イヌビワ Ficus erecta
 キブシ Stachyurus praecox
 アオキ Aucuba japonica
 アメリカノウゼンカズラ Campsis radicans
 シュウメイギク Anemone hupehensis
 オリヅルラン Chlorophytum comosum
 ヒナタノイノコヅチ Achyranthes bidentata var. japonica
 トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
 ピンクノウゼンカズラ Podranea ricasoliana
 ハナシュクシャ Hedychium coronarium
 キバラヘリカメムシ Plinachtus bicoloripes
 トベラ Pittosporum tobira
 ミヤギノハギ Lespedeza thunbergii
 キクイモHelianthus tuberosus
 ゴマ Sesamum indicum
 アスパラガス Asparagus densiflorus
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 ハツユキソウ Euphorbia marginata
 タニワタリノキ Adina pilulifera
 マルバルコウ Ipomoea coccinea
 ウラナミシジミ Lampides boeticus (♂)
 モッコク Ternstroemia gymnanthera
 コマツナギ Indigofera pseudotinctoria
【文献】
山浦由郎(2013)日本における最近のキノコ中毒発生状況、中毒研究、26、30-43、URL: http://jsct-web.umin.jp/wp/wp-content/uploads/2017/03/26_1_39.pdf, Accessed: 2021-09-08.
南谷臣昭・登田美桜・大城直雅(2019)質量分析による自然毒中毒の理解:課題と展望、J. Mass Spec. Soc. Jap., 67(2), 71-77, DOI: 10.5702/massspec.S19-15, Accessed: 2021-09-08.

秋の気配-マリンパークへ

 今年はまだまだ暑い日が続いていますが、季節は確実に動いています。油壷では南に向かう旅鳥のキアシシギが羽根を休めていました。


 本日見かけた夏の花などの写真です。当初引橋から小網代の森を抜ける予定でしたが、宮ノ前峠入口付近が通行禁止になっているとのことで、小網代配水塔の方を迂回しました。


9月30日に歴史の幕を閉じる油壷マリンパーク


【参考】
イソヒヨドリ(雌) Monticola solitarius
キアシシギ Tringa brevipes
人魚
京急本線追浜駅
オクラ Abelmoschus esculentus
ツユクサ Commelina communis
下宮田
マルバルコウ Ipomoea coccinea
カラスザンショウ Fagara ailanthoides
アカメガシワ Mallotus japonicus
ミズキ Cornus controversa
ブーゲンビリア Bougainvillea sp.
ツルレイシ(ニガウリ) Momordica charantia var. pavel
庚申塔群:三崎町小網代158-3
Narrow-leaved Ragwort Senecio inaequidens
ハイビスカス Hibiscus hybridus
小網代湾
観潮荘
ハマグルマ Wedelia prostrata
相模湾
ハマオモト Crinum asiaticum
スカシユリ Lilium maculatum
ハマゴウ Vitex rotundifolia

ツルボ Barnardia japonica
アオツヅラフジ Cocculus trilobus
陸奥守道寸義同公之碑
新井城碑(右)
ワシントンヤシ Washingtonia sp.
ノウゼンカズラ Campsis grandiflora
シマナンヨウスギ Araucaria heterophylla
油壷マリンパーク
初代館長 末廣恭雄碑
取水排水施設

サーバー更新を実施

CentOS から RockyLinux へ

 衝撃のCentOSサポート終了発表から半年以上を経て、ようやく後継OSが見えてきましたので、ダウンストリーム側の本命Rocky Linuxを採用して更新を実施しました。CentOS7から導入されたsystemctl、CentOS8で採用されたdnf、それにNginXMariaDBの躍進など、時代遅れにならない程度に新情勢を取り入れながら、なんとか再稼働です。

【主な仕様など】
 基盤契約:さくらのVPS(v3) 2G TK02
 ホスト名:ichihashi.me
 OS:Rokcy Linux 8.4 (Green Obsidian)
 ウェブサーバー:NginX 1.14.1 (php , MariaDB )
 メールサーバー:PostFix 3.5.8 / Dovecot 2.3.1
 CMS(ブログ):WordPress 5.8
 サーバー認証:Let’s Encrypt (snap版)


【追記】
 今回の更新にあたって、IPv6およびHTTP/3への対応についても検討を行いましたので、概要をメモしておきます。
IPv6
 当サイトをホストするさくらのVPSは以前からIPv6に対応しており、DNSサーバーのAAAAレコードを書き加えて、ウェブサーバーの設定を少し変更するだけで直ぐに対応できます。しかしながら、当サイトとしてIPv6に対応すべきメリットは特にありません。一方、IPv6にするとIPv4通信のヘッダ情報を利用しているアクセス解析に支障をきたすことになりかねません。メリットとデメリットを勘案しますと、今後IPv6でないとアクセスできないクライアント環境が増えてくるまではIPv6は無効化しておくことにしました。

HTTP/3
 UDPを利用することにより高速化を、またTLS1.3を前提とすることにより暗号化を実現する通信プロトコルQUICは、2018年からIETF(Internet Engineering Task Force)によりHTTP/3として規格化が進められ、2021年5月にはRFC9000として標準化されました。
 QUICの元々の開発元がGoogleであったことから、Chromium系のインターネットブラウザでは2019年からHTTP/3に対応済みです。当サイトで利用しているウェブサーバーNginxも既にHTTP/3の試験実装を開始しており、今後急速に普及する可能性があります。Nginxの安定版がHTTP/3に対応するようになれば、当サイトにも導入したいと考えております。

【参考】
●Javaキャリ (2021) 衝撃!CentOSが終了しちゃう!, URL: https://www.java-career.com/column/industry-knowledge/centos-is-finished/, Accessed: 2021-08-21.
●ChangLog (2021) RockyLinuxの台頭、https://changelog.com/podcast/427, Accessed: 2021-08-22.
●Rocky Linux (2021) スポンサー、URL: https://rockylinux.org/ja/sponsors/, Accessed: 2021-08-22.
 AWS, Google Cloud, Microsoft Azureが名を連ねています。
●Davide Cavalca (2021) Building community with CentOS Stream, URL: https://www.usenix.org/system/files/lisa21_slides_cavalca.pdf, Accessed: 2021-08-22.
 FaceBookは、アップストリームのCentOS Streamを選んだようです。
●ITmedia (2021) 2021年5月のWebサーバ利用シェア「Nginx」が「Apache」を初めて上回る, URL: https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2105/17/news053.html, Accessed: 2021-08-22.
●TECH (2013) Wikipedia、MariaDBを採用, URL: https://news.mynavi.jp/article/20130425-a244/, Accessed: 2021-08-22.
●The Register (2013) Google swaps out MySQL, moves to MariaDB, URL: https://www.theregister.com/2013/09/12/google_mariadb_mysql_migration/, Accessed: 2021-08-22.

大宮の西洋昼顔

 セイヨウヒルガオは50年以上前から大宮に分布していることを確認していますが、個体変異が大きいようで、東武野田線沿いの個体と新幹線沿いの個体とでは系統が異なっていると思われます。今日撮影したのは後者になります。


セイヨウヒルガオ Convolvulus arvensis

【参考文献】
 Convolvulus arvensis L.、pl@ntNet、Accessed 2021-08-15、URL:https://identify.plantnet.org/ja/the-plant-list/species/Convolvulus%20arvensis%20L./data
冨永達(1992)セイヨウヒルガオ (Convolvulus arvensis L.) の葉の外部形態における変異、北陸作物学会報、27、81-83、Accessed 2021-08-15、URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/hokurikucs/27/0/27_KJ00002445570/_article/-char/ja/

ジョイナスの森 彫刻公園

 横浜駅からのすぐ近くに屋外彫刻のある森があると聴き、家内と尋ねてみました。茉莉花は『まりか』ではなく『まつりか』だそうです。

 ジョイナスの森 彫刻公園:昭和53年5月竣工 相模鉄道株式会社


茉莉花 Matsurika 1978
船越保武 Yasutake Funakoshi (1912-)
 船越保武は、新制作協会に所属して活躍する現代日本の具象彫刻を代表する作家といえます。初期にはブランクーシを思わせる抽象彫刻を試み、さらに幾多のキリスト教的な題材の彫刻を作ってきました。そしてその静かな感銘をひめたような女性像が追求されて、そこに比類のない美しさが打ち出されています。うすい衣をまとったこの女性のすがたにも、限りなく端正で流麗な理想像ともいえる美しさがあらわされています。


道標・鳩 Guide-post・Pigeon (1973-79)
柳原義達 Yoshitatsu Yanagihara (1912-)
 柳原義達は、かつて新制作協会に所属していましたが、現在は無所属で活躍する特異な具象作家です。ただ表面的な形の美しさではなく、その内奥にある真実をあらわそうとするところに、その特色があります。「道標」は鳥によるシリーズとして行われているもので、ここには四羽の鳩が、実際に地上でえさわついばむような姿に配列されています。現実にふれてみられるような親しみ易さがあり、かえってその真実味をあらわしています。


ニケ’83 Nike ’83 1983
朝倉響子 Kyoko Asakura
 朝倉響子は明治から大正にかけて日本の近代彫刻の黎明期に活躍した巨匠朝倉文夫の二女として生まれ、学校にゆかず、父のもとで自家の天才教育をほどこされたといわれています。数少ない女流彫刻家として、早くから頭角をあらわしまずか、シックで現代的な魅力のある作風を作り上げています。「ニケ」はその象徴のような都会の若いスリムな女性の透明感をよくあらわしているといえます。


踊り子 Passo di danza che riposa 1983
ジャコモ・マンズー Giacomo Manzu イタリア(1908-1991)
 マンズーとマリーには、現代イタリア彫刻の中核といわれていてきましたが、その作風は極めて対照的です。マリーニが古代的な素朴で力強い作風をみせたのに対して、マンズーは対照的にローマ的な人間臭い表現を作り上げています。踊り子はその主要なテーマの一つですが、この作品にも、静かな肉づけにやわらかな量感を盛り上げて、陰影をふくんだ女のさがともいうべき哀愁の味わいをにじみ出しているように思われます。


果実 Le Fruit 1911
アントワーヌ・ブールデル Antoine Bourdelle
 ブールデルはロダンとともに、フランス近代彫刻の扉を開いた巨匠として知られています。ロダンのいぶくような奔放な肉づけに対して、むしろ実在的な真実をめざして、構築的な力強さをあらわしているところに特色があります。この作品も体全体が大きくうねるような伸びやかさをみせて、手にもつ果実のような清新な若さをあらわしていますが、しっかり腰がはり、中に強いシンが通っているような安定した感銘があります。


構成 マリノ・マリーニ 1995

今年のウバユリ

 そろそろウバユリの季節と思い、塚山を訪ねました。


ティポディエ邸 Yokosuka Modern Heritage Museum Thibaudier Residence
 幕末の1865年、江戸幕府の勘定奉行小栗上野介が中心となり、フランスの海軍技師レオンス・ヴェルニーを招き横須賀製作所の建設が始まりました。ティボディエ邸は、横須賀製作所副首長であったティボディエの官舎として、1869年に建設された本州最古級の西洋館です。
 よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸は、その当時の外観を再現するとともに、館内では、木骨煉瓦造りの壁とトラス構法の屋根構造を、当時の建物から移設した部材で復元しています。
 よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸は、ルートミュージアムを楽しむための拠点施設でもあります。


【参考】
 ヤブミョウガ Pollia japonica
 モンキアゲハ Papilio helenus
 メマツヨイグサ Oenothera biennis
 ノササゲ Dumasia truncata
 ヤマユリ Lilium auratum
 ウバユリ Cardiocrinum cordatum
 カワラタケ Trametes versicolor
 マメヅタ Lemmaphyllum microphyllum
 ノックアウト Rosa sp.
 護衛艦『かが』DDH-184
 ラベンダー・メディランド Rosa sp.
 ハマナス Rosa rugosa
 ティポディエ邸