江の島には熱帯植物園があると聴いて尋ねたのですが、サムエル・コッキング苑の温室は遺構が残されているだけでした。とはいえ、寒さに強い地植え可能なヤシ科植物は概ね揃っていてなかなかいい感じでした。ここのButia属は、ヤタイヤシと表示されていましたが、学名は表示されておらず、いつか実のなっている時期に確認したいと思います。
ブラジルヤシとヤタイヤシ
帰りは鎌倉まで散策しましたが、このエリアでは個人宅にも比較的大きくなる海外産ヤシ科樹木を見かけることが出来ます。
ワシントンヤシ Washingtonia filifera
ニオイシュロラン Cordyline australis
ビロウ Livistona chinensis var. subglobosa
アオノリュウゼツラン Agave americana
ソテツ Cycas revoluta
ヤタイヤシ Butia yatay
カナリーヤシ Phoenix canariensis
ニオイシュロラン Cordyline australis
ビロウ Livistona chinensis var. subglobosa
チャボトウジュロ Chamaerops humilis
ヤタイヤシ Butia yatay
マオラン(ニューサイラン) Phormium tenax
カナリーヤシ Phoenix canariensis
ヤタイヤシ Butia yatay
チャボトウジュロ Chamaerops humilis
道祖神(藤沢市松本市提携40周年記念、平成13年9月贈松本市、松本市長有賀正書)
ヒイラギナンテン Mahonia japonica
ワシントンヤシとカナリーヤシ
カナリーヤシ Phoenix canariensis
ヤタイヤシとワシントンヤシ
ウミウ Phalacrocorax capillatus
アオサギ Ardea cinerea
ワシントンヤシ Washingtonia filifera
キダチロカイ(アロエ) Aloe arborescens
シボリカタバミ Oxalis versicolor
フヨウカタバミ Oxalis purpurea ‘Alba’
オオキバナカタバミ Oxalis pes-caprae
大弦月城(アーモンドネックレス) Senecio herreanus Syn. Curio herreanus
江ノ電
トビ Milvus migrans
馬頭観音:稲村ガ崎3丁目15-22
カナリーヤシとソテツ
ブラジルヤシ
ワシントンヤシ、キダチロカイ、チャボトウジュロ
ワシントンヤシ Washingtonia filifera
ブラジルヤシ
ソテツ Cycas revoluta
イソギク Chrysanthemum pacificum
コマツヨイグサ Oenothera laciniata
ハマオモト Crinum asiaticum
二ホンスイセン Narcissus tazetta var. chinensis
ブラジルヤシ
ワシントンヤシ Washingtonia filifera
魚籃観音:由比ガ浜4丁目
【藤沢市指定天然記念物】
苑内には市指定の天然記念物が4件あります。牧野富太郎の命名によるツカミヒイラギの原木は枯死したのかも知れません。本種は、あくまでも品種であって葉に棘のない個体は時折見かけます。クックアロウカリアは初めて目にしましたが、関東地方でも時折見かけるシマナンヨウスギとの違いはわかりませんでした。
ツカミヒイラギ Osmanthus heterophyllus var. undulatifolius
クックアロウカリア Araucaria columnaris
シマナンヨウスギ Araucaria heterophylla
タイミンチク Pleioblastus gramineus
ツカミヒイラギ Osmanthus ilicifolius
サムエル・コッキングが自宅の庭に植えたもので、昭和8年(1933年)植物分類学者、牧野富太郎博士が命名した名前であります。
この種は、常緑低木で普通のヒイラギとくらべて葉はだ円形でとげがなく先がまいており、つかんでも痛くないというので名付けたといわれています。
国立科学博物館にも、かつては標本さえなかったといわれ、学術上貴重な存在であります。
養生観察中 高さ約2.5m 幹周 約0.5m
藤沢市観光課 藤沢市教育委員会
シマナンヨウスギ Araucaria heterophylla (Salisb.) Franco
英名:Norfolk Island Pine
1774年、英国の軍人・探検家のジェームズ・クックが発見し、命名したノーフォーク島(オーストラリア領)が原産地で、ノーフォーク松とも呼ばれます。
ナンヨウスギ類の葉の形は日本の杉にも似ていますが、その祖先はおよそ2億年前に出現してから、その姿を大きく変えておらず、いわゆる「生きている化石」と考えられています。
ナンヨウスギ科のうちでも樹形が美しく、均整のとれた姿を持ち、密生した葉が日本の杉の葉を思わせます。
原産地 南太平洋/ノーフォーク島
藤沢市観光課 藤沢市教育委員会
クックアロウカリア Araucaria columnaris (G.Forst.) Hook
英名:Cook Pine
南太平洋の仏領ニューカレドニア(ニューカレドニア島、イルデパン島、ロワイヨテ諸島)原産のナンヨウスギ科の仲間です。英国の軍人・探検家のジェームズ・クックが1714年にその植生を目撃し、「松(Pine)の島(île)」と名付けたのがイルデパン島です。
樹形は柱状で、水平の大枝を出し、葉のつきかたに特徴が見られ、樹皮は紙のようにはがれます。
ここに育っているのは、江の島植物園創設者のサムエル・コッキングが植えたもので、江の島のような高緯度の地で成長しているのは珍しく貴重です。
原産地 南太平洋/ニューカレドニア
藤沢市観光課 藤沢市教育委員会
タイミンチク群 Pleioblastus gramineus
大明竹という意味で、古く中国大陸の竹かと思われていましたが、原産国は沖縄、九州南方諸島であります。
イネ科に属し、葉は細長くとがり、茎は密に叢生し、先端は深くたれ下がってタイミンチクのトンネルを作ります。
うっそうと茂る姿はヤシ科、ユリ科などとは違った独特の景観があります。
高さ 7~8m
藤沢市観光課 藤沢市教育委員会
【参考】
江の島大橋より
江ノ電車窓より
江の島
ワシントンヤシ Washingtonia filifera
ニオイシュロラン Cordyline australis
ビロウ Livistona chinensis var. subglobosa
アオノリュウゼツラン Agave americana
ソテツ Cycas revoluta
ヤタイヤシ Butia yatay
カナリーヤシ Phoenix canariensis
チャボトウジュロ Chamaerops humilis
マオラン(ニューサイラン) Phormium tenax
道祖神(藤沢市松本市提携40周年記念、平成13年9月贈松本市、松本市長有賀正書)
ヒイラギナンテン Mahonia japonica
ウミウ Phalacrocorax capillatus
アオサギ Ardea cinerea
キダチロカイ(アロエ) Aloe arborescens
シボリカタバミ Oxalis versicolor
フヨウカタバミ Oxalis purpurea ‘Alba’
オオキバナカタバミ Oxalis pes-caprae
大弦月城(アーモンドネックレス) Senecio herreanus Syn. Curio herreanus
トビ Milvus migrans
馬頭観音:稲村ガ崎3丁目15-22
イソギク Chrysanthemum pacificum
コマツヨイグサ Oenothera laciniata
ハマオモト Crinum asiaticum
二ホンスイセン Narcissus tazetta var. chinensis
魚籃観音:由比ガ浜4丁目
【藤沢市天然記念物】
ツカミヒイラギ Osmanthus heterophyllus var. undulatifolius 原木
タイミンチク Pleioblastus gramineus
シマナンヨウスギ Araucaria heterophylla
クックアロウカリア Araucaria columnaris