秀樹」カテゴリーアーカイブ

広島へ(2日目)

 連絡もせずに訪れた広島でしたが、幸運にもMさん一家とお会いすることが出来ました。家内の実家の裏山では、長束八木線の工事が着々と進んでいます。



【参考】
 ジョウビタキ Phoenicurus auroreus
 ソテツ Cycas revoluta
 長束八木線(第5工区)
 キセキレイ Motacilla cinerea
 ハクモクレン Magnolia denudata
 トウジュロ Trachycarpus fortunei ‘Wagnerianus’
 紅葉
 河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅前


 河戸帆待川駅の由来
初代天皇、神武天皇が日向の国から来征のおり、安芸国に行宮されました。その場所を埃宮と言い、その地が可部の庄の四日市あたりと伝承されています。
この地に流れる川に帆待川があり別名帆巻川とも言われます。伝承によると天皇は行宮に際し当時の海岸にそそぐ川、帆待川を遡り船山のふもとに舟を繋ぎこの山に登ったと伝えられ別名を貴船山と古称されていました。
また、帆待川は、可部川と落合い太田川への通舟の重要な河川となっておりました。
河戸帆待川駅名は、この帆待川からの由来であります。
          平成二十九年三月四日

広島へ(1日目)

 今日から2泊3日で広島です。広島駅はこの10年で大きく様変わりしていました。


【参考】
 富士山(富士市より)
 スパイラルタワーズ(名古屋駅前)
 広島駅北口

椰子を探して

 本日のテーマは『ヤシ科』です。ラゾーナ川崎のアレカヤシを契機に調べた際に、これまでヤシ科の植物はあまり撮影していなかったことに思い当たりました。そこで今日は、記憶にあるこの界隈のヤシを尋ねました。


【鷹取山ハイキングコース


 浜見台口から沼間のスダジイに到るハイキングコースにシュロが沢山生えているのには以前から気付いていましたが、改めてみるとかなり個体数です。もともとは逸出なのでしょうが、幼木も沢山生えていますし、大きいものでは5~6メートルに達しており、低木層の優占種といってもよさそうです。


【ヨークマート東逗子店】:逗子市桜山4丁目

 近場で南国風樹木の種類が多いのはヨークマート東逗子店です。ここだけで、ビロウ、カナリーヤシのほかに(ヤシ科ではないですが)ソテツを見ることができます。
 ソテツはわが国ではシュロと並んでもっともなじみ深い南国風樹木ですが、植物分類的にはシダ類に近いとされてきた裸子植物でソテツ科に属します。ソテツ科98種全種がワシントン条約の付属書ⅠあるいはⅡに記載されており、本邦特産のソテツ(Japanese sago palm)は付属書Ⅱの記載です。従って種子や工芸品なども含めて許可なく輸出することはできません。
 ビロウは乾燥した葉を工芸品に利用することで目にすることも多く、沖縄市の木に指定されています。自生地の北限は九州四国辺りとされていますが、手入れができていればこの辺りでも路地で育つようです。
 カナリーヤシは属名のフェニックスの名でも知られており、同属にはお好みソースの甘み成分としてその実(デーツ)が利用されるナツメヤシ(P. dactylidera)があります。カナリーヤシはナツメヤシより耐寒性に優れているので、関東でも地植え可能で、横須賀市南部ではあちらこちらで見かけることが出来ます。
Referece
 Reviews of Significant Trade Cycads(2003)


【コスモミロス逗子】:逗子市小坪6丁目

 逗子駅から小坪に行くときに小高い丘の上の団地にヤシの木が見えることには気づいていましたので、訪ねてみました。遠くからもはっきり見えたのはプールの畔に植えられたカナリーヤシで、他にもヤシ科樹木が多数植栽されていました。
 ワシントンヤシ属には2種あり、交配種もあるのでわが国では、Washingtonia sp.と記載されることが多いのですが、この団地に植えられている3本はよりスリムな形状のワシントンヤシモドキと思われます。
 トウジュロはシュロより小型で成長しても葉の先が垂れ下がらないことで識別されるとして別種として記載されましたが、たやすく交配し中間的なアイジュロを生じることが知られており、現在では同一種とみなされているようです。PalmWebにはシュロTrachycarpus fortuneiを含めて9種のシュロ属(Trachycarpus)が載っていますが、トウジュロの記載はありません。


【逗子マリーナ】:逗子市小坪5丁目

 逗子マリーナのワシントンヤシ並木は計画的に更新を図っているようで、後継木が育っている通りもありました。自称ワシントンヤシですが、ここも種名としてはワシントンヤシモドキと思われます。この地区の街路樹にはソテツも使われていますし、小坪海浜公園ではカナリーヤシも植栽されていました。公園に隣接した駐車場の大島桜に取り込まれたカナリーヤシは今後観光名物になる予感です。


【セントワーフ横濱】:横浜市神奈川区新浦島町2丁目
(雨が降りしきる中、京急で神奈川区まで移動すると、お天気は持ち直しました)

 ここのヤシは、逗子マリーナに比べてずんぐりとして剛直なので、ワシントンヤシの可能性があります。掲示板の自称によればWashingtonia sp.(ワシントンヤシ属の一種)です。なお、北米が産地のワシントンヤシはメキシコが原産地のワシントンヤシモドキより寒さに強いそうです。ゲート脇にはカナリーヤシとブラジルヤシも植栽されています。


【パーム・ヒルズ京急富岡】:横浜市磯子区杉田9丁目

 名前を憶えていたので、京急富岡で途中下車して尋ねました。ヤシ科は、ゲート脇のソテツワシントンヤシ属の若木が2本あるだけのようでした。
(杉田にたどり着く間にまた降り出した雨ですっかり濡れてしまいました。)


【その他、本日撮影】
 小坪海浜公園のアコウは露地栽培としては北限ではないでしょうか。

【参考】
 シュロ(棕櫚) Trachycarpus fortunei
 トウジュロ(唐棕櫚) Trachycarpus fortunei ‘Wagnerianus’ Syn.:Trachycarpus wagnerianus
 ソテツ(蘇鉄) Cycas revoluta
 ビロウ(枇榔) Livistona chinensis
 カナリーヤシ(フェニックス) Phoenix canariensis
 ブラジルヤシ Butia capitata
 ワシントンヤシモドキ Washingtonia robusta
 ワシントンヤシ Washingtonia filifera
 大島桜(オオシマザクラ) Cerasus speciosa
 西洋ツツジ Azarea sp.
 コウテイダリア(皇帝ダリア) Dahlia imperialis
 ユリオプスデージー Euryops pectinatus
 コバノセンナ Cassia coluteoides
 ススキ Miscanthus sinensis
 クコ Lycium chinense
 ツルグミ Elaeagnus glabra
 アカメガシワ Mallotus japonicus
 センニンソウ Clematis terniflora
 シロダモ Neolitsea sericea
 馬頭観音:沼間6丁目
 カラスウリ Trichosanthes cucumeroides
 バショウ Musa basjoo
 ネリネ Nerine spp.
 ヒイラギ Osmanthus heterophyllus
 センリョウ Sarcandra glabra
 キク Chrysanthemum sp.
 アサリナ・スカンデンス Asarina scandens
 ギンバイカ Myrtus communis
 ホトトギス Tricyrtis hirta
 アニソドンテア・カペンシス Anisodontea capensis
 ツワブキ Farfugium japonicum
 稲荷社:小坪6丁目3
 キイロヒメノウゼンカズラ Tecomaria capensis ‘Aurea’
 アコウ Ficus superba var. japonica
 海亀の街頭:神奈川区

11月の三渓園では…

 今年は、紅葉の季節には少し早すぎたようです。
  2016-12-04  2020-11-20  2017-11-5


【参考】
 吊るし柿
 園内遠望
 二子山
 旧燈明寺三重塔
 センナリホオズキ Physalis angulata
 サザンカ Camellia sasanqua
 乙女椿 Camellia japonica f. otome
 亀の子石神社(本牧三之谷37-6)


   亀の子石の由来
 大昔のこと、漁師の網にかかった大亀がそのまま石に化したものだと伝えられる。
いつの頃からかこの亀の子石はのどを守る神、特に百日咳に効験ありとして信仰され、百日咳などを患うと、この神様かせたわしを借りてのどをこすり、また小児の食した茶碗をこのたわしで洗うと不思議に咳が治るといわれている。
三七さんしちの結願で治ると亀の子たわしを倍にして返礼する習わしがある。
  本牧三之谷町内会 横浜本牧観光協会
注:川中島の『歳の神』にも似たような言い伝えがあるのを思い出しました。いずれも『塞の神』→『関の神』→『咳の神』という語呂合わせから来ているものと思われます。

アレカヤシを巡って

 ラゾーナ川崎の室内景観を彩るヤシ科の植物がアレカヤシ(Dypsis lutescens)であることは間違いなさそうですが、この植物には名前の混乱がありそうです。そこで、もう少し調べてみました。ヤシ科に関する手持ち文献は限られていましたので、PALMwebに載録されているDransfield & Beentje(1995)などを主として参考にしました。


【分類】
 ヤシ科(Arecaceae)は、かの大リンネがSpesies of Plantarumを世に問うた際に、植物の24綱分類のどこに入れるかを悩んだ末、同書第2巻の最後に24綱とは別に記載していたほどの、少々位置づけが面倒なグループです。しかし、現在では遺伝子を利用した分類法が導入され、ヤシ科はツユクサのグループに入っており、さらに最近のプラスミドDNAを利用した研究(Asmussen et al.,2006)によりヤシ科には下記の5亜科が識別されています。
 Arecoideae (アレカヤシ亜科)
 Ceroxyloideae (ケロクシロン亜科)
 Coryphoideae (コウリバヤシ亜科)
 Nypoiseae (ニッパヤシ亜科)
 Calmoideae (トウ亜科)
 アレカヤシは、アレカヤシ亜科に位置しており、この亜科はヤシ科の半分以上の属を含む大きな亜科です。『アレカ』は亜科の名称ですので、アレカヤシは、熱帯、亜熱帯域で広く嗜好品として用いられるアレカナッツ(Areca nut)が取れる檳榔樹びんろうじゅ(Areca catechu)とは別属のヒメタケヤシ属(Dypsis)に属します。また、琉球や九州四国に分布しており日本でもなじみ深いことから混同されがちな枇榔びろう(Livistona chinensis)とは、亜科から異なる別属別種です。


【分布】
 アレカヤシの原産地はマダガスカル島東部の海岸線の砂地や岩場で、1000個体以上が原生しており絶滅危機はないとされているそうですが、原生地はかなり限定されています。その一方で、耐寒性、耐陰性が比較的強くて栽培しやすいことから、世界各地で広く栽培されています。
 Areca lutescensのシノニムを持つ、シャンパンパーム(Hyophorbe indica)はアレカヤシとは別属のトックリヤシ属で、トックリヤシのようには幹が膨らまず、葉の様子がアレカヤシと似ていますが、原産地はマダガスカルの東側に位置する西インド洋上の火山島レユニオンです。ウェブ情報によれば、わが国でもシャンパンパームは稀に市場に出回るようです。


 以上、分かったことを表にすると下記の様な感じです。

和名 学名 英名 亜科 原産地
標準名 別名 有効名 シノニム(非有効名)

アレカヤシ

黄金竹椰子
山取椰子
Dypsis lutescens Chrysalidocarpus lutescens
Chrysalidocarpus baronii var. littoralis
Chrysalidocarpus glaucescens
Areca Palm
Yellow Butterfly Palm
Golden Cane Palm
Madagascar Palm
Bamboo Palm
アレカヤシ亜科 マダガスカル島東海岸
シャンパンパーム   Hyophorbe indica Areca lutescens
Hyophorbe lutescens
Hyophorbe commersoniana
Palmier bâtard
Palmiste poison
Champagne palm
レユニオン島
(マスカリン諸島)
ビンロウ
(檳榔)
  Areca catechu   Betel Palm 太平洋、アジア、東アフリカ
ビロウ
(枇榔)
ホキ
クバ
アヂマサ(古名)
Livistona chinensis Latania chinensis
Saribus chinensis
Chinese fan palm
Biro
コウリバヤシ亜科 南西諸島、台湾

【文献】
Asmussen CB, Dransfield J, Deickmann V, Barfod AS, Pintaud J-C and Baker WJ (2006), A new subfamily classification of the palm family (Arecaceae): evidence from plasmid DNA phylogeny, Bot J. Linnean Soc. 151, 15-38. URL: https://academic.oup.com/botlinnean/article/151/1/15/2420456. Accessed: 2021-11-07.
Dransfield J & Beentje H (1995) Dypsis lutescens (H.Wendl.) Beentje & J.Dransf., The Palms of Madagascar, p212-214, URL: http://media.e-taxonomy.eu/palmae/protologe/palm_tc_65478_P.pdf, Accessed: 2021-11-08.
Palm Pedia (2019) Dypsis Lutescens, URL: https://www.palmpedia.net/wiki/Dypsis_lutescens, Accessed: 2021-11-08.
Linné CV (1753) Areca, In Species Plantarum vol.2, p.1189, URL: http://www.botanicus.org/item/31753000802832, Accessed: 2021-11-08.

横浜イングリッシュガーデンでは…

 今日は、そろそろ秋薔薇の季節も終わりの横浜イングリッシュガーデンへ。サンシュユの隣に植えられていた『ハーレシア』はエゴノキ科とのことですが、実がエゴノキには似ておらず、標識がなければ同定できないところでした。庭の中央ではサクラとウメから交配育成された『エレガンスみゆき』が咲き始めていました。どちらも花の季節が楽しみです。



【参考】
 ツタ Parthenocissus tricuspidata
 イワガラミ Schizophragma hydrangeoides
 コスモス Cosmos spp.
 八重咲コスモス Cosmos spp.
 冬桜(ふゆざくら)Cerasus x parvifolia ‘Fuyu-zakura’
 木漏れ日
 セッコク Dendrobium moniliforme
 シュウメイギク Anemone hupehensis
 ペルシカリア・アンプレクシカウリス Persicaria amplexicaulis
 ハーレシア・モンティコラ ‘ロゼア’ Helesia monticola ‘Rosea’
 サンシュユ ‘金時’ Cornus officinalis ”Kintoki
 エレガンスみゆき Cerasus x Armenica mume ‘Elegance Miyuki’
 桜 ‘アーコレード’ Cerasus sargentii x C. subhirtella ‘Accolade’
 ヤマモミジ Acer amoenum var. matsumurae
 ワシントンヤシ Washingtonia filifera
 オーストラリアン・ローズマリー Westringia fruticosa
 ブライダル・ヒース Erica bauera
 グリーン ローズ Rosa chinensis var. viridiflora
 薔薇 Rasa spp.
  エクレール ‘Eclaire’
  スイート マザー ‘Sweet Mother’
  桜木 ‘Sakuragi’
  カレーズ ‘Kaerz’
  イングリッド バーグマン ‘Ingrid Bergman’
  アール ヌーボー ‘Art Nouveau’
  つるフレンチレース ‘Cl. Freanch Lace’
  クロチード・スペール(粉粧楼) ‘Clotilde Soupert’
  ジェイムズ・ヴィッチ ‘James Veitch’
  タルデ・グリス ‘Tarde Gris’
  春の海 ‘Harunoumi’
  ファミー ‘Famy’
  サー・セドリック・モリス Rosa ‘Sir Cedric Morris’
  プリティ・レディ ‘SCRivo PRETTY LADY’
  スヴニール・ドゥ・クロージュ・ペルネ ‘Souvenir de Claudius Pernet’
  アイコニック・レモネード ‘SPRlem’ EYECONIC LEMONADE
  ゴールデン・オールディー ‘FRYescpae’ GOLDEN OLDIE
  紫の園 ‘Murasaki no Sono’
  シスター・エリザベス ‘AUSpalette’ SISTER ELIZABETH
  真宙 ‘Masora’

大船フラワーセンターの秋薔薇など

 管理者が日比谷花壇に代わって手入れがよくなったせいか、大船フラワーセンターでも秋薔薇が楽しめるようになっていました。10年前には立ち入り禁止で確認できなかったムクロジ科の樹木は、やはりオオモクゲンジの様です。行きは電車利用でしたが、帰りは天園ハイキングコースから朝比奈へと辿りました。


 エノキタケ Flammulina velutipes
 アトランティックジャイアント Cucurbita maxima ‘Atlantic Giant’
 ブラジルヤシ Butia capitata
 ソテツ Cycas revoluta
 アレカヤシ Dypsis Lutescenc
 バナナ Musa acuminata
 ソラナム・ウェンドランディー Solanum wendlandii
 リュケツジュ Dracaena draco
 イヌタヌキモ(?) Utricularia tenuicaulis
 桜 ‘アーコレード’ Cerasus sargentii x C. subhirtella ‘Accolade’
 カンレンボク Camptotheca acuminata
 ツワブキ Farfugium japonicum
 イチョウ Ginkgo biloba
 トウジュロ Trachycarpus wagnerianus
 プラタナス Platanus sp.
玉縄桜たまなわざくら
 トチュウ Eucommia ulmoides
 オオモクゲンジ Koelreuteria bipinnata
  (別名:袋実木欒子フクロミモクゲンジ復羽葉木欒子フクワバモクゲンジ)
 冬桜(ふゆざくら)Cerasus x parvifolia ‘Fuyu-zakura’
 ハンカチノキ Davidia involucrata
 シャクナゲ “太陽” Rhododendron cv. “Taiyoh”
 サツキ “紫代神” Rhododendron indicum
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 タイワンホトトギス Tricyrtis formosana
 老爺柿ロウヤガキ(衝羽根柿) Diospyros rhombifolia
 イソギク Chrysanthemum pacificum
 キジツツジ Rhododendron ripense
 Rhododendron cv.”古都の曙” ケラマツツジ x クルメツツジ “紅葉”
 石塔群(庚申塔、馬頭観音)
 ハキダメギク Galinsoga quadriradiata
 ベニバナボロギク Crassocephalum crepidioides
 十王岩
 伊豆大島(十王岩より)
 由比ヶ浜方面(天園より)



 イザヨイバラ Rosa roxburghii
 グリーン ローズ Rosa chinensis var. viridiflora
 薔薇 Rosa spp.
  トゥールーズ ロートレック Toulouse Lautrec
  クイーン エリザベス Queen Elizabeth
  アプリコット キャンディ Apricot Candy
  ブルー ムーン Blue Moon
  プリンセス・ドゥ・モナコ Princess de Monaco
  ブラック バカラ Black Baccara
  アライブ Alive
  かぐや姫 Kaguyahime
  ジュリア Julia’s Rose
  テディ ベアー Teddy Bear
  女神 Megami
  光彩 Kohsai
  ベルサイユのばら La Rose de Vaersailles
  デンティー ベス Dainty Bess
  月光 Gekko
  ブラック ティー Balck Tea
  アンドレ グランディエ André Grandier
  オスカル フランソワ Oscar François
  花山吹 Hanayamabuki
  ピース Peace
  ボレロ Bolero
  琴音 Kotone
  ゴールデン チャッピー Golden Chappy
  プリンセス チチブ Princess Chichibu
  テラコッタ Terracotta
  チャンピオン オブ ザ ワールド Champion of the World
  粉粧楼 Fen Zhang Lou
  レオネ ラメッシュ Leone Lamesch
  ルフス Rufus
  ペネロープ Pennelope
  感謝 Kansha
  グルス アン テプリッツ (日光) Gruis an Teplitz
  スターマイン Starmine
  スノーコーン Snowcone
  ラブ ユー Love You
  ラブ ミー テンダー Love Me Tender
  はまみらい Hamamirai
  キャンディ レッド Candy Red
  キャンディ ルージュ Candy Rouge
  マリアージュ シャルマン Mariage Charmant
  フレンド ソニア Friend Sonia
  バレリーナ Ballerina
  鎌倉 Kamakura
  ゴスペル Gospel
  ピンク・パンサー Pink Pamther
  カナリー Canary
  ホワイト・マスターピース White Masterpiece
  ローラ Laura
  マリア・カラス Maria Callas
  王朝 Ohchoh
  ウィンダミア Windermere
  シークレットパフューム Secret Pafume
  桃花 Momoka
  パパ・メイアン Papa Mailland
  香澄 Kasumi
  夢 Yume
  アカペラ Acapella
  芳純 Hojun
  シャコック Chacok
  オクラホマ Oklahoma
  新星 Shinsei
  マヌウ メイアン Manou Meilland
  ヨハネ パウロ 2世 Pope Hohn Paul Ⅱ
  コンラート・ヘンケル Konrad Henkel
  J.F.ケネディー J.F.Kennedy
  パローレ Parole
  カトリーヌ ドゥヌーブ Catherine Deneuve
  ラブ Love
  ドゥフトボルケ Duftwolke
  宴 Utage
  マーガレット メリル Margaret Merril
  ブラスバンド Brass Band
  うらら Urara
  ホワイト マジック White Magic
  ゴールドマリー’84 Goldmarie’84
  ガーデン オブ ローゼズ Garden of Roses
  アイスバーグ Iceberg
  フレグラント アプリコット Fragrant Apricot
  フリージア Freisia
  プリンセス バビロン Princess Babylon
  ピンク トルマリン バビロン Pink Tourmaline Babylon
  バベル バビロン Babel Babylon
  希望 Kiboh
  オドゥール ダムール Odeur d’Amour
  ファースト・プライズ First Prize
  ケニギン ベアトリックス Königin Beatrix
  ケアフリー ワンダー Carefree Wonder
  ローズうらら Roseurara
  ラブリー メイアン Lovely Mailland
  マスケラード Masquerade
  薫乃 Kaoruno
  ガルテンツァーバァ’84 Gartenzauber’84
  ニコール Nicole
  エンチャンティッド イブニング Enchanted Evening
  サンライト ロマンティカ Sunlight Romantica
  るる Ruru
  ピンク サクリーナ Pink Sakurina
  フラウ ホレ Frau Holle
  マイナーフェアー Mainaufeuer
  イブ ピアッチェ Yves Piaget
  緑光 Ryokko
  金蓮歩 Kinrenpo
  シャルダン ドゥ フランス Jardins de France
  コティヨン Cotillion
  しのぶれど Shinoburedo
  ラベンダー ドリーム Lavender Dream
  プリンセス ミチコ Princess Michiko

初冬の金沢自然公園

 今日は、昼から金沢自然公園を尋ねました。
【主な経路】
 金沢文庫駅-グリーンファーム-釜利谷-氷取沢-富岡西-京急富岡駅


【参考】
 金沢自然公園正面口
 ゲジ Thereuonema tuberculata
 ニーオン Leucophyllum frutescens
 クコ Lycium chinense
 センダングサ Bidens biternata
 クロガネモチ Ilex rotunda
 ヒャクニチソウ Zinnia x hybrida
 コマツナギ Indigofera pseudotinctoria
 ヤクシソウ Youngia denticulata
 トキリマメ Rhynchosia acuminatifolia
 フユノハナワラビ Botrychium ternatum
 アカネ Rubia argyi
 オニドコロ Dioscorea tokoro
 アキノノゲシ Lactuca indica
 横須賀方面を望む
 スダジイ Castanopsis sieboldii 横浜市指定名木古木
 モチノキ Ilex integra
 シラヤマギク Aster scaber
 ミツマタ Edgeworthia chrysantha
 ウスタビガ(繭) Rhodinia fugax
 コクサギ Orixa japonica
 イヌビワ Ficus erecta
 トネアザミ Cirsium comosum ver. incomptum
 ヤマノイモ Dioscorea japonica
 ウシハコベ Stellaria aquatica
 コマツヨイグサ Oenothera laciniata
 カマツカ Pourthiaea villosa
 ヤツデ Fatsia japonica
 庚申塔:氷取沢神社
 サザンカ Camellia sasanqua
 常盤山査子(ピラカンサ) Pyracantha spp.
 カヤ Torreya nucifera 横浜市指定名木古木 No.49278
 道祖神:宝勝寺
 ツワブキ Farfugium japonicum
 ヤマハギ(絞り) Lespedeza bicolor
 クルメツツジ Rhododendron x obtusum
 ソテツ Cycas revoluta

ラゾーナのアレカヤシ

 今日は、川崎でショッピング(の同行)。ラゾーナ川崎ではアレカヤシが室内植栽されていました。2006年に沖縄から移植されたそうです。  アレカヤシを巡って



アレカヤシ、Dypsis lutescens
、Syn. Chrysalidocarpus lutescens
別名:ヤマドリヤシ、コガネタケヤシ黄金竹椰子
英名:英名:Areca Palm、Yellow Butterfly Palm, Golden Cane Palm, Madagascar Palm, Bamboo Palm
 マダガスカル産のヤシ科高木で雌雄異株。熱帯域の国々でその実である檳榔子びんろうじ(Areca nut)が嗜好品として利用される檳榔樹びんろうじゅ(Areca catechu)とは別属で、檳榔樹は雌雄同株。ラゾーナ川崎では実がないようでしたから、雄株なのかもしれません。
 別名の『ヤマドリヤシ』の漢字表記を『山鳥椰子』としているウェブサイトもあるようですが、ヤマドリ(Syrmaticus soemmerringii)が本邦固有種であって熱帯域には分布しないことから考えても『山取椰子』が正しいと思われます。種小名の『lutescens』の意味は『淡黄色の, やや黄色い』で、主幹(crownshaft)の色に因んだ命名です。
 なお、観葉植物用に普及しているアレカヤシは、あまり大きくはならない栽培品種が殆どで、その中で最も普及しているDypsis lutescensCompacta‘は、幹だけでなく葉軸も黄色くなるのが特徴だそうです。


【参考文献】
Ellison D and Ellison A(2001)Dypsis lutescens, In Cultivated Palms of the World, p103-104, UNSW Press, Australia.


Dypsis lutescens
SYNONYMS Chrysalidocarpus varonii var. littoralis, Chrysalidocarpus glaucesens, Chrysalidocarpus lutescens
COMMON NAMES Butterfly palm, Golden cane palm
The open forests of Madagascar are the native habitat of this very popular species. A clumping palm of medium height, it is one of the world’s most commonly cultivated palms. Forming thick clumps, it has yellowish crownshafts and a head of arching, pinnate fronds. It prefers subtropical to tropical climates, but will grow in warm-temperature areas with protection and can tolerate full sun and coastal conditions. Mature fruit is yellow and fresh seed germinates readily within 8 weeks.


D. lutescens cv. ‘Compacta
This type has been developed in horticulture and selected as an outstanding dwarf future palm. It is a compact, small clumping palm with yellowish crownshafts and leaf stems. It is one of the most common cultivars and requires a sunny aspect in a warm climate. Propagation is by division.


D. lutescens cv. ‘Nana
This horticultural cultivar is a very dwarf-growing form of D. lutescens. It is very bushy and grows to less than one third of the height of the normal form. It requires an open, sunny aspect in a tropical to warm-temperate climate and makes an ideal container specimen. It is propagated by division.


D. lutescens cv. ‘Rotundum
This rare cultivar was developed from the Golden cane palm, which is native to Madagascar. The variant has longer, much finer leaflets and grows upright. It is an ideal petted plant, as it is a more compact form of D. lutescens, but it id not widely available. It requires a warm-temperate to tropical climate and a sunny position. Propagation is by division.


D. lutescens cv. ‘Sleeping Beauty
Cultivated in Thailand, this palm was bred from D. lutescens, which originated in Madagascar. A small and compact form, it has very dense and pendulous foliage and much paler leaves than D. lutescens. Although rare in cultivation, it makes an excellent container palm and prefers an old sunny aspect in tropical to subtropical climates. Propagation id by division.


D. lutescens cv. ‘Variegata
This palm originated in the forests of Madagascar, but a chance variation of D. lutescens in Thailand brought about the variegated-leaf cultivar. it is a compact and bushy palm with pale green and cream leaves. It is rarely seen in cultivation, but requires a tropical climate and full sun, with plenty of moisture and organic soil. Propagation id by division.


D. lutescens cv. ‘Viroj
Information about this cultivar is unclear and little id known of its origin, but it is a variation of hybrid of D. lutescens. A bushy palm with multiple trunks that form dense clumps, it is cultivated in Southeast Asia and is available there from specialist palm nurseries. It requires a tropical to subtropical climate and an open, Sunny position. It is propagate by division.