今日も朝からの強い陽射しで、暑い一日となりそうです。
【参考】
キョウチクトウ Nerium oleander var. indicum
シュロ Trachycarpus fortunei
ブーゲンビレア Bougainvillea sp.
ツクツクボウシ Meimuna opalifera
ノウゼンカズラ Alstroemeria aurea
ルリマツリ Plumbago auriculata
柳町の母子像
エノキグサ Acalypha australis
今日も朝からの強い陽射しで、暑い一日となりそうです。
アマモ科(Zosteraceae)は、4属約20種で構成される海草で、温帯の浅海域を中心にして広く南北半球に分布しています(Coyer et al.,2013)。アマモ(Zostera marina)、スガモ(Phyllospadix iwatensis)などは、藻場の主たる構成種であり、多くの魚介類の産卵場、保育場となっています。さらに、広島湾での事例研究では、湾内のアマモ草体中の炭素量は164トンと概算されており(Tarawaki et al.,2002)、二酸化炭素固定に重要な役割を果たしていることからも注目されています。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【オモダカ目(Alismatales) アマモ科(Zosteraceae)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| アマモ属 Zostera | |||
| アマモ |
|
Zostera marina | Eel Grass |
| タチアマモ |
|
Zostera caulescens | Northeastern Eelgrass |
ビブリス科(Byblidaceae)は、ビブリス属(Byblis)のみで構成される外観はモウセンゴケに似た食虫植物で、APG体系ではシソ目に置かれています(APG-IV,2016)。かつてのビブリス科にはビブリス属に加えてロリドゥラ属(Roridula)も含められていましたが、遺伝子配列を用いた検討の結果、両属の間には目レベルを超える違いのあることが明らかとなり(Conran and Doeb,1993)、ロリドゥラ属は、ロリドゥラ科(Roridulaceae)として分離されツツジ目に移されています。ビブリス属は、オーストラリアとニューギニアに分布しており、かつて2種だったのに加えて今世紀に入ってからも新種記載が続いていて現在8種となっている様です(Katogi and Hoshi,2022)。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【ビブリス科周辺の系統推定図】(APG-IV,2016)
【シソ目(Lamiales) ビブリス科(Byblidaceae)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ビブリス属 Byblis | |||
| ビブリス・リニフロラ |
|
Byblis liniflora | Australian Rainbow Plant |
紅色植物(Rhodophyta)は、陸上植物と緑藻からなる緑色植物の姉妹群と考えられているグループで、光合成に必要となるフィコビリン色素を結合する蛋白フィコエリスリン(phycoerythrin)に由来する紅色を呈することが多いため紅色植物または紅藻と呼ばれています。近年、栄養不足が原因とも言われるスサビノリの色落ち現象は、紅藻本来の色が現れたものと言えます。ただし、単細胞種の中には紅色の色素を作らない種もあるそうですし、アカモクの様に赤味のある色をした褐藻もありますので、色だけで識別することはできません。
Ragan et al.(1994)によれば最大で680属6000種が記載されており、その後の遺伝子解析により2亜門7綱が単系として識別されています(Yoon et al.,2006)。紅藻類には食材として利用される種が多く含まれており、アマノリ類(該当する分類名なし)はウシケノリ綱(Xu et al.,2016)に、テングサ類(Gelidium sp.)は真正紅藻綱(Yang et al.,2016)に分類されています。さらに、イデユコゴメ綱の中には、レアアースを蓄積する種(Galdieria sulphuraria)が知られており(Minoda et al,2015)、工業利用の実用化が期待されます。
維管束植物の分類【陸上植物、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
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【紅藻植物門(Rhodophyta) ウシケノリ綱(Bangiophyceae)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ウシケノリ目(Bangiales) ウシケノリ科(Bangiaceae) アマノリ属 Neopyropia | |||
| スサビノリ |
|
Neopyropia yezoensis Syn. Porphyra yezoensis | Nori |
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae) ウミゾウメン目(Nemaliales)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ガラガラ科(Galaxauraceae) フサノリ属 Scinaia | |||
| フサノリ |
|
Scinaia japonica | - |
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) マサゴシバリ亜綱(Rhodymeniophycidae) カギノリ目(Bonnemaisoniales)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| カギノリ科(Bonnemaisoniaceae) タマイタダキ属 Delisea | |||
| タマイタダキ |
|
Delisea japonica | - |
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) マサゴシバリ亜綱(Rhodymeniophycidae) スギノリ目(Gigartinales)】
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) マサゴシバリ亜綱(Rhodymeniophycidae) ユカリ目(Plocamiales)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ユカリ科(Plocamiaceae) ユカリ属 Plocamium | |||
| ユカリ |
|
Plocamium telfairiae | - |
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) マサゴシバリ亜綱(Rhodymeniophycidae) 所属不明(incertae sedis)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ヌメリグサ科(Calosiphoniaceae) ホウノオ属 Schmitzia | |||
| ホウノオ(鳳の尾) |
|
Schmitzia japonica | - |
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) マサゴシバリ目(Rhodymeniales)】
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) テングサ目(Gelidiales)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| テングサ科(Gelidisceae) テングサ属 Gelidium | |||
| マクサ |
|
Gelidium elegans | Agar |
| テングサ科(Gelidisceae) ヒラクサ属 Ptilophora | |||
| ヒラクサ |
|
Ptilophora subcostata | - |
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【紅藻植物門(Rhodophyta) 真正紅藻綱(Florideophyceae) イギス目(Ceramiales)】
こども植物園で開催中の食虫植物展を見てきました。
タヌキモ科(Lentibulariaceae)
○ピンギクラ・プリムラフロラ Pinguicula primuliflora
○ウトリクラリア・ディコトマ Utricularia dichotoma
○ミミカキグサ Utricularia bifida
○イチョウバミミカキグサ Utricularia livida
モウセンゴケ科(Droseraceae)
ヤツマタモウセンゴケ Drosera binata var. multida f. extrema
トウカイモウセンゴケ Drosera tokaiensis subsp. tokaiensis
○コモウセンゴケ Drosera spathulata
○イトバモウセンゴケ Drosera filiformis
○ツルギバモウセンゴケ Drosera adelae
アフリカナガバノモウセンゴケ Drosera capensis
○ドロセラ・マダガスカリエンシス Drosera madagascariensis
ハエトリグサ Dionaea muscipula
ウツボカズラ科(Nepenthaceae)
○ネペンシス ‘レグレヤナ’ Nepenthes X ‘Wrigleyana’
(ナンヨウウツボカズラ X フッカーウツボ(ウツボカズラ x ツボウツボカズラ))
(N. mirabilis X N. X Hookeriana(N. rafflesiana X N. ampullaria)
○ネペンシス・グラキリフロラ Nepenthes graciliflora Syn. N. alata
○ネペンシス ‘ミクスタ’ Nepenthes X ‘Mixta’
(N. northiana X N. maxima)
○ネペンシス ‘インターメディア’ Nepenthes X ‘Intermedia’
イビツウツボカズラ Nepenthes ventiricosa
○ネペンシス・マダガスカリエンシス Nepenthes madagascariensis
○ネペンシス・アルボマルギナータ Nepenthes albomarginata
パイナップル科(Bromeliaceae)
ブロッキニア・レドゥクタ Brocchinia reducuta
サラセニア科(Sarraceniaceae)
○ウスギヘイシソウ Sarracenia alata
シラフヘイシソウ Sarracenia leucophylla
○モミジヘイシソウ Sarracenia rubra subsp. gulfensis
○コヘイシソウ Sarracenia minor
○ヒメヘイシソウ Sarracenia psittacina
○サラセニア ‘スカーレット・ベル’ Sarracenia X ‘Scarlet Bell’
○ムラサキヘイシソウ Sarracenia purpurea Subsp. venosa
ゼニゴケ(雌器托) Marchantia polymorpha
ゼニゴケ(雄器托) Marchantia polymorpha
横浜南キリスト教会:六ツ川2-1-14
ヒャクニチソウ Zinnia elegans
ミンミンゼミ Hyalessa maculaticollis
スイレン ‘スター・オブ・ザンジバル’ Nymphaea X ‘Star of Zanzibar’ (N. ‘Mornig Star’ X N. ‘Purple Zanxibar’)
スイレン ‘ペンシルヴァニア’ Nymphaea ‘Pennsylvania’ (N. caerulea X N. nouehali var. znzibariensis)
ホシザキスイレン Nymphaea nouchali var. zanzibariensis Syn, Nymphaea colorata
ハス Nelumbo nucifera
○オオアカバナ Epilobium hirsutum
ヤマトタマムシ Chrysochroa fulgidissima
○ウバタマムシ Chalcophora japonica
◎オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica
◎クロゴキブリ Periplaneta fuliginosa
ヒオウギ Iris domestica
オミナエシ Patrinia scabiosifolia
ミズヒキ Persicaria filiformis
ヤブミョウガ Pollia japonica
ハンゲショウ Saururus chinensis
○メハジキ Leonurus japonicus
○コノシメトンボ Sympetrum baccha matutinum
アイ Persicaria tinctoria
○ウツボグサ Prunella vulgaris subsp. Asiatica
カラタチ Poncirus trifoliata
カジノキ Broussonetia papyrifera
アズキ Vigna angularis
〇カワラケツメイ Chamaecrista nomame
ケチョウセンアサガオ Datula inoxia
○アジアワタ Gossypium arboreum var. obtusidolium
キンカン Citrus japonica Syn. Fortunella margarita
以前に作図した系統図より、単純化されて緑藻類の基部が分かりやすくなった現在の植物界全体の系統図(Leebens-Mack et al.,2019)を見つけましたので、和訳再録しておきます。併せて、現時点での当ブログでの収録種数を、維管束植物について数えてみました。一部亜種を含む数なので、記載種約30万に対する当ブログでの収録種数は約2000種(0.7%)といったところです。
維管束植物の分類【陸上植物、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】 【化石動物標本】
注:側系統群(grade)は、現在の知見では多系と考えられていて従来体系との繋がりを確保するために階級を設定せずに仮置きされているグループで『段階群』の訳語もあります。一方、クレード(clade)は単系統であることは確認されていても階級が定められていないグループで訳語は『分岐群』です。グレードをクレードに置き換えていくのが、現在の分子系統整理の目的の一つとなっており、近年ではかつての『門』『綱』などの分類階級はあまり重視されなくなりつつあるようです。例えば、被子植物の分類体系であるAPG(Angiosperm Phylogeny Group)分類では、綱を設定せずに綱相当以上の高位群はすべてクレードまたはグレードとして扱っています。
| 分類群(Taxon) | 目 (Order) |
科 (Family) |
属 (Genus) |
種(亜種) (Species) |
|---|---|---|---|---|
| 維管束植物計 | 70 (82%) | 238 (50%) | 1177 (8.7%) | 2363 (0.77%) |
| 被子植物 | 50 (78%) | 202 (49%) | 1091 (8.3%) | 2216 (0.75%) |
| 裸子植物 | 7 (100%) | 12 (100%) | 40 (48%) | 69 (6.3%) |
| 大葉シダ | 11 (100%) | 22 (46%) | 43 (13%) | 69 (0.65%) |
| 小葉植物 | 2 (67%) | 2 (50%) | 3 (17%) | 9 (0.67%) |
カッコ内の%値は、全記載数(推定値)に対する割合です。種数は亜種、変種、交配親が明らかな交配種を一部含みますが、品種はカウントしないようにしました。
ポスドク時代に同じ科だった先輩から(著者割で)お頒けいただいた一冊です。当時は勿論、今でも系統学のスタンダードな教科書ではないかと思います。今でこそ、クレード、グレートの等のタームはWikiPediaにも載っているくらいポピュラーになっていますが、当時はどこの辞書にも載っていませんでしたので、大変新鮮に感じたことを想い出します。あの頃の私は、字面では理解できたものの、この本の本質は理解できていなかったのだと思います。単にテクニックを示すだけではなく、著者の想いが込められている佳書ですから、我国での系統学黎明期を飾るマイルストーンと言える一冊です。

出版から四半世紀を過ぎた今、他にも良書は有るのかも知れませんが、私にとっては大切な一冊となっています。三中氏は、進化学を中心話題としたメーリングリスト『Evolve』の主催者でもありましたので、いろいろと勉強させて頂きました。今にして思えば、献辞サインくらい戴いておけばよかったと悔やまれますが、(自筆の)メモ書きが挟まっていて、日めくりの裏紙だっことに今更気づきました。これも氏の人柄を忍ばせる良き思い出となっています。
Pooh wonderred if being a faithful Knihght meant that you just went on being faithful without being told things. The House At Pooh Corner
「プーは、忠実な騎士であるということは、何も言われなくてもただ忠実であり続けることなのかと考えました。」プー横町に建った家
『針葉樹→裸子植物』『広葉樹→被子植物』と理解されていることが普通のようですし、特に年配の方では『そう習った』と記憶している方も多いと思います。広辞苑(1983)でも『針葉樹:裸子植物の一群』と定義されているのですが、何事にも例外はあるもので、針葉(needle leaf)の被子植物、広葉(broad leaf)の裸子植物も存在しています。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
【文献】
新村出 (1983) 広辞苑第三版、p1260、岩波書店、東京.
これまでの定義による緑藻類は多系であることが微細形態や遺伝子の解析により明らかとなったため、車軸藻を陸上植物に近い別のクレードとして定義することを初めとして、分類体系は大きく組み替えられています。下図は葉緑体の遺伝子配列に基づく系統推定の一例です。この図では接合藻が描かれていないのですが、最近の解析結果によれば接合藻はプラシノ藻よりさらに陸上植物に近い位置に配置されるという報告(Gontcharov,2008; 鈴木,2021)もあります。接合藻が現在仮置きされているストレプト藻が側系統であることは間違いない様ですので、近い将来、門を越えての移動が広く受け入れられていくと思われます。
維管束植物の分類【概要、小葉植物と大葉シダ植物、裸子植物、被子植物(APG-IV体系)】【生物系統樹】
再編後も残されている狭義の緑藻綱は、恐らく単系になったと思われますが、下位分類についてはブートストラップ法による再現性が不十分で、未だ定まっていないようです(Müller et al.,2004)。
【緑藻植物門(Chlorophyta) アオサ藻綱(Ulvophyceae)】
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| アオミドロ目(Spirogyrales) アオミドロ科(Spirogyraceae) アオミドロ属 Spirogyra | |||
| アオミドロ | Spirogyra sp. | Pond Scum | |
ツルキジノオ科(Lomariopsidaceae)は、かつてはオシダ科に属していましたが(大井,1957)、現在ではオシダ科から独立し(PPG-I,2016)、同様にシノブ科から独立したタマシダ科(Nephrolepidaceae)が姉妹群と考えられています(Hennequin et al.,2010)。
【ツルキジノオ科(Lomariopsidaceae)】薄嚢シダ亜綱(Polypodiidae)ウラボシ目(Polypodiales)ウラボシ亜目(Polypodiineae(Eupolypods I))
| 和名 (Japanese Name) | 画像 (Image) | 学名 (Latin name) | 英語名 (English name) |
|---|---|---|---|
| ヘツカシダ属 Bolbitis | |||
| ムニンヘツカシダ |
|
Bolbitis quoyana | - |